トヨタが「マークX」の生産終了を発表し、最終モデルとなる特別仕様車を発売しました。
歴史あるモデルの最後を飾るトヨタ新型マークXについて、スペックや価格、発売日などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】トヨタ新型マークXファイナルエディション発売!生産終了!
- トヨタ新型マークXの【主な変更点まとめ】
- トヨタ新型マークXの外装(エクステリア)デザイン
- トヨタ新型マークXのボディサイズは?
- トヨタ新型マークXの内装(インテリア)デザイン
- トヨタ新型マークXのエンジンとスペックは?
- トヨタ新型マークXの燃費は?
- トヨタ新型マークXの安全装備は?
- トヨタ新型マークXの価格は?
- トヨタ新型マークXの発売日は?
- トヨタ・マークXを「おさらい」
【最新情報】トヨタ新型マークXファイナルエディション発売!生産終了!
▼トヨタ新型マークXファイナルエディションの画像
トヨタがセダン「マークX」の生産終了を発表し、最終モデルとなる「マークXファイナルエディション」を発売しました。
トヨタ・マークXは、ブランドのミドルクラスセダンとしてラインナップされ、FRレイアウトによる上質で高い走行性能がアピールされています。
2019年3月には限定スポーツモデルとして「マークX GRMN2」も発売され、6速MTにより走りを楽しむこともできるようになっていました。
最終モデルとして発表されたマークXファイナルエディションは、前モデルのマーク2から数え50年以上の歴史に感謝を込めたモデルとして制作され、装備が充実されています。
▼歴代マーク2/マークXの動画
▼トヨタ・マークX GRMN2
【トヨタ新型マークX GRMN2】2019年3月11日限定発売!6速MTやスペック、価格は?
トヨタ新型マークXの【主な変更点まとめ】
▼トヨタ新型マークXの変更点
- 特別仕様車「250S“Final Edition”」「250S Four“Final Edition”」を設定。
スパッタリング塗装18インチアルミホイールやダークメッキのフロントバンパーモール、ブラックとレッドを配色したアルカンターラ+合成皮革シート表皮などを特別装備。
また、駐車時の接触や衝突の回避に貢献する「クリアランスソナー&バックソナー」を標準装備
トヨタ新型マークXの外装(エクステリア)デザイン
▼トヨタ新型マークXファイナルエディションの画像
トヨタ新型マークXの外装は、セダンモデルながら迫力のある外観により高い運動性能が表現されています。
最終モデルとなる「マークXファイナルエディション」には、足元にスパッタリング塗装の18インチアルミホイール(2WD車)を特別装備。
その他、ダークメッキのフロントバンパーモールを採用し、洗練された上質感を創出。
外板色には、ホワイトパールクリスタルシャイン、シルバーメタリック、プレシャスブラックパールの全3色が設定されています。
トヨタ新型マークXのボディサイズは?
▼トヨタ新型マークXのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4770×1795×1435mm
- ホイールベース:2850mm
- 車重:1535kg
- ※参考
・トヨタ・マークX GRMN2
全長×全幅×全高:4795×1795×1420mm
ホイールベース:2850mm
車重:1560kg
トヨタ新型マークXのボディサイズは、ミドルクラスセダンとして余裕のある室内空間と扱いやすさが両立された設計となっています。
限定スポーツモデルとして販売されたマークX GRMN2は、ベースモデルから全長+25mmと伸びやかなデザインとされ、車高は専用のスポーツサスペンションによりダウン。
ボディ剛性は専用の補強用ブレースやドアスタビライザーを装備することで大幅にアップされますが、車重増加はカーボンルーフやBBS製鍛造ホイールにより最小限に抑えられました。
トヨタ新型マークXの内装(インテリア)デザイン
▼トヨタ新型マークXファイナルエディションの画像
トヨタ新型マークXの内装は、セダンとしての上質感とスポーティさが両立された仕上げとなっています。
マークXファイナルエディションでは、ブラックとレッドを配色したアルカンターラ+合成皮革シート表皮と、レッドを配色したソフトレザードアトリム表皮を採用。
さらに、本革巻き4本スポークステアリングホイール、シフトブーツ、インサイドドアグリップ、フロントコンソールボックスなどの随所にレッドステッチを施すことで、スポーティな印象がアップされています。
トヨタ新型マークXのエンジンとスペックは?
