日産が、ミドルクラスSUV「エクストレイル」のフルモデルチェンジ日本発売を予定しています。
全面改良により性能を大きく伸ばす新型エクストレイルについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】新世代!日産「新型エクストレイル」フルモデルチェンジ!
- 日産新型エクストレイルの【変更点まとめ】
- タフに!日産新型エクストレイルの外装(エクステリア)デザイン
- 小さく!日産新型エクストレイルのボディサイズは?
- 新装備!日産新型エクストレイルの内装(インテリア)デザイン
- 最新e-POWER!日産新型エクストレイルのスペック、走行性能は?
- 改善!日産新型エクストレイルの燃費は?
- 最新システム!日産新型エクストレイルの安全装備は?
- アップ!日産新型エクストレイルの価格、グレードは?
- いつ?日産新型エクストレイルの日本発売日は?
- 日産エクストレイルを「おさらい」
【最新情報】新世代!日産「新型エクストレイル」フルモデルチェンジ!
▼日産新型エクストレイルの画像
日産が、SUV「エクストレイル」のフルモデルチェンジ発売を予定しています。
エクストレイルは日産のミドルサイズクロスオーバーとして、タフギアをコンセプトに販売されている世界戦略車です。
新世代となる新型エクストレイルの日本仕様は、可変圧縮エンジン「VCR」を搭載し、ブランドのハイブリッドパワートレイン「e-POWER」を組み合わせることで走りと環境性能を両立。
また、リヤにもモーターを搭載する4WD車には日産の最新電動技術「e-4ORCE」が採用され、前後のモーターを緻密に制御することにより素早くスムーズな加速を実現しながら、減速時や凹凸路面での揺れを減少させることで車酔いなどを抑え、快適な乗り心地に。
その他、新型エクストレイルでは、最新の12.3インチデジタルメーターや大型インフォテインメントシステムを装備することで、使い勝手と質感をアップします。
新型エクストレイルの日本発売日は、2022年6月下旬が予定されています。
▼日産新型エクストレイル(海外名:ローグ)の動画
▼日産キックス
▼三菱アウトランダー
【新型アウトランダー/PHEV】フルモデルチェンジ!最新情報、航続距離/充電時間、燃費、価格、発売日は?
日産新型エクストレイルの【変更点まとめ】
▼日産新型エクストレイルの変更点
- よりSUVとしての魅力を強調した新世代デザインを採用
- 可変圧縮比「VCR」エンジンの1.5Lモデルを搭載し、ハイブリッドシステム「e-POWER」と組み合わせ
- 4WD車に最新電動技術「e-4ORCE」を採用
- 12.3インチデジタルメーター&9インチ大型タッチ対応インフォテインメントシステムを搭載
- 3ゾーンエアコンを装備
- 運転支援システム「プロパイロット」を採用
- ステアリングギヤ比のクイック化、パワートレインとサスペンションのブッシュの強化、リアマルチリンクサスペンションの改良により、スポーティな乗り心地を実現
- 2列シート5人乗りと3列シート7人乗りを設定
タフに!日産新型エクストレイルの外装(エクステリア)デザイン
▼日産新型エクストレイルの画像
日産新型エクストレイルの外装は、ブランドデザインを進化させた最新スタイルとされます。
新型エクストレイルは、フロントに上下に分割されたLEDヘッドライトを全車に標準採用。
ブランドデザインの「Vモーショングリル」には、エンジンルームへの空気流入をコントロールして空力性能を高める「アクティブグリルシャッター」を装備し大型化。
バンパーサイドを強調することで、先進性とSUVとしての力強さが両立されます。
ルーフラインはリアまで直線的に仕上げられ、大きな室内空間を確保。
車体下にはアンダーボディカバーを装備することで、空力性能を向上。
リアでは、ナンバープレート取り付け部をフラットに処理、下部に大型のスキッドプレートデザインを取り入れることで、高い質感がつくられます。
新型エクストレイルを前モデルと比較!
▼日産エクストレイル(前モデル)
日産新型エクストレイルを前モデルと比較すると、新型エクストレイルではよりSUVとしてのタフさが強調され、力強い印象とされます。
小さく!日産新型エクストレイルのボディサイズは?
