レクサスが、ミドルクラスセダン「IS」のマイナーチェンジモデルを2025年9月9日にワールドプレミアしました。日本発売は2026年1月が予定されています。
改良により魅力をアップしたレクサス新型ISについて、スペックや装備などを詳しくご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】 さらに進化!レクサス「新型IS」マイナーチェンジ日本発売!
- レクサス新型ISの【変更点まとめ】
- 迫力UP!レクサス新型ISの外装(エクステリア)デザインは?
- 最新装備!レクサス新型ISの内装(インテリア)デザイン
- 気持ちよく!レクサス新型ISのスペック、走行性能は?
- 機能充実!レクサス新型ISの安全装備は?
- 乗りやすく!レクサス新型ISの燃費は?
- 大きく!レクサス新型ISのボディサイズは?
- アップ!レクサス新型ISの価格は?
- いつ?レクサス新型ISの日本発売日は?
- レクサスISを「おさらい」
【最新情報】 さらに進化!レクサス「新型IS」マイナーチェンジ日本発売!
▼レクサス新型ISの画像
レクサスISは、ブランドのミドルクラスセダンとして設定され、現行モデルは2013年に登場、2020年11月にはビッグマイナーチェンジが実施されていました。
改良されるレクサス新型ISでは、新デザインのグリルを採用するほか、リアに採用するブランドエンブレムを新世代モデルに採用されている「LEXUS」ロゴに変更。
また、ラインナップには「IS300h」と「IS350」が設定されますが、日本には「IS300h」のFRモデルの導入を予定。
電動パワーステアリング[EPS]のラック平行式への変更とバリアブルギヤの採用により、リニアな操舵フィールを実現。
スムーズな減衰力制御と素早い応答性を備えたリニアソレノイド式AVSの採用により、車両挙動の安定性と路面入力によるショック感の低減を両立。
▼インテリアカラー「PROMINENCE(プロミネンス)」
インテリアでは、インストルメントパネル、センターコンソール、メーター、フロントドアトリムの意匠を刷新。
センターディスプレイを全車12.3インチタッチパネルディスプレイに統一し、液晶メーターを12.3インチフル液晶メーターに変更。
▼「Forged bamboo」オーナメントパネル
オーナメントパネル(コンソール上面とスタートスイッチベゼル)には、レクサスのブランドシグネチャーマテリアルとして活用してきた竹材を用いた新規開発の「Forged bamboo」を設定。
インテリアカラーには、新規開発色の「PROMINENCE(プロミネンス)」を設定。
安全システムは、先進予防安全技術 Lexus Safety System +の機能を拡充、高度運転支援技術 アドバンスト ドライブ[Lexus Teammate Advanced Drive](高速渋滞時ハンズオフ機能)が採用されます。
レクサスISの現行車は2013年から販売されるロングライフモデルとなっていますが、改良により内燃機関搭載車として、新たに設定が予定される新世代電気自動車モデルと併売されます。
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レクサス新型ISの【変更点まとめ】
▼レクサス新型ISの変更点
- 新デザインのグリルを採用
- リヤエンブレムを「LEXUS」ロゴに変更
- 電動パワーステアリングをラック平行式へ変更し、バリアブルギヤを採用
- リニアソレノイド式AVSを採用
- インストルメントパネル、センターコンソール、メーター、フロントドアトリムの意匠を刷新
- 12.3インチタッチインフォテインメントシステム、12.3インチデジタルメーターを採用
- オーナメントパネルに、新規開発の「Forged bamboo」を設定
- インテリアカラーに、新規開発色の「PROMINENCE(プロミネンス)」を設定
- 先進予防安全技術 Lexus Safety System +の機能を拡充
- 高度運転支援技術 アドバンスト ドライブ[Lexus Teammate Advanced Drive](高速渋滞時ハンズオフ機能)を採用
▽2025年8月の変更点
- ハイブリッド車「IS300h」のAWD車、「IS350」を数量限定復活設定
▽2025年6月の変更点
- 限定車「IS500 クライマックスエディション」を設定
- 「IS500」、「IS300」を廃止
▽2025年1月の変更点
- ハイブリッド車「IS300h」に設定されていたAWD車を廃止
- 「IS350」を廃止
- 「IS500 F SPORT Performance」に本革シートを設定。
アウターミラーにブラック塗装とスモークメッキ加飾を採用 - 「IS300h」のメーカーオプション「アクセサリーコンセント(AC100V・1,500W)」に外部給電アタッチメントを追加設定
- 特別仕様車「F SPORT Mode Black 4」を設定
迫力UP!レクサス新型ISの外装(エクステリア)デザインは?
