BMWが、ハイパフォーマンスモデル「M2」の新モデル日本発売を発表しました。
さらなる走りを追求するBMW新型M2について、スペックや価格、発売日などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】最強限定モデル!BMW新型M2CS日本発売!
- レーシングカーも早速追加!BMW新型M2CS Racing設定!
- BMW新型M2クーペの【変更点・特徴まとめ】
- BMW新型M2の外装(エクステリア)デザイン
- BMW新型M2のボディサイズは?
- BMW新型M2の内装(インテリア)デザイン
- BMW新型M2のエンジンとスペックは?
- BMW新型M2コンペティションの走りを試乗動画でチェック!
- BMW新型M2の燃費は?
- BMW新型M2の価格は?
- BMW新型M2の発売日は?
- BMW・M2を「おさらい」
【最新情報】最強限定モデル!BMW新型M2CS日本発売!
▼BMW新型M2 CSの画像
BMWが、「M2クーペ」の最上位モデルとなる「M2 CS」の日本発売を発表しました。
新型M2 CSは、エンジンに450ps/56.1kgmを発揮する直列6気筒3Lツインターボエンジンを搭載し、出力をアップ。
トランスミッションには6速MTが標準設定され、0-96km/h加速タイム4.0秒を記録。7速デュアルクラッチトランスミッションを選択すると、加速タイムは3.8秒に短縮されます。
車体は、カーボン製のフロントスプリッター、リアスポイラー、エンジンフード、ルーフなどにより運動性能を向上。
アダプティブMサスペンションと電子制御バルブを備えたスポーツエキゾーストシステムも採用されています。
インテリアは、コントラストステッチと3色のアクセントのレザー&アルカンターラスポーツシート、アルカンターラステアリングホイール、カーボンファイバードアハンドルを採用。
新型M2 CSの生産は世界2200台限定とされ、日本には60台を導入、発売となった2020年4月6日時点で日本販売分は完売、価格はMTが1260万円、DCTが1285万円となっています。
▼BMW新型M2 CSのニュルブルクリンク タイムアタック動画
▼BMW M5
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レーシングカーも早速追加!BMW新型M2CS Racing設定!
最上位モデルとして追加されたM2 CSには、レーシングカーとなる「M2 CSレーシング」の設定が発表されました。
M2CSレーシングは、エンジンにレースレギュレーションにあわせた280馬力から365馬力を発生する直列6気筒3Lターボエンジンを採用。
さらに、モータースポーツ仕様のソフトウェアを搭載した7速デュアルクラッチトランスミッションが装備されます。
その他、専用の冷却システムを持つ機械式Drexler LSD、リアアクスル用モータースポーツグレードホイールベアリング、専用エンジンマウント、3レベル調整アンチロールバー、3つスプリングオプションを備えたZF Sachsモータースポーツダンパーも採用。
BMWは「走行性能を高めたM2 CSをベースとすることで、上位モデルのBMW M4 GT4の開発から得たノウハウを効果的に活かすことが可能」としています。
価格は税抜95,000ユーロ(約1150万円)から始まり、最初の納車は2020年半ばから行われる予定です。
BMW新型M2クーペの【変更点・特徴まとめ】
▼BMW新型M2クーペの変更点
- さらなる走行性能を持つ「M2 CS」を設定。
エンジンの出力を向上するとともに、カーボンパーツを採用
▽2018年8月改良での変更点
- 2019年モデルとして「M2コンペティション」を設定。
M2クーペを置き換え、今後のスタンダードモデルとしてラインナップ - M2コンペティションにM3&M4からくるエンジンを搭載し、410馬力を出力
- トランスミッションに6速MTと7速デュアルクラッチをラインナップ
BMW・M2クーペは、ブランドのコンパクトスポーツライン「2シリーズ」をベースに高スペックのエンジンを搭載することで、軽快かつパワフルな走りが人気になっているモデルです。
2018年8月には、それまでの「M2クーペ」を置き換えるハイパフォーマンスモデルとして「M2コンペティション」が日本で設定され、走行性能が強化されています。
▼BMW新型M2コンペティションの動画
BMW新型M2の外装(エクステリア)デザイン
▼BMW新型M2コンペティション
BMW新型M2は、新しくスタンダードモデルになるM2コンペティションへの切り替えにあわせ、外装が変更されました。
▼BMW新型M2コンペティションの変更点
▼参考:前モデルBMW・M2クーペ
M2コンペティションでは、新デザインのグリルやバンパーにより冷却性能をあげたほか、アダプティブLEDヘッドライトや新しいドアミラーカバーも装備。
リアでもテールランプとバンパーを変更し、新しいスタイルに。
フロント245/35R19、リア265/35R19ののミシュラン製パイロット・スポーツタイヤと鍛造ホイールの中には、標準で前380mm4ピストン、後370mm2ピストンを装備。
オプションで前400mm6ピストン、後380mm4ピストンのブレーキシステムも設定されています。
BMW新型M2のボディサイズは?
