フォルクスワーゲンが、フラッグシップSUVであるトゥアレグのフルモデルチェンジモデルを公開しました。
全面改良によりデザインや走りを伸ばす新型トゥアレグについて、スペックや価格、発売日などの最新情報をご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】フォルクスワーゲン新型トゥアレグにフルモデルチェンジ!
- フォルクスワーゲン新型トゥアレグの【主な変更点まとめ】
- フォルクスワーゲン新型トゥアレグの外装(エクステリア)デザイン
- フォルクスワーゲン新型トゥアレグのボディサイズは?
- フォルクスワーゲン新型トゥアレグの内装(インテリア)デザイン、7人乗りは?
- フォルクスワーゲン新型トゥアレグのパワートレインとスペックは?PHV設定!
- フォルクスワーゲン新型トゥアレグの走行システムは?
- フォルクスワーゲン新型トゥアレグを試乗動画でチェック!
- フォルクスワーゲン新型トゥアレグの燃費は?
- フォルクスワーゲン新型トゥアレグの安全装備は?
- フォルクスワーゲン新型トゥアレグの価格は?
- フォルクスワーゲン新型トゥアレグの発売日は?
- フォルクスワーゲン・トゥアレグを「おさらい」
【最新情報】フォルクスワーゲン新型トゥアレグにフルモデルチェンジ!
▼フォルクスワーゲン新型トゥアレグの画像
フォルクスワーゲンが、SUV「トゥアレグ」のフルモデルチェンジモデルを発表しました。
フォルクスワーゲン・トゥアレグは、ブランドのフラッグシップSUVとして販売されており、高い走行性能と上質な内外装が人気になっています。
新型トゥアレグでは、外装と内装に新世代のデザインを使用するほか、最新プラットフォームやパワートレインを採用することで大幅に性能を向上しています。
▼フォルクスワーゲン新型トゥアレグの動画
フォルクスワーゲン新型トゥアレグの【主な変更点まとめ】
▼フォルクスワーゲン新型トゥアレグの変更点
- フォルクスワーゲンの新世代SUVデザインを採用
- 同グループで先にフルモデルチェンジしているアウディ「Q7」、ベントレー「ベンテイガ」などに採用された新型プラットフォーム「MLB」を採用
- 車重を最大106kg軽量化
- 15インチディスプレイを採用する最新インフォテインメントシステムを装備
- ディーゼル、プラグインハイブリットモデルを設定
フォルクスワーゲン新型トゥアレグの外装(エクステリア)デザイン
▼フォルクスワーゲン新型トゥアレグの画像(ベースモデル)
フォルクスワーゲン新型トゥアレグの外装は、より上質をポイントに新世代のSUVデザインに変更され、これまでより重厚感あるグリルデザインが魅力になっています。
ボディラインは筋肉質で躍動的なものとすることで、大柄な車体ながらもエレガントさを備えた仕上がりになっています。
フロントには最新のLED技術が導入されたヘッドライトを備え、「強い個性を持つ表情に仕上げた」とされています。
ターンシグナルには、流れる(シーケンシャル)ウインカーが採用されています。
▼フォルクスワーゲン新型トゥアレグR-Lineの画像
新型トゥアレグにはよりスポーティなR-Lineパッケージも設定されており、大型のエアインテークを持つ専用バンパーなどが装備されています。
フォルクスワーゲン新型トゥアレグを前モデルと比較!
▼フォルクスワーゲン・トゥアレグ(前モデル)
新型トゥアレグを前モデルと比較すると、そのデザインの変化が大きく感じられます。
前モデルはフォルクスワーゲンブランド全体の統一感を出すために、スッキリとしたシンプルなデザインになっていましたが、新型トゥアレグではより上級をアピールするスタイルに。
SUVらしいタフな部分を強調するようにワイドさも感じられるようになっています。
フォルクスワーゲン新型トゥアレグのボディサイズは?
▼フォルクスワーゲン新型トゥアレグのボディサイズ
- 全長×全幅×全高:4880×1985×1700mm
- 車重:2084kg
- 参考
・トゥアレグ(前モデル)
全長×全幅×全高:4815×1945×1745mm
車重:2190kg
フォルクスワーゲン新型トゥアレグのボディサイズは、全長+75mm、全幅+40mmと前モデルから拡大されています。
しかし、アウディQ7でも使用していた最新プラットフォームを採用し、車両全体の48%にアルミ素材を導入することで軽量化。
サイズアップしながらも車重は最大106kg軽量化し、走行性能や環境性能が改善しています。
▼フォルクスワーゲン新型トゥアレグのボディ設計
▼アウディQ7
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フォルクスワーゲン新型トゥアレグの内装(インテリア)デザイン、7人乗りは?
フォルクスワーゲン新型トゥアレグの内装には、他モデルでも人気になっているデジタル式メーターが採用されました。
インフォテインメントシステムには、15インチもの超大型タッチディスプレイを採用した「ディスカバー・プレミアム」を搭載。
12インチのデジタルメーターディスプレイと大型タッチディスプレイが一体に見えるデザインに仕上げられ、これら2つをあわせて「Innovision Cockpit」と名付けられています。
インテリアトリムは、上質なウッドにアルミのアクセントを加えることで、デザイン性を向上しています。
荷室容量は、後席使用時に前モデルから113Lも大きい810Lが確保されています。
乗車定員は前モデルの5人乗りのほか、7人乗りモデルの設定も計画されています。
フォルクスワーゲン新型トゥアレグのパワートレインとスペックは?PHV設定!
