メルセデスマイバッハは、最上級リムジンとなる「マイバッハ・プルマン」のマイナーチェンジを発表しました。
さらなる上質が追求されたメルセデスマイバッハ新型プルマンについて、スペックや価格、発売日などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】メルセデスマイバッハ新型プルマンがマイナーチェンジを発表!
- メルセデスマイバッハ新型プルマンの【主な変更点まとめ】
- メルセデスマイバッハ新型プルマンの外装(エクステリア)デザイン
- メルセデスマイバッハ新型プルマンのボディサイズは?
- メルセデスマイバッハ新型プルマンの内装(インテリア)デザイン
- メルセデスマイバッハ新型プルマンのエンジンとスペックは?
- メルセデスマイバッハ新型プルマンの燃費は?
- メルセデスマイバッハ新型プルマンの安全装備は?
- メルセデスマイバッハ新型プルマンの価格は?
- メルセデスマイバッハ新型プルマンの発売日は?
- マイバッハを「おさらい」
【最新情報】メルセデスマイバッハ新型プルマンがマイナーチェンジを発表!
メルセデスが、マイバッハ新型プルマンへのマイナーチェンジを発表しました。
メルセデスマイバッハ・プルマンは、メルセデスの最上級サブブランドとされているメルセデスマイバッハが手がける長大なリムジンモデルです。
ベースモデルとなるマイバッハSクラスに続き改良されたマイバッハ新型プルマンでは、さらなる上質さを表現するデザインなどが採用されました。
▼マイバッハGLSクラス
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▼メルセデスマイバッハSクラス
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メルセデスマイバッハ新型プルマンの【主な変更点まとめ】
▼メルセデスマイバッハ新型プルマンの変更点
- 新デザインのグリルやバンパーなどを採用
- 室内を前後空間で区切り、それぞれに最適な音響を提供する「2キャビンサウンドシステム」を採用
- V型12気筒エンジンの出力を630psまで向上
メルセデスマイバッハ新型プルマンの外装(エクステリア)デザイン
▼メルセデスマイバッハ新型プルマンの画像
メルセデスマイバッハ新型プルマンの外装には新デザインが採用され、さらなる上質さが追求されました。
フロントグリルはこれまでの横ラインから垂直のルーバーグリルとなり、ベースとなるメルセデス・ベンツSクラスと差別化。
あわせて、フロントバンパーやバンパー下部のクローム加飾も見直されています。
ボディカラーには、車体上部を色分けした2トーンボディカラーも新設定され、デザインをより楽しむことができるようになっています。
メルセデスマイバッハ新型プルマンを前モデルと比較!
▼メルセデスマイバッハプルマン(前モデル)
メルセデスマイバッハ新型プルマンを前モデルと比較すると、イメージの変化が大きく感じられます。
前モデルではベースとなるメルセデス・ベンツSクラスからくるデザインが濃く残っていましたが、新型プルマンではマイバッハ独自の上質感が追求されました。
メルセデスマイバッハ新型プルマンのボディサイズは?
▼メルセデスマイバッハ新型プルマンのボディサイズ
- 全長×全幅×全高:6500mm×1915×1598mm
- ホイールベース:4418mm
- 参考
・メルセデスマイバッハSクラス
全長×全幅×全高:5465×1915×1495mm
ホイールベース:3365mm
・メルセデス・ベンツSクラス(ロングボディ)
全長×全幅×全高:5285×1915×1495mm
ホイールベース:3165mm
メルセデスマイバッハ新型プルマンのボディサイズは、ベンツ向けから延長されていたマイバッハSクラスから、さらに1m以上大きく設計されています。
ホイールベースも3m台だったSクラスとは違い、4.4mにもなる長大なリムジンになっています。
メルセデスマイバッハ新型プルマンの内装(インテリア)デザイン
メルセデス・マイバッハ新型プルマンの内装は、さらなる快適性を実現するために機能がアップデートされています。
後席は向かい合わせで配置され、オーナーとゲスト用の前向きエグゼクティブシートと、サポートをする乗員用の後ろ向き可倒式シートを装備。
リアシートは、スイッチ操作でバックレストを43.5度までリクライニングすることが可能になっています。
後席と前席の間には、電動操作で上下位置を変えることができるガラス製パーティションを設置し、ボタン1つで透明と不透明の2つのモードを切り替えることができるようになっています。
ドイツのハイエンドオーディオ専門メーカーであるブルメスターと共同開発された、16個のハイパフォーマンススピーカーは合計850Wを出力。
さらに、24個のハイパフォーマンススピーカーと24チャンネルアンプにより合計1520Wの出力を誇る5.1チャンネルサラウンドシステム「Burmesterハイエンド3Dサラウンドサウンドシステム」も設定されています。
改良ではサウンドシステムに新しく「2キャビンサウンドシステム」を搭載することにより、前後空間で独立したサウンドコントロールが可能とされました。
これにより、それぞれのシートに最適化された最高の音を、搭載されたクーリングボックスに入ったシャンパンなどと一緒に楽しむことができるようになっています。
その他インテリアでは、追加カラーとして、マホガニーブラウン、マグマグレー、シルクベージュ、ディープシーブルーなどの上質な新色が設定されています。
メルセデスマイバッハ新型プルマンのエンジンとスペックは?