▼レクサス新型ISの画像
▼参考:レクサスIS(前モデル)
レクサス新型ISの外装は、新世代のデザインを採用することでプレミアムセダンとしての質感がアップされています。
改良では、コンパクトSUVとして新設定された「LBX」にも使用されていた、左右のヘッドライトを接続するブレード形のラインを持つグリルを採用。
ブレーキダクトを取り込み低く構えたスピンドルグリルで迫力あるデザインに。
▼レクサス新型ISの画像
▼参考:レクサスIS(前モデル)
リアでは、ブランドエンブレムを「LEXUS」ロゴに変更。
“F SPORT”では床下から車両背面へ巻き上がる空気の流れを増加させることでリアの揚力を低減し、優れた空力操安性能を実現した新形状のリアスポイラーを採用。
足まわりには細軸スポークのタイトなデザインにグロスブラックメタリックを施し、軽快な走りを予感させる新意匠の19インチ軽量アルミホイールを設定。
加えて、LEXUSロゴ入りのレッドブレーキキャリパーがメーカーオプションに採用されています。
その他、レクサス新型ISでは、ボディカラーに硬質なライトグレーにメタリックを加えることで、駆け抜けるような走りの世界観を表現した「ニュートリノグレー」を新たに加えた計8色を設定。
“version L”の19インチアルミホイールは、従来のシャインシルバーメタリックからダーククリア塗装+切削光輝へと変更。グロスブラックをベースに切削光輝処理を施し、スモーククリアを塗布することで、より引き締まった足下を演出。
ベースモデルの18インチアルミホイールは、従来のシルバーメタリックからダークプレミアムメタリックへと塗装色を変更。奥行感とスポークの立体感により、タイト&スポーティなイメージが強調されています。
最新装備!レクサス新型ISの内装(インテリア)デザイン
▼レクサス新型ISの画像
▼参考:レクサスIS(前モデル)
レクサス新型ISの内装は、最新世代のデザインを採用することで質感を高め、機能性にも優れたインテリアとされています。
改良では、インストルメントパネル、センターコンソール、メーター、フロントドアトリムの意匠を刷新。
センターディスプレイを全車12.3インチタッチパネルディスプレイに統一、液晶メーターは12.3インチフル液晶メーターに変更。
▼「Forged bamboo」オーナメントパネル
オーナメントパネル(コンソール上面とスタートスイッチベゼル)には、レクサスのブランドシグネチャーマテリアルとして活用してきた竹材を用いた新規開発の「Forged bamboo」を設定。
▼インテリアカラー「PROMINENCE(プロミネンス)」
インテリアカラーには、新規開発色の「PROMINENCE(プロミネンス)」を“F SPORT”に設定。
太陽を覆う神秘的な紅炎をイメージした彩度の高いカラーで、室内のアグレッシブかつスポーティなイメージを演出。
インストルメントパネル中段部には、運転時の邪魔にならない水平基調のラインイルミネーションを配置し、そこから漏れる間接光で室内空間を演出。
照明の色は美しい自然現象などから着想した計14色のテーマカラーに加えて、好みに合わせて選べる50色のカスタムカラーを設定。
オーディオシステムは、レクサスプレミアムサウンド10スピーカーシステムを全車標準設定するとともに、包み込まれるような心地よさと深い表現力を目指し、スピーカーの最適配置と音質のチューニングにこだわったマークレビンソン7スピーカーシステムをメーカーオプション設定。
その他、新型ISでは、高出力化したUSB端子(Type-C)をセンターコンソール前方に2か所配置。
センターコンソール後端にも、充電用にUSB端子(Type-C)を2か所配置し、利便性を向上。
さらに、センターコンソール前方のワイヤレス充電スペースを使いやすい位置に配置し、各種スマートフォンに対応できるサイズとした Gen5(充電規格:Qi)が採用されています。
気持ちよく!レクサス新型ISのスペック、走行性能は?
