マツダが、オープンスポーツ「ロードスター」に「35周年記念車」を設定、あわせて改良を実施し、当初2024年11月7日の発表が予定されていましたが延期され、2024年12月の発表を予定しています。
改良により魅力をアップするマツダ新型ロードスターについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】35thアニバーサリー!「新型ロードスター 35周年記念車」発売!
- マツダ新型ロードスターの【変更点まとめ】
- 新スタイル!マツダ新型ロードスターの外装(エクステリア)デザイン
- 機能性UP!マツダ新型ロードスターの内装(インテリア)デザイン
- 軽快!マツダ新型ロードスターのエンジンと走行性能は?
- 高出力2L幌!「新型ロードスター マツダスピリットレーシングRS」も!
- 走り両立!マツダ新型ロードスターの燃費は?
- 充実!マツダ新型ロードスターの安全装備は?
- 2タイプ!マツダ新型ロードスターのサイズ、車体設計は?
- アップ!マツダ新型ロードスターの価格は?
- いつ?マツダ新型ロードスターの発売日は?
- マツダ・ロードスターを「おさらい」
【最新情報】35thアニバーサリー!「新型ロードスター 35周年記念車」発売!
▼マツダ新型ロードスター 35周年記念車の動画
◇#MFF2024富士 現地レポート◇
— マツダ株式会社 (@Mazda_PR) October 19, 2024
ステージイベント第一弾「ロードスター35周年記念イベント」にて、MAZDA ROADSTER 35周年記念車※がアンベール!
その瞬間を動画でお届けします。
※発売時期は後日お知らせ予定
#マツダファンフェスタ pic.twitter.com/s0ph6wwn7s
マツダ・ロードスターは、コンパクトオープンスポーツとしてラインナップされ、海外でも「MX-5」のモデル名で多くのファンを獲得。現行モデルの「ND型」は2023年10月にビッグマイナーチェンジが実施されていました。
改良される新型ロードスターでは、国内最大規模のロードスターミーティング「軽井沢ミーティング」で予告、「MAZDA FAN FESTA 2024 at FUJI SPEEDWAY」で公開されていた、1989年の登場から35周年を記念する特別仕様車を設定。
マツダファンフェスタ2024in富士
— HARU (@1999Komasan) October 20, 2024
ROADSTER 35周年#富士スピードウェイ #マツダファンフェスタ#マツダファンフェスタ2024 #ROADSTER#ROADSTER35周年 pic.twitter.com/TDuAtOhOIu
マツダ新型ロードスター35周年記念車は、ソフトトップの「S Leather Package V Selection」グレードと、ハードトップ「ロードスターRF」の「VS」グレードをベースに、マツダ・ブランドを象徴する「匠塗」の第4弾として開発された「アーティザンレッドプレミアムメタリック」のボディカラー、スマートキーを採用。
加えて、タンカラーのソフトトップとインテリア、35周年ロゴのヘッドレスト、シリアルナンバーバッジを装備。「ロードスターRF」には専用ホイールも採用することで質感がアップされます。
その他、新型ロードスターでは、ワイヤレスでのApple CarPlayに対応。
ボディカラーでは、「ジルコンサンドメタリック」が廃止されます。
▼マツダ3
【新型マツダ3 MAZDA SPIRIT RACING 3】「最強スポーツ設定!」改良発売!
