マツダが、商用バン「ボンゴブローニイバン」の改良日本発売を発表しました。
改良により魅力をアップした新型ボンゴブローニイバンについて、スペックや価格、燃費などをご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】改良!マツダ「新型ボンゴブローニイバン」マイナーチェンジ日本発売!
- マツダ新型ボンゴブローニイバンの【変更点まとめ】
- 変化!マツダ新型ボンゴブローニイバンの外装(エクステリア)デザイン
- 4ナンバー!マツダ新型ボンゴブローニイバンのボディサイズは?
- 使いやすく!マツダ新型ボンゴブローニイバンの内装(インテリア)デザイン
- パワフル!マツダ新型ボンゴブローニイバンのエンジンとスペックは?
- 新規格に!マツダ新型ボンゴブローニイバンの燃費は?
- 充実!マツダ新型ボンゴブローニイバンの安全装備は?
- 4グレード!マツダ新型ボンゴブローニイバンの価格は?
- マツダ新型ボンゴブローニイバンの発売日は?
- マツダ・ボンゴを「おさらい」
【最新情報】改良!マツダ「新型ボンゴブローニイバン」マイナーチェンジ日本発売!
▼マツダ新型ボンゴブローニイバンの画像
マツダが、商用バン「ボンゴブローニイバン」の改良日本発売を発表しました。
マツダ・ボンゴブローニイバンは、トヨタ「ハイエース」のOEM車として2019年5月に復活発売されていました。
改良された新型ボンゴブローニイバンでは最新の法規に対応するほか、安全装備を充実し一部外装の形状を変更。
新型ボンゴブローニイバンは2020年6月25日に発表、発売され、価格は2,532,200円から3,710,300円となっています。
▼マツダ・ボンゴバン/トラック
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マツダ新型ボンゴブローニイバンの【変更点まとめ】
▼マツダ新型ボンゴブローニイバンの変更点
- ラジエターグリルのデザインを変更
- オプティトロンメーターに4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイを採用
- 「インテリジェントクリアランスソナー」「オートライトシステム」を全車標準装備
- ドアミラーを大型化
- ガソリン車で、新燃費基準WLTCモード値に対応
変化!マツダ新型ボンゴブローニイバンの外装(エクステリア)デザイン
▼ボンゴブローニイバンの画像
新型ボンゴブローニイバンでは人気のボディデザインを維持しながら、細かな変更が行われています。
▼新型ボンゴブローニイバン
▼参考:改良前ボンゴブローニイバン
改良では、安全システムに採用するミリ波レーダーの位置を移動するため、ラジエターグリルのデザインを変更。
▼新型ボンゴブローニイバン
▼参考:改良前ボンゴブローニイバン
また、ドアミラーを大型化することで法規に対応しています。
4ナンバー!マツダ新型ボンゴブローニイバンのボディサイズは?
▼新型ボンゴブローニイバンのボディサイズ
- 全長×全幅×全高:4695×1695×1980mm
- ホイールベース:2570mm
- 車重:1690kg(4WD車:2020kg)
- ※参考
・トヨタ・ハイエース
全長:4695~5380mm
全幅:1695~1880mm
全高:1980~2285mm
マツダ新型ボンゴブローニイバンのボディサイズは、トヨタ「ハイエース」で標準ボディとして設定されている4ナンバー仕様となっています。
トヨタ「ハイエース」では多彩なボディサイズが設定されていますが、ボンゴブローニイバンでは最も販売台数の多い4ナンバーボディのみとすることでコストがダウンされています。
使いやすく!マツダ新型ボンゴブローニイバンの内装(インテリア)デザイン
新型ボンゴブローニイバンの内装は、新しい装備を採用することで使い勝手が高められています。
改良では、オプティトロンメーターに4.2インチTFTカラーのマルチインフォメーションディスプレイを新採用することで、視認性、利便性を向上。
ボンゴブローニイバンの荷室は、小型商用車4ナンバー枠の車両寸法に、荷室長3,000mm、最大1,250kgの積載量(3名乗車時)と、使い勝手の良い空間を確保。
床面地上高は、荷物の積み降ろしを容易にする620mmに設定されています。
パワフル!マツダ新型ボンゴブローニイバンのエンジンとスペックは?
▼直列4気筒2.8Lディーゼルターボエンジン「1GD-FTV」
▼マツダ新型ボンゴブローニイバンのエンジンとスペック
- 直列4気筒2Lガソリンエンジン
出力:136ps/18.6kgm
駆動方式:FR - 直列4気筒2.8Lディーゼルエンジン
出力:151ps/30.6kgm
駆動方式:4WD - トランスミッション:6速AT
新型ボンゴブローニイバンには、2015年の改良でトヨタ・ランドクルーザープラドに搭載されていた新世代2.8Lクリーンディーゼルエンジン「1GD-FTV」が搭載され、トランスミッションも6速オートマチックとなっています。
1GD-FTVディーゼルエンジンは、次世代高断熱ディーゼル燃焼やコンパクトで高効率のターボチャージャーを併用し、低回転を高トルクに。
新開発尿素SCRシステムなどの採用により、窒素酸化物(NOx)を大幅低減したエンジンになっています。
駆動システムは、4WD車にビスカスカップリング式センターデフ方式のフルタイム4WDシステムを搭載。
全車のフロントブレーキにベンチレーテッドディスクが標準装備されています。
新規格に!マツダ新型ボンゴブローニイバンの燃費は?
