マツダが、ブランドのフラッグシップとして販売している「マツダ6」のフルモデルチェンジ日本発売を計画しています。
大幅な変更によりさらなる魅力を追求する新型マツダ6のスペックや燃費、発売日などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】より上質!新型マツダ6にフルモデルチェンジへ!
- 新型マツダ6の【主な変更点まとめ】
- 大幅変更!新型マツダ6の外装(エクステリア)デザイン
- 低く!新型マツダ6のボディサイズは?
- 新装備!新型マツダ6の内装(インテリア)デザイン
- 新世代!新型マツダ6のパワートレインとスペックは?
- 走り両立!新型マツダ6の燃費は?
- 最新機能!新型マツダ6の安全装備は?
- アップ!新型マツダ6の価格は?
- 新型マツダ6の発売日は?
- マツダ6/アテンザを「おさらい」
【最新情報】より上質!新型マツダ6にフルモデルチェンジへ!
マツダが、セダンとワゴンをラインナップする「マツダ6」のフルモデルチェンジに向けて開発を進行しています。
マツダ6は、2019年まで「アテンザ」として日本で販売。ブランドの乗用車ラインアップを牽引するフラッグシップとして設定され、高い質感や走りが人気になっています。
フルモデルチェンジする新型マツダ6では、駆動レイアウトや搭載するエンジン、デザインなどを大きく変更。プレミアムセダンとしての魅力が追求されます。
▼マツダCX-50
【マツダ新型CX-50】「CX-5後継FR化!」フルモデルチェンジ発売!最新情報、スペック、価格は?
▼マツダ2
【新型マツダ2/デミオ最新情報】マイナーチェンジ!ガソリン/ディーゼル、サイズ、燃費、価格、発売日は?
新型マツダ6の【主な変更点まとめ】
▼新型マツダ6の改良点
- 上級車用として新開発するプラットフォームを使用し、駆動方式をFFベースからFRベースに変更
- 直列6気筒ガソリン/ディーゼルツインターボと電動スーパーチャージャーを組み合わせたパワートレインを搭載
- 大幅にスタイルを変更し、プレミアムサルーンとして制作
大幅変更!新型マツダ6の外装(エクステリア)デザイン
新型マツダ6の外装は、東京モーターショー2017に出展されたコンセプトカー「VISION COUPE」をベースに制作されます。
「VISION COUPE」は、FR車特有の流麗なボディラインとしながらも、リアドアを持つことから利便性が高くプレミアムブランドで人気が高まっている4ドアクーペとなっています。
デザインコンセプトはマツダのブランドデザインとして認知された「魂動」とされ、より魅力あるボディと組み合わせることで深化した、今にも動き出しそうな生命感が追求されます。
新型マツダ6を現行モデルと比較!
▼マツダ6(現行モデル)
▼マツダ6ワゴン(現行モデル)
新型マツダ6を現行モデルと比較すると、現行モデルはFF車として前側に重心がある設計になっていましたが、新型マツダ6はリアに重心を移し、フロントからルーフ、リアまで滑らかにつながるようなクーペスタイルとされます。
低く!新型マツダ6のボディサイズは?
▼新型マツダ6のボディサイズ
- 全長×全幅×全高:4900×1865×1440mm
- ホイールベース:2850mm
- ※参考
マツダ6(現行モデル)
・セダン
全長×全幅×全高:4865×1840×1450mm
ホイールベース:2830mm
・ワゴン
全長×全幅×全高:4805×1840×1480mm
ホイールベース:2750mm
新型マツダ6のボディサイズは、現行モデルと同じく欧州Dセグメントとして設計されます。
しかし、FRレイアウトになるため車体のバランスは大きく変更され、ワイド&ローなスタンスとされます。
新装備!新型マツダ6の内装(インテリア)デザイン
新型マツダ6の内装は、現行モデルで採用されていた栓(セン)の木を使用した本杢(ホンモク)パネルやナッパレザーなど、本物の素材にこだわったエレガントなデザインとされます。
▼マツダ開発車のリーク画像
メーターは、開発モデルの画像がリークされていたデジタルメーターとされ、走行に必要な多彩な情報がわかりやすくドライバーに提供されます。
シートは、プレミアムサルーンならではの快適性を持ちながら、高い運動性能を楽しむことができるホールド性を確保し、マツダがこだわりを持つ人と車が一体となるような操作感がつくられます。
▼参考:マツダ6(現行モデル)
▼本杢パネル
▼ウルトラスエードヌー素材
▼参考:マツダ6の室内サイズ(現行モデル)
- セダン
室内長×室内幅×室内高:1960×1550×1170mm - ワゴン
室内長×室内幅×室内高:1930×1550×1170mm
新世代!新型マツダ6のパワートレインとスペックは?
