トヨタが、クロスカントリー車「ランドクルーザー70」の復刻発売を予定しています。
タフな性能を持つ新型ランドクルーザー70について、スペックや価格、発売日などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】トヨタ新型ランドクルーザー70再復刻日本発売へ!
- トヨタ新型ランドクルーザー70の【主な特徴まとめ】
- トヨタ新型ランドクルーザー70の外装(エクステリア)デザイン
- トヨタ新型ランドクルーザー70のボディサイズは?
- トヨタ新型ランドクルーザー70の内装(インテリア)デザイン
- トヨタ新型ランドクルーザー70のエンジンとスペックは?
- トヨタ新型ランドクルーザー70の悪路走破性能は?
- トヨタ・ランドクルーザー70を試乗動画でチェック!
- トヨタ新型ランドクルーザー70の燃費は?
- トヨタ新型ランドクルーザー70の価格は?
- トヨタ新型ランドクルーザー70の発売日は?
- トヨタ・ランドクルーザーを「おさらい」
【最新情報】トヨタ新型ランドクルーザー70再復刻日本発売へ!
▼トヨタ新型ランドクルーザー70の画像
トヨタが、ランドクルーザー70の日本再導入を予定しています。
トヨタ・ランドクルーザー70は、ブランドを代表するSUV「ランドクルーザー」シリーズの中で、悪路での耐久性や走破性を高めたヘビーデューティーモデルとしてラインナップ。海外では現在も販売されその性能が高い評価を受けています。
日本では2014年に約10年ぶりの復刻販売が行われましたが、1年間の期間限定販売で現在は販売が終了されています。
再度復活するトヨタ新型ランドクルーザー70は、70系ランドクルーザーの高い人気を受け日本に導入されたピックアップトラック「ハイラックス」の販売が堅調で、70系の再販も希望する声も多いことから、ユーザーの要望に応えて導入されます。
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トヨタ新型ランドクルーザー70の【主な特徴まとめ】
▼トヨタ新型ランドクルーザー70の特徴
- ボディタイプに、バンとダブルキャブピックアップをラインナップ
- パワートレインに、最新の2.8Lディーゼルエンジンを搭載
- ラダーフレーム、前後リジッド式サスペンションを採用
- 「デュアルモードオートマチックロッキングハブ」を装備
- 「電動デフロック」、「電動ウインチ」を設定
- 運転席、助手席SRSエアバッグを全車標準装備
トヨタ新型ランドクルーザー70の外装(エクステリア)デザイン
▼トヨタ新型ランドクルーザー70バン
トヨタ新型ランドクルーザー70の外装は、機能性を最優先した力強いデザインに仕上げられています。
バンでは走行安定性を高めるためシルバーのオーバーフェンダーが装備され、車幅を拡大。
▼トヨタ新型ランドクルーザー70ダブルキャブピックアップトラック
ランドクルーザー70ピックアップトラックは、後席を持つダブルキャブを採用することで荷物と人を同時に運ぶことができるように。
荷台はボディサイズの限界まで広げながら耐久性も高めることで、タフに使うことができるようになっています。
日本再導入では衝突安全性基準に対応するため、変更がおこなわれます。
トヨタ新型ランドクルーザー70のボディサイズは?
