日産が、SUV「キックス」の改良日本発売を発表しました。
改良により魅力をアップした新型キックスについて、スペックや価格などの最新情報をご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】ついに!「新型キックスe-POWER 4WD」発売!
- 日産新型キックスの【変更点まとめ】
- 279.8万円から!日産新型キックスの価格は?
- 迫力!日産新型キックスの外装(エクステリア)デザインは?
- 洗練!日産新型キックスの内装(インテリア)デザイン
- 上級スポーツ!日産新型「キックスオーテック」設定!
- 第2世代e-Power!新型キックスのスペック、走行システムは?
- 日産新型キックスを試乗動画でチェック!
- 改善!日産新型キックスの燃費は?
- プロパイロット標準!日産新型キックスの安全装備は?
- 広く!日産新型キックスのボディサイズは?
- いつ?日産新型キックスの発売日は?
- 日産キックスを「おさらい」
【最新情報】ついに!「新型キックスe-POWER 4WD」発売!
日産が、SUV「キックス(KICKS)」の改良日本発売を発表しました。
日産キックスは、ブランドのコンパクトSUVとして2020年6月に日本で新設定され、新世代デザインや、「e-POWER」ハイブリッドが人気になっています。
改良された新型キックスでは、これまで搭載されていた第1世代「e-POWER」ハイブリッドに代え、モーター出力を約5%、最大トルクを約7%向上させた第2世代「e-POWER」を採用することで走行性能をアップし、燃費を21.6km/Lから23.0km/Lに改善。
また、低速走行時のエンジン始動頻度を低減させたことにより静粛性を向上。さらに、アクセル操作だけで加減速をコントロールできるe-Pedal Stepの操作性もなめらかに進化。SPORTやECOモードを選択時にもBレンジへ切り替えが可能とされ、下り坂など強い減速が必要な場面でも、より安心して運転できるように。
加えて、FF車のみとされていたキックスに新しく、リヤにもモーターを搭載する4WDモデルを設定し走破性能を向上、燃費は19.2km/Lを確保。
インテリアは、シフトノブ周辺に「ノートオーラ」からくる新世代デザインを採用することで、質感と使い勝手をアップ。
安全装備には「インテリジェント アラウンドビューモニター」「インテリジェント ルームミラー」などを上位グレードに標準採用したほか、コンパクトSUV初となる、2台前のクルマの動きを検知して注意喚起する「インテリジェントFCW(前方衝突予測警報)」を全車標準装備。
「Xツートーンインテリアエディション」では、これまで設定していた「オレンジタン」に加え、落ち着いたスタイルの「ベージュ」を新設定。
▼新型キックス「Xスタイルエディション」の画像
さらに、新型キックスでは新しい特別仕様車として、ダーククローム調のグリルフィニッシャーや落ち着きのある深いブラウン内装を採用した「Xスタイルエディション」を設定。
▼新型キックス「オーテック」の画像
「Xスタイルエディション」とスポーツモデル「オーテック」のリアには、LEDリヤコンビネーションランプをつなぐ、一体型デザインのバックドアフィニッシャーを新たに採用。
その他、新型キックスでは、ボディカラー「サンライトイエロー」が廃止されています。
日産新型キックスは2022年7月19日に発売。価格は279万8400円~328万1300円となっています。
▼日産新型キックスの試乗動画
▼日産エクストレイル
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日産新型キックスの【変更点まとめ】
▼日産新型キックスの変更点
- 第2世代「e-POWER」ハイブリッドを採用
- e-POWER 4WDモデルを新設定
- 特別仕様車「Xスタイルエディション」を設定
- 「Xスタイルエディション」とスポーツモデル「オーテック」に一文字テールランプを採用
- シフトノブ周辺に新世代デザインを採用
- 「Xツートーンインテリアエディション」に「ベージュ」内装を新設定
- コンパクトSUV初となる「インテリジェントFCW(前方衝突予測警報)」を全車標準装備
- 「インテリジェント アラウンドビューモニター」「インテリジェント ルームミラー」などを上位グレードに標準採用
- ボディカラー「サンライトイエロー」を廃止
▽2021年11月の変更点
- 限定特別仕様車「コロンビアエディション」を設定
▽2021年3月の変更点
- 上級スポーツモデル「キックスオーテック」を設定
▽2020年6月キックス新設定時の特徴
- エクステリア、インテリアに新世代のデザインを採用
- パワートレインに、「ノート」搭載モデルから出力をアップしたハイブリッド「e-Power」を搭載
- メーターに、タコメーターやオーディオ操作、タイヤ空気圧などの多彩な表示に対応するデジタルインフォテイメントディスプレイを採用
- 安全システムに一部自律運転「プロパイロット」、「SOSコール」を全車標準搭載
279.8万円から!日産新型キックスの価格は?