▼新型マツダ6のパワートレインとスペック
- 【SKYACTIV-X】
直列6気筒3Lガソリンターボ+電動スーパーチャージャー
出力:300ps/35.0kgm - 【SKYACTIV-D】
直列6気筒3Lディーゼルターボ+電動スーパーチャージャー
出力:250ps/60.0kgm - トランスミッション:8速AT
- 駆動方式:FR or 4WD
新型マツダ6には、新開発される直列6気筒3Lガソリン/ディーゼルターボエンジンと電動スーパーチャージャーを組み合わせたパワートレインが搭載され、大幅に走行性能をアップします。
マツダは2017年8月に、米国特許商標局に電動スーパーチャージャーに関する特許を申請したことが確認されており、ツインターボと組み合わせることでターボラグのない、常に最適な過給を実現。高い運動性能と環境性能を両立する技術になっています。
新型マツダ6では新しい過給システムとあわせるエンジンに、ダウンサイジングターボエンジンの普及などによりパーツが増えたことから、V型よりエンジンルームを効率的に使用できるとして欧州車を中心に復活採用されている直列6気筒エンジンを新開発。
マツダが世界トップクラスの技術を持つガソリンエンジン「SKYACTIV-X」とディーゼルエンジン「SKYACTIV-D」として、さらなる走行性能と環境性能が両立されます。
▼参考:マツダ6のスペック(現行モデル)
- エンジン
・直列4気筒2L「SKYAVTIV-G2.0」
最高出力:156ps/6000rpm
最大トルク:20.3kgm/4000rpm
・直列4気筒2.5L「SKYAVTIV-G2.5」
最高出力:190ps/6000rpm
最大トルク:25.7kgm/4000rpm
・直列4気筒2.2Lディーゼルターボ「SKYAVTIV-D2.2」
最高出力:190ps/4500rpm
最大トルク:45.9kgm/2000rpm
・直列4気筒2.5Lターボ「SKYAVTIV-G2.5T」【米国仕様】
最高出力:230ps/5000rpm
最大トルク:42.8kgm/2000rpm - トランスミッション:6速AT or 6速MT
- 駆動:FF or 4WD
走り両立!新型マツダ6の燃費は?
▼新型マツダ6の燃費
- 17km/L
新型マツダ6の燃費は、最新技術を採用するエンジンにより、排気量を大きくしながら現行モデルに迫る数値になると見られています。
現行モデルでは2.2Lディーゼルエンジンで19.6km/Lでしたが、新型マツダ6では大幅に出力をあげながらも17km/L前後の燃費が見込まれています。
▼参考:マツダ6の燃費(現行モデル)
- 直列4気筒2L「SKYAVTIV-G2.0」
・JC08モード:16.6km/L
・WLTCモード
複合:15.0km/L
市街地:11.7km/L
郊外:15.4km/L
高速道路:17.2km/L - 直列4気筒2.5L「SKYAVTIV-G2.5」
・JC08モード:14.8km/L
・WLTCモード
複合:14.2km/L
市街地:10.6km/L
郊外:14.5km/L
高速道路:16.8km/L - 直列4気筒2.2Lディーゼルターボ「SKYAVTIV-D2.2」
・WLTCモード
複合:19.6km/L
市街地:16.5km/L
郊外:19.3km/L
高速道路:21.9km/L
最新機能!新型マツダ6の安全装備は?
新型マツダ6の安全装備には、先進安全システム「i-ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)」が装備されます。
i-ACTIVSENSEは、夜間の歩行者認識精度を高めた自動ブレーキや、現行モデルで左右それぞれ20分割のLEDを緻密にコントロールしている「アダプティブLEDヘッドライト」などを採用。
先行車にあわせて停止から再発進まで対応する、アダプティブクルーズコントロールも装備されます。
アップ!新型マツダ6の価格は?
▼新型マツダ6の価格
- 400万円~
新型マツダ6の価格は、プレミアムサルーンとして基礎からパッケージングを見直すことで、大きくアップすることになると見られています。
現行モデルは300万円台前半を中心としたグレードラインナップとされていましたが、新型マツダ6では現行上位モデル同等の400万円前後とすることで装備を充実し、プレミアムサルーンとしての魅力がセールスされます。
▼参考:マツダ6の価格(現行モデル)
▽2Lガソリン
- 20S
FF:6速AT 2,829,600円 - 20S PROACTIVE
FF:6速AT 2,959,200円
▽2.5Lガソリン
- 25S L Package
FF:6速AT 3,542,400円
▽2.2Lディーゼル
- XD
FF:6速AT 3,240,000円、6速MT 3,294,000円
4WD:6速AT 3,477,600円、6速MT 3,531,600円 - XD PROACTIVE
FF:6速AT 3,369,600円、6速MT 3,423,600円
4WD:6速AT 3,607,200円、6速MT 3,661,200円 - XD L Package
FF:6速AT 3,952,800円、6速MT 3,952,800円
4WD:6速AT 4,190,400円、6速MT 4,190,400円
新型マツダ6の発売日は?
フルモデルチェンジする新型マツダ6の発売日は、2022年4月が予定されています。
マツダは上級車用のFRプラットフォーム、コンパクトカーからミドルクラスを担当するFFプラットフォームを制作することでそれぞれの魅力を伸ばし、ブランド力を高めていきたい考えです。
マツダ6/アテンザを「おさらい」
▼マツダ・アテンザ(初代)
マツダ・アテンザ(ATENZA)は、マツダが製造していたDセグメントのセダンです。
海外ではMazda6(マツダ6)のモデル名で販売され、以前販売されていた「カペラ」の後継モデルとして制作されました。
初代のGG型は2002年に発売し、2.3Lターボエンジンと4WDを搭載したスポーツモデルの「マツダスピード アテンザ」も販売されました。
▼マツダ・アテンザ(2代目)
▼マツダ・アテンザ(3代目)
3代目で現行モデルのGJ型は2012年に発売され、マツダのブランドデザイン「魂動」を採用し登場。
新世代エンジンの「SKYACTIV-G」や「SKYACTIV-D」を搭載。2014年次RJCカーオブザイヤーも受賞しました。
モデル名は、2019年8月登場の改良バージョンで海外名と同じ「マツダ6」に変更されました。
新型マツダ6については今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!