レクサスが、ミドルクラスセダン「IS」の改良日本発売を予定しています。
改良されるレクサス新型ISについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】 ラインナップ変更!レクサス「新型IS」マイナーチェンジ日本発売!
- レクサス新型ISの【変更点まとめ】
- グレード集約!レクサス新型ISの価格は?
- スポーティ!レクサス新型ISの外装(エクステリア)デザインは?
- 大きく!レクサス新型ISのボディサイズは?
- 最新装備!レクサス新型ISの内装(インテリア)デザイン
- 気持ちよく!レクサス新型ISのスペック、走行性能は?
- レクサス新型ISを試乗動画でチェック!
- 機能充実!レクサス新型ISの安全装備は?
- 乗りやすく!レクサス新型ISの燃費は?
- いつ?レクサス新型ISの日本発売日は?
- レクサスISを「おさらい」
【最新情報】 ラインナップ変更!レクサス「新型IS」マイナーチェンジ日本発売!
レクサスが、「IS」の改良日本発売を予定しています。
レクサスISは、ブランドのミドルクラスセダンとして設定され、現行モデルは2013年に登場、2020年11月にはビッグマイナーチェンジが実施され、新デザインとなっていました。
改良されるレクサス新型ISでは、リアに採用するブランドエンブレムを、新世代モデルに採用されている「LEXUS」ロゴに変更。
また、パワートレインラインナップが見直され、2Lターボエンジンを搭載する「IS300」、3.5Lエンジンを搭載する「IS350」を廃止。
2.5Lハイブリッドの「IS300h」と、2022年に日本に新設定されていたV型8気筒5Lエンジンモデル「IS500Fスポーツパフォーマンス」の2タイプから選択できるようになります。
改良されるレクサス新型ISは、2025年8月の発売を予定。
現行車は2013年から販売されるロングライフモデルとなっていますが、内燃機関搭載車として、新たに設定が予定される新世代電気自動車モデルと併売されます。
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レクサス新型ISの【変更点まとめ】
▼レクサス新型ISの変更点
- リヤエンブレムを「LEXUS」ロゴに変更
- 2Lターボエンジン「IS300」、3.5Lエンジン「IS350」を廃止
▽2022年8月の変更点
- ハイスペックモデル「IS500Fスポーツパフォーマンス」を設定
- エンブレムをガソリン車とハイブリッド車で統一
- 「F-SPORT」グレードで、アルミホイールをダークグレーメタリックに変更し、ボディカラーに「チタニウムバイトグレー」を新設定
- オーバーヘッドコンソールにカップホルダー照明を追加
- センタークラスターメッキの色をシルバーからダークシルバーに変更
- 特別仕様車「F SPORT Mode Glitter」に採用されていた19インチアルミホイール(ブラックスパッタリング塗装)をメーカーオプション設定
- 「モード・ブラックS」をベースとした新しい特別仕様車「モード・ブラック3」を設定
▽2021年9月の変更点
- 特別仕様車「IS F SPORT "Mode Black S”」と「IS F SPORT "Mode Glitter”」を設定
- 「IS300h」に100V/1500Wアクセサリーコンセントをオプション設定
- レーントレーシングアシスト(LTA)の制御内容を見直し
- 「IS350」「IS300」に、新しいブレーキペダルとマスターシリンダーを採用
▽2020年11月の変更点
- 最新のエクステリアデザインを採用し、ボディサイズを拡大。
ボディ剛性をアップすることで運動性能も高めるとともに、ノイズや振動を徹底的に排除 - 新デザインの19インチホイールを採用し、ホイールの締結にハブボルトを使用することで走行性能を向上
- インフォテインメントシステムに10.3インチタッチ対応ディスプレイを搭載。SmartDeviceLink、Apple CarPlay、Android Autoに対応
- 2.5Lハイブリッド、2Lターボモデルのチューニングを変更し、リニアなレスポンスを実現
- 電動パーキングブレーキを採用
- 機能を大幅に強化した安全システム「Lexus Safety System+」を採用
- バネ下重量の軽量化、「スウィングバルブショックアブソーバー」の採用により、上質な乗り心地を実現
- ボディカラーに新規開発色「ソニックイリジウム」「ソニッククロム」、F SPORT専用色「ラディアントレッドコントラストレイヤリング」を設定
- F SPORTにトルセンLSDを採用
- ブラックの専用装備を採用する特別仕様車「Mode Black」を設定
グレード集約!レクサス新型ISの価格は?
▼レクサス新型ISの価格
- IS300h
FR:5,270,000円、AWD:5,690,000円 - IS300h F SPORT
FR:5,810,000円、AWD:6,230,000円 - IS300h version L
FR:6,010,000円、AWD:6,430,000円 - IS500 F SPORT Performance
FR:8,500,000円
▽廃止
- IS300
FR:4,810,000円 - IS300 F SPORT
FR:5,360,000円 - IS300 version L
FR:5,560,000円 - IS350 F SPORT
FR:6,510,000円
レクサス新型ISの価格は、原材料価格の高騰などにより15万円ほどアップします。
ラインナップでは「IS300」と「IS350」が廃止され、「IS300h」と「IS500 F SPORT Performance」の2タイプとされます。
スポーティ!レクサス新型ISの外装(エクステリア)デザインは?