▼トヨタ新型ランドクルーザー70のボディサイズ
- 【ランドクルーザー70バン】
全長×全幅×全高:4810×1870×1920mm
ホイールベース:2730mm
車重:2120kg
タイヤ・ホイール:タイヤ 265/70 R16・AT20&16×7JJ
最低地上高:200mm - 【ランドクルーザー70ピックアップ】
全長×全幅×全高:5270×1770×1950mm
ホイールベース:3180mm
車重:2220kg
タイヤ・ホイール:タイヤ 7.50 R16LT・TG21&16×5.50F
最低地上高:225mm - ※参考
・トヨタ ハイラックス
全長×全幅×全高:5335×1855×1800mm
ホイールベース:3085mm
最低地上高:215mm
車重:2060kg
トヨタ新型ランドクルーザー70のボディサイズは、ピックアップトラック「ハイラックス」から全長が短く設計されています。
ホイールベースは70系ピックアップトラックで3180mmまで延長されていますが、最低地上高を225mmと高くとることで悪路の走破性能が高められています。
▼参考:ランドクルーザーシリーズのボディサイズ
- トヨタ・ランドクルーザープラド
全長×全幅×全高:4825×1885×1835mm
ホイールベース:2790mm
最低地上高:220mm
車重:2050kg - トヨタ・ランドクルーザー
全長×全幅×全高:4950×1980×1870mm
ホイールベース:2850mm
最低地上高:225mm
車重:2430kg
トヨタ新型ランドクルーザー70の内装(インテリア)デザイン
トヨタ新型ランドクルーザー70の内装は、機能性を最優先したシンプルなデザインとなっています。
フロントシートはホールド性を高める形状とされ、悪路での安定感を向上。
▼ランドクルーザー70バン
新型ランドクルーザー70バンでは荷室に大きな空間がつくられ、後席を収納することで長尺の荷物にも対応。
▼ランドクルーザー70ピックアップ
ランドクルーザー70ピックアップでも、後席を収納することで室内に荷物を積むことができるようになっています。
トヨタ新型ランドクルーザー70のエンジンとスペックは?
▼トヨタ新型ランドクルーザー70のエンジンとスペック
- 直列4気筒2.8Lディーゼルターボ「1GD-FTV」
- 最高出力:177ps/3400rpm
- 最大トルク:45.9kgm/1600-2400rpm
- トランスミッション:副変速機付き5速MT
- 駆動方式:パートタイム4WD
トヨタ新型ランドクルーザー70のパワートレインには、最新の環境規制に対応する2.8Lディーゼルターボエンジンが搭載されます。
▼参考:ランドクルーザー70(前モデル)のスペック
- エンジン:V型6気筒4Lガソリン
- 最高出力:231ps/5200rpm
- 最大トルク:36.7kgm/3800rpm
2014年の導入ではV型6気筒4Lガソリンエンジンが採用されていましたが、新型ランドクルーザー70では、ランドクルーザープラドにも採用されていた最新のディーゼルエンジンを搭載し、45.9kgmもの最大トルクを発揮。
トランスミッションには副変速機も採用することで、高い負荷がかかる状況でも力強い走行性能を発揮できるようになります。
トヨタ新型ランドクルーザー70の悪路走破性能は?
▼ランドクルーザー70バン
▼ランドクルーザー70ピックアップ
トヨタ新型ランドクルーザー70の悪路走破性能は、対障害角度を大きくとった設計により高められています。
車体には高い耐久性を持つラダーフレームが採用され、足回りには前後リジッド式を採用。
スプリングはフロントでコイルスプリング、リアには大きな荷重にも対応するリーフスプリングを装備しています。
さらに「電動ウインチ」や「電動デフロック」も設定され、走破性能を高めることができるようになっています。
トヨタ・ランドクルーザー70を試乗動画でチェック!
トヨタ・ランドクルーザー70は試乗動画が公開されています。
力強い走りと高い耐久性を持つ設計が高評価を受けています。
トヨタ新型ランドクルーザー70の燃費は?
トヨタ新型ランドクルーザー70の燃費は、最新のディーゼルエンジンを搭載することで改善されます。
前に日本に導入されたモデルはV型6気筒4Lガソリンエンジンが搭載され燃費は6.6km/Lとされていましたが、新型ランドクルーザー70ではランドクルーザープラドで11.8km/Lとなっているディーゼルエンジンにより、10km/Lに迫る数値になるとみられています。
▼参考:トヨタ・ランドクルーザー70の燃費(前モデル)
- V型6気筒4Lガソリン:6.6km/L
トヨタ新型ランドクルーザー70の価格は?
トヨタ新型ランドクルーザー70の価格は、パワートレインの変更などによりアップします。
前モデルはバンが360万円、ピックアップが350万円とされていましたが、新型ランドクルーザー70では400万円ほどが見込まれています。
▼参考:トヨタ・ランドクルーザー70の価格(前モデル)
- バン:360万円
- ピックアップ(ダブルキャブ):350万円
トヨタ新型ランドクルーザー70の発売日は?
