トヨタ4代目プリウスに続き、ワゴンのプリウスαもフルモデルチェンジモデルの発表を控えています。
新型プリウスαのフルモデルチェンジでの変化やスペック、燃費、価格、発売日を最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】トヨタ新型プリウスαのフルモデルチェンジモデルをスクープ!
- トヨタ新型プリウスαの【主な変更点】
- トヨタ新型プリウスαの外装(エクステリア)デザインは?
- トヨタ新型プリウスαのボディサイズは?
- トヨタ新型プリウスの内装(インテリア)デザイン
- トヨタ新型プリウスαのハイブリッドパワートレインとスペックは?
- トヨタ新型プリウスαのプラットフォームは?
- トヨタ新型プリウスαの安全装備は?
- トヨタ新型プリウスαの燃費は?
- トヨタ新型プリウスαの価格は?
- トヨタ新型プリウスαの発売日は?
- トヨタプリウスαを「おさらい」
【最新情報】トヨタ新型プリウスαのフルモデルチェンジモデルをスクープ!
▼新型プリウスαのテスト車
トヨタがフルモデルチェンジを予定する「プリウスα」のスクープ画像が撮影されました。
プリウスαは、ハイブリッドカーのトヨタプリウスのステーションワゴンバージョンとしてラインナップされているモデルです。
現在販売されているプリウスαは、2016年にフルモデルチェンジしたプリウスより1世代前のモデルとなりますが、ついに新型のテスト車がドイツのニュルブルクリンクに登場しました。
新型プリウスαは、サイズが拡大され7人が余裕をもって乗り込めるようになり、流行しているクロスオーバースタイルのタフな要素ももったモデルに変化すると考えられています。
▼トヨタ・プリウス
【トヨタ新型プリウス最新情報】マイナーチェンジ!PHVや価格、燃費、スペックは?
トヨタ新型プリウスαの【主な変更点】
▼トヨタ新型プリウスαの変更点
- 新世代プラットフォーム「TNGA(Toyota New Global Architecture)」を採用
- 熱効率をあげた最新のハイブリッドパワートレインにより燃費を向上
- 安全装備に「Toyota Safety Sense P」を採用
- サイズを拡大し、室内空間を拡大
新型プリウスαは、ベースになるプリウスと同じくトヨタの新世代プラットフォームTNGAのシャシーやパワートレインが採用され、基礎性能が大幅に向上します。
あわせて、安全装備も上級システムの「Toyota Safety Sense P」にアップデートされ、歩行者の検知などにも対応。
ボディサイズは拡大され、さらに居住性がアップすることになります。
トヨタ新型プリウスαの外装(エクステリア)デザインは?
▼新型プリウスαのテスト車
新型プリウスαの外装は、スクープされた姿からボディスタイルの変化が判明しています。
ドイツのニュルブルクリンクで捉えられた新型プリウスαは、現行モデルからフロントノーズが延長されることで、ボディスタイルの印象が大きく変化。
ステーションワゴンのシルエットから、クロスオーバー風のデザインに変更されていることがわかります。
ルーフのラインも直線的なものとなることで、後席のヘッドスペースの拡大に貢献。
最低地上高は現行モデルよりも高められ、クロスオーバーSUVスタイルの新型プリウスαに仕上げられることになります。
新型プリウスαを現行プリウスシリーズと比較!
▼プリウス
▼プリウスPHV
▼プリウスα(現行型)
新型プリウスαの外装を、現在販売されているプリウスシリーズの各モデルと比較すると、ボディの大型化やスタイルの変化がより感じられます。
バンパーのラインは、現行のプリウスαの直線的に下側にのびるものから、フルモデルチェンジしているプリウスにみられるグリルから斜め下に落ちるものに変化。
しかし、新型プリウスαではさらに幅の広さを強調するものとすることで、プリウスシリーズでも最大の車体サイズがアピールされています。
トヨタ新型プリウスαのボディサイズは?
▼新型プリウスαのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4670×1790×1580mm
ホイールベース:2780mm
車樹:1470kg
乗員:5人乗り or 7人乗り - 参考
・プリウスα(現行モデル)
全長×全幅×全高:4630×1775×1575mm
ホイールベース:2780mm
車重:1450kg
乗員:5人乗り or 7人乗り
新型プリウスαは、現行モデルでハッチバックのプリウスから80mm延長されていたホイールベースは維持しますが、全長と全幅が拡大されます。
これにより新型プリウスαは、現行モデルより燃費、運動性、車内空間効率が改善することになります。
トヨタ新型プリウスの内装(インテリア)デザイン
トヨタ新型プリウスαの内装は、ベースモデルからくる最新デザインにより、上質な仕上げとされます。
インテリアには、当初プリウスPHVにのみ装備されていましたが、人気になったことから2017年11月の一部改良でベースモデルにも設定されていた大型11.6インチのT-Connect SDナビゲーションシステムが採用されます。
トヨタ新型プリウスαのハイブリッドパワートレインとスペックは?