マツダ新型ロードスターの【変更点まとめ】
▼マツダ新型ロードスターの変更点
- ロードスター35周年記念車を設定
- ワイヤレスApple CarPlayに対応
- ボディカラー「ジルコンサンドメタリック」を廃止
▽2023年10月の変更点
- 新しいライトデザインを採用し、すべてのランプをLED化
- 新デザインのホイールを採用
- ボディカラーに「エアログレーメタリック」を追加
- 新世代マツダコネクトを採用し、ディスプレイを8.8インチに大型化
- 「アシンメトリックLSD」を、ロードスター「S」を除くMT車に採用
- ステアリングラックの摩擦を低減しながら、モーターアシストの制御ロジックをより緻密化
- 「SKYACTIV-G 1.5」の出力を向上
- MT車の駆動力制御に最新の制御ロジックを導入し、アクセル操作時のレスポンスを改善
- DSCの新制御モード「DSC-TRACK」をMT車に追加
- 安全システムに「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール」、「スマート・ブレーキ・サポート/後進時左右接近物検知機能」を採用
- 特別仕様車「V SELECTION」を設定
- 「990S」、「BROWN TOP」、「S Leather Package White Selection」、「VS White Selection」、「VS Terracotta Selection」を廃止
新スタイル!マツダ新型ロードスターの外装(エクステリア)デザイン
▼マツダ新型ロードスターの画像
▼参考:マツダ・ロードスター(前モデル)
マツダ新型ロードスターの外装は2023年の改良時に、新しいデザインを採用することでリフレッシュされています。
▼マツダ新型ロードスターの画像
▼参考:マツダ・ロードスター(前モデル)
ヘッドライトは、従来バンパーにあったデイタイムランニングライトを内部に組み込み、生き物の瞳のような表情を維持しつつ、スピード感やライトウエイトスポーツカーらしさを表現。
▼マツダ新型ロードスターの画像
▼参考:マツダ・ロードスター(前モデル)
リアコンビランプは、歴代のロードスターに共通して採用されている「円形+楕円」のモチーフをより鮮明にし、ジェットエンジンのアフターバーナーからインスピレーションを得たスタイルに。
さらに、ヘッド、リア、ターンランプなどを含め、すべてのランプがLED化されています。
マツダ ロードスターのルーフには、ソフトトップのほか、電動開閉機能を備えたハードトップ「ロードスターRF」が設定され、スタイルや使い勝手を選ぶことができるように。
▼16インチホイール
▼17インチホイール
足元には、軽やかさと機能美を表現した新たなホイールが設定され、ホイール中央から周辺へまっすぐに伸びたスポークが、車軸からタイヤに動力を確実に伝えているようなデザインとすることで、スポーツカーとしての性能の高さや強さ、精緻さが表現されています。
機能性UP!マツダ新型ロードスターの内装(インテリア)デザイン
▼マツダ新型ロードスターの画像
▼参考:マツダ・ロードスター(前モデル)
マツダ新型ロードスターの内装は2023年の改良時に、新しい装備を採用することにより質感が高められています。
改良ではインフォテインメントシステムを、それまでの第1世代マツダコネクトから新世代マツダコネクトに変更。
7インチが採用されていたインフォテインメントディスプレイは、フレームレスとすることでエアバッグへの干渉を防ぎながら8.8インチに大型化。
これにより動作速度や解像度がアップされています。
軽快!マツダ新型ロードスターのエンジンと走行性能は?
▼マツダ新型ロードスターのパワートレインとスペック
- エンジン:直列4気筒 1.5L「SKYACTIV-G 1.5」
出力:136ps/15.5kgm - エンジン:直列4気筒 2L「SKYACTIV-G 2.0」
出力:184ps/20.9kgm - トランスミッション:6速MT or 6速AT
- 駆動方式:FR
マツダ新型ロードスターは2023年の改良により、走る楽しさがアップされています。
「SKYACTIV-G 1.5」では国内ハイオクガソリンに合わせた専用セッティングを施すことで更なる高効率化を実現。加速の伸び感を強化しながら、出力を4ps向上。
さらに、MT車には「SKYACTIV-G 2.0」も含めた駆動力制御に最新の制御ロジックを導入し、アクセル操作時のレスポンスを改善。
アクセルを踏み込んで加速するシーンだけではなく、アクセルを緩めて減速するシーンにおいても、よりドライバーの意に沿った駆動力の応答性が追求されています。
高出力2L幌!「新型ロードスター マツダスピリットレーシングRS」も!
▼マツダ新型ロードスター「マツダスピリットレーシングRS」の画像
マツダ・ロードスターには、マツダのモータースポーツ部門「MAZDA SPIRIT RACING(マツダスピリットレーシング)」が手掛けるスペシャルモデルの第一弾として、「ロードスターMAZDA SPIRIT RACING RS(ロードスターMSR RS)」の設定が予定され、コンセプトモデルが公開されています。
新型ロードスターMSR RSは、スーパー耐久レース活動を通して培った足回り、エアロダイナミクスの進化と、それらに合わせた内外装のアピアランスにより、「速さ」と「質感」に拘るMAZDA SPIRIT RACINGならではの価値を体現したハイパフォーマンスモデルとして制作。
パワートレインは、日本仕様でハードトップの「ロードスターRF」にのみ設定されていた2Lガソリンエンジンを専用チューニングにより184psから200psに出力をアップし、ソフトトップ車と組み合わせ。
足回りは専用チューニングされ、RAYS製TE37アルミホイール、Brembo製キャリパーを装備。
エクステリアには、スーパー耐久レース参戦車からくるエアロパーツや、マツダスピリットレーシングのイメージカラーである「ブルーグレー」のボディカラー、専用のストライプアクセントを採用。
内装には、スウェード素材やレッドステッチを使用し、RECARO製バケットシートを装備することで操作性をアップします。
走り両立!マツダ新型ロードスターの燃費は?
