メルセデスAMGが、スポーツモデル「AMG GT」のマイナーチェンジ日本発売を発表しました。
改良により魅力を伸ばした新型AMG GTについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】大幅出力UP!メルセデス「新型AMG GT」日本発売!
- メルセデス新型AMG GTの【主な変更点まとめ】
- アップ!メルセデス新型AMG GTの価格は?
- 迫力!メルセデス新型AMG GTの外装(エクステリア)デザイン
- ワイド&ロー!メルセデス新型AMG GTのボディサイズは?
- 最新装備!メルセデス新型AMG GTの内装(インテリア)デザイン
- 最強!メルセデス「新型AMG GTブラックシリーズ」発表!
- パワフル!メルセデス新型AMG GTのエンジンとスペックは?
- メルセデスAMG GTの走りを試乗動画でチェック!
- 走り両立!メルセデス新型AMG GTの燃費は?
- 最新機能!メルセデス新型AMG GTの安全装備は?
- いつ?メルセデス新型AMG GTの日本発売日は?
- メルセデスAMG GTを「おさらい」
【最新情報】大幅出力UP!メルセデス「新型AMG GT」日本発売!
▼メルセデス新型AMG GTの画像
メルセデスAMGが、スポーツモデル「AMG GT」の改良日本発売を発表しました。
改良では、ベースモデル「AMG GT」の出力を54ps/4.1kgmと大幅に引き上げ530ps/68.3kgmに向上。
これにあわせ、522psを出力するハイスペックモデルとして設定されていた「AMG GT S」が廃止されています。
また、新型AMG GTでは、電子制御ダンピングシステムを搭載した「AMG RIDE CONTROLスポーツサスペンション」や「電子制御式AMG リミテッド・スリップ・デフ」を標準装備。
加えて、フロントブレーキに制動力と耐フェード性に優れるベンチレーテッド式ドリルドディスク(ディスク径:390mm)を備える強化コンポジットブレーキシステムを採用。
その他、「GT」「GT R」にレーダーセーフティパッケージを標準装備し、GT全モデルのボディカラーに「オブシディアンブラック」と「ハイテックシルバー」が追加設定されています。
▼特別仕様車「AMG GT Night Edition」
また、改良を記念した特別仕様車として「AMG GT Night Edition」を全国限定40台(クーペ35台、ロードスター5台)販売。
内外装はブラックを基調とした色で統一し、特別デザインのカーボンファイバールーフ(クーペのみ)や特別マットブラックペイント19/20インチAMG Yスポークアルミホイールなどの専用装備を採用することで特別感のある1台に仕上げ。
センターコンソールには「NIGHT EDITION」専用バッジを装着。
ボディカラーは、クーペに「オブシディアンブラック」と「グラファイトグレーマグノ」、ロードスターには「グラファイトグレーマグノ」が設定されています。
新型AMG GTは2020年8月5日から日本での受注を開始。価格は1777万円~2453万円とされ、納車は2021年第1四半期より順次開始される予定です。
▼AMG GT4ドアクーペ
【新型AMG GT4ドアクーペ】最新情報、スペック、燃費、価格は?
メルセデス新型AMG GTの【主な変更点まとめ】
▼メルセデス新型AMG GTの変更点
- ベースモデルの出力を530psに向上。
「AMG RIDE CONTROLスポーツサスペンション」「電子制御式AMG リミテッド・スリップ・デフ」、「強化コンポジットブレーキシステム」を標準装備 - レーダーセーフティパッケージを標準装備
- ボディカラーに「オブシディアンブラック」と「ハイテックシルバー」を追加
- 40台限定車「メルセデスAMG GT Night Edition」を設定
▽2019年2月改良での変更点
- 「AMG GT4ドアクーペ」からくる最新のエクステリアデザインを採用
- 12.3インチデジタルメーター、10.25インチインフォテイメントシステムを標準装備
- 「AMGダイナミックプラスパッケージ」を新規オプション設定。
専用セッティングのレザーDINAMICA仕様ステアリング、サスペンションのほか、パワートレーンとシャーシを一体化する「AMGダイナミックエンジントランスミッションマウント」を装備 - 「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック」「トラフィックサインアシスト」「ブラインドスポットアシスト」をセットにした「レーダーセーフティパッケージ」を採用
- サーキットをターゲットとした「AMG GT R Pro」を20台限定日本発売
ニュルブルクリンク北コースで7分4秒632を記録
メルセデスAMG GTは、ハイパフォーマンスカーを手がけるAMGを代表するスポーツカーとしてラインナップされ、前モデルの「SLS AMG」からくるスタイルや高い走行性能が人気になっています。
2019年2月にはビッグマイナーチェンジが実施され、魅力をアップしていました。
▼メルセデス新型AMG GTの動画
アップ!メルセデス新型AMG GTの価格は?