再導入されるランドクルーザー70の発売日は、2020年が予定されています。
トヨタは前回の販売が官公庁中心となったことから、再導入の要望が多い一般ユーザーにも対応したい考えです。
トヨタ・ランドクルーザーを「おさらい」
▼トヨタ・ランドクルーザー(初代)
トヨタ・ランドクルーザー(LAND CRUISER)は、初代が1954年に登場したトヨタ自動車が製造するフラッグシップ大型クロスカントリー車です。
一つの車名で継続生産されている日本製の自動車としては、1955年に登場した「クラウン」を超え、最も長い歴史を持つ自動車になっています。
初代はトヨタ「ジープBJ型」として開発され、1L級小型トラック「SB型」のラダーフレームを改良し、前輪駆動へ切り替え可能な四輪駆動車に設計。
エンジンにはトヨタ製6トン大型トラックに使用されていた直列6気筒OHV・3.4L「B型」ガソリンエンジンが搭載されました。
1954年に、それまで使用していた「ジープ」という名称が米国ウィリス・オーバーランド社の商標権に抵触することから、ランドクルーザーと改名。
ランドクルーザーの車名の由来は、ジープ以外のクロスカントリー車で当時知名度をあげていた英国ローバー社の「ランドローバー」に対抗し、「ROVER(海賊船)」を駆逐する「巡洋艦(クルーザー)」として採用されました。
▼トヨタ・ランドクルーザー(20系)
▼トヨタ・ランドクルーザー(40系)
▼トヨタ・ランドクルーザー(60系)
その後、最上級SUVとしての装備を持つ「ステーションワゴン(現:ランドクルーザー)」、業務用途向けの「ヘビーデューティー」、より都市部での乗りやすさを重視した「ライトデューティー(現:ランドクルーザープラド)」の3系列にわけ、モデルを展開。
▼トヨタ・ランドクルーザー(70系)
1984年に登場した70系ランドクルーザーのヘビーデューティー版は、日本で2004年に一度販売を終了しましたが、その後も海外で改良モデルを発表し販売を継続。
サスペンションをリーフスプリングとリジッドアクスルを組み合わせた耐久性を重視した仕様としていることから、業務用として国内で復活販売のニーズが高まり、2014年8月から2015年6月まで「70系30周年記念」として日本でも期間限定再販売。
バンが360万円、ダブルキャブピックアップが350万円と、ステーションワゴンの200系ランドクルーザーより100万円以上低価格だったことから、官公庁を中心に人気になりました。
70系ランドクルーザーでは派生車種として販売されていたライトデューティー版「ランドクルーザーワゴン」が1990年に「ランドクルーザープラド」とされ、現在も販売が継続されています。
▼トヨタ・ランドクルーザー(80系)
▼トヨタ・ランドクルーザー(100系)
1989年に登場した80系ランドクルーザーでは、北米やオーストラリアなどの市場を強く意識し、それまでの高い悪路走破性に加え、上級装備を採用することでプレミアムSUVとしての質感を向上。
1998年の100系へのフルモデルチェンジでは、フロントサスペンションを初めて独立懸架とすることでオンロードでの快適性をあげ、オフロードでの走行性能を高めるために油圧車高調整式サスペンションやトラクションコントロールシステムも採用されました。
▼トヨタ・ランドクルーザー(200系)
▼レクサスLX
現行モデルの200系ランドクルーザーは2007年から販売が開始され、さらなる上級装備を追加。
2015年にはトヨタの上級ブランドであるレクサスが、80系の頃からランドクルーザーベースのプレミアムSUVとして海外で販売していた「レクサスLX」を日本にも導入。
レクサスLXのエンジンには、海外仕様のランドクルーザーに設定されていたV型8気筒5.7Lガソリンエンジンが搭載され、国内向けランドクルーザーの4.6Lエンジンから排気量がアップされています。
新型トヨタ・ランドクルーザー70については今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!