トヨタが、SUV「ランドクルーザープラド」の改良発売を発表しました。
改良により性能を伸ばした新型ランドクルーザープラドについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】高出力化!「新型ランドクルーザープラド」改良発売!
- 新型ランドクルーザープラドの【変更点まとめ】
- アップ!新型ランドクルーザープラドの価格は?
- 精悍!新型ランドクルーザープラドの外装(エクステリア)デザイン
- 新装備!新型ランドクルーザープラドの内装(インテリア)デザイン
- 存在感!新型ランドクルーザープラドにカスタムパーツ設定!
- 出力UP!新型ランドクルーザープラドのスペックは?
- タフ!新型ランドクルーザープラドの悪路走破性能は?
- WLTCモード値に!新型ランドクルーザープラドの燃費は?
- 新世代に!新型ランドクルーザープラドの安全装備は?
- 乗りやすく!新型ランドクルーザープラドのサイズは?
- いつ?新型ランドクルーザープラドの発売日は?
- ランドクルーザープラドを「おさらい」。ランクルとの違いは?
【最新情報】高出力化!「新型ランドクルーザープラド」改良発売!
▼新型ランドクルーザープラド
トヨタが、SUV「ランドクルーザープラド」の改良発売を発表しました。
トヨタ・ランドクルーザープラドは、ブランドを代表するSUV「ランドクルーザー」シリーズの中で、都市部での走りや乗り心地を高めたライトデューティモデルとしてラインナップされています。
改良された新型ランドクルーザープラドでは、ターボチャージャーの大型化によりディーゼルエンジンの出力を177ps/45.9kgmから204ps/51.0kgmにアップしたほか、安全システムに第2世代「トヨタセーフティセンス」を搭載。
▼特別仕様車「TX“Lパッケージ・Black Edition”」
その他、特別仕様車として「ランドクルーザープラドTX L Black Edition」を設定。
特別仕様車は「TX」グレードをベースに“Lパッケージ”相当の装備に加え、内外装はブラックを基調に仕上げ。
外装には、グリルやヘッドランプまわり、バックドアガーニッシュに、漆黒メッキ加飾を施し、アウターミラー、ルーフレールなどはブラック塗装とされています。
また、専用ブラック塗装の18インチアルミホイールを特別装備するとともに、ブラック塗装を施した大型のフォグランプベゼルを装着することにより精悍な印象をプラス。
内装には、シルバー塗装オーナメントパネル、ブラック塗装センタークラスターパネルが採用されています。
新型ランドクルーザープラドは2020年8月3日に発売。価格は3,621,000円~5,530,000円となっています。
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新型ランドクルーザープラドの【変更点まとめ】
▼トヨタ新型ランドクルーザープラドの変更点
- ディーゼルエンジンに採用するターボチャージャーのサイズをアップし、出力を向上
- 第2世代「トヨタセーフティセンス」を装備し、夜間の歩行者と昼間の自転車運転者検知、ヨーアシスト機能付レーンディパーチャーアラート、ロードサインアシスト(RSA)、先行車発進告知機能を全車標準装備
- 「TZ-G」、「TX“Lパッケージ”」に、「リヤクロストラフィックアラート」をオプション設定
- 特別仕様車「TX L Black Edition」設定。
ブラック塗装18インチホイール、漆黒メッキガーニッシュ、ブラックアウターミラー、ブラックドアウィンドウモールを装備 - 「TZ-G」グレードに「パドルシフト」を採用
- スマートフォンとの連携を可能にした9インチの「ディスプレイオーディオ(DA)」をオプション設定
- 新燃費基準「WLTCモード」に対応
アップ!新型ランドクルーザープラドの価格は?
