ポルシェが、フラッグシップサルーン「パナメーラ」のマイナーチェンジ日本発売を発表しました。
改良により魅力をアップしたポルシェ新型パナメーラについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】ニュル7:29.81!ポルシェ「新型パナメーラ」マイナーチェンジ日本発売!
- ポルシェ新型パナメーラの【変更点まとめ】
- 先進的!ポルシェ新型パナメーラの外装(エクステリア)デザイン
- 堂々!ポルシェ新型パナメーラのボディサイズは?
- 上質に!ポルシェ新型パナメーラの内装(インテリア)デザイン
- 出力UP!ポルシェ新型パナメーラのスペック、走行性能は?
- 走り両立!ポルシェ新型パナメーラの燃費は?
- 1249万円から!ポルシェ新型パナメーラの価格は?
- ポルシェ新型パナメーラの発売日は?
- ポルシェ・パナメーラを「おさらい」
【最新情報】ニュル7:29.81!ポルシェ「新型パナメーラ」マイナーチェンジ日本発売!
▼ポルシェ新型パナメーラスポーツツーリスモの画像
ポルシェが「パナメーラ」のマイナーチェンジ日本発売を発表しました。
ポルシェ・パナメーラは、ブランドのフラッグシップサルーンとしてラインナップされ、現行モデルではエステート(ワゴン)となる「パナメーラスポーツツーリスモ」も新設定されたことで人気になっています。
▼新型パナメーラ・ターボS ニュルブルクリンクタイムアタック動画
マイナーチェンジした新型パナメーラでは、新しいデザインを採用するとともに搭載するパワートレインの出力をアップし、630馬力を発生する新モデル「パナメーラターボS」を設定。
「パナメーラターボS」は、ドイツ・ニュルブルクリンクでポルシェ製セダンで歴代最速となる7:29.81を記録。2016年に「パナメーラターボ」が記録した7分38秒46から約9秒もの短縮に成功しています。
新型パナメーラは2020年10月20日から日本での受注を開始。価格は1249万円~2973万円とされています。
▼ポルシェ新型パナメーラの動画
▼ポルシェ911
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ポルシェ新型パナメーラの【変更点まとめ】
▼ポルシェ新型パナメーラの変更点
- 新設計のエクステリアデザインを採用
- 630馬力を発生する新モデル「パナメーラターボS」を設定
- 560馬力を発生するプラグインハイブリッド「パナメーラ4S E-Hybrid」を新設定。バッテリー容量を17.9kWhにアップすることで、EV航続距離を54kmに延長
- 「パナメーラGTS」の出力を20馬力アップし、新しいスポーツエキゾーストシステムにより、サウンド特性を改善
- ベースモデルで、PASMシステムを改善、ダンピングの快適性を向上
先進的!ポルシェ新型パナメーラの外装(エクステリア)デザイン
▼ポルシェ新型パナメーラの画像
ポルシェ新型パナメーラの外装は、新世代のデザインを採用することで先進的な印象に仕上げられています。
フロントはバンパーの形状を変更し、フラッグシップサルーンとしての存在感をアップ。
リアでは左右のテールランプを直線状のLEDユニットによって接続。先に新世代のデザインが採用されていた「911」や「カイエン」との共通性がアップされています。
▼新型パナメーラスポーツツーリスモ
ボディタイプにはサルーンのほか、エステートモデルとなる「パナメーラスポーツツーリスモ」が設定されています。
ポルシェ新型パナメーラを前モデルと比較!
▼ポルシェ・パナメーラ(前モデル)
ポルシェ新型パナメーラを前モデルと比較すると、よりアグレッシブなデザインになっています。
前モデルは登場時にワゴンの「パナメーラスポーツツーリスモ」を新設定することで、5ドアサルーンとワゴンそれぞれでスポーティなスタイルがアップされていましたが、新型パナメーラではより走行性能の高さがイメージできるデザインとされています。
▼ポルシェ・パナメーラスポーツツーリスモ(前モデル)
堂々!ポルシェ新型パナメーラのボディサイズは?
