ポルシェが、フラッグシップSUV「カイエン」「カイエンクーペ」のビッグマイナーチェンジ日本発売を発表しました。
改良により魅力をアップしたポルシェ新型カイエンについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】新デザイン&装備!「新型カイエン/カイエンクーペ」改良日本発売!
- ポルシェ新型カイエンの【変更点まとめ】
- 1198万円から!ポルシェ新型カイエンの価格は?
- 洗練!ポルシェ新型カイエンの外装(エクステリア)デザイン
- 最新装備!ポルシェ新型カイエンの内装(インテリア)デザイン
- 出力UP!ポルシェ新型カイエンのパワートレインとスペックは?
- 良好!ポルシェ新型カイエンの燃費は?
- 最新システム!ポルシェ新型カイエンの安全装備は?
- 広く!ポルシェ新型カイエンのボディサイズは?
- いつ?ポルシェ新型カイエンの発売日は?
- ポルシェ・カイエンを「おさらい」
【最新情報】新デザイン&装備!「新型カイエン/カイエンクーペ」改良日本発売!
▼ポルシェ新型カイエンの画像
ポルシェが、SUV「カイエン」「カイエンクーペ」のマイナーチェンジ日本発売を発表しました。
ポルシェ・カイエンはブランドのフラッグシップSUVとして設定され、現行モデルは2017年にフルモデルチェンジ、2019年にはクーペSUVとなる「カイエンクーペ」が新設定されていました。
改良された新型カイエンでは、エクステリアに最新のデザインを採用したほか、搭載する各パワートレインの出力を向上。
PHEVモデルでは、走行用バッテリーを25.9kWhに拡大することで、EV航続距離を90kmまで延長。
インテリアには、12.7インチデジタルメーター、12.3インチインフォテインメントシステムのほか、新たに助手席正面にも10.9インチのエンターテイメントディスプレイを装備。
ヘッドアップディスプレイは、AR技術を活用することで直感的な表示が可能となっています。
ポルシェ新型カイエンは2023年4月18日に発表され、同日から日本での受注を開始。価格は1198万円~1644万円となっています。
▼ポルシェ新型カイエンの動画
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▼ポルシェ・パナメーラ
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ポルシェ新型カイエンの【変更点まとめ】
▼ポルシェ新型カイエンの変更点
- 新しいエクステリアデザインを採用
- 搭載するパワートレインの出力を向上
- PHEVモデルのバッテリーを拡大し、EV航続距離を延長
- 12.7インチデジタルメーター、12.3インチインフォテインメントシステム、助手席10.9インチエンターテイメントディスプレイを装備
- シフトレバーをトグルスイッチに変更
- ステアリングホイールに、ドライブモード選択ロータリーコントローラーを追加
- ヘッドアップディスプレイに、AR技術を採用
1198万円から!ポルシェ新型カイエンの価格は?