▼メルセデス新型AMG GTの価格
- メルセデスAMG GT:17,770,000円
- メルセデスAMG GT C:22,430,000円
- メルセデスAMG GT R:24,530,000円
- メルセデスAMG GT ロードスター:19,270,000円
- メルセデスAMG GT C ロードスター:23,520,000円
- 【限定車】
Mercedes-AMG GT Night Edition
クーペ:19,990,000円、ロードスター:21,530,000円
メルセデス新型AMG GTの価格は、出力の大幅な引き上げによりアップしています。
前モデルはベースモデルが日本で1698万円からとなっていましたが、新型AMG GTではハイスペックモデル「GT S」が廃止され、1777万円からとなっています。
▼参考:メルセデスAMG GTの価格(前モデル)
- メルセデスAMG GT:16,980,000円
- メルセデスAMG GT S:20,300,000円
- メルセデスAMG GT C:22,430,000円
- メルセデスAMG GT R:24,260,000円
- メルセデスAMG GT ロードスター:18,440,000円
- メルセデスAMG GT S ロードスター:21,770,000円
- メルセデスAMG GT C ロードスター:23,520,000円
迫力!メルセデス新型AMG GTの外装(エクステリア)デザイン
▼AMG GT(ベースモデル)
メルセデス新型AMG GTの外装は、ブランドの最新デザインコンセプトをスポーツクーペに最適化することで、スポーティなスタイルに仕上げられています。
2019年の改良では、新モデルとして発表された「AMG GT4ドアクーペ」からくる最新の「マルチビームLEDヘッドライト」を採用し、後部ディフューザーやテールパイプのデザインも同じく変更されています。
その他ホイールには、新しく設計されたチタングレーの鍛造製10ダブルスポークホイールが採用されています。
▼AMG GTロードスター
オープンバージョンとなるAMG GTロードスターもクーペと同じく改良され、最新のデザインイメージに仕上げられています。
ワイド&ロー!メルセデス新型AMG GTのボディサイズは?
▼メルセデス新型AMG GTのボディサイズ
- AMG GT(ベースモデル)
全長×全幅×全高:4545×1940×1290mm
ホイールベース:2630mm
車重:1680kg - AMG GTR
全長×全幅×全高:4550×1995×1285mm
ホイールベース:2630mm
車重:1660kg
メルセデス新型AMG GTのボディサイズは、運動性能を高めるために全長が短縮され、ロー&ワイドのスタイルに仕上げられています。
上位モデルとなるAMG GTRはベースモデルから全幅を拡大しますが、ルーフ、フロントフェンダー、トルクチューブなどに軽量・高剛性なカーボンファイバー、AMGパフォーマンス工グソーストシステムにチタン製リアサイレンサーを装備することで軽量化されています。
最新装備!メルセデス新型AMG GTの内装(インテリア)デザイン
メルセデス新型AMG GTの内装は、搭載されるV型8気筒エンジンをイメージしたセンターコンソールデザインになっています。
2019年の改良では、12.3インチのデジタルメーターと10.25インチマルチメディアディスプレイが標準装備とされ、使いやすさを向上。
ステアリングも他モデルで採用されていた最新バージョンとなり、フラットボトム形状を採用し、インフォテイメントシステムなどを手元で操作できる小型タッチコントローラーが装備されています。
シートは、スムーズな手触りが特徴のナッパレザーを使用するAMGスポーツシートを標準装備するほか、さらにスポーティなデザインのAMGパフォーマンスシート、上質なドライビング空間を創造するフルレザー仕様も用意されています。
ピュアスポーツカーらしく2人乗りレイアウトになっていますが、ラゲッジ容量は350Lと実用的なスペースが確保されています。
最強!メルセデス「新型AMG GTブラックシリーズ」発表!