▼ポルシェ新型パナメーラのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高
パナメーラ:5049×1937×1423mm
パナメーラスポーツツーリスモ:5049×1937×1428mm - ホイールベース:2950mm
- 車重
パナメーラ:1815kg
パナメーラスポーツツーリスモ:1880kg
ポルシェ新型パナメーラのボディサイズは、フラッグシップモデルとして5mを超える全長に設計されています。
エステートモデルとなるパナメーラスポーツツーリスモは、サルーンと全高が若干違うだけとされ、ラゲッジスペースの使い勝手で選択することができるようになっています。
上質に!ポルシェ新型パナメーラの内装(インテリア)デザイン
▼ポルシェ新型パナメーラの画像
ポルシェ新型パナメーラの内装は、先進技術と最高品質の素材を組み合わせることで、上質な仕上げとされています。
メーターは、アナログとカラーディスプレイを組み合わせた表示とし、使い勝手とドライビング時の魅力を両立。
リアシートは左右の乗員それぞれに大きな空間がとられ、さまざまな操作を集中して行うことができるコントロールパネルを配置。
ワゴンのパナメーラスポーツツーリスモでは、通常時でサルーン+20Lとなる520L、後席を倒すことで最大1390Lものラゲッジスペースを利用できるようになっています。
出力UP!ポルシェ新型パナメーラのスペック、走行性能は?
▼ポルシェ新型パナメーラのパワートレインとスペック
- 【パナメーラ】【パナメーラ4】
V型6気筒3Lターボ
出力:330ps/45.9kgm - 【パナメーラGTS】【改良】
V型8気筒4Lツインターボ
出力:480p/63.2kgm - 【パナメーラターボS】【新設定】
V型8気筒4Lツインターボ
出力:630ps/83.6kgm - パナメーラ4 Eハイブリッド
V型6気筒2.9Lターボ + 電気モータープラグインハイブリッド
システム出力:462ps/71.4kgm
EV航続距離:56km - 【パナメーラ4S E-ハイブリッド】【新設定】
V型6気筒2.9Lターボ + 電気モータープラグインハイブリッド
システム出力:560ps/76.5kgm
EV航続距離:54km - パナメーラ ターボS Eハイブリッド
V型8気筒4Lツインターボ + 電気モータープラグインハイブリッド
システム出力:700ps/88.7kgm
EV航続距離:50km - トランスミッション:8速デュアルクラッチ「PDK」
- 駆動方式:FR or 4WD
ポルシェ新型パナメーラのパワートレインには、改良された最新パワートレインが設定されています。
新設定された「パナメーラターボS」では、これまでラインナップされていた「パナメーラターボ」の550ps/78.5kgmから630ps/83.6kgmまで出力を向上。アップしたパワーに対応するため、足回りや車両制御システムなどが最適化されています。
加えて、プラグインハイブリッドの高出力版となる「パナメーラ4S E-ハイブリッド」も新設定され、「パナメーラ4E-ハイブリッド」の462ps/71.4kgmから、560ps/76.5kgmにまで出力をあげるとともに、バッテリー容量を14.1kWhから17.9kWhに拡大することでEV航続距離は54kmが確保されています。
また、「パナメーラGTS」では、V型8気筒エンジンの出力を20psアップした480馬力とし、新しいスポーツエキゾーストシステムによって高揚感のあるサウンドを実現。
ベースモデル「パナメーラ」「パナメーラ4」では出力が維持されていますが、PASMシステムの刷新などにより、ダンピングの快適性、車体の安定性が大幅に引き上げられています。
走り両立!ポルシェ新型パナメーラの燃費は?
▼ポルシェ新型パナメーラの燃費
- パナメーラ(3Lターボ)
7.5L/100km(約13.3km/L) - パナメーラ4S(2.9Lターボ)
8.1L/100km(約12.3km/L) - パナメーラGTS(4Lターボ)
10.3L/100km(約9.7km/L)
ポルシェ新型パナメーラの燃費は、ベースモデルで約13.3km/Lが確保されています。
4Lターボモデルでも約9.7km/Lと低下が抑えられ、走行性能と環境性能の両立が重視されています。
1249万円から!ポルシェ新型パナメーラの価格は?