▼ポルシェ新型カイエンの価格
▽カイエン
- カイエン:11,980,000円
- カイエンS:15,610,000円
- カイエン E-ハイブリッド:13,950,000円
▽カイエンクーペ
- カイエンクーペ:12,730,000円
- カイエン S クーペ:16,440,000円
- カイエン E-ハイブリッドクーペ:14,400,000円
ポルシェ新型カイエンの価格は、最新の装備を採用することによりアップしています。
アップ幅は、エントリーモデルで80万円となっています。
▼参考:カイエン(前日本モデル)の価格
▽カイエン
- カイエン:11,180,000円
- カイエンS:14,930,000円
- カイエン GTS:17,760,000円
- カイエン ターボ:21,090,000円
- カイエン E-ハイブリッド:13,220,000円
- カイエン ターボS E-ハイブリッド:25,340,000円
▽カイエンクーペ
- カイエンクーペ:12,130,000円
- カイエン S クーペ:15,710,000円
- カイエン GTS クーペ:18,380,000円
- カイエンターボクーペ:21,810,000円
- カイエン E-ハイブリッドクーペ:13,740,000円
- カイエン ターボS E-ハイブリッドクーペ:25,830,000円
- カイエンターボGT:28,510,000円
洗練!ポルシェ新型カイエンの外装(エクステリア)デザイン
▼ポルシェ新型カイエンの画像
▼参考:カイエン(前モデル)
ポルシェ新型カイエンの外装は、新しいデザインを採用することにより質感が高められています。
フロントには、新しいエンジンフードや、HD-Matrix LEDテクノロジーにより2倍の明るさを実現したヘッドライトを装備。
バンパーは開口部を拡大し、水平なバーを使用することで、安定感のあるスタイルに。
▼ポルシェ新型カイエンの画像
▼参考:カイエン(前モデル)
リアでは、ナンバープレートホルダーをテールゲートからバンパーに移動。
▼ポルシェ新型カイエンクーペの画像
ボディタイプにはクーペSUVとなる「カイエンクーペ」も設定され、車体後端には速度にあわせて可動するアダプティブリアスポイラーを装備することで、空力性能をアップしています。
最新装備!ポルシェ新型カイエンの内装(インテリア)デザイン
▼新型カイエンの画像
新型カイエンの内装は、新しいデザインや装備を採用することにより快適性をアップしています。
装備には、12.7インチデジタルメーター、12.3インチインフォテインメントシステムのほか、助手席正面にも10.9インチのエンターテイメントディスプレイを装備。
▼新型カイエンの画像
▼参考:カイエン(前モデル)
センターコンソールにあったシフトレバーは、ステアリングホイール近くにトグルスイッチとして配置。
ステアリングホイールには、ドライブモードの選択に対応するロータリーコントローラーを追加することで操作性を向上。
ヘッドアップディスプレイには、実際の景色に情報を追加するAR技術を採用。
ラゲッジスペースは、カイエンで745L~1710L、カイエンクーペで625L~1540Lが確保され、アクティブに使うことができるようになっています。
出力UP!ポルシェ新型カイエンのパワートレインとスペックは?
▼ポルシェ新型カイエンのパワートレインとスペック
- 【カイエン】【改良】
V型6気筒3Lガソリンターボ
出力:353ps/51.0kgm - 【カイエンS】【改良】
V型8気筒4Lツインターボ
出力:474ps/61.1kgm - 【カイエンターボGT】【改良】
V型8気筒4Lターボ
出力:660ps/86.7kgm - 【カイエン E-ハイブリッド】【改良】
V型6気筒3Lガソリンターボ+電気モーター「プラグインハイブリッド」
出力:470ps/66.1kgm
EV航続距離:90km - トランスミッション:8速AT
- 駆動方式:4WD
ポルシェ新型カイエンのパワートレインは、改良により性能をアップしています。
▼参考:カイエン(前モデル)のスペック
- 【カイエン】
V型6気筒3Lガソリンターボ
出力:340ps/45.9kgm - 【カイエンS】
V型6気筒2.9Lターボ
出力:440ps/56.1kgm - 【カイエンGTS】
V型8気筒4Lツインターボ
出力:460p/63.2kgm - 【カイエンターボ】
V型8気筒4Lターボ
出力:550ps/78.5kgm - 【カイエンターボGT】
V型8気筒4Lターボ
出力:640ps/86.7kgm - 【カイエン E-ハイブリッド】
V型6気筒3Lガソリンターボ+電気モーター「プラグインハイブリッド」
出力:462ps/71.4kgm
EV航続距離:56km - 【ターボS Eハイブリッド】
V型8気筒4Lガソリンターボ+電気モーター「プラグインハイブリッド」
出力:680ps/91.8kgm
EV航続距離:53km
エントリーモデルでは、搭載する3Lターボエンジンの出力を13ps/5.1kgmアップ。
「カイエンS」では、これまで採用していたアウディからくるV型6気筒2.9Lガソリンターボエンジンを、ポルシェ製のV型8気筒4Lツインターボエンジンに変更し、出力を向上。
ハイパフォーマンスモデルの「カイエンターボGT」では、さらなるチューニングにより20psアップした660psを獲得。
PHEVの「カイエン E-ハイブリッド」は、駆動用モーターの出力を40psアップすることで、エンジンの出力を339psから304psに抑えながら、システム最高出力を向上。最大トルクはダウンしていますが、走行用バッテリー容量を11.8kWhアップした25.9kWhとすることでモーターの活用領域を拡大。
EVでの航続距離も90kmまで延長されています。
良好!ポルシェ新型カイエンの燃費は?
