シボレーが、フラッグシップスポーツカー「コルベット」の日本発売を発表しました。
ミッドシップ化など大きく変化した新型コルベットC8について、スペックや価格、発売日などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】シボレー新型コルベットをフルモデルチェンジ日本発売!
- シボレー新型コルベットC8の【変更点まとめ】
- 1300万円から!シボレー新型コルベットC8の価格は?
- 新スタイル!新型コルベットC8の外装(エクステリア)デザインは?
- 電動ハードトップ!シボレー新型C8コルベットコンバーチブルも設定!
- 大幅変更!シボレー新型コルベットC8のボディサイズは?
- 使いやすさも!シボレー新型コルベットC8の内装(インテリア)は?
- シボレー新型コルベットC8.Rレーシングカーも登場!
- 最新!シボレー新型コルベットC8のエンジンとスペックは?
- ハイブリッド化!シボレー新型コルベットE-Rayを設定!
- いつ?シボレー新型コルベットC8の発売日は?
- シボレー・コルベットを「おさらい」
【最新情報】シボレー新型コルベットをフルモデルチェンジ日本発売!
▼シボレー新型コルベットの画像
シボレーが、フラッグシップスポーツ「コルベット」の日本発売を発表しました。
シボレー・コルベットは、ブランドを代表するスポーツとして長く販売され、米国を象徴する人気スポーツカーになっています。
フルモデルチェンジした新型コルベットはクーペが2019年7月、コンバーチブルが10月に発表され、伝統的なFRレイアウトからMRレイアウトに変更し、世界のスーパースポーツと競う性能とブランド力を手に入れることを目標に開発。
サブネームには歴代モデルでも使用された「スティングレイ」が採用されています。
▼シボレー新型コルベットの試乗動画
▼シボレー・カマロ
【シボレー新型カマロ】「2021年型!」改良日本発売!最新情報、クーペ/コンバーチブル、燃費、価格は?
シボレー新型コルベットC8の【変更点まとめ】
▼シボレー新型コルベットC8の変更点
- 駆動方式をFRからMRに変更することで、運動性能を向上
- ドライサンプ潤滑システムを採用したV型8気筒6.2L「LT2」エンジン、8速デュアルクラッチ式トランスミッションを搭載
- クーペにタルガトップルーフ、コンバーチブルに電動ハードトップを採用
- 前モデル「C7」の販売も2021年まで継続し、並行して販売
- ハイパフォーマンスモデルとしてハイブリッドモデルの設定を予定
▼シボレー新型コルベットの動画
1300万円から!シボレー新型コルベットC8の価格は?
▼シボレー新型コルベットの価格
- 日本価格
▼クーペ
コルベット 2LT:1300万円
コルベット 3LT:1500万円
▼コンバーチブル
コルベット コンバーチブル:1650万円 - ※米国価格
クーペ:60,000ドル~(約650万円)
コンバーチブル:67,500ドル~(約720万円)
シボレー新型コルベットの価格は、日本仕様で最高出力をアップするZ51パッケージが標準装備され、1300万円からに設定されています。
日本仕様の装備はフロントカーブビューパーキングカメラ、HDリアビューカメラ&リアパークアシストなどの運転支援機能を標準装備。
「2LT」グレードでは、GT2バケットシートを採用。
上位の「3LT」グレードでは内外装にカーボンパーツを採用するほか、シートにはよりホールド性を高めたコンペティションスポーツバケットシートを装備し、加えてエンジンアピアランスパッケージやカラードブレーキキャリパーなどが追加されます。
新スタイル!新型コルベットC8の外装(エクステリア)デザインは?
▼シボレー新型コルベットC8の画像
▽クローズ時
▽オープン時
シボレー新型コルベットC8の外装は、エンジンが車体前からキャビン後方に移動することでスタイルが変化しています。
フロントデザインは前モデルと共通したイメージになるように仕上げられていますが、トランクだったリア部分はエンジンを搭載するために高くボリュームアップ。
ボディスタイルは空力性能が追求され、180kgものダウンフォースを発生させることができるようになっています。
クーペはルーフにタルガトップを採用することによりオープンエアを楽しむこともでき、外したルーフはエンジン後部にあるラゲッジスペースに収納することができるようになっています。
シボレー新型コルベットC8を前モデルと比較!
