トヨタが、ランドクルーザープラドの後継モデルとなる「ランドクルーザー250」のフルモデルチェンジ日本発売を予定しています。
新世代となり性能を伸ばした新型ランドクルーザー250について、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】新世代!「新型ランドクルーザー250」フルモデルチェンジ発売!
- トヨタ新型ランドクルーザー250の【変更点まとめ】
- アップ!トヨタ新型ランドクルーザー250のグレード、価格は?
- タフ!新型ランドクルーザー250の外装(エクステリア)デザイン
- 拡大!トヨタ新型ランドクルーザー250のボディサイズ、走破性能は?
- 新装備!新型ランドクルーザー250の内装(インテリア)デザイン
- 多彩!トヨタ新型ランドクルーザー250のパワートレインとスペックは?
- 走り両立!トヨタ新型ランドクルーザー250の燃費は?
- 充実!トヨタ新型ランドクルーザー250の安全装備は?
- いつ?トヨタ新型ランドクルーザー250の発売日は?
- トヨタ・ランドクルーザープラドを「おさらい」。ランクルとの違いは?
【最新情報】新世代!「新型ランドクルーザー250」フルモデルチェンジ発売!
▼新型ランドクルーザー250の画像
トヨタが、ランドクルーザープラドの後継モデル「ランドクルーザー250」のフルモデルチェンジ日本発売を予定しています。
トヨタ・ランドクルーザープラドは、ブランドを代表するSUV「ランドクルーザー」シリーズの中で、都市部での走りや乗り心地を高めたライトデューティモデルとしてラインナップ。
フルモデルチェンジではモデル名を「ランドクルーザー250」に変更。フラッグシップモデルとして設定されるステーションワゴン「ランドクルーザー300」、高い耐久性と走破性を重視するヘビーデューティーモデル「ランドクルーザー70」との関係性を強調。3モデルあわせての日本導入を決定。
新型ランドクルーザー250では、先に新世代となったレクサス「GX」と基礎を共有し、丸目ヘッドライトと3眼ヘッドライトの2タイプのデザインを設定。
また、デジタルメーターや大型インフォテインメントディスプレイ、最新安全システムを装備することで魅力をアップ。
導入記念の特別仕様車として「First Edition」も設定され、上級グレードの「ZX」のディーゼル車、「VX」グレードのガソリンとディーゼル車をベースに、丸目ヘッドライト、ダークチェスナット本革シートを採用し、8000台が製造されます。
トヨタ新型ランドクルーザー250は、2023年8月2日にワールドプレミア。販売スケジュールは、当初は2024年3月8日の日本発売が計画されていましたが延期され、2024年5月9日の発売が予定されています。
▼新型ランドクルーザー250の動画
▼レクサスGX
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▼トヨタ・ランドクルーザー300
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トヨタ新型ランドクルーザー250の【変更点まとめ】
▼トヨタ新型ランドクルーザー250の変更点
- 最新のエクステリアデザインを採用
- デジタルメーター、大型インフォテインメントシステムなどを装備
- 安全システムに最新の「トヨタセーフティセンス」を採用
- 電動パワーステアリングを初採用し、「レーントレーシングアシスト」に対応
- フロントスタビライザーの状態を切り替える「SDM(Stabilizer with Disconnection Mechanism」をトヨタブランド初採用
- マルチテレインモニター/マルチテレインセレクトの機能を拡充
- 特別仕様車「First Edition」を設定
▼新型ランドクルーザー250 ワールドプレミア動画
アップ!トヨタ新型ランドクルーザー250のグレード、価格は?
