ダイハツとスバル、トヨタが、軽自動車「ミライース」と「プレオプラス」、「ピクシスエポック」のフルモデルチェンジを発表
軽く、走りをアップ
徹底的軽量化、空力性能改善!フルモデルチェンジ新型 ダイハツ ミライース / スバル プレオプラス / トヨタ ピクシスエポック
▼ダイハツ ミライース エクステリア 画像
ダイハツ「ミラ イース(Mira e:S)」、スバル「プレオプラス」、トヨタ「ピクシスエポック」概要・スペック・価格
- フルモデルチェンジし2代目となるダイハツの軽自動車とそのOEMモデル
- e:Sテクノロジーを踏襲し、軽量高剛性ボディ「Dモノコック」、先進安全装備となる「スマートアシストIII」などを採用
- ダイハツが今後目指す「DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」の原点となるモデルに位置付け(今後発表する新プラットフォーム採用車がDNGA第1弾となる)
スペック
- 全長×全幅×全高:3395×1475×1500mm(4WD車は全高1510mm)
- ホイールベース:2455mm
- エンジン:直列3気筒 0.66L KF型
- 最高出力:49ps/6800rpm
- 最大トルク:5.8kgm/5200rpm
- トランスミッション:CVT
- 車重:650kg~740kg
- 燃費:FF 34.2km/L~35.2km/L、4WD 32.2km/L
エクステリア 改良
- 外装パーツをできるだけ共通化することにより低価格を実現
- フィン形状のボンネットヒンジカバーやスポイラー類を装着し、後流渦をコントロールし、空気抵抗を3%低減
- フロントフェンダー、バックドア、Cピラーガーニッシュなどを樹脂製として軽量化
- 上位グレード「G“SAIII”」と「X“SAIII”」に新開発LED式ヘッドライトを標準装備
- リアコンビネーションランプは全車LEDを採用
走行性能 改良
- 樹脂製の外装パネルや燃料タンク、新規開発した国内最軽量の13インチスチールホイールと専用の軽量13インチタイヤ、足まわりパーツの最適化、インパネ樹脂内部の支柱の薄肉化、パーツ小型化や材質の見直しなどにより、最大で80kg軽量化
- オルタネーターベルトのフリクションを低減してエネルギー効率を向上
- エアコンのコンプレッサーに動力損失の少ないスクロール式を採用し、日常での燃費を向上
- これまで燃費を重視していたアクセル操作に対するスロットル開度と変速線図の設定を見直し、キックダウンしたときの変速制御を最適化し、加速性能を向上
- 電動パワステでステアリングギヤのフリクションを低減し、EPS制御をチューニングし素直なハンドリングを実現
- サスペンションはバネ形状やブッシュ特性を最適化し、上位グレード「G“SAIII”」と「X“SAIII”」のフロント側ショックアブソーバーにカヤバ製専用ダンパーを装備。シリンダー径を25mmから30mmにサイズアップするほか、超飽和バルブと専用ベースバルブの組み合わせを軽自動車初採用。低速走行時はしなやかに、中・高速域はサスペンションの収縮を一定内にコントロールし引き締まった走りに
安全装備 改良
- これまでのレーザーレーダーを使った「スマートアシスト」から、小型ステレオカメラで歩行者なども検知できる「スマートアシストIII」にアップデート
- 「SAIII」グレードに、軽自動車で初めてフロント2カ所、リア2カ所にコーナーセンサーを装備し、メーター内の表示とブザー音で障害物との接近具合を表示
インテリア 改良
- 室内長を25mm拡大
- フロントシートに異硬化ウレタン材を使い、各部材を小型化し座り心地を向上
- ステアリングの取り付け角度を調整し手前に近づけ、アクセルペダルも扱いやすいよう調整しドライビングポジションを最適化
- ステアリングはグリップ径を太くし、触感ののいい革シボを設定
- メーターパネルに白色LEDを使った自発光式デジタルメーターを全車装備
- 軽自動車で初めて「スイッチ式バックドアオープナー」をバックドアに標準装備
ダイハツ「ミラ イース」、スバル「プレオプラス」、トヨタ「ピクシスエポック」価格
- ダイハツ ミラ イース:84万2400円~133万9200円
- スバル プレオプラス:89万6400円~135万円
- トヨタ ピクシスエポック:84万2400円~133万9200円
▼公式サイト
ミラ イース|ダイハツ
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以前の改良では「ヒルホールドシステム」などを追加していた、ダイハツ「ミライース」とスバル「プレオプラス」、トヨタ「ピクシスエポック」
前の改良:新型 ダイハツ ミライース/スバル プレオプラスに2トーンカラー
▼トヨタ ピクシスエポック エクステリア 画像
▼スバル プレオプラス エクステリア 画像
初めてのフルモデルチェンジとなる新型では、LEDヘッドライトやテールランプを装備しエネルギー性能を改善
2015年の東京モーターショーで公開されていた、「D-base」コンセプトをベースにしたデザインを採用
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車体は、「ムーブ」「ステラ」から採用されていた「Dモノコック」を使用し、剛性などの基本性能をアップ
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徹底的な軽量化によりもともと軽い車重を80kg軽量化、空気抵抗を減らしたデザインを採用
そこまでしながら燃費値は前型から変更なく、37.0km/Lを達成しているライバルのスズキ「アルト」より低い35.2km/Lとなっているが、アップした基本性能はアクセル半開での発進加速で5秒後に前型から3mの差が出るとする加速性能に割り振りされた
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室内はサイズが拡大され、インテリアは、外装パーツのバリエーションを抑えたことで余裕ができたコストを使い質感をアップ
▼ダイハツ ミライース インテリア 画像
バックドアには軽自動車として初めてとなる「スイッチ式バックドアオープナー」を標準装備
安全装備は、レーダーを使った「スマートアシスト」から、ステレオカメラを使用し歩行者などの検知にも対応する最新型「スマートアシストIII」に進化
フロント2カ所、リア2カ所にコーナーセンサーを装着したグレードも選択でき、メーター内の表示とブザーで障害物との接近を知ることができるようになっている
2020年までに採用車を発表したいとする新型プラットフォーム「DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)」の原点モデルとする新型ミライース
パワー不足を感じることもある軽自動車でアップする走りは、プラスに感じる人も多そう