▼レクサス新型ISの画像
▼参考:レクサスIS(前モデル)
レクサス新型ISの外装は2020年の改良時に、新世代のデザインを採用することでプレミアムセダンとしての質感がアップされています。
新型ISでは、改良モデルながらボディ幅を30mm拡大することにより、安定感あるスタンスに仕上げ。
ボディパネルは、緻密で立体的な造形を可能とする「寄絞り(よせしぼり)型構造」の最新プレス技術を使用することで、高精度でより鋭いキャラクターラインがつくられています。
フロントデザインには新世代の「スピンドルグリル」を採用し、シャープな印象に。
薄型のLEDヘッドランプなどにより、引き締まったシルエットがつくられています。
リアは、コンパクトSUV「UX」でも採用されていた一文字型とすることで質感を向上。
最新の改良では、リアに採用するブランドエンブレムを「LEXUS」ロゴに変更されます。
その他、レクサス新型ISでは足元に、19インチホイールを採用することで引き締め。
▼新型IS「F SPORT」
「F SPORT」グレードでは、専用のFメッシュパターンを採用するほか、グリルロア部のエアインテーク、専用19インチアルミホイール、リヤスポイラーなどの専用装備により、スポーティな印象が強化されています。
大きく!レクサス新型ISのボディサイズは?
▼レクサス新型ISのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4710×1840×1435mm
- ホイールベース:2800mm
- ※参考
・レクサスIS(前モデル)
全長×全幅×全高:4680×1810×1430mm
ホイールベース:2800mm
レクサス新型ISのボディサイズは2020年の改良時に、新しいデザインを採用することにより拡大されています。
拡大幅は全長と全幅が+30mm、全高が+5mmとなり、ボディサイズを拡大することによりプレミアムセダンとしての存在感がアップされています。
新型ISではその他、サイドラジエーターサポートの補強、フロントサイドメンバーのスポット打点追加、Cピラーからルーフサイドにかけての構造最適化などによりボディ剛性を高められています。
最新装備!レクサス新型ISの内装(インテリア)デザイン
▼レクサス新型ISの画像
レクサス新型ISの内装は、最新世代のデザインを採用することで質感を高め、機能性にも優れたインテリアとされています。
インストルメントパネル上部やドアパネルは、2トーン配色とすることで左右方向の広がりを強調。
ドアトリムの一部には、LEXUSの新たな加飾表現である複数のエンボスラインを交差させたグラフィックパターンが採用され、オーナメントパネルにアッシュ(オープンフィニッシュ/墨ブラック)、ブラックジオメトリーフィルム、F SPORT専用サテンクロムを採用。
表面処理などのアクセントをつけることで、素材本来の質感表現にこだわったスポーティな室内空間とされています。
インフォテインメントシステムは、SmartDeviceLink、Apple CarPlay、Android Autoに対応することでスマートフォンとの連携を強化し、10.3インチタッチディスプレイを搭載。
あわせて新型ISでは、リモートコントロールをスティック式からタッチパッド式に変更し、電動パーキングブレーキも装備。
ボディ剛性を高めることで、室内に入り込むノイズも低減されています。
気持ちよく!レクサス新型ISのスペック、走行性能は?
▼レクサス新型ISのパワートレインとスペック
- 【IS300h】
直列4気筒2.5Lエンジン+モーターハイブリッド
エンジン出力:178ps/22.5kgm
モーター出力:143ps/30.6kgm
システム出力:226ps - 【IS500Fスポーツパフォーマンス】
V型8気筒5L
出力:481ps/54.5kgm
0-96km/h加速:4.5秒 - トランスミッション:8速AT
- 駆動方式:FR or 4WD
▽廃止
- 【IS300】
直列4気筒2Lターボエンジン
出力:245ps/35.7kgm - 【IS350】
V型6気筒3.5L
出力:318ps/38.7kgm
レクサス新型ISには2022年の改良時に、新しくV型8気筒5Lエンジンを搭載する「IS500Fスポーツパフォーマンス」が設定されています。
「IS500Fスポーツパフォーマンス」は、481ps/54.5kgmを発生するV型8気筒5L自然吸気エンジンを搭載し、トランスミッションには8速ATを組み合わせ。
これにより0-96km/h加速タイムは、4.5秒まで短縮されています。
新型ISではその他、2.5Lハイブリッドが搭載され、アクセル開度に対するエンジンとモーターの駆動力制御を変更することで、ドライバーのアクセル操作や意図に対してリニアなレスポンスが実現されています。
足回りは、19インチタイヤを採用することでコーナリングフォースを大幅に向上。
さらにホイールの締結にハブボルトを採用することで、締結力の強化と質量の低減を図り、気持ちの良いハンドリングとブレーキングを実現。
足回りはバネ下重量を軽量化するとともに、ショックアブソーバーのオイル流路に非着座式のバルブを設け、微小な動きに対しても流路抵抗による減衰力を発生させる「スウィングバルブショックアブソーバー」を採用し、アブソーバーのストローク速度が極めて低い場合でも、応答性が良く上質な乗り心地がつくられています。
レクサス新型ISを試乗動画でチェック!