▼日産新型キックスの価格
▽FF車
- X:279万8400円
- Xツートーンインテリアエディション
(オレンジタン/ベージュ同価格)
290万8400円
▽4WD車【新設定】
- X-FOUR:306万1300円
- X-FOURツートーンインテリアエディション
(オレンジタン/ベージュ同価格)
317万1300円
▽特別仕様車【新設定】
- 【スタイルエディション】
Xスタイルエディション(FF):301万8400円
X-FOURスタイルエディション(4WD):328万1300円
日産新型キックスの価格は、最新のパワートレインと装備を採用したことでアップしています。
前モデルは275万9900円からとされていましたが、新型キックスでは279万8400円からに。
新設定された4WDモデルは、FF車から26万2900円のアップとされています。
▼参考:日産キックス(前モデル)の価格
(FFのみ)
- X:275万9900円
- Xツートーンインテリアエディション:286万9900円
- キックスオーテック:311万4100円
迫力!日産新型キックスの外装(エクステリア)デザインは?
日産新型キックスの外装は、最新のデザインを採用することにより、スポーティに仕上げられています。
フロントはヘッドライトを薄型化し、グリルやバンパーもワイドさを強調。
リアはクーペSUVフォルムにより軽快な印象とされ、テールランプなどのデザインは先進的なイメージに仕上げられています。
洗練!日産新型キックスの内装(インテリア)デザイン
▼日産新型キックスの画像
▼参考:キックス(前モデル)
日産新型キックスの内装は、グローバルモデルとして質感が高められています。
▼日産新型キックスの画像
▼参考:キックス(前モデル)
改良では、シフトノブ周辺に「ノートオーラ」からくる最新のデザインを採用することで、操作性と質感を向上。
また、「Xツートーンインテリアエディション」では、これまで設定していた「オレンジタン」に加え、落ち着いたスタイルの「ベージュ」が新設定されています。
キックスではシートに、座り心地を向上させるマットスプリングタイプを採用した「ゼログラビティシート」を装備。
サイドサポートやクッション座面に、しっかり身体を支える新技術を導入することで、オフロードなどの揺れる環境でもゼログラビティシートの性能を最大限に発揮。
インフォテインメントシステムには、9インチディスプレイを採用。
▼インテリジェント ルームミラー
インテリジェント ルームミラーにより、後方視界もアップすることができるように。
新型キックスではメーターに、多彩な情報の表示に対応するディスプレイを採用。
装備には、電動パーキングブレーキとオートホールド機能が採用されています。
後席はニールームが600mm、ヘッドルームも85mmと広く設計され、大人でも充分くつろげる広い室内空間を確保。
ラゲッジスペースは、Mサイズのスーツケースを4個が積載可能となる容量423Lが確保されています。
上級スポーツ!日産新型「キックスオーテック」設定!
日産キックスには、上級スポーツモデルとして「キックスAUTECH(オーテック)」が設定されています。
キックスオーテックは、エクステリアに低重心とワイドスタンスを印象付ける美しい輝きのメタル調フィニッシュの専用パーツを車体下部に装備。
フロントバンパーには、AUTECH専用のブルーに輝くシグネチャーLEDを採用すると共に、ドットパターンのフィニッシャーを装着し、昼夜問わず一目で「AUTECH」とわかる、個性豊かなスタイルに仕上げ。
さらに、専用デザインのアルミホイールにはガンメタリックの塗装を施し、SUVならではの力強さを表現しつつ、プレミアム感のあるデザインとされています。
インテリアは、シート地に、柔らかな手触りで体に馴染むレザレットを採用すると同時に、海面の波の動きをモチーフにした模様を採用。
また、ハンドルやシート、ドアトリムにブルーの素材を配し、インテリア全体をブルーとブラックでコーディネート。
さらに、インテリアの随所に「AUTECH」ブランドを象徴するブルーステッチが施されています。
第2世代e-Power!新型キックスのスペック、走行システムは?
