日産は、上級セダンとしてラインナップしているフーガの改良を発表しました。
より上質感がアップする新型フーガについて、改良内容やスペック、価格などをご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】日産フーガハイブリッドが仕様向上!
- 新型フーガハイブリッドの外装(エクステリア)デザイン
- 新型フーガハイブリッドの内装(インテリア)デザイン
- 新型フーガハイブリッドのパワートレインとスペック
- 新型フーガハイブリッドの燃費
- 新型フーガハイブリッドの安全装備は?
- 新型フーガハイブリッドの価格は?
- 新型フーガハイブリッドの発売日は?
- 日産フーガを「おさらい」
【最新情報】日産フーガハイブリッドが仕様向上!
日産は2017年11月15日、フーガの仕様向上を発表しました。
フーガは、発売以降、高い走行性能やダイナミックなデザイン、全方位の安全性能が、ユーザーから評価されている日産の上級セダンです。
日産がちからを入れている「ニッサン インテリジェント モビリティ」の取り組みのもと、先進技術や全方位の運転支援システムを搭載しているモデルにもなっています。
新型フーガでは、上級セダンとしての室内空間の快適性を高めるため、遮音ガラスをフロントガラス、フロントドアガラス、リヤドアガラスに採用することで、静粛性が向上されました。
▼次期型フーガ
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新型フーガハイブリッドの外装(エクステリア)デザイン
日産フーガの外装は、海外で日産の上級ブランドQ70として販売されていることからも、力強くエレガントなものに仕上げられており、2015年の改良から下位モデルのスカイラインと同じくインフィニティのエンブレムが採用されています。
グリルパターンは同時にウェーブメッシュパターンを採用した新デザインとなっており、LEDポジショニングランプつきLEDヘッドランプやLEDリアコンビネーションランプ、新デザインリアトランクリッドなども装備されています。
新型フーガハイブリッドの内装(インテリア)デザイン
日産フーガの内装は、外観にあわせた力強さも取り入れながらも、質の高い素材を使用することで、モダンな仕上がりになっています。
新型フーガの改良では、室内の静粛性を高める遮音ガラスがフロントガラス、フロントドアガラス、リヤドアガラスに採用されました。
3.7Lエンジン搭載車とフーガハイブリッドでは、リアにホールド性を高めたシートが採用され、快適性をアップ。
シート地は、セミアニリン本革、ネオソフィール&ジャカード織物、スエード調トリコット&ダブルラッセルなどを設定。
フィニッシャーは、銀粉本木目と木目調から選択できるようになっています。
新型フーガハイブリッドのパワートレインとスペック
▼日産フーガのボディサイズとパワートレインスペック
- 全長×全幅×全高:4980×1845×1500mm
- ホイールベース:2900mm
- V型6気筒2.5Lエンジン「VQ25HR」
最高出力:225ps/6400rpm
最大トルク:26.3kgm/4800rpm - V型6気筒3.7L「VQ37VHR」
最高出力:333ps/7000rpm
最大トルク:37.0kgm/5200rpm - V型6気筒3.5L「VQ35HR」+電気モーターハイブリッド
エンジン最高出力:306ps/6800rpm
エンジン最大トルク:35.7kgm/5000rpm
電気モーター最高出力:68ps
電気モーター最大トルク:29.6kgm - トランスミッション:7速AT
- 駆動方式:FR or 4WD
日産フーガには、2.5Lと3.7Lのガソリンエンジンのほか、3.5Lハイブリッドが用意されています。
4WDは3.7Lガソリンエンジンで選択でき、その他パワートレインはFR駆動のみを設定。
フーガハイブリッドは、1つのモーターを2つのクラッチで制御することで走行と発電を行うシステムを採用。
2つあるクラッチのうち1つは、エンジンとモーター間の接続に使用し、停止したエンジンをモーターと完全に切り離すことによりモーターへの負荷をなくして、出力をロスすることなく走行。
もう1つのクラッチは、変速時と発進時に使用することでモーターの回転を素早く制御して、エンジン始動時やクラッチをつなぐときのショックを絶妙に吸収することでダイレクト感のあるレスポンスに優れた走りを実現しています。
新型フーガハイブリッドの燃費
▼日産フーガの燃費
- 2.5Lガソリン:11.2km/L
- 3.7Lガソリン:9.4km/L(4WDは8.9km/L)
- フーガハイブリッド:18.0km/L
日産フーガハイブリッドでは、5mに迫る全長を持つモデルながら18.0km/Lの高燃費に仕上げられています。
新型フーガハイブリッドの安全装備は?
▼日産フーガの主な安全装備
- インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物 検知機能付)
- インテリジェント LI(車線逸脱防止支援システム)/LDW(車線逸脱警報)
- インテリジェント BSI(後側方衝突防止支援システム)/BSW(後側方車両検知警報)
- インテリジェント BUI(後退時衝突防止支援システム)
- インテリジェント FCW(前方衝突予測警報)
- インテリジェント エマージェンシーブレーキ
日産フーガは、「ニッサン インテリジェント モビリティ」の取り組みのもと安全装備が充実されており、先進技術や全方位の運転支援システムを搭載しています。
新型フーガハイブリッドの価格は?
▼日産フーガとフーガハイブリッドのグレードと価格
- 370VIP:6,014,520円
- 370GT TypeS:5,712,120円
- 370GT:5,113,800円
- 250VIP:5,092,200円
- 250GT:4,800,600円
- 250GT Aパッケージ:4,193,640円
- 370GT FOUR:5,329,800円
- 370GT FOUR Aパッケージ:4,733,640円
- HYBRID VIP:6,835,320円
- HYBRID:6,295,320円
- HYBRID Aパッケージ:5,229,360円
日産フーガのエントリー価格は250GT Aパッケージの4,193,640円から、4WDモデルは370GT FOUR Aパッケージの4,733,640円となっています。
フーガハイブリッドは、2.5Lガソリンエンジンモデルから約103万円、3.7Lガソリンモデルから約12万円高価となる5,229,360円からに設定されています。
新型フーガハイブリッドの発売日は?
仕様向上した新型フーガの発売日は、11月28日と公式発表されました。
日産はミドルサイズセダンのスカイラインの改良も控えており、相乗効果でセダンをアピールしていく予定です。
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日産フーガを「おさらい」
▼日産フーガ(初代Y50型)
日産フーガ(FUGA )は、初代が2004年に発売したEセグメントクラスのセダンです。
40年以上の歴史を持っていたセドリックとグロリアの後継車として登場し、型式には6代目以降のセドリック、7代目以降のグロリアと同様に「Y」が採用されていますが、それまでのイメージを変えるために新しいモデル名が採用されました。
海外では、セドリックとグロリアと同じく上級ブランドのインフィニティ「Mシリーズ」として販売された後に、インフィニティ内の車名変更により2014年モデルから「Q70」になりました。
2代目で現行モデルのY51型フーガは2009年に登場し、可変バルブ機構のVVELを採用した3.7L VQ37VHR型エンジンを採用。
2010年11月には、3.5Lエンジンを搭載するフーガハイブリッドが追加されました。
海外仕様には、北米で販売されるV型8気筒5.6LのVK56VD型エンジン、欧州などで販売されるV型6気筒3LのV9X型ディーゼルエンジンも用意されています。
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