▼日産新型エクストレイルのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4648×1839×1700mm
- ホイールベース:2705mm
- 乗員:5人乗り or 7人乗り
- ※参考
・エクストレイル(前モデル)
全長×全幅×全高:4690×1820×1730mm
ホイールベース:2705mm
最低地上高:205mm
日産新型エクストレイルのボディサイズは前モデルから短縮され、ミドルクラスとしての取り回しの良さが高められています。
全高もあわせてダウンされていますが、直線的なルーフデザインにより快適な室内空間を確保。
シートレイアウトには、2列シート5人乗りと3列シート7人乗りを設定することで、幅広いニーズに対応します。
新装備!日産新型エクストレイルの内装(インテリア)デザイン
▼日産新型エクストレイルの画像
日産新型エクストレイルの内装は、タフギアとしての使い勝手と上質さを両立した仕上げとなります。
メーターには7インチディスプレイのほか、12.3インチのフルデジタルメーターを設定することで多彩な情報の表示に対応。
また、10.8インチのヘッドアップディスプレイも採用され、ドライバーにわかりやすく情報が提供されます。
加えて、12.3インチタッチ対応インフォテインメントシステムでは、有線のApple CarPlayとAndroid Autoに標準対応し、ワイヤレスのApple CarPlayをオプションとして提供。
また、Qiワイヤレス充電パッドや10スピーカーのBoseシステムも設定。
シフトセレクターには新開発された電気式が採用され、フローティングブリッジセンターコンソールとすることにより、下部に小物を収納することができるようになります。
インテリアにはセミアニリンレザーやダイヤモンドキルティング、タンカラーなども設定され、高い質感とデザイン性も楽しむことができるように。
その他、新型エクストレイルではリアシートの快適性も重視され、収納できるシェードやシートヒーティング、セグメントで唯一となる3ゾーンエアコンを装備。
リモートエンジンスタート機能により、乗り込む前のエアコン起動にも対応。
リアドアを90度まで開くようにしたことでチャイルドシートなどを収納しやすくしたほか、3席のリアシートすべてでチャイルドシートの取り付けが可能に。
また、ラゲッジスペースの開口部は1158mmが確保され、直線的なルーフによりラゲッジスペースは広く、使いやすい空間がつくられます。
最新e-POWER!日産新型エクストレイルのスペック、走行性能は?
▼日産e-POWERパワートレイン
▼日産新型エクストレイルのパワートレインとスペック
▽日本仕様
- 【エクストレイルe-POWER】
直列4気筒1.5Lガソリン「VCR」+電気モーターハイブリッド
システム出力:205ps/30.6kgm
駆動方式:FF or 4WD
▽海外仕様
- 直列4気筒1.5Lガソリン「VCR」ターボ
出力:204ps/30.6kgm - 直列4気筒2Lガソリン
出力:147ps/21.1kgm - 直列4気筒2.5Lガソリン
出力:181ps/25.0kgm
日産新型エクストレイルのパワートレインには、1.5L可変圧縮エンジン「VCR」と出力をアップした第2世代「e-POWER」ハイブリッドが搭載されます。
▼日産「VCR」エンジンの構造
1.5L VCRエンジンは、日産の海外上級ブランド「インフィニティ」向けに設定されていた2L VCRエンジンの排気量縮小版として開発。通常ピストンを上下動させるのみのコネクティングロッドとクランクの間に、機械式のアクチュエータアームで動作するマルチリンクシステムを追加。
これによりピストンが上下動する幅を無段階で変更することができ、圧縮比を低負荷運転時の14.0:1から、高負荷時の8.0:1まで走行状態にあわせて最適化。
燃焼室とインテークマニホールドにインジェクション2基を並列配置することで、燃料も緻密に噴射し効率もアップされます。
第2世代のe-POWERでは、前世代からトルクを10%、出力を6%向上させ、よりパワフルで気持ちの良い発進加速と、中高速からの追い越しでの力強い加速感を実現。
これにより新型エクストレイルハイブリッドでは、3Lエンジンに匹敵する最大トルクを発揮します。
加えて、インバーターは、第1世代よりも40%小型化、30%軽量化し、パワートレインを軽量化するとともに室内空間を拡大します。
e-POWERシステムの制御は、路面状況とロードノイズの大きさを予測しエンジンの始動を制御することで、発電を行うエンジンのノイズが車内に侵入するのを低減し、さらなる静粛性を確保。
▼日産「e-4ORCE」の動画
リヤにもモーターを搭載する4WD車では、日産の最新電動技術「e-4ORCE」を採用。
前後のモーターを緻密に制御することにより素早くスムーズな加速を実現しながら、減速時や凹凸路面での揺れを減少させることで車酔いなどを抑え、快適な乗り心地が両立されます。
改善!日産新型エクストレイルの燃費は?