▼トヨタ新型ランドクルーザー250のグレード、価格
- 【GX】
パワートレイン:2.8Lディーゼル
シートレイアウト:2列シート5人乗り
▽装備
丸目ヘッドライト
245/70R18&アルミホイール
プロアクティブドライビングアシスト
パノラミックビューモニター
7インチデジタルメーター
8インチディスプレイオーディオ+6スピーカー
ドライブレコーダー
ファブリックシート - 【VX】
・パワートレイン
2.8Lディーゼル or 2.7Lガソリン
・シートレイアウト:3列シート7人乗り
▽装備(GXに加えて)
3眼LEDヘッドライト
265/65R18&アルミホイール
電動ムーンルーフ
ルーフレール
デジタルルームミラー
12.3インチディスプレイオーディオ&10スピーカー
レーンチェンジアシスト
ブラック本革シート - 【ZX】
パワートレイン:2.8Lディーゼル
シートレイアウト:3列シート7人乗り
▽装備(VXに加えて)
3眼LEDヘッドライト&アダプティブハイビーム
265/60R20&アルミホイール
265/65R18&アルミホイール(オプション)
アドバンストドライブ
SDM(電制スタビライザー)
電動デフロック
12.3インチデジタルメーター
ヘッドアップディスプレイ
JBLオーディオ
ダークチェスナット本革シート - 【ファーストエディション】【導入記念限定車】
販売台数:8000台
ベースグレード:ZXディーゼル or VXガソリン/ディーゼル
▽特別装備
丸目ヘッドライト
ダークチェスナット本革シート - 価格:480万円~690万円
トヨタ新型ランドクルーザー250の価格は、最新装備の採用などによりアップされます。
パワートレインは2.8Lディーゼルエンジンを全グレードに、2.7Lガソリンを中間グレードの「VX」に設定。
シートレイアウトはエントリーグレードの「GX」で5人乗り、他グレードで7人乗りを採用。
特別仕様車となる「ファーストエディション」は、「ZX」グレードのディーゼルと「VX」グレードのガソリンとディーゼル車をベースに丸目ヘッドライトのエクステリアが採用され、8000台が販売されます。
▼参考:トヨタ・ランドクルーザープラド(前モデル)の価格
- 2.7Lガソリンモデル
・ランドクルーザー プラド TX
5人乗り:353万8080円、7人乗り:369万2520円
・ランドクルーザー プラド TX“Lパッケージ”
5人乗り:404万7840円、7人乗り:420万2280円 - 2.8Lディーゼルモデル
・ランドクルーザー プラド TX
5人乗り:415万2600円、7人乗り:430万7040円
・ランドクルーザー プラド TX“Lパッケージ”
5人乗り:466万7760円、7人乗り:482万2200円
・ランドクルーザー プラド TZ-G
7人乗り:536万3280円
タフ!新型ランドクルーザー250の外装(エクステリア)デザイン
▼新型ランドクルーザー250
▼参考:ランドクルーザープラド(前モデル)
新型ランドクルーザー250の外観は、人気のあるタフなイメージを引き継ぎながら、より先進的な印象に仕上げられています。
▼新型ランドクルーザー250
デザインには、3連LEDヘッドライトと、丸形ヘッドライトの2タイプを設定。
車体は、安全なオフ/オンロード走行に貢献するため、低く設計されたカウルとインストルメントパネル上面によって、見通しのいい良好な前方視界を実現。
悪路でも路面を見下ろしやすいように、ベルトラインも低く設計。
また、外装パーツは壊れにくく、仮に壊れても部分的に修理しやすい設計を各所に取り入れ、ヘッドライトを交換するなど、より個性的にランクルを楽しめるカスタマイズへの対応にも配慮されています。
▼参考:ランドクルーザープラド(前モデル)
リアはよりスクエアなスタイルとされ、大きなラゲッジスペースを確保。
大きく張り出したフェンダー、18インチと20インチが設定されるホイールにより、安定感あるスタンスと力強い走りを表現。
ボディカラーには、ルーフを塗り分けた2トーンカラーも設定されています。
▼ランドクルーザー250のボディカラー
- スーパーホワイト2
- プラチナホワイトパールマイカ
- ブラック
- アバンギャルドブロンズメタリック
- スモーキーブルー
- サンドベージュ×ライトグレー2トーン
拡大!トヨタ新型ランドクルーザー250のボディサイズ、走破性能は?
