BMWが、上級SUV「X5」の新モデル日本発売を発表しました。
新モデルにより魅力をアップした新型BMW X5のスペックや価格などを、最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】高出力ディーゼル!BMW「新型X5 xDrive40d」日本発売!
- BMW新型X5の【変更点まとめ】
- 961万円から!BMW新型X5の価格は?
- 躍動的!BMW新型X5の外装(エクステリア)デザインは?
- 拡大!BMW新型X5のサイズ、車体設計は?
- 7人乗りも!BMW新型X5の内装(インテリア)デザインは?
- ハイパフォーマンス!BMW「新型X5M」も!
- 多彩!BMW新型X5のパワートレインとスペックは?
- 悪路性能UP!BMW新型X5の走行システムは?
- BMW新型X5を試乗動画でチェック!
- 最新システム!BMW新型X5の安全装備は?
- 走り両立!BMW新型X5の燃費は?
- BMW新型X5の発売日は?
- FCV燃料電池車市販化へ!BMW新型X5 i Next Hydrogenラインナップ!
- BMW・X5を「おさらい」
【最新情報】高出力ディーゼル!BMW「新型X5 xDrive40d」日本発売!
BMWが、SUV「X5」の新モデルとなる「X5 xDrive40d」の日本発売を発表しました。
BMW X5はブランドの上級SUVとしてラインナップされ、ハイパフォーマンスモデルやプラグインハイブリッドも設定することで、幅広いユーザーの期待にこたえるモデルになっています。
新設定されたX5 xDrive40dは高出力の3Lディーゼルエンジンを搭載し、出力を「xDrive 35d」の286ps/66.3kgmから、340ps/71.4kgmにまで向上。
また、48Vマイルドハイブリッドシステムを採用することでエンジンの負荷を軽減すると共に効率を最適化し、コースティング機能も採用することで、燃費はWLTCモード値12.1km/Lが確保されています。
新型X5 xDrive40dは2022年2月10日に日本発売。価格は11,410,000円となっています。
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BMW新型X5の【変更点まとめ】
▼BMW新型X5の変更点
- 高出力ディーゼルモデル「xDrive40d」を設定
▽2020年3月の変更点
- 最上位ハイパフォーマンスモデル「X5Mコンペティション」を設定
▽2019年12月の変更点
- PHEV「xDrive45e」、V型8気筒エンジン搭載ハイスペックモデル「M50i」を追加設定
▼BMW新型X5の動画
961万円から!BMW新型X5の価格は?
▼BMW新型X5の価格
- X5 xDrive35d:9,610,000円
- X5 xDrive35d M Sport:10,840,000円
- X5 xDrive45e M Sport:11,180,000円
- X5 xDrive40d M Sport:11,410,000円【新設定】
- X5 M50i:13,880,000円
- X5Mコンペティション:18,960,000円
BMW新型X5の価格は、日本で961万円からに設定されています。
新設定された「xDrive40d M Sport」は「xDrive35d M Sport」から57万円のアップとされ、高い走行性能を楽しむことができるようになっています。
躍動的!BMW新型X5の外装(エクステリア)デザインは?
BMW新型X5の外装には、大きなクロームグリルと力強いフロントバンパーが採用され、よりアグレッシブなデザインになっています。
ボディには抑揚がつけられ、独特のキャラクターラインにより強調されています。
前後ライトはLEDとされ、奥行きが感じられるデザインとすることで車体デザインとマッチしたものとされています。
新型X5では、多彩なスタイリングパッケージが利用可能になり、xLineではマットなアルミニウムアクセント、19インチのホイールを装備。
Mスポーツモデルは、専用のボディカラーや大型エアインテーク、グロスブラックアクセント、20インチホイールが採用されます。
拡大!BMW新型X5のサイズ、車体設計は?
▼BMW新型X5のボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4935×2005×1770mm
- ホイールベース:2975mm
- 参考
・BMW X5(前世代)
全長×全幅×全高:4910×1940×1760mm
ホイールベース:2935mm
BMW新型X5のボディサイズは、前世代から全長が25mm、全幅が65mm、全高が10mm、ホイールベースが40mm拡大されています。
しかし、車体の骨格は車両前方に高張力鋼板を多用して、強度を高めながら前モデルから約15.5kgの軽量化を実現。
これにより、広い室内空間とBMW上級SUVとしての走行パフォーマンスの両立が図られています。
7人乗りも!BMW新型X5の内装(インテリア)デザインは?