▼トヨタ新型ランドクルーザープラドの価格
- 【2.7Lガソリン】
・TX
5人乗り:3,621,000円、7人乗り:3,779,000円
・TX-L
5人乗り:4,140,000円、7人乗り:4,298,000円
・TX-L BlackEdition【新設定】
5人乗り:4,261,000円、7人乗り:4,419,000円 - 【2.8Lディーゼル】
・TX
5人乗り:4,285,000円、7人乗り:4,443,000円
・TX-L
5人乗り:4,810,000円、7人乗り:4,968,000円
・TX-L BlackEdition【新設定】
5人乗り:4,931,000円、7人乗り:5,089,000円
・TZ-G
7人乗り:5,530,000円
トヨタ新型ランドクルーザープラドの価格は、安全装備の充実などによりアップしています。
アップ幅はガソリン車で1万7000円ほど、ターボチャージャーが大型化されたディーゼル車で5万5000円ほどとなっています。
▼参考:トヨタ・ランドクルーザープラドの価格(前モデル)
- 2.7Lガソリンモデル
・ランドクルーザー プラド TX
5人乗り:3,603,600円、7人乗り:3,760,900円
・ランドクルーザー プラド TX“Lパッケージ”
5人乗り:4,122,800円、7人乗り:4,280,100円 - 2.8Lディーゼルモデル
・ランドクルーザー プラド TX
5人乗り:4,229,500円、7人乗り:4,386,800円
・ランドクルーザー プラド TX“Lパッケージ”
5人乗り:4,754,200円、7人乗り:4,911,500円
・ランドクルーザー プラド TZ-G
7人乗り:5,462,600円
精悍!新型ランドクルーザープラドの外装(エクステリア)デザイン
ランドクルーザープラドの外装は、迫力のあるフロントグリルとダイナミックなフォルムを採用しながら、都市でも映えるスタイリングに仕上げられています。
エンジンフードは中央部を前方視界に配慮した形状としながら、最新のヘッドランプを採用することで力強さが演出されています。
新装備!新型ランドクルーザープラドの内装(インテリア)デザイン
▼ランドクルーザープラド(7人乗り仕様)
トヨタ新型ランドクルーザープラドは、最新の装備を採用することで魅力がアップされます。
改良では、スマートフォンとの連携を可能にした9インチのディスプレイオーディオ(DA)をオプションで設定。
その他、ディーゼル車の最上位グレード「TZ-G」に「パドルシフト」を採用することで、より走りを楽しむことができるようになっています。
▼ランドクルーザープラド(5人乗り仕様)
ランドクルーザープラドには7人乗り仕様のほか、ラゲッジスペースを重視した5人乗り仕様も設定され、用途にあわせて選択できるようになります。
▼トヨタ新型ランドクルーザープラドの室内サイズ
- 乗員:7人乗り or 5人乗り
- 室内長×室内幅×室内高
7人乗り:2520×1565×1240mm
5人乗り:1825×1565×1240mm
存在感!新型ランドクルーザープラドにカスタムパーツ設定!
▼モデリスタ・エアロキット
▼TRDカスタム仕様
トヨタ新型ランドクルーザープラドには、カスタムモデルとしてモデリスタ、TRD、トヨタからそれぞれパーツが設定されています。
各モデルは、モデリスタが「都会に映える表情」、TRDは「スポーティ」、トヨタは「上質さ」がそれぞれコンセプトとされ、個性をアップしたスタイルを楽しむことができるようになっています。
▼トヨタ「エクステリアドレスアップ」
出力UP!新型ランドクルーザープラドのスペックは?
▼トヨタ新型ランドクルーザープラドのエンジンとスペック
- 【ディーゼル】【改良】
直列4気筒2.8Lディーゼルターボ「1GD-FTV」
出力:204ps/51.0kgm - 【ガソリン】
直列4気筒2.7Lガソリン
出力:163ps/25.1kgm - トランスミッション:6速AT
- 駆動方式:4WD
トヨタ新型ランドクルーザープラドのパワートレインは、2015年に4Lガソリンエンジンにかえて導入されていた2.8Lディーゼルターボエンジンを改良することで走行性能がアップされています。
▼2.8Lディーゼルターボ「1GD-FTV」の解説動画
2.8Lディーゼルエンジンは、新世代の高断熱ディーゼル燃焼や高効率のターボチャージャーを採用することで、1600rpmの低回転から最大トルクを発揮し、新開発された尿素SCRシステムなどの採用により、窒素酸化物(NOx)を大幅低減していました。
改良では、組み合わせるターボチャージャーのサイズをアップすることで、出力を前モデルの177ps/45.9kgmから204ps/51.0kgmにアップ。
ディーゼルエンジンならではの大トルクによる力強い加速性能に加え、速度があがる高速道路などでの走行性能が強化されています。
タフ!新型ランドクルーザープラドの悪路走破性能は?
