トヨタが、「マークX」のハイパフォーマンスモデルとなる「マークX GRMN2」の発売を発表しました。
スペックアップにより魅力をあげるトヨタ新型マークX GRMN2について、スペックや価格、発売日などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】トヨタ新型マークX GRMN IIを発売へ!
- トヨタ新型マークX GRMN2の【主な変更点まとめ】
- トヨタ新型マークX GRMN2の外装(エクステリア)デザイン
- トヨタ新型マークX GRMN2のボディサイズは?
- トヨタ新型マークX GRMN2の内装(インテリア)デザイン
- トヨタ新型マークX GRMN2のエンジンとスペックは?
- トヨタ新型マークX GRMN2の価格は?
- トヨタ新型マークX GRMN2の発売日は?
- トヨタ・マークXを「おさらい」
【最新情報】トヨタ新型マークX GRMN IIを発売へ!
トヨタがセダン「マークX」の最上級スポーツモデルとなる「マークX GRMN II」の発売を発表しました。
トヨタ・マークXは、ブランドのミドルクラスセダンとしてラインナップされ、FRレイアウトによる上質で高い走行性能がアピールされています。
発売されるマークX GRMN2は、2015年に100台のみが限定販売され即完売となった「マークX GRMN」の復活モデルとなり、出力をアップしたV型6気筒エンジンや通常モデルにはない6速マニュアルトランスミッションなどを特別採用。
専用の足回りやエアロパーツも装備することで、トヨタのスポーツブランド「GR」の頂点となる「GRMN」シリーズの1モデルとして制作されています。
販売は先着順となり、限定350台が用意されることが発表されています。
▼トヨタ・マークX(ベース車)
【トヨタ新型マークX】2019年12月生産終了ファイナルエディション発売!スペックや燃費、価格は?
トヨタ新型マークX GRMN2の【主な変更点まとめ】
▼トヨタ新型マークX GRMN2の変更点
- 前モデルから現代的デザインに進化させた専用のエアロパーツを採用
- V型6気筒3.5Lエンジンの出力を向上し、6速MTを組み合わせ
- 前モデルから減速比を4.083から3.615に変更。ボディ剛性をさらに引き上げるためにスポット溶接の打点を252カ所追加。新開発ダンパー専用サスペンションとEPSチューニングによりハンドリング性能を向上
- 前後異サイズタイヤ、トルセンLSD、対向4ポッドキャリパーフロントブレーキを装備
- カーボンルーフにより軽量、低重心化
トヨタ新型マークX GRMN2の外装(エクステリア)デザイン
トヨタ新型マークX GRMN2の外装は、空力性能を大幅にあげる専用のエアロパーツによりアグレッシブな外観とされています。
デザインは、独自モデルとされていた前モデルから最新のトヨタGRブランドデザインに変更。
ダーク化フロントバンパー光輝部品加飾、4本出しマフラー(大型バッフル)、BBS製の19インチ鍛造アルミホイール&前後異サイズタイヤを採用。
リアスポイラー、ブレーキキャリパー(ホワイト塗装、対向4ピストンキャリパーのフロントのみGRロゴ付)&スポーツブレーキパッドなどにより、走りが強化されています。
また、ルーフパネルにCFRP素材を用いて軽量化を図った「カーボンルーフパネル」をオプション(27万円)設定。
車体上部で10kgの軽量化を図ることで重心を下げ、より俊敏な走りを楽しむことができるようになっています。
ボディカラーには「ホワイトパールクリスタルシャイン(オプション)」「シルバーメタリック」「ブラック」「プレシャスブラックパール(オプション)」「ダークレッドマイカメタリック」の全5色が用意されます。
トヨタ新型マークX GRMN2のボディサイズは?
▼トヨタ新型マークX GRMN2のボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4795×1795×1420mm
- ホイールベース:2850mm
- 車重:1560kg
- 参考
・マークX(ベースモデル)
全長×全幅×全高:4770×1795×1435mm
ホイールベース:2850mm
車重:1535kg
トヨタ新型マークX GRMN2のボディサイズは、ベースモデルから全長+25mmと延長され、伸びやかなデザインとなっています。
車高は専用のスポーツサスペンションによりダウン。
ボディ剛性は専用の補強用ブレースやドアスタビライザーを装備することで大幅にアップされますが、車重増加はカーボンルーフやBBS製鍛造ホイールにより最小限に抑えられます。
トヨタ新型マークX GRMN2の内装(インテリア)デザイン
トヨタ新型マークX GRMN2の内装は、ウルトラスエードを使用したスポーツフロントシートなどにより、スポーツ走行に集中できる空間に仕上げられています。
インストルメントパネルはカーボン調加飾とピアノブラック塗装が組み合わせられ、スポーティなデザインとされました。
メーターは280km/hスケールとされ、サーキットでも走りを楽しむことができるようになっています。
トヨタ新型マークX GRMN2のエンジンとスペックは?