▼トヨタ新型マークXのエンジンとスペック
- V型6気筒2.5Lガソリン
出力:203ps/24.8kgm - V型6気筒3.5Lガソリン
出力:318ps/38.7kgm - トランスミッション:6速AT or 6速MT(GRMN2)
- 駆動方式:FR or 4WD
トヨタ新型マークXのエンジンには、高い走りの質感を持つV型6気筒の2.5Lと3.5Lのガソリンエンジンが設定されています。
3.5Lガソリンエンジンは、最上位モデルの「350RDS」と限定車の「GRMN2」に搭載され、GRMN2では専用のトランスミッションとして手動変速を楽しむ6速MTを設定。
駆動方式はスポーティな走りと高い乗り心地を両立するFRレイアウトとされ、4WD車も選ぶことができるようになっています。
トヨタ新型マークXの燃費は?
▼トヨタ新型マークXの燃費
- V型6気筒2.5Lガソリン
FR:11.8km/L、4WD:10.6km/L - V型6気筒3.5Lガソリン
FR:10.0km/L
トヨタ新型マークXの燃費は、2.5Lガソリンモデルで11.8km/Lとなっています。
上位モデルの3.5Lエンジンでも10.0km/Lが確保され、選びやすくなっています。
トヨタ新型マークXの安全装備は?
ヨタ新型マークXの安全装備には、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」が全車に標準装備されています。
「Toyota Safety Sense P」は、ミリ波レーダーと単眼カメラの異なる2つのセンサーにより、高い認識性能と信頼性を両立。
歩行者検知機能付衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ、ブレーキ制御機能付レーダークルーズコントロールをはじめ、4つの先進安全機能を組み合わせ、衝突回避や衝突時の被害軽減がサポートされています。
特別仕様車のマークXファイナルエディションにはこれらに加え、駐車時の接触や衝突の回避に貢献する「クリアランスソナー&バックソナー」が標準装備され、安全性がアップされています。
トヨタ新型マークXの価格は?
▼トヨタ新型マークXの価格
- 【特別仕様車】
250S“Final Edition”(2.5L/FR):3,331,800円
250S Four“Final Edition”(2.5L/4WD):3,489,480円 - 250G“Fパッケージ”(2.5L/FR):2,656,800円
- 250G(2.5L/FR):2,916,000円
- 250G Four“Fパッケージ”(2.5L/4WD):2,901,960円
- 250G Four(2.5L/4WD):3,161,160円
- 250S(2.5L/FR):3,207,600円
- 250S Four(2.5L/4WD):3,452,760円
- 250RDS(2.5L/FR):3,434,400円
- 350RDS(3.5L/FR):3,850,200円
- GRMN2(3.5L/FR):5,130,000円【限定車】
マークXの最終モデルとして設定されたファイナルエディションの価格は、333万1800円からとされました。
この価格は、スポーティモデルの「250RDS」に次ぐ上位モデルとなっており、装備が充実されています。
トヨタ新型マークXの発売日は?
トヨタ・マークXの最終モデルとなるファイナルエディションは、2019年4月24日に発売されました。
あわせてマークXの生産終了も発表されており、2019年12月をもって廃止される予定です。
トヨタは、マークXと価格で競合する新世代モデルの「カムリ」もラインナップしていることからモデル数を削減し、電気自動車など次世代モデルの開発に力を入れていく予定です。
▼トヨタ・カムリ
【トヨタ新型カムリハイブリッド最新情報】マイナーチェンジ発表!カムリWSや価格、ボディサイズ、燃費は?
トヨタ・マークXを「おさらい」
▼トヨタ・マークX(初代)
トヨタ・マークX(マークエックス)は、初代が2004年に登場したDセグメントセダンです。
車名の由来は、英語で「目標」「成功」「名声」を意味する「MARK」に、「未知の可能性」を意味する「X」をあわせたものとなっています。
以前販売されていたミドルサイズセダン「マークII」の後継車種として登場し、初代マークXは「コロナマークII」から数えると通算10代目にあたるモデルとなりました。
ボディタイプは4ドアセダンとして制作されているものの、デザインをマークIIから大きく変更することで、ユーザーの若返りが目標とされました。
2009年に登場した2代目の現行モデルでは、よりスポーツサルーンとして魅力をアップし、キャッチコピーに「SAMURAI X」を起用。
フロントデザインには、初代のアイデンティティとされた三連ヘッドランプとメッシュグリルが引き続き採用されました。
スポーツモデルとしてGRブランドの前身「G's」、現在は「GR SPORT」を設定。
2015年にはスポーツコンプリートカーとして「GRMN」が登場し、専用開発された6速マニュアルトランスミッションやカーボンルーフを採用した本格的スポーツサルーンのクルマづくりが話題になり、限定100台が即完売しました。
ミドルクラスFRセダンとして独自の位置づけを持っていますが、同格のFFハイブリッドセダン「カムリ」の新世代モデルが発売されたことで、今回フルモデルチェンジされず生産終了が決定しました。
新型マークXについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!