メルセデス・ベンツが、EV最上級サルーン「EQS」のマイナーチェンジ日本発売を2024年11月13日に発表しました。
改良により魅力を大幅にアップした新型EQSについて、スペックや価格などを詳しくご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】最高級EVサルーンが進化!「新型EQS」マイナーチェンジ日本発売!
- メルセデスベンツ新型EQSの【変更点まとめ】
- 上質!メルセデスベンツ新型EQSの外装(エクステリア)デザイン
- 快適性UP!メルセデスベンツ新型EQSの内装(インテリア)デザイン
- 進化!新型EQSのスペック、走行性能、航続距離は?
- 最新システム!新型EQSの安全装備は?
- 堂々!新型EQSのボディサイズは?
- スタート価格ダウン!メルセデスベンツ新型EQSの価格は?
- いつ?メルセデスベンツ新型EQSの発売日は?
【最新情報】最高級EVサルーンが進化!「新型EQS」マイナーチェンジ日本発売!
▼メルセデス・ベンツ新型EQSの画像
メルセデスベンツEQSは、ブランドの電気自動車最上級セダンとして開発され、日本では2022年9月に新設定されていました。
マイナーチェンジした新型EQSでは、内燃機関を搭載するブランドの最上級モデル「Sクラス」からくる新しいエクステリアデザインを採用。
パワートレインには、これまでの108.4kWhから118kWhに容量を拡大した新しい走行用バッテリーを搭載したほか、より大きなエネルギー回生を可能とした新しいブレーキソフトウェアを採用することで、航続距離は日本最長となる759kmを獲得。
「AMG EQS 53 4MATIC+」では、走行状況に応じてクラッチを切ることで前輪をフリーにしモーターによる抵抗を極力低減する「ディスコネクトユニット」を搭載することで、電気の消費量が抑制されています。
インテリアでは、3つのOLEDディスプレイにより56インチ幅、141cmにもなる大型の「MBUXハイパースクリーン」を「EQS 450+」にも標準装備。
エグゼクティブシートを「EQS 53 4MATIC+」に標準装備、「EQS 450+」にオプション設定するほか、「EQS 450+」にてAMG ラインパッケージオプションを選択した場合のシートの素材をナッパレザーに変更。
主要音楽ストリーミング配信サービス(Spotify、Amazon Music、Apple Music)に加え、車内で指定アプリケーションによる動画を楽しめる「ビデオストリーミング」サービスを採用する「MBUX エンターテインメントパッケージプラス」を標準装備しています。
その他、新型EQSでは、少ない力でドアを閉めることができ、半ドア状態を防止する「ソフトドアクロージング」や、「電動充電フラップ」を新たに採用し利便性を向上 。
iPhoneに対応したデジタルキーを標準装備。
「AMG カーボンファイバーインテリアトリム」が「Mercedes AMG EQS 53 4MATIC+」に標準装備されています。
▼メルセデス・ベンツ新型EQSの動画
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▼メルセデスベンツEQE
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メルセデスベンツ新型EQSの【変更点まとめ】
▼メルセデスベンツ新型EQSの変更点
- 新しいエクステリアデザインを採用
- 走行用バッテリーの容量を拡大
- 新しいブレーキソフトウェアを採用
- 「AMG EQS 53 4MATIC+」に「ディスコネクトユニット」を採用
- 「MBUXハイパースクリーン」を「EQS 450+」に標準装備
- エグゼクティブシートを「EQS 53 4MATIC+」に標準装備、「EQS 450+」にオプション設定
- 「EQS 450+」のAMG ラインパッケージオプションのシート素材をナッパレザーに変更
- 「MBUX エンターテインメントパッケージプラス」を標準装備
- 「ソフトドアクロージング」、「電動充電フラップ」を新たに採用
- iPhoneに対応したデジタルキーを標準装備
- 「AMG カーボンファイバーインテリアトリム」を「Mercedes AMG EQS 53 4MATIC+」に標準装備
▽2022年9月新設定時の特徴
- 電気自動車サルーンのフラッグシップモデル
- 幅141cmの大型「MBUXハイパースクリーン」を採用
- 動作角10度の「リアアクスルステアリング」を設定
- Cd値0.20を実現
上質!メルセデスベンツ新型EQSの外装(エクステリア)デザイン
▼メルセデスベンツ新型EQSの画像
▼参考:メルセデスベンツEQS(前モデル)
メルセデス・ベンツ新型EQSの外装は、新しいデザインを採用することにより質感が高められています。
▼メルセデスベンツ新型EQSの画像
▼参考:メルセデスベンツEQS(前モデル)
改良ではフロントに、内燃機関を搭載するフラッグシップ「Sクラス」からくるグリルとボンネットオーナメントを採用することで、ブランドの伝統が感じられるようになっています。
その他、メルセデス・ベンツEQSでは、ルーフからリアのラインを滑らかに処理した4ドアクーペスタイルとすることで、Cd値(空気抵抗係数)は市販車トップクラスとなる0.20を実現。航続距離の延長に貢献しています。
快適性UP!メルセデスベンツ新型EQSの内装(インテリア)デザイン
メルセデス・ベンツ新型EQSの内装は、新しい機能やデザインを採用することにより快適性が高められています。
改良では、クロームのアクセントを追加したほか、リアシートではフォームを5mm増加し、コントラストステッチとパイピングを採用。ボタンを押すだけで27度から36度まで角度を調整できるように。
また、助手席を前方に傾けることでリアシートの空間を広げ、リクライニングを38度まで拡大するエグゼクティブシートも設定されています。
その他、メルセデス・ベンツEQSではディスプレイに、3つのOLEDディスプレイにより56インチ幅、141cmにもなる大型の「MBUXハイパースクリーン」を設定。
「MBUXハイパースクリーン」には、8個のCPU、24GBのRAM、最新のMBUXインフォテインメントシステムが搭載され、助手席で映画なども楽しむことができるように。
ドライバーが走行中に助手席のディスプレイを覗き込んだことを室内のカメラが検知するとディスプレイが暗くなる、安全機能も搭載。
ヘッドアップディスプレイにより仮想的に10m先に映像を表示するAR(拡張現実)ナビゲーションにも対応。
装備には、710W15スピーカーのBurmesterサラウンドサウンドシステムのほか、細かいほこりや花粉などを除去するHEPAフィルターも装備され、高い快適性がつくられています。
進化!新型EQSのスペック、走行性能、航続距離は?