▼トヨタ新型ランドクルーザープラドの悪路走破性能
- アプローチアングル:31度
- デパーチャーアングル:28度
- ランプブレークオーバーアングル:22度
- 最大渡河水深:700mm
- 最低地上高:220mm
トヨタ新型ランドクルーザープラドの悪路走破性能は、アプローチアングル31度、最大渡河水深700mmとSUVトップクラスのスペックが確保されています。
その他、走行システムとして 5つのモードから選択できる「マルチテレインセレクト」、ステアリング操作のみで難路を走破する「クロールコントロール」、スタビライザーを調整しオンロードの快適性とオフロードの走破性を両立する「KDSS」システムなどを採用することで高い走行性能がつくられています。
▼マルチテレインセレクト解説動画
▼クロールコントロール解説動画
▼KDSS解説動画
WLTCモード値に!新型ランドクルーザープラドの燃費は?
▼トヨタ新型ランドクルーザープラドの燃費
- 2.8Lディーゼル:11.2km/L
- 2.7Lガソリン:8.3km/L
※WLTCモード値
トヨタ新型ランドクルーザープラドの燃費は、改良にあわせ、より実燃費に近い新燃費規格WLTCモード値に対応しました。
燃費値は、2.8Lディーゼルエンジンで出力をアップしながらWLTCモード値11.2km/Lとされ、タフな走りと環境性能が両立されています。
新世代に!新型ランドクルーザープラドの安全装備は?
新型ランドクルーザープラドの安全装備には、単眼カメラとミリ波レーダーの性能を向上させることで第2世代に進化した予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)」が採用されています。
前モデルでは、第1世代の上級装備「トヨタセーフティセンスP」をベースとしたシステムが搭載されていました。
第2世代のトヨタセーフティセンスは、プリクラッシュセーフティの検知範囲を拡大し、新たに夜間の歩行者と昼間の自転車運転者にも対応。
その他、ヨーアシスト機能付のレーンディパーチャーアラートやロードサインアシスト(RSA)、先行車発進告知機能を全車標準装備。
加えて、新型ランドクルーザープラドでは「TZ-G」「TX“Lパッケージ”」に、駐車場などで後退する際に、左右後方から接近してくる車両を検知し、ドアミラー内のインジケーターの点滅とブザーにより、注意を喚起する「リヤクロストラフィックアラート」がオプション設定され、安全性をアップすることができるようになっています。
乗りやすく!新型ランドクルーザープラドのサイズは?
▼トヨタ新型ランドクルーザープラドのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4825×1885×1835mm
- ホイールベース:2790mm
- 最低地上高:220mm
- 車重:2050kg
- 参考
・トヨタ・ランドクルーザー
全長×全幅×全高:4950×1980×1870mm
ホイールベース:2850mm
最低地上高:225mm
車重:2430kg
トヨタ新型ランドクルーザープラドのボディサイズは、フラッグシップSUVとしてラインナップされる「ランドクルーザー」と比較して全長-125mm、全幅-95mmとすることで、都市部でも乗りやすい設計となっています。
この違いにより車重は380kgも軽くなっており、高い悪路走行性能を持ちながらも、より軽快な走りを楽しむことができるようになっています。
いつ?新型ランドクルーザープラドの発売日は?
改良されるトヨタ新型ランドクルーザープラドの販売は、2020年6月に前モデルのオーダーをストップし、2020年8月3日に発売されました。
トヨタは、上級SUVとして人気のランドクルーザープラドを改良することで、新世代モデルが登場した「ハリアー」や「RAV4」など、他のSUVとの相乗効果を高める予定です。
ランドクルーザープラドを「おさらい」。ランクルとの違いは?
▼ランドクルーザープラド(初代)
トヨタ・ランドクルーザープラド(LAND CRUISER PRADO)は、初代が1990年に登場したSUVです。
登場前に70系ランドクルーザーの派生車種として販売されていた「ランドクルーザーワゴン」のデザインなどを変更し、後継モデルとして登場しました。
特徴として、ランドクルーザー譲りの高い悪路走行性能を持ちながらも乗用を重視し、軽量化された車体やパワートレインを採用しています。
そのコンセプトの違いからランドクルーザーとプラドでは、日本仕様で搭載するエンジンがランドクルーザーで4.6Lガソリン、プラドが2.8Lディーゼルと2.7Lガソリンと、排気量に大きな差がつけられています。
現行モデルで4代目の150系ランドクルーザープラドは2009年に、同年に廃止されプラットフォームを共有していた「ハイラックスサーフ」を統合し登場。
2013年と2017年にビッグマイナーチェンジが行われデザインを変更し、国内では少ないディーゼルエンジンを選択できるSUVとして人気になっています。
新型トヨタ・ランドクルーザープラドについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!