▼メルセデス・マイバッハ新型プルマンのエンジンとスペック
- 【S650】
エンジン:V型12気筒6Lツインターボ
最大出力:630ps
最大トルク:102.0kgm - トランスミッション:7速AT
メルセデス・マイバッハ新型プルマンには、出力が強化されたV型12気筒のエンジンが搭載されています。
▼参考:前モデルのスペック
- 【S600】
エンジン:V型12気筒 6L ツインターボ
最大出力:530ps
最大トルク:84.6kgm
V型12気筒6Lツインターボエンジンは、前モデルから100ps/17.4kgmも出力をあげ、630ps/102kgmものパワーでメルセデス・マイバッハプルマンを軽快に加速させることができるようになっています。
モデル名も、以前の「S600」から出力アップにあわせ「S650」に変更されました。
サスペンションシステムには、走行する道路状況をカメラで検知しサスペンションを調整する「マジックボディコントロール」を搭載し、凹凸を感じさせないフラットな乗り心地が実現されています。
メルセデスマイバッハ新型プルマンの燃費は?
▼メルセデス・マイバッハ新型プルマンの燃費(欧州値)
- S650:14.6L/100km(約6.8km/L)
メルセデス・マイバッハ新型プルマンの燃費は欧州検査値が公開されており、約6.8km/Lとなっています。
この燃費はベースとなるマイバッハSクラスのV型8気筒モデルの9.1km/Lから大きく下がっていますが、最高峰のボディサイズとパワーからは良好な燃費に仕上げられています。
メルセデスマイバッハ新型プルマンの安全装備は?
メルセデス・マイバッハ新型プルマンの安全装備には、最上級モデルとして最新システムが採用されています。
機能には、車間距離を維持し追従走行を行う「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック」や、周辺状況を検知しステアリングアシストを行う「アクティブステアリングアシスト」などが搭載され、ドライバーをサポートすることができるようになっています。
▼メルセデス・マイバッハ新型プルマンの安全装備
- アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック
- PRE-SAFEインパルス・サイド
- アクティブブレーキアシスト(歩行者/飛び出し検知機能付)
- PRE-SAFEサウンド
- アクティブレーンチェンジングアシスト
- アクティブレーンキーピングアシスト
- トラフィックサインアシスト
- アクティブブラインドスポットアシスト
- 緊急回避補助システム
- 渋滞時緊急ブレーキ機能
- アクティブエマージェンシーストップアシスト
- マルチビームLEDヘッドライト
メルセデスマイバッハ新型プルマンの価格は?
▼メルセデスマイバッハ新型プルマンの価格
- 500,000ユーロ(約6500万円)
メルセデス・マイバッハ新型プルマンの価格は、欧州で約6500万円に設定されました。
前モデルは日本で8800万円からに設定されており、大きな価格の変更はないとみられています。
▼参考:メルセデス・マイバッハプルマンの価格(前モデル)
- 8800万円
メルセデスマイバッハ新型プルマンの発売日は?
新型メルセデス・マイバッハ・プルマンは、発表にあわせ2018年3月から欧州での受注が開始されました。
発売日は欧州で2018年後半が予定されており、日本発売日は2019年になるとみられています。
マイバッハを「おさらい」
▼マイバッハ・ランドレー
マイバッハ(Maybach)は、1909年にドイツで創業した高級車・エンジンメーカーです。
ダイムラー社を設立したゴットリープ・ダイムラーとエンジン研究を行っていたヴィルヘルム・マイバッハ、息子のカール・マイバッハが設立し、飛行船ツェッペリン号に搭載されたV型12気筒エンジンを製作したことで知名度を高めました。
1920年代から1930年代には高級車の製造を行い、販売にも成功。
1952年のカール・マイバッハ引退にあわせ、ダイムラー・ベンツが50%の株式を所有し、後に傘下に納められました。
2002年に新設された「マイバッハ」ブランドとして復活し、ショートホイールベースの「57」とロングホイールベースの「62」(車名は5700mm、6200mmの車体長に由来)をラインナップ。
後部座席のみをソフトトップとした「マイバッハ・ランドレー」や、飛行船ツェッペリンの名前を冠したモデルも設定。
しかし2012年に、ロールスロイスやベントレーといった競合との販売に苦戦していたことからブランドを廃止。
2014年にメルセデスの最上級サブブランド「メルセデス・マイバッハ」として再度復活し、メルセデス・ベンツSクラスをベースとしたリムジンやカブリオレのほか、Gクラスベースのランドレーを販売しました。
▼メルセデス・マイバッハG650ランドレー
G500 4x4²をオープン化!マイバッハ「G650 ランドレー」限定生産
▼メルセデス・マイバッハS650カブリオレ
最上級オープン!メルセデスマイバッハ S650 カブリオレ 4台限定日本発売 価格4420万円
新型メルセデス・マイバッハ・プルマンについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!