▼メルセデス・ベンツ新型EQSのパワートレインとスペック
- 【EQS450+】
電気モーター×1(RWD)
出力:360ps - 【AMG EQS53 4Matic+】
電気モーター×2(4WD)
出力:658ps
(レーススタートモード時:761ps) - バッテリー:118kWh
- 航続距離
EQS450+:759km
AMG EQS53 4MATIC+:659km - 充電時間
・CHAdeMO150kWタイプ使用時
10%~80%:53分
▽参考:航続距離/充電時間(前モデル)
- バッテリー:108.4kWh
- 航続距離
EQS450:700km
AMG EQS53 4MATIC+:601km - 充電時間
・CHAdeMO150kWタイプ使用時
10%~80%:48分
メルセデス・ベンツ新型EQSには、最新の電動パワートレインが採用されています。
改良では、これまでの108.4kWhから118kWhに容量を拡大した新しい走行用バッテリーを搭載したほか、より大きなエネルギー回生を可能とする新しいブレーキソフトウェアを採用。
これにより航続距離は「EQS450+」で日本最長となる759km、「AMG EQS53 4MATIC+」でも659kmを確保されています。
新型EQSでは、電気モーターを「EQS450+」でリアに1基、「AMG EQS53 4MATIC+」で前後1基ずつの合計2基を搭載。
ハイパフォーマンスモデルの「AMG EQS53 4Matic」では、出力を658psに高め、レーススタートモード選択時には761psを発揮。
0-100km/h加速3.4秒のパフォーマンスを楽しむことができるようになっています。
最新システム!新型EQSの安全装備は?
▼インパルスサイド
新型EQSには、ブランドの最新安全システムが採用されています。
システムには、自動緊急ブレーキ、ストップ&ゴーに対応するアクティブクルーズコントロール、アクティブステアリングアシスト、レーンキープアシスト、レーンチェンジアシスト、交通標識認識などを搭載。
ステアリングホイールには静電容量式のハンドオフ認識機能が搭載され、ステアリング操作をすることなく、手を添えるだけで運転支援システムがドライバーを認識することが可能に。
加えて、新型EQSでは快適性をアップする「Eアクティブボディコントロールサスペンション」を使用し、側面衝突の直前に車両高をアップする「インパルスサイド」機能を搭載。
これにより衝撃力を車両下部のより抵抗力のある構造で吸収することが可能とされ、安全性が高められています。
堂々!新型EQSのボディサイズは?
▼新型EQSのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:5225×1925×1520mm
- ホイールベース:3210mm
- ※参考
メルセデス・ベンツSクラス
・ベースモデル
全長×全幅×全高:5180×1955×1505mm
ホイールベース:3105mm
・ロング
全長×全幅×全高:5290×1955×1505mm
ホイールベース:3215mm
メルセデス・ベンツ新型EQSのボディサイズは全長が5225mmとされ、フラッグシップセダン「Sクラス」のロングホイールベース仕様に近い設計となっています。
EQSでは新しいEV専用プラットフォームを採用することにより、電動パワートレインを効率的に配置し、室内空間を拡大。
▼リアアクスルステアリング
オプション設定される動作角10度の「リアアクスルステアリング」により回転半径を抑え、取り回しがしやすくなっています。
スタート価格ダウン!メルセデスベンツ新型EQSの価格は?
▼メルセデス・ベンツ新型EQSの価格
- EQS 450+:1535万円
- メルセデスAMG EQS 53 4MATIC+:2395万円
メルセデス・ベンツ新型EQSの価格は、装備を充実、大容量のバッテリーを搭載しながら、前モデルからスタート価格が28万円ダウンした1535万円からとされています。
ハイスペックモデルの「メルセデスAMG EQS 53 4MATIC+」も20万円のアップに抑えられています。
▼参考:メルセデス・ベンツEQS【前モデル】の価格
- EQS 450+:1563万円
- メルセデスAMG EQS 53 4MATIC+:2375万円
いつ?メルセデスベンツ新型EQSの発売日は?
マイナーチェンジしたメルセデス・ベンツ新型EQSは2024年4月11日にワールドプレミアされ、日本で2024年11月13日に発売されました。
メルセデスベンツは、多くの顧客を持つ最上級サルーン市場に改良した電気自動車モデルを設定することで、存在感をアップしていきたい考えです。
新型メルセデス・ベンツEQSについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!