▼ポルシェ新型カイエンの燃費(欧州値)
- カイエン:9.0L/100km(約11.1km/L)
- カイエンS:9.2L/100km(約10.9km/L)
- カイエンターボ:11.7L/100km(約8.5km/L)
- カイエン E-ハイブリッド:3.2L/100km(約31.2km/L)
- カイエン ターボS E-ハイブリッド:3.7L/100km(約27.0km/L)
ポルシェ新型カイエンの燃費は、ベースモデルで欧州値約11.1km/Lとなっています。
高環境性能のPHEVモデルは、欧州値で約31.2km/Lまでアップしています。
最新システム!ポルシェ新型カイエンの安全装備は?
ポルシェ新型カイエンの安全装備には、レーダーとカメラ、ナビゲーション情報を解析しアダプティブクルーズコントロール機能を強化、予測によって走行速度を最適に維持する「ポルシェ イノドライブ」が採用されています。
その他、84個のLEDを走行状況にあわせて個別に点灯、消灯、調整するLEDマトリックスヘッドライトや、メーター内のディスプレイに熱画像カメラで捉えた人や動物を表示するナイトアシストが設定されています。
広く!ポルシェ新型カイエンのボディサイズは?
▼ポルシェ新型カイエンのボディサイズと比較
- 【カイエン】
全長×全幅×全高:4930×1983×1698mm
ホイールベース:2895mm - 【カイエンクーペ】
全長×全幅×全高:4930×1983×1678mm
ホイールベース:2895mm - 参考
・ポルシェ・マカン
全長×全幅×全高:4697×1923×1624mm
ホイールベース:2807mm
車重:1770kg
ポルシェ新型カイエンのボディサイズは、下位モデルの「マカン」から全長が約230mm延長され、広い室内空間が確保されています。
カイエンクーペの全高は専用のサスペンションや低いルーフにより-20mmとされ、SUVながらより高い走行パフォーマンスを発揮することが可能となっています。
いつ?ポルシェ新型カイエンの発売日は?
改良されたポルシェ新型カイエンは、2023年4月18日に発表され、同日から日本での受注が開始されました。
ポルシェはカイエンをリフレッシュすることで、ライバルとなるプレミアムSUVに対抗したい考えです。
ポルシェ・カイエンを「おさらい」
▼ポルシェ・カイエン(初代)
ポルシェ・カイエン(Cayenne)は、初代が2002年に登場したポルシェ初のSUV、5ドアモデルです。
車名の「Cayenne」は赤唐辛子(カイエンペッパー)に由来し、ポルシェは「痛快」や「冒険心」をイメージしたとしています。
初代は、SUVへの参入を検討していたポルシェと、高級SUVへ参入したかったフォルクスワーゲンの思惑が一致したことから、開発費用を分担することでフォルクスワーゲンのフラッグシップSUV「トゥアレグ」と共同開発されました。
人気モデルになったことからその後、同じフォルクスワーゲングループ内で、アウディ「Q7」やベントレー「ベンテイガ」の基礎を共有するSUVが登場しました。
現行モデルの3代目は2017年に登場し、フォルクスワーゲンの新開発プラットフォームを使用することで車重を前モデルから200kg軽量化。
下位となるSUVのマカンとあわせ、ポルシェの主力ラインナップとして販売されています。
新型ポルシェ・カイエンについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!