▼シボレー・コルベット(前モデル)
新型コルベットを前モデルと比較すると、イメージを引き継ぐため、全体のスタイルが調整されていることがわかります。
キャビンはエンジンをリアに搭載するために前方に移動され、フロント部分はより鋭い傾斜になっています。
電動ハードトップ!シボレー新型C8コルベットコンバーチブルも設定!
▼シボレー新型コルベットC8コンバーチブルの画像
シボレー新型コルベットは、電動オープン仕様となる「コルベット・コンバーチブル」が設定されています。
シボレー新型コルベットは、ベースモデルでタルガトップが採用されオープンエアを楽しむことができるようになっていますが、新型コルベットコンバーチブルでは48km/h以下で16秒で開閉を終了できる軽量電動ハードトップを歴代初採用。
ドライバーの後部にはディフレクターが装備され、オープン走行時の風切り音を低減。
エンジンはクーペと同じものとなっていますが、スプリングとダンパーは専用チューニングされ、クーペ同等のパフォーマンスを発揮できるように仕上げられています。
▼シボレー新型コルベットコンバーチブルの試乗動画
大幅変更!シボレー新型コルベットC8のボディサイズは?
▼シボレー新型コルベットのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4630×1940×1220mm
- ホイールベース:2722mm
- 車重:1530kg(コンバーチブルは+36kg)
- 乗車定員:2名
- ※参考
・コルベットC7(前モデル)
全長×全幅×全高:4495×1877×1230mm
ホイールベース:2710mm
車重:1450kg
乗車定員:2名
シボレー新型コルベットのボディサイズは、ミッドシップレイアウトを採用することで拡大されました。
全長は前モデルから+135mmと大きく延長され、全幅もワイド化。
この変更により、高速走行時に大きなダウンフォースを獲得することもできるようになっています。
コルベットコンバーチブルは、複合素材を使用した軽量ルーフによりクーペからの重量増が抑えられています。
使いやすさも!シボレー新型コルベットC8の内装(インテリア)は?
▼シボレー新型コルベットC8の画像
シボレー新型コルベットC8の内装は、ドライバーを中心に作成され、ドライビングに集中できる空間に仕上げられています。
室内にはレザーとステッチが効果的に使用され、メーターには多くの情報をわかりやすくドライバーに提供するデジタルメーターを採用。
インフォテインメントシステムも大きくドライバー側に傾けることで、マシンの状態などを瞬時に確認することができるようになっています。
車両の操作系はナビシートと仕切るように縦に配置することで、独自の室内空間を創出。
オーディオシステムには、BOSEが手がけたプレミアムモデルが採用されています。
また、ラゲッジスペースはフロントのほか、ミッドシップレイアウトながらリアにも大きな空間が確保され、ゴルフバッグや旅行用のバッグを積み、レジャーを楽しむことができるようになっています。
シボレー新型コルベットC8.Rレーシングカーも登場!
▼シボレー新型コルベットC8.Rレーシングカーの画像
シボレー新型コルベットは、レーシングカー仕様となる「C8.R」が発表されています。
新型コルベットのレーシングカーは入念にテストされた大型のエアロパーツを装備。
エンジンにはV型8気筒5.5L自然吸気エンジンが搭載され、500馬力/66.4kgmを発揮。
今後世界各国のレースシリーズに参戦し、その性能がアピールされます。
最新!シボレー新型コルベットC8のエンジンとスペックは?