機能充実!レクサス新型ISの安全装備は?
レクサス新型ISの安全装備には、「Lexus Safety System +」が搭載されています。
「Lexus Safety System +」は、単眼カメラとミリ波レーダーの性能向上により、昼間の自転車運転者や夜間の歩行者も検知可能な「プリクラッシュセーフティ」の対応領域を拡大し、交差点右折前に前方から来る対向直進車や、右左折時に前方から来る横断歩行者の検知にも対応。
加えて、ドライバーの操舵をきっかけに車線内で操舵をアシストする緊急時操舵支援や低速時の事故予防をサポートする低速時加速抑制などの機能も追加されています。
また、自動車専用道路などで、設定した車速内で前走車との距離を一定になるよう加減速制御する「レーダークルーズコントロール」、同一車線内中央を走行できるよう操舵を支援する高度運転支援機能「レーントレーシングアシスト(LTA)」の車線認識性能を向上。
LTA作動時、カメラによる白線認識にAI技術を活用し、カーブの大きさに合わせてあらかじめ減速。カーブ走行時の横Gを常に一定にすることで、安定した快適な走行と、より半径の小さなカーブやトンネル内でも途切れの少ない運転支援が可能になっています。
その他、新型ISでは「オートマチックハイビーム(AHB)」「ロードサインアシスト(RSA)」「ドライバー異常時停車支援システム(LTA連動型)」「パーキングサポートブレーキ」「パノラミックビューモニター」などを採用することで、安全性が強化されています。
乗りやすく!レクサス新型ISの燃費は?
▼レクサス新型ISの燃費(WLTCモード値)
- 2.5Lハイブリッド:18.0km/L
- 5Lガソリン:9.0km/L
▽廃止
- 2Lターボ:12.2km/L
- 3.5L自然吸気:10.7km/L
レクサス新型ISは、2.5Lハイブリッドでプレミアムミドルクラスながら18.0km/Lの低燃費になっています。
また、5Lガソリンモデルでもハイパフォーマンスを重視しながら、9.0km/Lの燃費が確保されています。
いつ?レクサス新型ISの日本発売日は?
改良されるレクサス新型ISは、2025年8月の発売が予定されています。
レクサスはISを改良することで、内燃機関搭載車として新たに設定される新世代電気自動車モデルと併売し、幅広いユーザーのニーズに対応する予定です。
レクサスISを「おさらい」
▼レクサスIS(初代、ベース車:アルテッツァ)
レクサスISは、初代が1999年に登場したミドルクラスのプレミアムセダンです。
ISの車名の由来は、「インテリジェント・スポーツ(Intelligent Sport)」の頭文字からとなっています。
初代はベースモデルとなった「トヨタ・アルテッツァ」が日本で発売された翌年に登場し、ライバルが少なかった全長4.5mほどのプレミアムミドルセダンとして人気になりました。
エンジンには、アルテッツァに搭載されていた直列4気筒が用意されず、2Lと3Lの直列6気筒のみが設定されました。
▼レクサスIS(2代目)
▼レクサスIS C(2代目オープンモデル)
2005年に登場した2代目では、日本でもレクサスとして販売を開始。
ラグジュアリー性を高めたモデルとして、ボディタイプを2ドアに変更しオープントップとした「IS C」も設定されました。
▼レクサスIS F(2代目ハイパフォーマンスモデル)
また、最高峰の走行性能を持つモデルとして、ブランドで初めて「F」のモデル名を冠した「IS F」を2007年に発売。
「F」は、トヨタF1の本拠地である「富士スピードウェイ」と開発拠点である「東富士研究所」に由来するものとされ、現在では他モデルにも展開されています。
エンジンにはV型8気筒5Lを採用することで423ps/51.5kgmを発揮し、8速AT&FRによる走りを楽しむことができるようにすることで、欧州プレミアムブランドのスポーツモデルに対抗しました。
現行モデルの3代目は2013年に登場し、IS CとIS Fが廃止されたものの、ISで初めてハイブリッド車を設定。
2015年の改良時には、レクサスのFR車で初となるターボエンジン搭載車が追加設定され、8速ATやフロントに装備されるパフォーマンスダンパーによるシャープな走りがアピールされました。
新型レクサスISについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!