▼マツダ新型ロードスターの燃費(WLTCモード値)
- ロードスター(ソフトトップ&1.5Lエンジン)
17.2km/L - ロードスターRF(ハードトップ&2Lエンジン)
15.8km/L
マツダ新型ロードスターの燃費は、ソフトトップ1.5Lエンジンで17.2km/Lとなっています。
ハードトップで2Lエンジンを搭載するロードスターRFでもWLTCモード値15.8km/Lとされ、燃費の低下が抑えられています。
充実!マツダ新型ロードスターの安全装備は?
マツダ新型ロードスターには2023年の改良時に、最新の安全システムが採用されています。
改良では新たに、「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール (MRCC)」と「スマート・ブレーキ・サポート/後進時左右接近物検知機能(SBS-RC)」を採用。
MRCCは、フロントグリル左側に配置されたレーダーセンサーが先行車を検知することで、定速走行や追従走行を支援。
SBS-RCは、約15km/h以下で後退中にクルマの左右や後方に接近してきた車両を検知し、ブレーキ制御を支援することで衝突時の被害が軽減されます。
2タイプ!マツダ新型ロードスターのサイズ、車体設計は?
▼マツダ新型ロードスターのボディサイズ
- 全長×全幅×全高
ロードスター:3915×1735×1235mm
ロードスターRF:3915×1735×1245mm - ホイールベース:2310mm
- 車重
ソフトトップ:1010kg
ハードトップ:1110kg
マツダ新型ロードスターのボディサイズは、ハードトップモデルとなるロードスターRFが全高+10mmとなっています。
ロードスターRFは電動のルーフ開閉機構を備えながら、ルーフ上部のみを収納する新しいスタイルにより軽量化することで1110kgと、車重が抑えられています。
アップ!マツダ新型ロードスターの価格は?
▼マツダ・ロードスターの価格
▽ロードスター(ソフトトップ)
- ロードスターS
6速MT:2,898,500円 - ロードスターS Special Package
6速MT:3,087,700円、6速AT:3,203,200円 - ロードスターS Leather Package
6速MT:3,498,000円、6速AT:3,613,500円 - ロードスターS Leather Package V Selection
6速MT:3,553,000円、6速AT:3,668,500円 - ロードスターRS
6速MT:3,679,500円 - ロードスターNR-A(モータースポーツベース車)
6速MT:3,064,600円 - 35周年記念車【新設定】
400万円~ - MAZDA SPIRIT RACING RS【設定予定】
500万円
▽ロードスターRF(ハードトップ)
- ロードスターRF S
6速MT:3,796,100円、6速AT:3,823,600円 - ロードスターRF VS
6速MT:4,154,700円、6速AT:4,182,200円 - ロードスターRF RS
6速MT:4,308,700円 - 35周年記念車【新設定】
450万円~
マツダ新型ロードスターの価格は改良によりアップします。
アップ幅は既存グレードで10万円ほどとされ、新設定される「35周年記念車」は専用装備を採用することで400万円ほどからとなります。
いつ?マツダ新型ロードスターの発売日は?
改良されるマツダ新型ロードスターは、当初2024年11月7日の発表が予定されていましたが延期され、2024年12月の発表を予定しています。
マツダはロードスターに35周年を記念する特別仕様車を設定することで、さらなるユーザーにアピールしていく予定です。
マツダ・ロードスターを「おさらい」
▼マツダ・ロードスター(ボディカラー:クラシックレッド)
マツダ・ロードスター(Roadster)は、マツダが製造・販売するオープンタイプのスポーツカーです。
初代NA型は1989年5月にアメリカで発売され、日本国内でも同年8月に先行予約を開始し、9月1日に発売。
当初は、マツダの5チャンネル販売体制から「ユーノス・ロードスター」 の名称で販売されていました。
1998年1月に初のフルモデルチェンジを受け2代目のNB型に変更。日本での販売名称が「マツダ・ロードスター」に変更されました。
2000年には生産累計53万1,890台を達成し、「世界で最も多く生産された2人乗り小型オープンスポーツカー」としてギネスブックにも認定。
2005年に登場した3代目NC型では新たに電動格納式ハードトップをラインナップし、現在のロードスターRFにつながるモデルになりました。
2015年には約10年ぶりのフルモデルチェンジで現行型の4代目ND型が登場。増加し続けていた車重が1トン未満まで軽量化されたことで評判になりました。
海外ではマツダMX-5のモデル名で販売され、ライトウェイトオープンスポーツカーの代名詞的存在になっています。
新型マツダ・ロードスターについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!