▼シボレー製V型8気筒6.2L「LT2」エンジン
▼シボレー新型コルベットC8のパワートレインとスペック
- V型8気筒6.2L「LT2」
- 最高出力
ベースモデル:497ps
Z51パッケージ:502ps【日本仕様】 - 最大トルク:65.0kgm
- トランスミッション:8速デュアルクラッチ
- 最高速度:320km/h
- 0-96km/h加速:3.0秒(Z51パッケージ:2.9秒)
- 駆動方式:MR
シボレー新型コルベットはミッドシップレイアウトに変更され、リアに搭載されるエンジンにはV型8気筒6.2L「LT2」が採用されました。
▼参考:コルベットC7(前モデル)のスペック
- V型8気筒6.2L「LT1」
- 出力:466ps/64.2kgm
- 0-96km/h加速:3.6秒
同排気量のエンジンは前モデルのC7型コルベットでも採用され466psを出力していましたが、新型コルベットではベースモデルで497ps、日本導入モデルはZ51パッケージを装備することで502psを発揮。
1Gを超えるコーナリング性能に対応するため、オイル循環にはドライサンプ潤滑システムが採用され、安定した性能を発揮することができるようになっています。
トランスミッションは前モデルの8速ATから、新型コルベットC8では新開発された8速デュアルクラッチ式とすることで変速時間を短縮。
1速のギヤ比を低く設定することでトラクションを高め、2速から6速まではクロスレシオ設定としてサーキット走行でのパフォーマンスをアップ。7速と8速は高めのギヤ比とすることで、ロングドライブでの快適性や燃費性能もアップされています。
走行モードは前モデルで用意されていた「Weather」「Tour」「Sport」「Track」に、新しく「マイモード」「Zモード」を追加。
Zモードでは、ドライバーがエンジンとトランスミッションの調整を行なうことが可能になっています。
0-96km/h加速タイムは、リアにエンジンを移動したことによるトラクションアップの効果もありベースモデルで3.0秒、Z51パフォーマンスパッケージで2.9秒まで短縮されています。
ハイブリッド化!シボレー新型コルベットE-Rayを設定!
▼シボレー新型コルベットE-Rayのスクープ画像
シボレー新型コルベットには今後、ハイパフォーマンスモデルとしてV型8気筒ハイブリッドモデル「コルベットE-Ray」の設定が予定されています。
ハイブリッドシステムは、V型8気筒6.2Lエンジンに電気モーターを組み合わせ、650馬力を発揮。
他社のハイブリッドスーパーカーより価格を抑え、ベースモデルと同じく戦略的な価格設定でライバルに対抗するモデルとなります。
いつ?シボレー新型コルベットC8の発売日は?
シボレー新型コルベットは、当初発表を予定していた2019年1月から半年ほど遅れましたが、米国でクーペが2019年7月18日、コンバーチブルが10月3日に発表されました。
発売日は北米で2020年2月、右ハンドル仕様が導入された日本では2020年1月10日から受注を開始。
シボレーはコルベットをミッドシップレイアウトとすることで欧州のスーパーカーに対抗し、ブランド力を高めていきたい考えです。
シボレー・コルベットを「おさらい」
▼シボレー・コルベット(初代C1型)
シボレー・コルベット(Chevrolet Corvette)は、初代が1954年に登場したゼネラルモーターズ (GM) のシボレーブランドで販売されているスポーツカーです。
シボレーはコルベットの登場により、その後発売されたカマロとともにレースで活躍し、大衆車ブランドから徐々にスポーツ性能をアピールするように変化。
▼シボレー・コルベット(3代目C3型)
1968年に登場する3代目のC3型では、コーラの瓶のようなくびれを持つことから通称コークボトルと呼ばれるボディラインが大人気になりました。
エンジンは、初代ではヨーロッパのライトウェイトスポーツカーをお手本に、ハイパワーすぎない直列6気筒3.9Lエンジンで150馬力になっていましたが、その後アメリカでハイパワーV型8気筒エンジンの人気が高まったことから徐々に出力をアップ。
2代目は250馬力、3代目は300馬力、4代目では410馬力となり、前モデルの7代目C7型ではベースモデルでも460馬力、最上級のコルベットZR1では766馬力まで高出力化。
▼シボレー製V型8気筒OHVエンジン
搭載するV型8気筒エンジンは、カムをシリンダー横に配置しプッシュロッドを介してバルブを開閉するOHV(オーバーヘッドバルブ)式を伝統的に採用。
OHV式は、シリンダー上部にカムを配置し現在一般に使用されているOHC(オーバーヘッドカム)式よりバルブ開閉パーツの重量が重くなるため、緻密な制御が難しく、高回転には不向きであることから採用車が減っていましたが、コルベットでは、カムをシリンダーサイドに配置することで低重心にできるメリットを重視。
各パーツの性能を改善することで、他のエンジン同等となる6000rpm以上のエンジン回転数に対応。
ホイールアーチより一段低いボンネット位置も車両デザインの特徴になっていました。
新型シボレーコルベットについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!