▼日産e-POWERパワートレイン
▼日産新型キックスのパワートレインとスペック
- 【e-POWER】
・パワートレイン:電気モーター+直列3気筒1.2L(発電専用)
・エンジン出力(発電用):82ps/10.5kgm
・モーター出力(駆動用)
フロント:136ps/28.6kgm
リア(4WD車のみ):68ps/10.2kgm
駆動方式:FF or 4WD【新設定】
日産新型キックスの日本仕様パワートレインには、出力をアップした第2世代「e-POWER」ハイブリッドが搭載されています。
▼参考:キックス(前モデル)のスペック
- 電気モーター+直列3気筒1.2L(発電専用)
出力:129ps/26.5kgm
駆動方式:FF
第2世代のe-POWERでは、前世代からよりパワフルで気持ちの良い発進加速と、中高速からの追い越しでの力強い加速感を実現。
加えて、インバーターは、第1世代よりも40%小型化、30%軽量化し、パワートレインを軽量化しています。
e-POWERシステムの制御は、路面状況とロードノイズの大きさを予測しエンジンの始動を制御することで、発電を行うエンジンのノイズが車内に侵入するのを抑え、さらなる静粛性を確保。
▼新型キックス4WD車のシステム
また新型キックスでは4WD車が新設定され、前世代システムから出力を大幅に引き上げた後輪用モーターを搭載。
作動する最高速度も発進加速を重視していた前世代から全域に拡大し、幅広い走行シーンでのアシストが可能となっています。
日産新型キックスを試乗動画でチェック!
改善!日産新型キックスの燃費は?
▼日産新型キックスの燃費と比較
- 【FF車】
WLTCモード値:23.0km/L - 【4WD車】【新設定】
WLTCモード値:19.2km/L
日産新型キックスの燃費は、最新のe-POWERハイブリッドの搭載によりFF車で21.6km/Lから23.0km/Lに改善されています。
新設定された4WDモデルは後輪駆動用のモーターを搭載し、19.2km/Lとなっています。
▼参考:キックス(前モデル)の燃費
- 【FF車】
WLTCモード値:21.6km/L
プロパイロット標準!日産新型キックスの安全装備は?
日産新型キックスの安全装備には、一部自動運転技術「プロパイロット」が全車標準採用されています。
「プロパイロット」は、高速道路においてアクセル、ブレーキ、ステアリング操作を車両がアシストすることで、安全性を向上。
もしもの事故の際の自動通報のほか、あおり運転や急病などの緊急事態にも手動で通報できる「SOSコール」も全車標準装備されています。
また、前方の状況を監視し、車両や歩行者との衝突回避・衝突による被害軽減を支援する「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」や「踏み間違い衝突防止アシスト」などを標準装備し、全車が「セーフティ・サポートカーS<ワイド>(サポカーS<ワイド>)」に該当します。
改良では、「インテリジェント アラウンドビューモニター」「インテリジェント ルームミラー」などを上位グレードに標準採用したほか、コンパクトSUV初となる、2台前のクルマの動きを検知して注意喚起する「インテリジェントFCW(前方衝突予測警報)」を全車標準装備することで安全性が高められています。
広く!日産新型キックスのボディサイズは?
▼日産新型キックスのボディサイズ
- 全長×全幅×全高:4290×1760×1610mm
- ホイールベース:2620mm
- ※参考
・日産ジューク
全長×全幅×全高:4165×1770×1570mm
ホイールベース:2530mm
日産新型キックスのボディサイズは、以前設定されていた日産「ジューク」と比較して全長とホイールベースが延長されています。
しかし、最小回転半径は5.1mと小回りが可能とされ、都市部でも活躍するモデルとなっています。
いつ?日産新型キックスの発売日は?
改良された新型日産キックスは、2022年7月19日に発売されました。
日産はキックスに要望が多かった4WDモデルを追加設定することで、幅広いユーザーにアピールしていく予定です。
日産キックスを「おさらい」
▼日産キックス(KIX/初代)
日産キックスは、初代が2008年に登場したSUVです。
車名は初代で「KIX」、2代目で「KICKS」とされ、由来は興奮や熱中を意味する「KICKS」からとなっています。
初代は、三菱が製造していた軽自動車SUV「パジェロミニ」のOEMモデルで、専用のエクステリアデザインを採用。
4WDシステムには、後輪駆動と4WD、ローギヤ4WDを選択できる「イージーセレクト4WD」を装備することで、軽自動車ながら悪路での走破性も強化。
販売は三菱パジェロミニとあわせ、2012年に終了されました。
▼日産キックス(KICKS/2代目)
2代目となる現行モデルは、2016年にブラジルで発表。アメリカやカナダ、中国などでも販売するグローバルモデルとなっています。
デザインは、日本の「日産グローバルデザインセンター(NGDC)」、アメリカの「日産デザインアメリカ(NDA)」、ブラジルの「日産デザインアメリカリオ(NDA-R)」の3部門共同作業によって行われました。
設計は、駆動方式をFFのみとすることでコンパクトモデルながら広い室内空間を確保し、価格もダウン。
デザインパターンをオーナーの好みにあわせて変更できるパーソナライズオプションや、充実した装備が採用されました。
新型キックスについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!