メルセデス・ベンツが、EV最上級サルーン「EQS」のマイナーチェンジを発表しました。
改良により魅力を高めた新型EQSについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】最高級EVサルーンが進化!「新型EQS」マイナーチェンジ発表!
- メルセデスベンツ新型EQSの【変更点まとめ】
- 上質!メルセデスベンツ新型EQSの外装(エクステリア)デザイン
- 快適性UP!メルセデスベンツ新型EQSの内装(インテリア)デザイン
- 進化!新型EQSのスペック、走行性能は?
- 最新システム!新型EQSの安全装備は?
- 堂々!新型EQSのボディサイズは?
- メルセデスベンツ新型EQSの価格は?
- いつ?メルセデスベンツ新型EQSの発売日は?
【最新情報】最高級EVサルーンが進化!「新型EQS」マイナーチェンジ発表!
▼メルセデス・ベンツ新型EQSの画像
メルセデス・ベンツが、「EQS」のマイナーチェンジを発表しました。
メルセデスベンツEQSは、ブランドの電気自動車最上級セダンとして開発され、日本では2022年9月に新設定されていました。
早期の改良となる新型EQSでは、内燃機関を搭載するブランドの最上級モデル「Sクラス」からくる新しいエクステリアデザインを採用。
パワートレインには、これまでの108.4kWhから118kWhに容量を拡大した新しい走行用バッテリーを搭載したほか、より大きなエネルギー回生を可能とする新しいブレーキソフトウェアを採用。
インテリアでは、助手席を倒すことで後席の空間を拡大する機能などを採用することで、フラッグシップモデルとしての快適性が高められています。
メルセデス・ベンツ新型EQSは2024年4月11日に発表。発売は米国で2024年後半とされています。
▼メルセデス・ベンツ新型EQSの動画
▼メルセデスEQS SUV
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▼メルセデスベンツEQE
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メルセデスベンツ新型EQSの【変更点まとめ】
▼メルセデスベンツ新型EQSの変更点
- 新しいエクステリアデザインを採用
- 走行用バッテリーの容量を拡大
- 新しいブレーキソフトウェアを採用
- インテリアの質感、快適性を向上
▽2022年9月新設定時の特徴
- 電気自動車サルーンのフラッグシップモデル
- 幅141cmの大型「MBUXハイパースクリーン」を採用
- 動作角10度の「リアアクスルステアリング」を設定
- Cd値0.20を実現
上質!メルセデスベンツ新型EQSの外装(エクステリア)デザイン
▼メルセデスベンツ新型EQSの画像
▼参考:メルセデスベンツEQS(前モデル)
メルセデス・ベンツ新型EQSの外装は、新しいデザインを採用することにより質感が高められています。
▼メルセデスベンツ新型EQSの画像
▼参考:メルセデスベンツEQS(前モデル)
改良ではフロントに、内燃機関を搭載するフラッグシップ「Sクラス」からくるグリルとボンネットオーナメントを採用することで、ブランドの伝統が感じられるようになっています。
その他、メルセデス・ベンツEQSでは、ルーフからリアのラインを滑らかに処理した4ドアクーペスタイルとすることで、Cd値(空気抵抗係数)は市販車トップクラスとなる0.20を実現。航続距離の延長に貢献しています。
快適性UP!メルセデスベンツ新型EQSの内装(インテリア)デザイン
メルセデス・ベンツ新型EQSの内装は、新しい機能やデザインを採用することにより快適性が高められています。
改良では、クロームのアクセントを追加したほか、リアシートではフォームを5mm増加し、コントラストステッチとパイピングを採用。ボタンを押すだけで27度から36度まで角度を調整できるように。
また、助手席を前方に傾けることでリアシートの空間を広げ、リクライニングを38度まで拡大するエグゼクティブインテリアパッケージも設定されています。
その他、メルセデス・ベンツEQSではディスプレイに、3つのOLEDディスプレイにより56インチ幅、141cmにもなる大型の「MBUXハイパースクリーン」を設定。
「MBUXハイパースクリーン」には、8個のCPU、24GBのRAM、最新のMBUXインフォテインメントシステムが搭載され、助手席で映画なども楽しむことができるように。
ドライバーが走行中に助手席のディスプレイを覗き込んだことを室内のカメラが検知するとディスプレイが暗くなる、安全機能も搭載。
ヘッドアップディスプレイにより仮想的に10m先に映像を表示するAR(拡張現実)ナビゲーションにも対応。
装備には、710W15スピーカーのBurmesterサラウンドサウンドシステムのほか、細かいほこりや花粉などを除去するHEPAフィルターも装備され、高い快適性がつくられています。
進化!新型EQSのスペック、走行性能は?