▼メルセデス新型AMG GTブラックシリーズの画像・動画
メルセデスAMG GTには、最高峰のモデルとなる「AMG GT Black Series(ブラックシリーズ)」が発表されています。
新型AMG GTブラックシリーズのエンジンは、他グレードと同じくV型8気筒4Lターボとなっていますが、フラットプレーンクランクを採用するなど内部を大幅に強化した新開発エンジン「M178 LS2」を搭載。
これにより、これまで最上位モデルとされていた「AMG GT R」の585psを大幅に上回る730psものパワーを発揮。
加えて、2000rpmから6000rpmの広い範囲で81.6kgmもの大トルクを発生させることが可能に。
トランスミッションには7速DCTが組み合わせられ、0-96km/h加速タイムは3.1秒、200km/hまで9秒未満で到達、最高速度は325km/hとなっています。
AMG GTブラックシリーズのエクステリアには専用のエアロが採用され、フロントには手動で調整可能なスプリッターを装備。
フードとフェンダーには大きなエアベントも装備することで、冷却と空力性能が高められています。
リアでは上下2段となる大型のウイングを装備し、いずれのウイングも手動での調整に対応するほか、上部のウイングは電動で最大20度まで角度を変更することができるように。
また、ウイングやルーフ、リアハッチ、トランスミッションマウントやクロストンネルはカーボンファイバー製とされ、高い剛性を獲得。
足回りには、「AMG GT R」に採用されていた調整可能なコイルオーバーセットアップや「AMGライドコントロール」がブラックシリーズ用にアップデートして装備され、ドライブモードとキャンバー、スウェイバーの設定などにより、サーキットで高い性能を発揮することができるようになっています。
その他、ブラックシリーズではインテリアにオレンジの専用デザインを採用。
タイヤにはフロント19インチ、リア20インチとなる、Blackシリーズ専用カスタマイズのMichelin Pilot Sport Cup 2 R MOタイヤが装備されます。
新型AMG GTRブラックシリーズの価格は欧州で335,240ユーロ(約4100万円)からとなっています。
パワフル!メルセデス新型AMG GTのエンジンとスペックは?
▼メルセデス新型AMG GTのエンジンとスペック
- エンジン:V型8気筒4Lツインターボ
- 最高出力
AMG GT:530ps/68.3kgm
AMG GTC:557ps/69.3kgm
AMG GTR:585ps/71.4kgm
AMG GTブラックシリーズ:730ps/81.6kgm - トランスミッション:7速AT
- 駆動方式:FR
メルセデス新型AMG GTには、AMGの主力エンジンになっているV型8気筒4Lツインターボエンジンが搭載されています。
スペックは用意される「GT」「GTC」「GTR」のバリエーションですべて違っており、「GT」と「GTR」では55psの違いになっています。
また、限定モデルとなる「AMG GTブラックシリーズ」では、フラットプレーンクランクを採用した新開発エンジン「M178 LS2」により、730psもの出力がつくられています。
組み合わせるトランスミッションは7速ATとされ、乗員のすぐ後ろに配置される後輪を駆動します。
最新の改良では、「AMG RIDE CONTROLスポーツサスペンション」「電子制御式AMG リミテッド・スリップ・デフ」、ディスク径390mmの強化コンポジットブレーキシステムをベースグレードに標準装備することで、走行性能が強化されています。
メルセデスAMG GTの走りを試乗動画でチェック!
▼メルセデスAMG GT Rの試乗動画
メルセデスAMG GTは、注目度の高さから多くの試乗動画が公開されています。
スポーツ走行に最適化された車体設計やちから強いエンジンが評判になっています。
▼メルセデスAMG GTロードスターの試乗動画
走り両立!メルセデス新型AMG GTの燃費は?
▼メルセデス新型AMG GTの燃費
- AMG GT:9.3km/L
- AMG GTS:9.1km/L
メルセデス新型AMG GTの燃費は、最高9.3km/Lとされています。
エンジンにはアイドリングストップ機能も搭載され、日常的な使用方法では大きな差がでないようになっています。
最新機能!メルセデス新型AMG GTの安全装備は?
メルセデス新型AMG GTには、先進運転支援システム「ADAS」として「レーダーセーフティパッケージ」が採用されています。
レーダーセーフティパッケージは、レーダーにより先行車を認識し最適な車間距離をキープする「ディスタンスパイロット・ディストロニック」、車両の斜め後方をモニターし警告する「ブラインドスポットアシスト」、カメラが車線を認識し逸脱を防止する「レーンキーピングアシスト」などの機能により、安全性が高められています。
新型AMG GTではさらに、テレマティクスサービスとして「Mercedes me connect」も設定され、より快適に運転を楽しむことができるようになっています。
いつ?メルセデス新型AMG GTの日本発売日は?
マイナーチェンジしたメルセデス新型AMG GTは、2020年8月5日から日本での受注を開始。納車は2021年第1四半期からが予定されています。
メルセデスは、人気スポーツモデルとなったAMG GTの走行性能を強化することで、ブランド力を高めていきたい考えです。
メルセデスAMG GTを「おさらい」
▼参考:SLS AMG
メルセデスAMG GTは、初代となる現行モデルが2014年に登場したスポーツカーです。
登場前に販売された「SLS AMG」の後継車にあたりますが、セグメントを「スーパーカー」から「スポーツカー」に下げることで、ポルシェ911などがライバルに設定されました。
全体的なデザインイメージをSLS AMGから引き継ぎつつも、ドアがガルウィングからスイング式に、リアスタイルをトランクからリフトバックとするなど、実用性を重視した変更が行われています。
ライバル車に対抗する多彩なモデル展開も特徴になっており、「GT」「GTC」「GTR」のグレードのほか、クーペとロードスターのボディタイプが用意されています。
新型AMG GTについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!