トヨタが、「カローラ」シリーズのハイパフォーマンスモデル「GRカローラ」の2025年型改良を発表、日本発売を予定しています。
改良によりさらに走行性能を強化した新型GRカローラについて、最新情報からスペックや価格などをご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】全面大幅進化!トヨタ「新型GRカローラ」2025年モデル日本発売!
- トヨタ新型GRカローラの【変更点まとめ】
- 迫力UP!トヨタ新型GRカローラの外装(エクステリア)デザインは?
- ワイド&ロー!トヨタ新型GRカローラのボディサイズは?
- 専用装備!トヨタ新型GRカローラの内装(インテリア)デザインは?
- パワフル!トヨタ新型GRカローラのパワートレインとスペックは?
- 充実!新型GRカローラの安全性能は?
- アップ!トヨタ新型GRカローラの価格は?
- いつ?トヨタ新型GRカローラの発売日は?
【最新情報】全面大幅進化!トヨタ「新型GRカローラ」2025年モデル日本発売!
▼新型GRカローラ 2025年モデルの画像・動画
GRカローラは、”世界で最も販売されるトヨタ車”となっているカローラシリーズのハイパフォーマンスモデルとして企画され、2022年12月に第1弾、2023年8月に第2弾が抽選販売されていました。
第3弾となる2025年モデルは、走行性能をアップする新設計のフロントバンパーを採用したほか、搭載する1.6Lターボエンジンの出力をこれまでの304ps/37.7kgmから304ps/40.8kgmにアップ。
サスペンションは、リバウンド側で作動するスプリングを前後ショックアブソーバーに内蔵し、旋回時の車両姿勢と内輪の接地荷重特性を改善、旋回中の車両安定性を向上。
さらに、リアアクスルの回転の中心となるトレーリングアーム取り付け点を上げることで加速時のリヤの沈み込みを減少。アクセル操作による車両の姿勢変化を抑え、駆動力の応答性を向上させるとともに安定した姿勢でのコーナーリングを実現。
ABSは、上下GセンサーによりABS作動輪の接地荷重をモニタリングすることで、限界領域でもABS作動時の安定した制動力を実現。
ステアリングは、ステアリングコラムとインストルメントパネルリインフォースメントの締結部に、締結剛性の高い溝付ワッシャーボルトを採用。直進安定性とステアリング操作に対するダイレクト感をアップ。
シャシー剛性では、シャシー部品の締結ボルトの一部に締結剛性の高いボルトを採用。ロアアームとロアボールジョイントの締結部はステアリング操作に対する応答性を、リアショックアブソーバーとボディの締結部はステアリング操作に対するリアのグリップ感を向上。
クラッチシステムはレバー比やクラッチカバー、ターンオーバースプリングの荷重特性は最適化することで操作性をアップ。
ピーク踏力を高めとすることで、踏みごたえのあるペダル操作フィーリングとしたほか、ピーク踏力以降は、ストロークでの踏力を減少させることでペダルの踏み切り感をアップ。スポーティな操作感となるようにクラッチ特性を最適化し、戻し側の荷重増加による足への追従性、半クラッチストロークの短縮による操作性も高められています。
▼8速AT「GR-DAT」
また、新型GRカローラでは、トランスミッションにこれまでの6速MTに加え、スポーツモデルに向けて新開発、レーシングカーでテストされ、「GRヤリス」にも採用されていたスポーツ8速AT「GR-DAT(ダイレクト・オートマチック・トランスミッション)」を新設定。
GR-DATでは、AT制御ソフトウエアをスポーツ走行用に最適化。従来は減速Gや速度などの車両挙動を感知し変速させていたところを、ブレーキの踏み込み方・抜き方、アクセル操作まで細かく感知し、車両挙動の変化が起こる前に変速が必要な場面を先読みすることで、「ドライバーの意思を汲み取るギヤ選択」を実現。プロドライバーによるシフト操作と同じようなギヤ選択が可能に。