▼トヨタ新型マークX GRMN2のエンジンとスペック
- エンジン:V型6気筒 3.5L「2GR-FSE」
- 最高出力:318ps/6400rpm
- 最大トルク:38.7kgm/4800rpm
- トランスミッション:6速MT
- 駆動方式:FR
トヨタ新型マークX GRMN2のエンジンには、専用のチューニングを施したV型6気筒3.5Lエンジンが搭載されています。
専用の3.5Lエンジンは、ベースモデルからくる乗りやすさを維持しながら高回転まで気持ちよく回るフィーリングに仕上げ318馬力に。
組み合わせるトランスミッションは、ベースモデルにはない専用開発6速マニュアルトランスミッションを採用することで、高出力FRスポーツの走りを思い切り楽しむことができるように仕上げられています。
フロントブレーキには専用の4ポット対向キャリパーを装備することで、ストッピングパワーを強化。
タイヤは前後異サイズ(F 235/40 R19、R 255/35 R19)とすることで、最適なグリップバランスを確保。
専用トルセンLSDを採用することで、鋭いコーナリングが可能とされています。
第1弾モデルからの変更点は、減速比を4.083から3.615に高めることでコーナリング速度に対して最適なギヤ比に調整。
足回りには、レクサスESで採用された「スウィングバルブショックアブソーバー」を採用することで、減衰力の動き出しのレスポンスを向上し、旋回性能をアップ。
252箇所追加されたスポット溶接により上がったボディ剛性で、しっかりと路面からの入力を受け止めるセッティングに仕上げられました。
トヨタ新型マークX GRMN2の価格は?
▼トヨタ新型マークX GRMN2の価格
- 513万円
トヨタ新型マークX GRMN2の価格は、513万円とされました。
マークXの最上級グレードの385万円より大幅に高価になりますが、540万円だった前モデルのマークX GRMNからスタート価格をダウン、オプションに変更されたカーボンルーフ(27万円)を追加すると前モデルからの価格変更なしとなっています。
トヨタ新型マークX GRMN2の発売日は?
トヨタ新型マークX GRMN2の発売日は、2019年3月11日が予定されています。
限定台数は100台だった前モデルが大人気だったことから、350台が用意されました。
販売方法は、全国に展開するTOYOTA GAZOO Racingの地域拠点「GR Garage」(GR ガレージ)にて受付、先着順とされています。
トヨタはこれまでヴィッツのみだった限定車GRMNモデルの第2弾を発売することで、GRブランドの魅力をアピールする予定です。
トヨタ・マークXを「おさらい」
▼トヨタ・マークX(初代)
トヨタ・マークX(マークエックス)は、初代が2004年に登場したDセグメントセダンです。
車名の由来は、英語で「目標」「成功」「名声」を意味する「MARK」に、「未知の可能性」を意味する「X」をあわせたものとなっています。
以前販売されていたミドルサイズセダン「マークII」の後継車種として登場し、初代マークXは「コロナマークII」から数えると通算10代目にあたるモデルとなりました。
ボディタイプは4ドアセダンとして制作されているものの、デザインをマークIIから大きく変更することで、ユーザーの若返りが目標とされました。
2009年に登場した2代目の現行モデルでは、よりスポーツサルーンとして魅力をアップし、キャッチコピーに「SAMURAI X」を起用。
フロントデザインには、初代のアイデンティティとされた三連ヘッドランプとメッシュグリルが引き続き採用されました。
スポーツモデルとしてGRブランドの前身「G's」、現在は「GR SPORT」を設定。
2015年にはスポーツコンプリートカーとして「GRMN」が登場し、専用開発された6速マニュアルトランスミッションやカーボンルーフを採用した本格的スポーツサルーンのクルマづくりが話題になり、限定100台が即完売しました。
ミドルクラスFRセダンとして独自の位置づけを持っていますが、同格のFFハイブリッドセダン「カムリ」の新世代モデルが発売されたことで、今後フルモデルチェンジは予定されず、生産終了になるとみられています。
新型マークXについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!