▼レクサス新型ISのパワートレインとスペック
- 【IS300h】【日本導入】
直列4気筒2.5Lエンジン+モーターハイブリッド
エンジン出力:178ps/22.5kgm
モーター出力:143ps/30.6kgm
システム出力:226ps
駆動方式:FR - 【IS350】【海外仕様】
V型6気筒3.5L
出力:318ps/38.7kgm
駆動方式:FR or AWD
トランスミッション:8速AT(FR)、6速AT(AWD)
▽廃止
- 【IS300】
直列4気筒2Lターボエンジン
出力:245ps/35.7kgm - 【IS500Fスポーツパフォーマンス】
V型8気筒5L
出力:481ps/54.5kgm
レクサス新型ISには、2.5Lハイブリッドと3.5Lガソリンエンジンが設定されます。
日本仕様には、2.5Lハイブリッド「IS350h」のFRモデルを導入し、高い走行性能と環境性能を両立。
改良では、電動パワーステアリング[EPS]のラック平行式への変更とバリアブルギヤの採用により、リニアな操舵フィールを実現。
また、AVS(Adaptive Variable Suspension system)では、従来のステップ式アクチュエーターから、スムーズな減衰力制御と素早い応答性を備えた新規開発の内蔵式リニアソレノイドアクチュエーターの採用により、減衰力応答性を約4倍向上。
応答性のよい可変減衰力により、フラットなばね上の挙動と路面入力によるショックの低減を両立し、さらなる気持ちのいいドライビングが実現されています。
機能充実!レクサス新型ISの安全装備は?
レクサス新型ISの安全装備には、最新の「Lexus Safety System +」が搭載されています。
改良では、レーダークルーズコントロール[ACC]、ロードサインアシスト[RSA]、発進遅れ告知機能[TMN]などで支援機能を拡大。
また、「歩行者の横断」「飛び出してくるかもしれない」など、運転の状況に応じたリスクの先読みを行なうことで、危険に近づきすぎないよう運転操作をサポートし、ドライバーの安心につなげる「プロアクティブドライビングアシスト[PDA]」を採用。
先行車や前方のカーブに対しての減速操作もサポートし、頻繁な踏みかえ操作を軽減することにより、一般道などのシーンでドライバーの運転に寄り添うとともに、「歩行者/自転車運転者/駐車車両に対する操舵・減速支援」「先行車に対する減速支援」「カーブに対する減速支援」「信号交差点に対する右左折時減速支援」「車線内走行時常時操舵支援」の5つを備え、運転状況に応じて適切な操作をサポート。
プリクラッシュセーフティ[PCS]の対象範囲も変更され、従来の歩行者[昼夜]、自転車運転者[昼]に加え、自転車運転者[夜]、自動二輪車[昼]に対応。
支援機能も、交差点衝突回避支援の範囲を従来の右左折に加え、出会い頭の車両まで拡大したほか、アクティブ操舵機能付きの緊急時操舵支援、フロントクロストラフィックアラート[FCTA]、ドライバーモニター連携などの機能を追加。
加えて、一部の高速道路や自動車専用道路の本線上の走行を支援する高度運転支援技術「Lexus Teammate Advanced Drive」(高速渋滞時ハンズオフ機能)を搭載。
自動車専用道路での運転で、渋滞時(0km/h~約40km/h)レーダークルーズコントロールおよびレーントレーシングアシストの作動中に、ドライバーが前を向いているなど一定の条件を満たすとシステムが作動。ドライバーの渋滞時の疲労が軽減されます。
乗りやすく!レクサス新型ISの燃費は?