▼ポルシェ新型パナメーラの価格
- パナメーラ:1249万円
- パナメーラ 4:1299万円
- パナメーラ 4 エグゼクティブ:1419万円
- パナメーラ 4 スポーツツーリスモ:1346万円
- パナメーラ 4 E-ハイブリッド:1528万円
- パナメーラ 4 E-ハイブリッド スポーツツーリスモ:1575万円
- パナメーラ 4S E-ハイブリッド:1877万円
- パナメーラ ターボ S E-ハイブリッド:2973万円
- パナメーラ GTS:1949万円
- パナメーラ GTS スポーツツーリスモ:1988万円
- パナメーラ ターボS:2882万円
ポルシェ新型パナメーラの価格は、1249万円からとなっています。
前モデルは日本でエントリー価格が1162万円とされていましたが、新型パナメーラでは87万円のアップになっています。
▼参考:ポルシェ・パナメーラの価格(前モデル)
- パナメーラ:11,620,000 円
- パナメーラ 4:12,120,000 円
- パナメーラ 4 エグゼクティブ:13,320,000 円
- パナメーラ 4 スポーツツーリスモ:12,973,000 円
- パナメーラ 4S:16,280,000 円
- パナメーラ 4S エグゼクティブ:17,990,000 円
- パナメーラ 4S スポーツツーリスモ:17,043,000 円
- パナメーラ 4 E ハイブリッド:14,360,000 円
- パナメーラ 4 E ハイブリッド エグゼクティブ:15,580,000 円
- パナメーラ 4 E ハイブリッド スポーツツーリスモ:15,213,000 円
- パナメーラGTS:18,970,000円
- パナメーラGTSスポーツツーリスモ:19,350,000円
- パナメーラ ターボ S E ハイブリッド:28,310,000 円
- パナメーラ ターボ S E ハイブリッド エグゼクティブ:30,440,000 円
- パナメーラ ターボ S E ハイブリッド スポーツツーリスモ:29,073,000 円
- パナメーラ ターボ:23,770,000 円
- パナメーラ ターボ エグゼクティブ:25,900,000 円
- パナメーラ ターボ スポーツツーリスモ:24,533,000 円
ポルシェ新型パナメーラの発売日は?
マイナーチェンジしたポルシェ新型パナメーラは、2020年8月26日に発表、2020年10月20日から日本で販売が開始されました。
ポルシェは人気の高いパナメーラを改良することで、よりユーザーにアピールしていく予定です。
ポルシェ・パナメーラを「おさらい」
▼ポルシェ・パナメーラ(初代)
ポルシェ・パナメーラ(Panamera)は、初代が2009年に登場した高級スポーツサルーンです。
車名の「パナメーラ」は、1950年代前半にメキシコで行われていた公道レース「カレラ・パナメリカーナ・メヒコ」からインスピレーションを受けたものとなっており、911シリーズに用意されている「カレラ」の名もこのレースに由来しています。
ポルシェ初のフル4シーターの4ドアセダンとして企画され、一流のスポーツカーでありながら高級サルーンの快適さを兼ねるモデルとしてつくられました。
初代はラゲッジを大きくとることで、独自のデザインと高い実用性を持つ設計となっていました。
2代目の現行モデルは2016年に登場し、前モデルの丸みを帯びたテールデザインをシャープに変更。
新たにスポーティなリアルスタイルを持つシューティングブレークスタイルのワゴン「パナメーラスポーツツーリスモ」が設定されました。
最上位ガソリンモデルのパナメーラターボは100kmまで3.8秒で加速し、ニュルブルクリンクでは前世代のポルシェ911GT3を超えるタイムを記録したことでも話題になりました。
新型ポルシェ・パナメーラについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!