▼新型ボンゴブローニイバンの燃費
- 2.8Lディーゼル(4WD)
JC08モード:12.0km/L - 2Lガソリン(FR)
JC08モード:10.7km/L
WLTCモード:9.3km/L
新型ボンゴブローニイバンの燃費は、4WD車に新型の2.8Lディーゼルエンジンが搭載されていることで、FR車より優れた数値になっています。
改良では、ガソリン車で実燃費に近い新燃費規格WLTCモード値に対応し、より選びやすくなっています。
充実!マツダ新型ボンゴブローニイバンの安全装備は?
新型ボンゴブローニイバンの安全装備には、トヨタの衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」が標準装備されています。
さらに、車両の安定性を確保するVSC&TRCや急な坂道での発進時に車両のずり落ちを一定時間抑えるヒルスタートアシストコントロールのほか、盗難防止に貢献するオートアラームを全車標準装備。
改良では、「インテリジェントクリアランスソナー」と「オートライトシステム」が全車標準採用され、安全性がアップしています。
4グレード!マツダ新型ボンゴブローニイバンの価格は?
▼マツダ新型ボンゴブローニイバンの価格
- DX(FR/2.0Lガソリン):2,532,200円
- DX(4WD/2.8Lディーゼル):3,500,200円
- GL(FR/2.0Lガソリン):2,763,200円
- GL(4WD/2.8Lディーゼル):3,710,300円
- ※参考
・トヨタ ハイエース
バン:2,192,000円~4,118,000円
ワゴン:2,886,000円~3,994,000円
コミューター:3,221,000円~3,747,000円
新型ボンゴブローニイバンの価格は、2,532,200円からに設定されています。
4WDモデルはエンジンが2.8Lディーゼルエンジンのみとなることで、FR車との価格差が96万8000円と大きくなっています。
マツダ新型ボンゴブローニイバンの発売日は?
改良された新型ボンゴブローニイバンは、2020年6月25日に発表、発売されました。
マツダはボンゴブローニイバンを改良することで、ユーザーのニーズに対応していく予定です。
マツダ・ボンゴを「おさらい」
▼マツダ・ボンゴ(初代)
マツダ・ボンゴ(BONGO)は、初代が1966年に登場したワンボックス型の商用車、ワゴン、トラックのシリーズ名です。
車名の「BONGO」の由来は、アフリカに住む反芻獣の「ボンゴ」の堂々とした体躯からイメージしたものとなっています。
派生モデルに採用される「ブローニイ(BRAWNY)」は、英語で「筋骨たくましい」「強靭な」という意味で、ボンゴの上位(重積載)車種ということが表現されています。
初代は小型ワンボックスバンとして開発され当時のベストセラー車となり、「ワンボックスカー」という名称が一般に定着する以前は「ボンゴ車」と呼ばれるほど認知されるモデルとなりました。
車体は、直列4気筒782ccエンジンがリアに搭載されたRRレイアウトとされ、走りの良さが評価されました。
▼マツダ・ボンゴ(2代目)
2代目は、51年排出ガス規制から一時販売が休止された2年後となる1977年に登場。
駆動レイアウトは積載性を重視し、フロントにエンジンを搭載しリアを駆動するFRに変更。
リヤタイヤを小径ダブルタイヤ化し荷台からホイールハウスを無くした仕様も用意され、この小径ダブルタイヤ仕様は2016年のボンゴのマイナーチェンジ時まで長期間ラインナップされました。
▼マツダ・ボンゴ(3代目)
▼マツダ・ボンゴブローニイ(初代)
3代目は、1983年にボンゴから全幅とホイールベースを拡大した上位モデル「ボンゴブローニイ」から販売を開始。
ダブルキャブトラック仕様なども設定され、大きい室内空間を求めるユーザーに人気になりました。
▼マツダ・ボンゴ(4代目/現行モデル)
▼マツダ・ボンゴブローニイ(2代目)
4代目は1999年に発表され、マツダの経営状態が厳しかったことから、3代目をベースに車体の前半分を衝突安全基準に対応するよう設計し直し登場。
上位モデルのボンゴブローニイは、ライバルのトヨタ・ハイエースや日産・キャラバンと並ぶサイズとされ、最上位のGLスーパーのみは大型フロントバンパーを採用し、1ナンバーとされました。
2010年にはボンゴのマイナーチェンジが行われましたが、ボンゴブローニイは生産を終了。
その後、ボンゴブローニイバンが、トヨタ・ハイエースのOEMモデルとして2019年に復活発売されました。
新型マツダ・ボンゴブローニイバンについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!