▼日産新型エクストレイルの燃費
- エクストレイルハイブリッド:22km/L
- 【海外仕様】
1.5Lガソリン「VCR」ターボ:14.0km/L
日産新型エクストレイルの燃費は、最新のハイブリッドパワートレインを搭載することで改善します。
前モデルはFF駆動のエクストレイルハイブリッドで20.8km/Lとなっていましたが、新型エクストレイルハイブリッドでは22km/Lの数値が見込まれています。
最新システム!日産新型エクストレイルの安全装備は?
日産新型エクストレイルの安全装備には、一部自動運転技術「プロパイロット」が採用されます。
搭載されるプロパイロットはナビリンク機能付とされ、ナビとあわせカーブ前で車速を調整。
標識検知機能、前方衝突予測アラート、ふらつき警報を全車に標準装備。
また、ブラインドスポットアラート&後側方衝突防止アシストも設定され、安全性が高められます。
アップ!日産新型エクストレイルの価格、グレードは?
▼日産新型エクストレイルのグレード、価格
- グレード
・S(5人乗り):FF or 4WD
・X(5人乗り or 7人乗り):4WD or FF(5人乗りのみ)
・G(5人乗り):FF or 4WD
・AUTECH(5人乗り or 7人乗り):4WD or FF(5人乗りのみ)
・AUTECH ADVANCED Package(5人乗り):FF or 4WD
・エクストリーマーX(5人乗り or 7人乗り):4WD - 価格:290万円~
日産新型エクストレイルの日本仕様の価格は、ハイブリッド「e-POWER」車のみとされ、最新装備を採用することにより前モデルからアップします。
前モデルはハイブリッド車のエントリーモデルが267万1900円からラインナップされていましたが、新型エクストレイルは290万円ほどからが見込まれています。
ラインナップは5人乗りが主力とされ、中間グレード「X」に3列シート7人乗りを設定。
駆動方式は、7人乗りが4WDのみとなります。
▼参考:日産エクストレイル(前モデル)の価格
▽2Lガソリン車
- 20S
2列シート:4WD 2,482,700円 - 20Xi
2列シート:FF 3,045,900円、4WD 3,256,000円
3列シート:FF 3,119,600円、4WD 3,329,700円 - 20Xi レザーエディション
2列シート:FF 3,293,400円、4WD 3,503,500円 - AUTECH i Package
2列シート:FF 3,469,400円、4WD 3,679,500円
3列シート:FF 3,565,100円、4WD 3,775,200円 - 20Xi エクストリーマーX
2列シート:4WD 3,411,100円
3列シート:4WD 3,484,800円
▽エクストレイルハイブリッド(2Lハイブリッド)
- 20S HYBRID
2列シート:FF 2,671,900円、4WD 2,882,000円 - 20Xi HYBRID
2列シート:FF 3,298,900円、4WD 3,509,000円 - 20Xi HYBRID レザーエディション
2列シート:FF 3,546,400円、4WD 3,756,500円 - AUTECH HYBRID i Package
2列シート:FF 3,799,400円、4WD 4,009,500円 - 20Xi HYBRIDエクストリーマーX
2列シート:4WD 3,697,100円
いつ?日産新型エクストレイルの日本発売日は?
日産新型エクストレイルの日本発売日は、2022年6月下旬が予定されています。
日産は新型エクストレイルの設定により、ちからを入れている電動化パワートレインのラインナップを増やし、高い環境性能をアピールしたい考えです。
日産エクストレイルを「おさらい」
▼日産エクストレイル(初代)
日産エクストレイル(X-TRAIL)は、初代が2000年に登場したミドルサイズのクロスオーバーSUVです。
初代は「4人が快適で楽しい、200万円の使える四駆」をコンセプトとし開発され、アウトドアなどで使用する道具「タフギア」をイメージしたデザインが採用されました。
世界的に販売されるグローバルモデルとなっており、トヨタ・RAV4やホンダCR-Vなどのライバル車と販売を競っています。
パワートレインは排気量2Lのエンジンを中心とし、欧州モデルにはディーゼルエンジンも設定。
▼日産エクストレイル(3代目)
3代目として2013年に登場した前モデルでは、それまでの角を強調したデザインから上質さを意識したものに変更。
主力SUVとして、3列シート7人乗り、エクストレイルハイブリッド、先進安全システムプロパイロットなどを用意することで、人気モデルになっています。
新型日産エクストレイルについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!