AT内部の変速用クラッチに高耐熱摩擦材を採用するほか、AT制御ソフトウエアの改良により、世界トップレベルの変速スピードを獲得。
新設計のフロントバンパーでは、ブレーキダクトを改良し、新しいエアカーテンによりタイヤ周りの乱気流を減らし安定性を向上。
オートマチックトランスミッションクーラーと、スポーツ走行を考慮してエンジン冷却を強化するサブラジエーターにも対応。
▼北米向け 2025年モデル GRカローラのインテリア画像
▼インジケーター点灯によシフトタイミング表示(緑から赤へ変化)
インテリアではGR-DATを搭載した車両のメーターにAT油温の表示を追加し、シフトダウン操作時に回転数が高すぎるためシフトダウン出来ない場合に、従来の警告音のみによる通知から、メーター内のギヤポジション表示にも警告が表示されます。
2025年モデルとなる新型GRカローラは2024年8月2日に情報を公開、2024年10月の日本発売が予定されています。
▼新型GRカローラ(北米仕様)の動画
▼カローラスポーツ(ベースモデル)
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トヨタ新型GRカローラの【変更点まとめ】
▼新型GRカローラの変更点
- 新設計のフロントバンパーを採用
- エンジンの出力をアップ
- 8速AT「DAT」を新設定
- サスペンションを改良し、走行性能を向上
- ステアリング、シャシーの剛性をアップ
- クラッチの操作性を向上
- 限界領域でのABS作動時の制動力安定性を向上
- メーターに8速AT専用の表示を追加
▽2023年8月の変更点
- 締結ボルトの変更によりダイレクト感を向上
- フロントバンパーダクト形状を改善し、操縦安定性をアップ
- ボディカラーに「シアンメタリック」を採用
- 2シーターモデル「GRカローラ モリゾウエディション」を廃止
▽2022年12月新設定時の特徴
- 高出力を発生する1.6Lガソリンターボエンジンを搭載
- スポット溶接箇所、構造用接着剤使用部分を増やし剛性を高めた専用ワイドボディを採用
- 大容量ブレーキシステム、専用ホイールを装備
- 新たに「4WDモード」と「ドライブモード」それぞれの選択に対応した、電子制御4WDシステム「GR-FOUR」を採用
- 前後トルセン式LSDを装備
- 12.3インチデジタルメーターを採用
- 「トヨタセーフティセンス」を標準装備
迫力UP!トヨタ新型GRカローラの外装(エクステリア)デザインは?
▼トヨタ新型GRカローラの画像
▼参考:トヨタGRカローラ(前モデル)
トヨタ新型GRカローラの外装は、ワイドフェンダーや専用のデザインにより、ベースとなった「カローラスポーツ」から迫力、走行性能をアップしています。
▼トヨタ新型GRカローラの画像
▼参考:トヨタGRカローラ(前モデル)
改良では、フロントのエアインテークが大型化され、高出力のエンジンやトランスミッションの冷却性能、空力性能が引き上げ。
▼トヨタ新型GRカローラの画像
▼参考:トヨタGRカローラ(前モデル)
足元には、専用の15スポーク18インチホイールや、フロント18インチディスク&4ピストンアルミキャリパー、リア16インチディスク&2ピストンアルミキャリパーのレッド塗装ブレーキシステムを採用。
▼トヨタ新型GRカローラの画像
▼参考:トヨタGRカローラ(前モデル)
リヤは、排圧低減と消音性能を両立させたバルブ付き3本出しエキゾースト、ディフューザーを採用。
▼カーボン製ルーフ
また、カーボン製ルーフも採用することにより重心をダウンし、走行性能をアップしています。
ワイド&ロー!トヨタ新型GRカローラのボディサイズは?
