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トヨタ エスクァイア ノア/ヴォクシーとの違いと狙い

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【新型はこちら】

セーフティセンスC搭載!トヨタ 新型 ヴォクシー / ノア / エスクァイア 発売

 

トヨタが、人気ミニバン”ノア”と”ヴォクシー”の兄弟車となる5ナンバーサイズ上級ミニバン「エスクァイア」を発売

 

この三兄弟はまだまだ伸びるかも

  

トヨタのチャネル事情がユーザーを呼びこむ?1モデル追加も余裕の販売

▼Esquire プロモーション動画

▼Esquire 開発者インタビュー動画

▼エスクァイア エクステリア

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トヨタ エスクァイア(Esquire)概要・スペック・グレード・価格

概要
  • 「ノア」「ヴォクシー」の兄弟車となる5ナンバーサイズミニバン
  • ノア・ヴォクシーに用意されていた3ナンバーモデルは設定されない
  • モデル名となっている「Esquire」は、男性の敬称で「~~様」「~~殿」の意味
  • 合成皮革インストゥルメントパネル、黒木目調ステアリングホイール・シフトノブ、ピアノブラックパネル、落ち着いた配色のシートで、ノア、ヴォクシーとの違いをつけた
  • 販売店は、上級車を担当するトヨタ店と、ミドルサイズを担当するトヨペット店
    (ちなみにノアは量販モデルを扱うカローラ店、ヴォクシーは若年層をターゲットとするネッツ店で販売されている)
  • 価格はノア・ヴォクシーより15万円弱高く設定
スペック(ノア・ヴォクシーと共通)

ガソリン・ハイブリッドモデル共通スペック

  • 全長×全幅×全高:4695×1695×1825mm
  • ホイールベース:2850mm

ガソリンモデルスペック

  • エンジン:直列4気筒 2L
  • 最高出力:152ps/6100rpm
  • 最大トルク:19.7kgm/3800rpm
  • ミッション:CVT
  • 燃費:16.0km/L

ハイブリッドモデルスペック

  • パワートレイン:直列4気筒1.8L+モーター
  • システム出力:136ps
  • エンジン最高出力:99ps/5200rpm
  • エンジン最大トルク:14.5kgm4000rpm
  • モーター最高出力:82ps
  • モーター最大トルク:21.1kgm
  • ミッション:CVT
  • 燃費:23.8km/L
グレード・価格

ガソリンモデル

  • Gi
    FF/7人乗り:282万3428円
    FF/8人乗り:279万2571円
    4WD/7人乗り:302万9142円
    4WD/8人乗り:299万8285円
  • Xi
    FF/7人乗り:262万2857円
    FF/8人乗り:259万2000円
    4WD/7人乗り:282万8571円
    4WD/8人乗り:279万7714円

ハイブリッドモデル(全車FF/7人乗り)

  • Gi:320万4000円
  • Xi:304万3543円

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発売前からクラウンのミニバンバージョンと呼ばれるエクステリアをもつ「エスクァイア」は、サイズ、スペックともに兄弟車のノア、ヴォクシーとまったく同じ

※10/31追記:ヘッドランプ形状とバンパーはノアと共通。グリルとフォグヴェゼルを新設計。ヘッドランプはスモーク調に変更されているとのこと

▽クラウン

新型マジェスタの最上級らしさ

クラウンHVにフルタイム4WD追加もマジェスタに疑問

 

けれど、上級をセールスポイントにするトヨタの販売チャネル、トヨタ店とトヨペット店で販売されることで、上級を強く意識して開発されている

 

 

エクステリアのデザインとしては、サイズの影響でクラウン以上に兄弟車のノアに似た雰囲気を感じるけれど、トヨタがターゲットと語るのはあくまで上級車のユーザー

 

ファミリー層をユーザーとする兄弟車の2台とは違うとしている

 

 

そのため、外観以上にインテリアには気が使われていて、素材が違うインパネやステアリング、シフトノブ、カラーなどで差別化

 

▼エスクァイア インテリア

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バーガンディ&ブラックのシートは、表面のドット穴の内側を赤くカラーリングして色合いを変更

 

この部分には、”基本が同じクルマの性格をどれだけ変えるか”という難しいところを任された、開発された方の動画でも語られている苦労を感じるね

 

▼エスクァイア シート

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けれど、ここまでしてなぜ兄弟車を1台増やさなければならなかったのか

 

そこはトヨタの販売店事情が大きいみたい

 

 

ノアとヴォクシーはハイブリッドモデルを追加したことで、先月の販売台数ランキングでも、それぞれ前年比300%前後を販売するトヨタの主力になった

販売台数ランキング:2014年9月乗用車販売ランキング セレナ接戦

 

この販売台数は新型車投入の効果もあるけれど、2モデルを投入してここまでの数字は、これまで新型車を投入した他車を見てもまずないほど絶好調

 

エスクァイアが販売されることになるトヨタ店とトヨペット店は、エスティマやアルファードなどのミニバンがあるけれど、最近は5ナンバーサイズが人気で、3ナンバーミニバンはどうしても売りにくい…

 

そうなると販売店としては、どうしても好調のノア、ヴォクシーサイズのクルマが欲しいということらしい

 

 

エスクァイアは上級としているのに、兄弟車の2モデルには設定されている3ナンバーモデルがないなど、ノア、ヴォクシーを販売しているディーラーに配慮しているのかな?と感じるところがある

 

しかし、月間目標とする販売台数4000台の倍以上となる9000台の予約受注をすでに獲得していて、人気モデル間違いなしの様子

(9000台の内訳は、ガソリンモデル3500台、ハイブリッドモデル5500台)

 

このクラスを狙っていた人にとっても、15万弱価格があがるけれど、バリエーションが増えて嬉しいと感じる人が多いんじゃないかな

 

 

トヨタが”ユーザーの喰い合いにはならない”と自信を見せるこの三車

 

前2台の人気がエスクァイアを支え、ユーザー増につながる可能性も高そう

 

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