▼フォルクスワーゲン新型トゥアレグのパワートレインとスペック
- プラグインハイブリッド「トゥアレグGTE」
2Lガソリン+電気モーター
最高出力:367ps(2019年追加予定) - V型6気筒3Lディーゼルターボ
出力:286ps/61.1kgm、231ps/51.0kgm(2018年秋追加予定) - V型8気筒4Lディーゼルターボ
出力:420ps/91.8kgm - V型6気筒3Lガソリンターボ
出力:340ps/45.9kgm - トランスミッション:8速AT
- 駆動方式:4WD
フォルクスワーゲン新型トゥアレグには、3Lのディーゼルとガソリンエンジンを主力に、ハイスペックな4Lディーゼル、高環境性能のプラグインハイブリッドが用意されました。
プラグインハイブリッドモデルの出力は367psとされ、先に設定されている「ゴルフ」や「パサート」などと同じく「GTE」のモデル名を採用。
大きな車体に相性がいい電気モーターの大トルクを使用し、軽快な走りを楽しむことができるようになります。
ディーゼルモデルはV型8気筒4Lの大排気量とされ、0-100km/h加速4.9秒、最高速度250 km/h(リミッター)の高いパフォーマンスを持ちながら、ヨーロッパの最新6d-TEMP規制を達成するモデルになっています。
フォルクスワーゲン新型トゥアレグの走行システムは?
フォルクスワーゲン新型トゥアレグの走行システムには、標準でセンター・ディファレンシャル・ロック付きのAWDが採用されています。
足回りにはオプションでエアサスペンションが用意され、電動機械式のアクティブ・ロールバーシステムとの組み合わせにより、コーナリングや悪路など、さまざまな場面で最適な乗り心地が実現されています。
走行モードは通常5つから選択可能となっているほか、オプションのオフロードパッケージを選択することでさらに4つの走行モードが追加され、最適な走行条件を選択することができます。
また、後輪を操舵することで低速コーナーで旋回性をあげ、高速コーナーでより高い安定性を確保する4WSシステムも装備されています。
フォルクスワーゲン新型トゥアレグを試乗動画でチェック!
フォルクスワーゲン新型トゥアレグは試乗動画が公開されています。
使い勝手の良さや質感の高い走りが高い評価を受けています。
フォルクスワーゲン新型トゥアレグの燃費は?
フォルクスワーゲン新型トゥアレグの燃費は、車体の大幅な軽量化などにより全体的に向上するとみられています。
その中でも一番の燃費性能を持つことになるプラグインハイブリッドモデルは、電気モーターのみで走行するEV航続距離が80km、燃費は33.0km/Lになるとされており、V型6気筒3.6Lエンジンを搭載し燃費9.8km/Lの現行モデルから3倍以上の低燃費になります。
▼参考:トゥアレグの燃費(現行モデル)
- 3.6Lガソリン:9.8km/L
フォルクスワーゲン新型トゥアレグの安全装備は?
フォルクスワーゲン新型トゥアレグの安全装備には、熱感知カメラにより暗闇でも人間や動物を検知できる「ナイトビジョン」や、前方の左右から近づく車両を検知するフロント・クロストラフィック・アシストなどが装備されています。
また、カメラで対向車や前走車を検知し自動的にヘッドライトの配光を制御、夜間のドライバーの負担を軽減するLEDマトリックス・ヘッドライト「IQライト」も装備されています。
安全システムには、60km/h以内の速度で加速・減速・車線維持を行う半自動運転システム「ロードワーク・レーン・アシスト」も含まれ、最新の安全性能がプラスされています。
フォルクスワーゲン新型トゥアレグの価格は?
▼フォルクスワーゲン新型トゥアレグの価格(予想値)
- 約740万円~
フォルクスワーゲン新型トゥアレグの価格は、アルミを多用した車体やより上級を意識した仕様により、約740万円ほどの価格設定になるとみられています。
この価格は、日本の現行モデルで637万円からになっていたスタート価格を大きく変更します。
設定予定のプラグインハイブリッドモデルは、現行モデルで一時設定されながらも高価なため販売が伸びず廃止されたハイブリッド仕様の965万円に近い設定になりますが、さらなる使い勝手の良さをアピールすることになります。
▼参考:フォルクスワーゲン・トゥアレグの価格(現行モデル)
- V6:637万円
- V6アップグレードパッケージ:686万円
フォルクスワーゲン新型トゥアレグの発売日は?
フォルクスワーゲン新型トゥアレグは、2018年夏に欧州で発売されました。
販売地域は今後順次拡大されていく予定です。
フォルクスワーゲンは、SUVの新モデルとして発表されているT-ROC、ミドルクラスのティグアンなどとあわせてSUVの販売を強化していく考えです。
▼フォルクスワーゲンT-ROC
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フォルクスワーゲン・トゥアレグを「おさらい」
▼フォルクスワーゲン・トゥアレグ(初代)
フォルクスワーゲン・トゥアレグ(Touareg)は、初代が2002年に登場した上級クロスオーバーSUVです。
車名の由来は、アフリカの砂漠民トゥアレグ族になっています。
上級モデルの充実にちからを入れていたフォルクスワーゲンと、SUVのラインナップを考えていたポルシェとの共同開発により誕生し、ポルシェ・カイエンとはプラットフォームを共有しています。
初代モデルが人気になったことから、2006年にはフォルクスワーゲン傘下のアウディからも姉妹車となるアウディ・Q7を発売。
現行モデルの2代目は2010年に発表され、ボディとプラットフォームを新開発とすることで最大で約200kg軽量化。
ハイブリッドモデルも設定されましたが、ベースモデルより300万円高価格な設定だったことから日本では2015年の改良時に廃止。
フルモデルチェンジされ3代目となる新型トゥアレグは、高級ブランドであるベントレー初のSUVベンテイガとも基礎を共有し製作されています。
新型トゥアレグについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!