▼新型ランドクルーザー250のボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4925×1980×1870mm
- ホイールベース:2850mm
- アプローチアングル:31度
- デパーチャーアングル:23度
- ランプブレークオーバーアングル:23度
- 最低地上高:220mm
- 参考
・ランドクルーザープラド(前モデル)
全長×全幅×全高:4825×1885×1835mm
ホイールベース:2790mm
最低地上高:220mm
・レクサスGX(基礎共有モデル)
全長×全幅×全高:4950×1980×1870mm
ホイールベース:2850mm
・ランドクルーザー70バン
全長×全幅×全高:4890×1870×1920mm
ホイールベース:2730mm
・ランドクルーザー300
全長×全幅×全高:4950×1980×1925mm
ホイールベース:2850mm
トヨタ新型ランドクルーザー250のボディサイズは、前モデル「ランドクルーザープラド」から全長を延長し、広い室内空間が確保されています。
車体は、従来型比でフレーム剛性50%、車両全体の剛性としても30%アップ。
サスペンションは、ホイールアーティキュレーション(タイヤの浮きづらさ)を改善することで、安定感ある走りが可能となっています。
新装備!新型ランドクルーザー250の内装(インテリア)デザイン
トヨタ新型ランドクルーザー250には2列シートのほか、3列シート仕様が設定され、多人数乗車に対応する空間がつくられています。
インテリアは、水平基調のインストルメントパネルや、迷わず操作ができるスイッチ形状を採用するなど、悪路走行時も含めた機能性の向上に貢献。
メーターには、車両の走行状況や走行モードなどをわかりやすく表示する最新の12.3インチデジタルメーターを採用。
12.3インチインフォテインメントシステムは、スマートフォンやクラウドシステムとの連携も強化され、多彩な情報をユーザーに提供。
その他、パワーシートやゾーンコントロールエアコン、ステアリングヒーター、パワーバックドア、14スピーカーJBL製サウンドシステムなどが装備され、新世代プラットフォームにより拡大された室内空間を快適に利用できるように。
ラゲッジスペースは前モデルの398Lから拡大され、408Lとなっています。
多彩!トヨタ新型ランドクルーザー250のパワートレインとスペックは?
▼トヨタ新型ランドクルーザー250のパワートレインとスペック
▽日本導入パワートレイン
- 【2.8Lディーゼルターボ】
【導入市場:西欧・東欧・日本・中近東・その他】
直列4気筒2.8Lディーゼルターボ
出力:204ps/51.0kgm
トランスミッション:8速AT「Direct Shift-8AT」 - 【2.7Lガソリン】
【導入市場:東欧・日本・その他】
直列4気筒2.7Lガソリン
出力:163ps/25.1kgm
トランスミッション:6速AT「6 Super-ECT」 - 駆動方式:4WD
▽海外仕様
- 【2.4Lガソリンターボハイブリッド】
【導入市場:北米・中国】
直列4気筒2.4Lエンジン+電気モーター
出力:330ps/64.2kgm
トランスミッション:8速AT「Direct Shift-8AT」 - 【2.4Lガソリンターボ】
【導入市場:中近東・東欧・その他】
直列4気筒2.4Lターボエンジン
出力:281ps/43.8kgm
トランスミッション:8速AT「Direct Shift-8AT」 - 【2.8Lディーゼルターボハイブリッド】
【導入市場:豪州・西欧】
直列4気筒2.8Lディーゼルターボ+48Vマイルドハイブリッド
出力:204ps/51.0kgm
トランスミッション:8速AT「Direct Shift-8AT」
トヨタ新型ランドクルーザー250のパワートレインには、ディーゼルやガソリンエンジン、ハイブリッドと、合計5タイプのパワートレインが設定されています。
▼参考:ランドクルーザー300のスペック
- V型6気筒3.3Lディーゼルターボ
出力:309ps/71.4kgm - V型6気筒3.5Lガソリンツインターボ
出力:415ps/66.3kgm - トランスミッション
10速AT「Direct Shift-10AT」 - 駆動方式:4WD
先に新世代となっていた上位モデルの「ランドクルーザー300」にはV型6気筒エンジンが採用されていましたが、ランドクルーザー250では直列4気筒エンジンを採用することにより走行効率を重視。
日本へは、多段化された8速ATを組み合わせる2.8Lディーゼルターボエンジンと、6速ATの2.7Lガソリンエンジンが導入されます。
その他、新型ランドクルーザー250では「電動パワーステアリング(EPS)」を初採用し、悪路走行時のハンドル取られの低減、すっきりとしたステアリングフィール、低速時の取り回し性向上などを実現したほか、ステアリング制御の作動により車線の維持をサポートする「レーントレーシングアシスト」にも対応。
足回りには、「SDM(Stabilizer with Disconnection Mechanism」がトヨタブランドで初採用され、スイッチ操作でフロントスタビライザーの状態切り替えを可能とすることでオフロードの悪路走破性・乗り心地とオンロードでの操縦安定性を両立。
加えて新型ランドクルーザー250では、マルチテレインモニター/マルチテレインセレクト機能拡充により、オフロードをより安心して運転できるようになっています。
走り両立!トヨタ新型ランドクルーザー250の燃費は?
