フランクフルトモーターショーで、ゴルフEV「e-Golf」発表!
ドイツの首相まで駆けつけて、やる気満々の車の出来は?
気になる走行距離
VW「e-Golf」、独首相を招いてEV版を発表!【フランクフルトモーターショー】 | clicccar.com(クリッカー)
「e-Golf」は新型「Golf」をベースに開発したEVで、24.2kWhのリチウムイオン電池を搭載、1回の充電で最大190kmの走行が可能で、100km走行するのに要するコストは3.28ユーロ(約433円)とか。
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190km走行可能っていうのは、最近の電気自動車の流れを考えると充分じゃないかな
日産リーフは228kmだから少し及ばないけど、同じドイツのライバルBMWが先日発表した i3 は160kmに設定されていたし、必要とされている走行距離はクリアしていると思う
BMW i3記事:BMW i3 が発表!レンジ・エクステンダーはオプション
フォルクスワーゲンは、先に発売しているe-up!でのフィードバックもあるし、国をあげて電気自動車を進めるとなると、先行するメーカーも落ちついてられないんじゃないかな?
バッテリー重量が辛そう
車両重量は1510kgで、そのうち電池重量は318kg。電圧は323Vで、後部座席下とセンタートンネル内、荷室下に分割して搭載。264個の電池セルで構成されており、これを束ねて27個のモジュールとしている模様。
通常のゴルフの重量が1240kgだから、駆動系システムの重量減を相殺して270kgも増えているのはどうにかしたいよね
走行距離を伸ばそうとすればするほど、荷物になるバッテリーが大きくなって、距離を縮めるけど、この関係がどの程度なのか気になるな
メーカーとしては、コストも効率も悪いバッテリーは極力積みたくないけど、ユーザーはどうしても現行車と比較するから、新規の顧客を掴むためには積まなきゃいけないってのはジレンマだと思う
もっと効率のいいバッテリーやモーターができればっていうのはどこのメーカーも考えていると思うけど、現状でも充分とは言えないバッテリー問題を大きく改善するような技術が出てきそうな気配は今のところないし難しいよね
今はまだ息を潜めている燃料電池車がもう少し力を持ってくると、一気に開発路線を変化させることもあるかもしれない
でも、短距離走行では現在一番エコな電気自動車だから、それまではあきらめずにいい車作って欲しいよね
次世代エコ技術の覇権を争うように、様々なアイディアが出展されているフランクフルトモーターショーだけど、ドイツが国をあげて電気自動車を応援という状況をみて、他国メーカーはどう考えるんだろう
ドイツで売るなら電気自動車、なんて未来を想像して、焦るメーカーも出てくるかもしれないね