▼トヨタ新型GRカローラのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4410×1850×1480mm
- ホイールベース:2640mm
- 車重
MT車:1500kg
AT車:1520kg - タイヤ:235/40R18 Michelin Pilot Sport 4
- 乗員:5人乗り
- 参考
・カローラスポーツ(ベースモデル)
全長×全幅×全高:4375×1790×1460mm
ホイールベース:2640mm
車重:1370kg(1.2Lターボ/4WD車)
・GRヤリス
全長×全幅×全高:3995×1805×1460mm
ホイールベース:2558mm
車重:1280kg(4WDモデル)
トヨタ新型GRカローラのボディサイズは、専用のエアロパーツを採用することによりベースモデルから拡大されています。
車体はフロントフェンダーを片側20mm、リヤフェンダーを片側30mm拡大し、フロントトレッドを60mm、リヤトレッドを85mmワイドにすることにより、高速旋回性能を向上。
しかし、走行性能を最重視し3ドアとされたGRヤリスと違い5ドアを維持することで、使いやすさも両立。
ボディはハイパフォーマンスエンジンの搭載にあわせてリヤホイールハウス間や床下トンネル、タンク前の床下にブレースを追加。スポット溶接の箇所を増やし、構造用接着材も長く塗布することでボディ剛性を向上。
サスペンションはフロントにマクファーソンストラット式、リアにダブルウィッシュボーン式を採用し、ブッシュのピロボール化、スプリング、アブソーバー、アライメントの最適化を実施。
専用チューニングされたスポーツサスペンションの採用により、鋭い走りが可能となっています。
専用装備!トヨタ新型GRカローラの内装(インテリア)デザインは?
新型GRカローラの内装は、専用の装備を採用することでドライビングに集中できる空間に仕上げられています。
メーターには、回転数と過給圧、現在のギア、ドライブモードなどの表示に対応した12.3インチデジタルメーターを採用。
シフトレバーはショートストローク化され、パーキングブレーキにはドリフト走行時のなどのコントロール性を重視し、手引き式を採用。
インフォテインメントシステムには、8インチの最新ディスプレイオーディオを採用することで、クラウドとの連携や音声による操作に対応。
装備は、専用スポーツシート、レザーステアリングホイール、アルミニウムペダル、6スピーカーオーディオシステムが採用されています。
パワフル!トヨタ新型GRカローラのパワートレインとスペックは?
▼トヨタ新型GRカローラのパワートレインとスペック
- 【GRカローラRZ】
直列3気筒1.6Lガソリンターボ【改良】
出力:304ps/40.8kgm - 駆動方式:4WD「GR-FOUR」
- トランスミッション:6速MT「iMT」8速AT「GR-DAT」【新設定】
トヨタ新型GRカローラには、改良された直列3気筒1.6Lガソリンターボエンジンが搭載されます。
▼参考:GRカローラ(現行モデル)のスペック
- 直列3気筒1.6Lガソリンターボ
出力:304ps/37.7kgm
改良される1.6Lターボエンジンは、出力をこれまでの304ps/37.7kgmから、304ps/40.8kgmにアップ。
また、トランスミッションには6速MTに加え、スポーツモデルに向けて新開発された8速AT「GR-DAT(ダイレクト・オートマチック・トランスミッション)」とパドルシフトの組み合わせを新設定し、変速時間を短縮します。
新型GRカローラでは駆動システムに、電子制御4WDシステム「GR-FOUR」を採用することで、前後駆動配分を0:100~100:0で可変させることが可能に。
フロントとリヤにはトルセン式LSDも装備することにより、駆動力をアップします。
充実!新型GRカローラの安全性能は?
新型GRカローラには、最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」が標準装備されます。
システムは、歩行者検出機能付きプリコリジョンシステム、ステアリングアシスト付きレーンデパーチャーアラート、レーントレースアシストを採用。
加えて、レーダークルーズコントロール、自動ハイビーム、道路標識アシスト、後部座席リマインダー、ブラインドスポットモニター、リアクロストラフィックアラート、ヒルスタートアシストコントロールなども搭載することにより、安全性が高められます。
アップ!トヨタ新型GRカローラの価格は?
▼新型GRカローラの価格
- GRカローラ RZ
6速MT:550万円、8速AT:585万円
新型GRカローラの価格は、改良によりアップします。
アップ幅は25万円ほどが見込まれて、新設定される8速ATは6速MTから35万円のアップとなります。
▼参考:GRカローラ(前モデル)の価格
- GRカローラ RZ
6速MT:525万円
いつ?トヨタ新型GRカローラの発売日は?
2025年モデルとなる新型GRカローラは2024年8月2日に情報を公開、2024年10月の日本発売が予定されています。
トヨタはGRカローラを改良することにより、GRモデルのブランド力をアップしていきたい考えです。
新型GRカローラについては今後も最新情報があり次第、更新していきますのでお楽しみに!