ダンロップが、低燃費タイヤ”エナセーブ”で最高の性能を誇るフラッグシップ「エナセーブ NEXT」を発表
技術の広がりにも期待大
ダンロップの長期技術テーマがついに市販型に
ダンロップ エナセーブ NEXT 概要・改良ポイント・サイズ
概要
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低燃費タイヤ”エナセーブ”のフラグシップ
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ダンロップが2008年から中長期的な技術テーマとして取り組み、2013年の東京モーターショーで「50%転がり抵抗低減タイヤ」としてプロトタイプが展示されていたモデルを市販化
当時のタイヤが持っていた転がり抵抗を50%低減 -
タイヤラベリング制度評価は、最高の転がり抵抗性能「AAA」、ウェットグリップ性能「a」
改良ポイント
低燃費技術
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新材料開発技術「4D NANO DESIGN」採用
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新低燃費技術として天然ゴム内部の不純物を除去した高純度天然ゴム「ウルトラピュアナチュラルラバー」採用
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ポリマーとカーボンをより強く結合させる「新カーボンカップリング剤」
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ポリマー鎖を従来より長くした「新シリカ用変性ポリマー」
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ポリマーとシリカの結合を強める「新シリカカップリング剤」
- 2012年発売の”エナセーブ PREMIUM”との比較でも、転がり抵抗を10%低減。
「エナセーブ史上No.1の低燃費性能」を実現
ウェット性能技術
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大きな荷重がかかったときにポリマーの柔軟性を高める補強剤「ウェットグリップパウダー」を新開発。
シリカと併用し、路面のミクロの凹凸に対する接地面積を増 -
ウェットグリップ性能を”エナセーブ PREMIUM”から10%UP。
低燃費性能と合わせ「エナセーブ史上No.1のウェット性能」を実現
サイズ
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サイズ:195/65 R15 91Hのみ
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6年開発を続けて、やっと市販できるようになったエナセーブNEXT
昨年発表していた石油ゼロタイヤ「エナセーブ100」と同じく困難だった、性能アップを成し遂げた
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これまでも不純物を取り除いていたゴムの粒子に、まだ無駄なエネルギーが使われていることを突き止め、さらに熱を抑制
結合方法を見直し、目に見えないミクロの世界でも無駄な動きをなくし、燃費をラベリング制度最高に
ウェット性能では、新開発した「ウエットグリップパウダー」により、荷重がかかった時適切にゴムを接地
転がり抵抗、ウェット性能どちらも、ラベリング制度最高評価を獲得し、フラッグシップと言うのにふさわしいタイヤになったね
けれど、この技術はここで終わるわけではなく、これからさらに他モデルに展開されていくので、今は少し顔を出したくらい
ダンロップのタイヤは全体的に性能があがっていくと思うし、将来的には”石油ゼロの最高性能タイヤ”なんてものも出てくるかもしれないね