▼メルセデス・ベンツ新型EQSのパワートレインとスペック
- 【EQS450+】
電気モーター×1(RWD)
出力:333ps/57.9kgm - 【EQS580 4Matic】
電気モーター×2(4WD)
出力:523ps/87.2kgm - 【AMG EQS53 4Matic】
電気モーター×2(4WD)
出力:658ps/96.9kgm
(レーススタートモード時:761ps/104.0kgm) - バッテリー:118kWh
▽参考:航続距離/充電時間(前モデル)
- バッテリー:108.4kWh
- 航続距離
EQS450:700km(WLTCモード値)
AMG EQS53 4MATIC+:601km(WLTCモード値)
EQS580 4MATIC+:676km(欧州値) - 充電時間
・CHAdeMO150kWタイプ使用時
10%~80%:48分
メルセデス・ベンツ新型EQSには、最新の電動パワートレインが採用されています。
改良では、これまでの108.4kWhから118kWhに容量を拡大した新しい走行用バッテリーを搭載したほか、より大きなエネルギー回生を可能とする新しいブレーキソフトウェアを採用。
これにより航続距離は、前モデルから最大82km延長することが可能とされています。
新型EQSでは、電気モーターを「EQS450+」でリアに1基、他モデルで前後1基ずつの合計2基を搭載。
ハイパフォーマンスモデルの「AMG EQS53 4Matic」では、出力を658ps/96.9kgmに高め、レーススタートモード選択時には761ps/104.0kgmを発揮。
0-100km/h加速3.4秒のパフォーマンスを楽しむことができるようになっています。
最新システム!新型EQSの安全装備は?
▼インパルスサイド
新型EQSには、ブランドの最新安全システムが採用されています。
システムには、自動緊急ブレーキ、ストップ&ゴーに対応するアクティブクルーズコントロール、アクティブステアリングアシスト、レーンキープアシスト、レーンチェンジアシスト、交通標識認識などを搭載。
ステアリングホイールには静電容量式のハンドオフ認識機能が搭載され、ステアリング操作をすることなく、手を添えるだけで運転支援システムがドライバーを認識することが可能に。
加えて、新型EQSでは快適性をアップする「Eアクティブボディコントロールサスペンション」を使用し、側面衝突の直前に車両高をアップする「インパルスサイド」機能を搭載。
これにより衝撃力を車両下部のより抵抗力のある構造で吸収することが可能とされ、安全性が高められています。
堂々!新型EQSのボディサイズは?
▼新型EQSのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:5225×1925×1520mm
- ホイールベース:3210mm
- ※参考
メルセデス・ベンツSクラス
・ベースモデル
全長×全幅×全高:5180×1955×1505mm
ホイールベース:3105mm
・ロング
全長×全幅×全高:5290×1955×1505mm
ホイールベース:3215mm
メルセデス・ベンツ新型EQSのボディサイズは全長が5225mmとされ、フラッグシップセダン「Sクラス」のロングホイールベース仕様に近い設計となっています。
EQSでは新しいEV専用プラットフォームを採用することにより、電動パワートレインを効率的に配置し、室内空間を拡大。
▼リアアクスルステアリング
オプション設定される動作角10度の「リアアクスルステアリング」により回転半径を抑え、取り回しがしやすくなっています。
メルセデスベンツ新型EQSの価格は?
▼メルセデス・ベンツEQSの価格
- EQS 450+:1563万円
- メルセデスAMG EQS 53 4MATIC+:2375万円
メルセデス・ベンツ新型EQSの価格は、小幅の変更となります。
現行モデルは1563万円からとされていましたが、新型EQSでも同等の価格とすることで、アップした快適性がアピールされます。
いつ?メルセデスベンツ新型EQSの発売日は?
メルセデス・ベンツ新型EQSは2024年4月11日に発表。販売は米国で2024年後半から開始されます。
メルセデスベンツは、多くの顧客を持つ最上級サルーン市場に改良した電気自動車モデルを設定することで、存在感をアップしていきたい考えです。
新型メルセデス・ベンツEQSについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!