BMW新型X5の内装は、高品質の素材や新しいスイッチ類のデザイン、最新技術により質感が高められています。
装備には、BMWの新しい表示・操作システム「BMW Operating System 7.0」を採用。
12.3インチの「フルデジタル・メーターパネル」とカスタマイズ可能な10.25インチの「コントロール・ディスプレイ」を備え、コントロール・ディスプレイはステアリングのボタンやセンターコンソールの「iDrive コントローラー」ほか、ディスプレイでのタッチ操作、音声コントロール、ジェスチャーコントロールに対応。
また、M Sportでは改良されたヘッドアップ・ディスプレイを標準採用。
LEDライティングや加熱/冷却に対応したカップホルダーも装備され、使い勝手も向上しています。
ラゲッジ容量は、通常時で645L、リアシートを折り畳むことで1860Lまで拡大。
3列シート7人乗り仕様となるオプション「サード・ロー・シート」も設定され、電動で2列目シートをスライドさせたり折り畳み、余裕ある室内空間をより便利に使うこともできるようになっています。
▼BMW新型X5の室内サイズ
- ラゲッジ容量
通常時:645L、リアシート折り畳み時:1860L - 乗員:5人乗り or 7人乗り
▼BMW新型X5の動画
ハイパフォーマンス!BMW「新型X5M」も!
▼BMW新型X5Mの画像
BMW X5には、最上位パフォーマンスモデルとなる「X5Mコンペティション」が設定されています。
新型X5MはエンジンにV型8気筒4.4Lツインターボを採用し、ベースモデルで600馬力、日本に導入される上位のX5Mコンペティションで625ps/76.5kgmを発揮。
トランスミッションには8速ATが組み合わせられ、4WDシステムにはトルクベクタリング「アクティブMディファレンシャル」を標準採用。
「スポーツ」モードを選択することで、リア駆動寄りの鋭いコーナリングを楽しむことができるようになっています。
また、足回りには電子制御ダンパー可変サスペンション、可変ロールスタビライザーを採用。
車速に応じてステアリングのアシスト量を変化する「サーボトロニック」もMモデル専用のセッティングに仕上げ。
エクステリアには、大型のエアインテークを採用し、空気抵抗を低減するドアミラーやスポイラー、ディフューザーのほか、4本出しマフラーを採用。
足回りには軽量アロイホイールが装備され、サイズはフロントが21インチ、リアが22インチとされています。
▼BMW新型X5Mの動画
多彩!BMW新型X5のパワートレインとスペックは?
▼BMW直列6気筒3Lディーゼルターボエンジン
▼BMW新型X5のパワートレインとスペック
▽日本仕様
- 【xDrive 35d】
直列6気筒3Lディーゼルターボ+48Vマイルドハイブリッド
出力:286ps/66.3kgm - 【xDrive 40d】【新設定】
直列6気筒3Lディーゼルターボ+48Vマイルドハイブリッド
出力:340ps/71.4kgm - 【xDrive 45e】
直列4気筒2Lガソリンターボ+電気モータープラグインハイブリッド
システム合計出力:394ps/61.2kgm
0~100km/h加速:5.6秒
最高速度:235km/h、EVモード時140km/h
EV航続距離:79.2km - 【M50i】
V型8気筒4.4Lガソリンツインターボ
出力:530ps/76.5kgm
0-100km/h加速:4.3秒 - 【X5Mコンペティション】
V型8気筒4.4Lガソリンツインターボ
出力:625ps/76.5kgm
0-100km/h加速タイム:3.8秒 - トランスミッション:8速AT
- 駆動:4WD「xDrive」
▽海外仕様
- 【xDrive 40i】
直列6気筒3Lガソリンターボ
出力:340ps/45.9kgm
最高速度:243km/h
0-100km/h加速:5.5秒 - 【xDrive 50i】
V型8気筒4.4Lガソリンツインターボ
出力:462ps/66.3kgm
最高速度:250km/h(リミッター)
0-100km/h加速:4.7秒 - 【X5M】
V型8気筒4.4Lガソリンツインターボ
出力:600ps/76.5kgm
0-100km/h加速タイム:3.9秒 - トランスミッション:8速AT
- 駆動:4WD「xDrive」
BMW新型X5には、BMWの新世代パワートレインがラインナップされています。
日本仕様にはベースモデルに286psを出力するディーゼルエンジンがラインナップされ、充実した走行性能と環境性能を両立。
プラグインハイブリッドモデル「xDrive 45e」では、エンジンを前モデルの2Lターボから3Lターボに変更することで394psの出力を獲得。
前モデルと比較すると、0~100km/h加速は5.6秒と1秒以上短縮し、EVモードの航続距離は79.2kmと3倍近くになっています。
その他X5には、530ps/76.5kgmを出力するV型8気筒4.4Lガソリンターボを搭載するハイスペックモデル「M50i」も設定。
最上位モデルとして設定される「X5M」は、ベースモデルで600ps、X5Mコンペティションで625psを発揮。
0-100km/hタイムはベースモデルで3.9秒、コンペティションでは3.8秒に短縮されています。
悪路性能UP!BMW新型X5の走行システムは?
