フェラーリが、新モデルとなる「12 Cilindri(ドーディチ チリンドリ)」を発表しました。
最新技術により性能をアップした新型12Cilindriについて、スペックや価格などの最新情報をご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】高出力V12自然吸気継続!フェラーリ「新型12チリンドリ」発表!
- フェラーリ新型12Cilindriの【特徴まとめ】
- 洗練!新型12Cilindriの外装(エクステリア)デザイン
- 拡大!新型12Cilindriのボディサイズは?
- 最新装備!新型12Cilindriの内装(インテリア)デザイン
- 最新V12!新型12Cilindriのスペック、走行性能は?
- 5674万円から!新型12Cilindriの価格は?
- いつ?新型12Cilindriの発売日は?
【最新情報】高出力V12自然吸気継続!フェラーリ「新型12チリンドリ」発表!
▼新型フェラーリ12Cilindriの画像
フェラーリが新モデル「12Cilindri(ドーディチ チリンドリ)」を発表しました。
フェラーリ12Cilindriは、「812スーパーファスト」の後継モデルとして制作され、ターボやハイブリッドシステムを採用しないV型12気筒自然吸気エンジンを継続搭載。モデル名の「12Cilindri」はイタリア語で「12気筒」を意味しています。
エンジンは、「812スーパーファスト」に限定ハイパフォーマンスモデルとして設定されていた「812コンペティツィオーネ」と同じく、「812スーパーファスト」から30馬力アップしたV型12気筒6.5Lエンジンを搭載し830馬力を出力するとともに、最高回転数は9,500rpmを実現しながら、最新の排出基準に対応。
スチール製コンロッドと比較して回転質量を40%削減するチタン製コンロッドのほか、アルミニウム合金製のピストン、軽量クランクシャフトを採用。
トランスミッションは「812スーパーファスト」の7速から多段化された8速デュアルクラッチ式とされ、変速時間は30%短縮。これにより0-100km/h加速タイム2.9秒を実現。
走行システムには、左右後輪を独立して制御できる4輪操舵システムや、車両システムを統合制御する最新の「サイド・スリップ・コントロール8.0(SSC 8.0)」を搭載することで走行性能を向上。
▼新型フェラーリ12Cilindriスパイダーの画像
ボディタイプには、オープンモデルとなる「12Cilindriスパイダー」も設定されています。
フェラーリ新型12Cilindriは2024年5月3日にワールドプレミアされ、日本で6月11日に公開。日本価格はベルリネッタ(クーペ)が5674万円、スパイダーが6241万円となっています。
▼新型フェラーリ12Cilindriの動画
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フェラーリ新型12Cilindriの【特徴まとめ】
▼フェラーリ新型12Cilindriの特徴
- 最新のV型12気筒自然吸気エンジンを搭載
- 8速トランスミッションを採用、変速時間を短縮
- 左右後輪を独立して制御できる4輪操舵システムを搭載
- 「サイド・スリップ・コントロール8.0(SSC 8.0)」を搭載
- オープンモデル「12Cilindriスパイダー」を設定
洗練!新型12Cilindriの外装(エクステリア)デザイン
▼フェラーリ12Cilindriの画像
フェラーリ12Cilindriは、最新のエクステリアデザインにより質感が高められています。
フロントには、過去に販売された「365GTB/4」を思わせるグロスブラックのパーツを採用。
リアは特徴的なラインで絞り込まれ、アクティブエアロも装備することで空力性能をアップ。
足元には、21インチに大径化されたフロント275/35ZR21、リア315/35ZR21タイヤを装着。
▼新型12Cilindriスパイダーの画像
オープンモデルとなる新型12Cilindriスパイダーは、時速45km/hまでの速度で14秒で開閉ができるようになっています。
拡大!新型12Cilindriのボディサイズは?
▼フェラーリ新型12Cilindriのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4733×2176(ミラー含む)×1292mm
- ホイールベース:2700mm
- ※参考
・フェラーリ812スーパーファスト
全長×全幅×全高:4657×1971×1276mm
ホイールベース:2720mm
フェラーリ新型12Cilindriのボディサイズは、前モデルとなる「812スーパーファスト」から全長が拡大されています。
しかし、ホイールベースは20mm短縮され、運動性能と快適性の両立が図られています。
最新装備!新型12Cilindriの内装(インテリア)デザイン
フェラーリ新型12Cilindriの内装は、最新の装備を採用することで機能性が高められています。
ダッシュボードの中央には10.25インチのインフォテインメントディスプレイを配置し、ドライバー前には15.6インチディスプレイ、助手席にも8.8インチディスプレイを搭載。
音響には、15スピーカーのBurmesterオーディオシステムがオプション設定されています。
最新V12!新型12Cilindriのスペック、走行性能は?
▼フェラーリ12Cilindriのスペック
- エンジン:V型12気筒 6.5L
- 出力:830ps/69.1kgm
- トランスミッション:8速デュアルクラッチ
- 駆動方式:FR
- 車重
クーペ:1560kg
スパイダー:1620kg - 前後重量配分:前48.4%、後51.6%
- 0-100km/h加速
クーペ:2.9秒
スパイダー:2.95秒 - 0-200km/h加速
クーペ:7.9秒
スパイダー:8.2秒 - 最高速度:340km/h
新型12Cilindriには、フェラーリの最新V型12気筒自然吸気エンジンが搭載されています。
エンジンは、スチール製コンロッドと比較して回転質量を40%削減するチタン製コンロッドのほか、アルミニウム合金製のピストン、軽量クランクシャフトを採用。
これにより830psの高出力を発揮しながら、最大トルクの80%を2500rpmから発揮する扱いやすさを実現。
組み合わせられるトランスミッションは「812スーパーファスト」の7速から多段化された8速デュアルクラッチ式とされ、変速時間は30%高速化。
前後重量配分はフロントミッドシップにエンジンを搭載し前48.4、後51.6%とすることで走行性能を高め、車重もクーペで1560kgまで軽量化。
走行システムには、左右後輪を独立して制御できる4輪操舵システムが採用され、左右後輪を同方向に舵を取り前輪と同位相や逆位相とするほか、走行状況にあわせて後輪をハの字や逆ハの字にするトーインやトーアウトも可能に。
車両システムを統合制御する最新の「サイド・スリップ・コントロール8.0(SSC 8.0)」も搭載することで走行性能が高められています。
5674万円から!新型12Cilindriの価格は?
▼フェラーリ新型12Cilindriの日本価格
- ベルリネッタ(クーペ):5674万円
- スパイダー:6241万円
フェラーリ新型12Cilindriの日本価格は、5674万円からとされています。
この価格は、同じく830馬力を発揮していた前世代の限定モデル812コンペティツィオーネの欧州価格499,000ユーロ(約8385万円)から大幅にダウンされています。
▼参考:812コンペティツィオーネの価格
- 812コンペティツィオーネ(限定999台)
価格:499,000ユーロ(約8385万円) - 812コンペティツィオーネA(限定549台)
価格:578,500ユーロ(約9720万円)
いつ?新型12Cilindriの発売日は?
フェラーリ新型12Cilindriは2024年5月3日にワールドプレミアされ、日本で6月11日に公開されました。
フェラーリは新世代V12自然吸気モデルとなる12Cilindriを販売し、さらなるユーザーにアピールしていく予定です。
フェラーリ新型12Cilindriについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!