▼新型プリウスαのパワートレインスペックと比較
- パワートレイン:直列4気筒 1.8L + モーター
- エンジン最高出力:98ps
- エンジン最大トルク:14.5kgm
- モーター最高出力:フロント 72ps、リア 7.2ps
- モーター最大トルク:16.6kgm、リア 5.6kgm
- 駆動方式:FF or 4WD(リアモーターは4WDのみ)
- 参考
・プリウスα(現行モデル)
パワートレイン:直列4気筒 1.8L + モーター
エンジン最高出力:93ps
エンジン最大トルク:14.5kgm
モーター最高出力:フロント 82ps
モーター最大トルク:21.1kgm
駆動方式:FF
新型プリウスαのパワートレインには、プリウスに採用された最新のハイブリッドシステムが採用されます。
新世代ハイブリッドシステムの「THSⅡ」は、熱効率を40%以上とした新エンジンと、新バッテリーにより燃費をアップ。
加えて、リダクションギヤの平行軸歯車化とモーターの複軸配置を行う「新複軸構造トランスアクスル」に変更することで、機械損失を約20%低減しながら小型となり、室内空間も拡大されます。
新型プリウスαに4WD設定!
▼E-Four (電気式4WDシステム)イメージ
新型プリウスαには、現行型のプリウスで追加されたハイブリッド4WDシステムE-Fourモデルが設定されます。
E-Fourは、リア駆動用のバッテリーやモーターをコンパクトにまとめ搭載するシステム。
新型プリウスαはクロスオーバースタイルに変化するため、4WDモデルはプリウス以上の人気モデルになると見込まれています。
トヨタ新型プリウスαのプラットフォームは?
▼TNGA(Toyota New Global Architecture)
新型プリウスαのプラットフォームには、トヨタの新世代「TNGA(Toyota New Global Architecture)」が採用されます。
採用されるTNGAプラットフォームは、最新のトヨタ車に採用されているプラットフォームで、先にフルモデルチェンジしている現行型のプリウスやC-HR、カムリなどに使用されています。
TNGAプラットフォームは、クルマに使用するパーツの共有化をさらに進め、それぞれのパーツの軽量化や高剛性、信頼性アップ、低コストなどを実現することが可能になっています。
トヨタ新型プリウスαの安全装備は?
新型プリウスαの安全装備には、トヨタの上位パッケージ安全システムのトヨタセーフティセンスが装備されます。
これまでプリウスαの主な安全装備は、前世代のプリクラッシュセーフティ・システムとなっていました。
新型プリウスαで搭載されるトヨタセーフティセンスには以前、上級モデルに搭載される「P」とコンパクトカーなどに採用される「C」の2種類がありましたが、最新世代では末尾にグレードをつけない「トヨタセーフティセンス」に統一。
トヨタセーフティセンスは、自動ブレーキが車両のほか歩行者の検知にも対応。
その他、新型プリウスαでは、ITS専用周波数を活用しクルマのセンサーでは捉えきれない見通し外の情報や信号情報を、道路とクルマ、あるいはクルマ同士が直接通信し、ドライバーに知らせる「ITS Connect」が採用されます。
トヨタ新型プリウスαの燃費は?
▼トヨタ新型プリウスαの燃費
- 新型プリウスα:33.0~35.0km/L
- ※参考
プリウスα(現行型):26.2km/L
プリウス:40.8km/L
新型プリウスαに搭載されるパワートレインは、前モデルのシステムから25%の燃費アップが可能とされています。
新型ではボディサイズを拡大しますが、プリウスが40km/Lの大台を突破していたため、新型プリウスαでも33km/L~35km/Lが目標に設定されています。
トヨタ新型プリウスαの価格は?
▼新型プリウスαの価格
- 新型プリウスα
FF 5人乗り:275万円
FF 7人乗り:295万円
4WD 5人乗り:295万円
4WD 7人乗り:315万円 - ※参考
・プリウスα(現行モデル)
FF 5人乗り:262万円
FF 7人乗り:283万円
新型プリウスαの価格は、クロスオーバーモデルとしてサイズを拡大することで、現行型プリウスのフルモデルチェンジ時の価格アップ10万円と同程度のプラスになるとみられています。
新設定される4WDモデルは、標準のプリウスと同じく20万円ほどの価格アップとなり、4WDでも200万円台から選択可能になると考えられています。
トヨタ新型プリウスαの発売日は?
新型プリウスαの発売日は、2021年が予定されています。
トヨタはプリウスαをラインナップすることで、相乗効果でプリウスシリーズの販売を伸ばしたい考えです。
トヨタプリウスαを「おさらい」
▼ダイハツ メビウス
プリウスα(プリウス アルファ)は、トヨタが2011年5月に製造、発売を開始したハイブリッドステーションワゴンです。
3代目プリウスと基礎を共有し、ホイールベースを80mm延長することで室内空間を拡大。ステーションワゴンの2列シート/5人乗りタイプと、ミニバンの3列シート/7人乗りタイプを用意。
日本国内と台湾ではプリウスαのモデル名で販売されていますが、北米やオセアニアなどではプリウスV、ヨーロッパではプリウス+(プリウス プラス)のモデル名でラインナップ。
OEM供給として、子会社のダイハツでもメビウスというモデル名でリバッジ販売されています。
新型トヨタ・プリウスαについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!