BMW新型X5には、ダイナミックダンパーコントロールシステムが標準装備されるほか、4輪ステアリングとリミテッドスリップリアディファレンシャルを選択し、より走行性能を高めることもできるようになっています。
また、M Sportのオプションとして「4輪アダプティブ・エア・サスペンション」をXモデルで初めて導入。
エアサスペンションを採用することで、荷物の積載を容易にするほか、車高を40mm高めてオフロード能力を向上することができます。
BMW新型X5を試乗動画でチェック!
BMW新型X5は試乗動画が公開されています。
新世代となりあがった使い勝手や走りが高い評価を受けています。
最新システム!BMW新型X5の安全装備は?
BMW新型X5の安全装備には、高性能3眼カメラと2兆5000億回/秒の演算能力を持つ画像処理プロセッサーを組み合わせ正確で迅速な危険予測を可能とした最新運転支援システムが採用されています。
システムは、「アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)」「レーン・チェンジ・ウォーニング(車線変更警告システム)」「レーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)」「ステアリング&レーン・コントロール・アシスト」「サイド・コリジョン・プロテクション」「衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)」「クロス・トラフィック・ウォーニング」などの機能を搭載することにより、安全で快適なドライブを実現。
また、車両が直前に前進したルートを最大50mまで記憶して、同じルートをバックで正確に戻ることが可能な「リバース・アシスト機能」を「パーキング・アシスタント」に追加することで、ボディサイズを拡大した新型X5を快適に使うことができるようになっています。
走り両立!BMW新型X5の燃費は?
▼BMW新型X5の燃費(新燃費規格WLTCモード値)
- xDrive 35d(3Lディーゼル):12.4km/L
- xDrive 40d(3Lディーゼル):12.1km/L
- 3Lプラグインハイブリッド
ハイブリッドモード時:10.3km/L
EV航続距離:79.2km
新型BMW X5の燃費は、3Lディーゼルモデルにより実燃費に近いWLTCモード値で12.4km/Lとされています。
前モデルは3Lディーゼルモデルで前規格JC08モードで14.0km/Lになっていましたが、新しいパワートレインにより変化が抑えられています。
より高い環境性能を求めるユーザーには、充電した電力のみで79.2kmの走行が可能なプラグインハイブリッドモデルもラインナップされています。
BMW新型X5の発売日は?
BMW新型X5に追加設定された「xDrive40d」は、2022年2月10日に日本で発売されました。
BMWは主力モデルであるX5のラインナップを拡大することにより、ユーザーにアピールしていく予定です。
FCV燃料電池車市販化へ!BMW新型X5 i Next Hydrogenラインナップ!
▼BMW新型X5 i Next Hydrogenの画像
BMW新型X5には燃料電池車(FCV)の設定が予定され、コンセプトモデルが公開されています。
BMW新型X5 FCVは、すでに燃料電池車を販売するトヨタとのパートナーシップによりつくられ、2013年の共同開発以降システムをアップデート。
水素燃料タンクへの充填時間は4分未満とされ、ガソリン車などと同じように長距離の走行が可能になるとされています。
BMWは2022年に燃料電池車の少量生産をスタートさせ、ユーザーにアピールしていく予定です。
BMW・X5を「おさらい」
▼BMW X5(初代E53)
BMW X5(エックスファイブ)は、初代が2000年に発売されたクロスオーバーSUVです。
BMWの上級セダンである5シリーズをベースとして製作され、BMWとしては初めてのクロスオーバーSUVでしたが、開発当時に傘下で高級SUVに定評があるランドローバーのノウハウも加えることで人気のSUVに。
製造は米国のサウスカロライナ工場で行われ、SUV人気が高い米国では派生車種でクーペSUVスタイルのX6とともに主力になっています。
前モデルの3代目は2013年に登場し、ディーゼルモデルから575馬力を出力するハイパフォーマンスモデルのX5Mまで好調にセールス。
2015年には新世代のBMWパワートレインとして、プラグインハイブリッドモデルも設定されていました。
新型BMW X5については今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!