▼トヨタ新型ランドクルーザー250の燃費
- ディーゼル:10.5km/L
- ガソリン:7.5km/L
トヨタ新型ランドクルーザー250の燃費は、ボディサイズを拡大しながら、新たに8速ATを採用するディーゼルモデルで前モデルに近い燃費が確保されます。
前モデルはディーゼル車で11.2km/Lとされていましたが、新型ランドクルーザー250では10.5km/Lほどが見込まれています。
▼参考:トヨタ・ランドクルーザープラド(前モデル)の燃費
- 2.8Lディーゼル:11.2km/L
- 2.7Lガソリン:8.3km/L
※WLTCモード値
充実!トヨタ新型ランドクルーザー250の安全装備は?
新型ランドクルーザー250の安全装備には、最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)」が採用されます。
トヨタセーフティセンスは、昼間の自転車や夜間の歩行も検知可能とした「プリクラッシュセーフティ」や、前方にいる車両との車間距離を一定に保つ「レーダークルーズコントロール」の作動時に、車線維持に必要なステアリング操作を支援する「レーントレーシングアシスト(LTA)」を搭載。
また、道路脇にある「制限速度」「一時停止」「進入禁止」「はみ出し禁止」といった交通標識をメーター内のディスプレイに表示する「RSA(ロードサインアシスト)」機能も追加。
さらに、後退時に左右後方から接近してくる車両を検知すると、ドアミラー内のインジケーター点滅とブザーにより警告する「リヤクロストラフィックアラート(RCTA)」や、ドアミラーで確認しにくい側後方エリアや後方から急接近してくる車両を検知してドアミラーLEDインジケーターで注意喚起を行なう「ブラインドスポットモニター(BSM)」により、安全性を向上します。
いつ?トヨタ新型ランドクルーザー250の発売日は?
フルモデルチェンジするトヨタ新型ランドクルーザー250は、2023年8月2日にワールドプレミアされ、当初は2024年3月8日の日本発売が計画されていましたが延期、2024年5月9日の発売が予定されています。
トヨタは新世代モデルとして、ブランド力をアップしていきたい考えです。
トヨタ・ランドクルーザープラドを「おさらい」。ランクルとの違いは?
▼ランドクルーザープラド(初代)
トヨタ・ランドクルーザープラド(LAND CRUISER PRADO)は、初代が1990年に登場したSUVです。
登場前に70系ランドクルーザーの派生車種として販売されていた「ランドクルーザーワゴン」のデザインなどを変更し、後継モデルとして登場しました。
特徴として、ランドクルーザー譲りの高い悪路走行性能を持ちながらも乗用を重視し、軽量化された車体やパワートレインを採用しています。
前モデルで4代目の150系ランドクルーザープラドは2009年に、同年に廃止されプラットフォームを共有していたハイラックスサーフを統合し登場。
2013年と2017年にビッグマイナーチェンジが行われデザインを変更し、国内では少ないディーゼルエンジンを選択できるSUVとして人気になっていました。
新型トヨタ・ランドクルーザー250については今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!