▼BMW新型M2のボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4475×1855×1410mm
- ホイールベース:2695mm
- 車重:1580kg
- 参考
・2シリーズクーペ
全長×全幅×全高:4440×1775×1420mm
車重:1450kg
BMW新型M2のボディサイズは、ベースとなる2シリーズクーペから全長、全幅が拡大され、走行性能の向上が図られています。
排気量をアップしたエンジンを搭載することで車重は増加していますが、車高のダウンにより重心が下げられ、エンジンスペックも車重を補って余りあるものになっています。
BMW新型M2の内装(インテリア)デザイン
▼BMW新型M2コンペティション
▼BMW新型M2コンペティションの変更点
BMW新型M2コンペティションの内装は、M2クーペから変更され新しいデザインになっています。
M2コンペティションでは、新デザインのメータークラスターやMスポーツシート、専用のサイドシルパネルなどが採用されています。
BMW新型M2のエンジンとスペックは?
▼BMW新型M2のエンジンとスペック
- 【M2コンペティション】
エンジン:直列6気筒3Lツインターボ「S55」
最高出力:410ps/6250rpm
最大トルク:56.1kgm/2350-5200rpm - 【M2 CS】
エンジン:直列6気筒3Lツインターボ「S55」
最高出力:450ps/56.1kgm - トランスミッション:6速MT or 7速デュアルクラッチデュアルクラッチ式
- 0-100km/h加速:4.2秒
- 駆動方式:FR
BMW新型M2コンペティションのエンジンは、改良前のM2クーペと同じ直列6気筒3Lツインターボながら、エンジン型式が「N55型」から、ハイスペックに対応するパーツを組み込み上位モデルのM3とM4に搭載されていた「S55型」に変更されています。
▼参考:M2クーペのスペック
- エンジン:直列6気筒3Lツインターボ「N55」
- 最高出力:370ps/6500rpm
- 最大トルク:47.4kgm/1400-5560rpm
- 0-100km/h加速:4.3秒
この変更により出力は一気に40ps/8.7kgmも向上し、0-100km/h加速も0.1秒短縮。
上がった出力にあわせボディ剛性もカーボン製ストラットバーにより引き上げ、サスペンションのセッティングも見直し。
電子制御LSDの「アクディブMディファレンシャル」が装備され、走行状況にあわせ後輪のロックを0%から100%で変更。
スタビリティコントロールシステムは電子制御の介入が遅くされ、よりドリフトなどのマシンコントロールを楽しむことができるようになっています。
BMW新型M2コンペティションの走りを試乗動画でチェック!
BMW新型M2コンペティションは、試乗動画が公開されています。
大幅にパワフルになった走りが高評価を受けています。
BMW新型M2の燃費は?
▼BMW新型M2コンペティションの燃費
- 6速MT:10.8km/L
- 7速DCT:11.2km/L
BMW新型M2コンペティションの燃費は、7速デュアルクラッチトランスミッションで11.2km/Lとなっています。
この燃費を前モデルとなるM2クーペと比較すると、7速DCTの12.3km/L、6速MTの12.1km/Lから、大幅に出力をあげながらも1km/Lほどのダウンに抑えられています。
BMW新型M2の価格は?
▼BMW新型M2の価格
- M2コンペティション 6速MT:8,930,000円
- M2コンペティション 7速デュアルクラッチ:9,180,000円
- M2 CS:MT 1260万円、DCT 1285万円
BMW新型M2コンペティションの価格は、ハイスペックエンジン搭載により前モデルからアップしました。
前モデルの6速MT仕様は802万円、7速DCT仕様は827万円に設定されていましたが、新型M2コンペティションでは消費増税分をいれ、90万円ほど上級になっています。
BMW新型M2の発売日は?
M2クーペに新設定されたM2 CSは、2019年11月のロサンゼルスモーターショーで一般公開、生産は2020年3月から開始され、日本では2020年4月6日に発売されました。
BMWは上位モデルのM4もラインナップを強化しており、相乗効果でアピールされます。
▼BMW M4
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BMW・M2を「おさらい」
▼BMW・M2クーペ
BMW・M2は、2016年に初代となる現行モデルが登場したコンパクトハイパフォーマンスモデルです。
2013年に前世代の1シリーズからクーペやカブリオレを独立し登場した「2シリーズ」の最上位モデルとして企画され、コンパクトなボディでよりマシンコントロールを楽しみたいというユーザーのニーズにこたえる仕上げとされました。
エンジンはMスポーツモデルとして設定されていた「M235i」と同型の「N55」としながら、「M4クーペ」からくるパーツなどにより出力を強化し、M235iの326馬力から370馬力まで向上。
日本では当初7速デュアルクラッチトランスミッション仕様のみが販売されましたが、2017年に6速MT仕様も追加ラインナップされ人気になりました。
2019年モデルとして新発表されたM2コンペティションでは、下位モデルにあたるMスポーツ「M235i」が「M240i」として改良され新世代エンジン「B58」を採用することで出力を340馬力にアップしていたことから、M4からくる「S55」エンジンを搭載することで410馬力にハイパワー化されました。
新型BMW・M2については今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!