最近にわかに騒がしい車載情報技術
サービスのシェアを奪うのはGoogleかYahoo!か、なんて話をしていたけど、大事なところが抜けていたかも
注目のOS TIZEN
記事内容まとめ
- インテルは「CEATEC JAPAN 2013」でスマートフォン用OS「Tizen(タイゼン)」をベースにした車載情報システム関連のデモを行った。
- どの自動車メーカーも投資を行っているWEB規格「HTML5」へ最適化が進んでいるTIZENが注目されている
- TIZENの車載情報システム(IVI=In-Vehicle Infotainment)のリーダーシップをとっているのがインテル
- 「CEATEC JAPAN 2013」ではTIZEN IVI を使った、トヨタのホームスクリーン、ゼンリンデータコムのナビゲーション、オンキヨーの車載用フルデジタルスピーカーのデモが行われている
インターネットとの連携が進んでいる自動車だけど、そのメリットを最大化するには・・・と考えると、パートナー選びは慎重にしないといけない
現状で自動車との連携に積極的な動きを見せている企業はWEBサービスを展開するGoogle、Yahoo!ぐらいかなと思っていたけど、ITの発展を長年支えてきた世界一の半導体メーカーで、現在はハードウェアを制御するOSに関わっているIntelを忘れてはいけなかったね
【過去記事はこちら】
PCではマイクロソフトのWindowsと組んだことで圧倒的シェアを持っているIntelだけど、スマートデバイスでは後れを取っている
ビジネスニュース 業界動向:Qualcommの強さ際立つスマホ向けプロセッサ市場、Intelのシェアは0.2% - EE Times Japan
だけど、移動端末に入る自動車システムでシェアをとれれば、相性を売りに他のデバイスでもシェアをとることができるかもしれない
となれば、社運をかけた戦いとも言えるし、意気込みも半端ではないよね
自動車会社としても、現在大きな力をもっているGoogleやAppleと組むよりも、これからの伸びに期待ができて、融通が効きそうなTIZENが魅力的に見えそうだし、もしかすると数年後には自動車からスマートデバイスを巻き込むTIZEN旋風が吹くなんて可能性もあるかもしれない・・・
Intelは、はっきりとした動きをするのが社風と言われているけど、世界一の半導体部品メーカーで、魅力的なOSのリーダーが全力を出したらどうなるだろう
コスト、性能で大勢が決まることも想像できなくはないんじゃないかな