▼レクサス新型ISの燃費(WLTCモード値)
- 2.5Lハイブリッド:18.0km/L【日本仕様】
- 3.5L自然吸気:10.7km/L【海外設定】
- 2Lターボ:12.2km/L【廃止】
- 5Lガソリン:9.0km/L【廃止】
レクサス新型ISは、ハイブリッドパワートレインを採用することで高められています。
2.5Lハイブリッドはプレミアムミドルクラスながら18.0km/Lとされ、走行性能と環境性能が両立されています。
大きく!レクサス新型ISのボディサイズは?
▼レクサス新型ISのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4720【改良前+10mm】×1840×1435mm
- ホイールベース:2800mm
- ※参考
・レクサスIS(2020年改良前モデル)
全長×全幅×全高:4680×1810×1430mm
ホイールベース:2800mm
レクサス新型ISのボディサイズは、2020年の改良時に拡大されています。
拡大幅は全長と全幅が+30mm、全高が+5mmとなり、ボディサイズを拡大することによりプレミアムセダンとしての存在感をアップ。
最新の改良では全長のみさらに+10mmとされ、伸びやかなスタイルがつくられています。
アップ!レクサス新型ISの価格は?
▼レクサスISの価格
- IS300h
FR:5,270,000円 - IS300h F SPORT
FR:5,810,000円 - IS300h version L
FR:6,010,000円
レクサス新型ISの価格は、最新の装備を採用することによりアップします。
アップ幅は20万円ほどが見込まれ、高い機能性がアピールされます。
いつ?レクサス新型ISの日本発売日は?
マイナーチェンジしたレクサス新型ISは、2025年9月9日にワールドプレミアされ、2026年1月の発売が予定されています。
レクサスはISを改良することで、内燃機関搭載車として、新たに設定される新世代電気自動車モデルと併売し、幅広いユーザーのニーズに対応する予定です。
レクサスISを「おさらい」
▼レクサスIS(初代、ベース車:アルテッツァ)
レクサスISは、初代が1999年に登場したミドルクラスのプレミアムセダンです。
ISの車名の由来は、「インテリジェント・スポーツ(Intelligent Sport)」の頭文字からとなっています。
初代はベースモデルとなった「トヨタ・アルテッツァ」が日本で発売された翌年に登場し、ライバルが少なかった全長4.5mほどのプレミアムミドルセダンとして人気になりました。
エンジンには、アルテッツァに搭載されていた直列4気筒が用意されず、2Lと3Lの直列6気筒のみが設定されました。
▼レクサスIS(2代目)
▼レクサスIS C(2代目オープンモデル)
2005年に登場した2代目では、日本でもレクサスとして販売を開始。
ラグジュアリー性を高めたモデルとして、ボディタイプを2ドアに変更しオープントップとした「IS C」も設定されました。
▼レクサスIS F(2代目ハイパフォーマンスモデル)
また、最高峰の走行性能を持つモデルとして、ブランドで初めて「F」のモデル名を冠した「IS F」を2007年に発売。
「F」は、トヨタF1の本拠地である「富士スピードウェイ」と開発拠点である「東富士研究所」に由来するものとされました。
エンジンにはV型8気筒5Lを採用することで423ps/51.5kgmを発揮し、8速AT&FRによる走りを楽しむことができるようにすることで、欧州プレミアムブランドのスポーツモデルに対抗しました。
現行モデルの3代目は2013年に登場し、IS CとIS Fが廃止されたものの、ISで初めてハイブリッド車を設定。
2015年の改良時には、レクサスのFR車で初となるターボエンジン搭載車が追加設定され、8速ATやフロントに装備されるパフォーマンスダンパーによるシャープな走りがアピールされました。
新型レクサスISについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!