ホンダが、コンパクトミニバン「フリード」のフルモデルチェンジを予定しています。
世代交代により魅力をアップするホンダ新型フリードについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】新世代!ホンダ「新型フリード」フルモデルチェンジ!
- ホンダ新型フリードの【変更点まとめ】
- 上質!ホンダ新型フリードの外装(エクステリア)デザイン
- 拡大!ホンダ新型フリードのボディサイズは?
- 開放感UP!ホンダ新型フリードの内装(インテリア)デザイン
- パワフル!ホンダ新型フリードのパワートレインとスペックは?
- 改善!ホンダ新型フリードの燃費は?
- 機能追加!ホンダ新型フリードの安全装備は?
- アップ!ホンダ新型フリードの価格は?
- いつ?ホンダ新型フリードの発売日は?
- ホンダフリードを「おさらい」
【最新情報】新世代!ホンダ「新型フリード」フルモデルチェンジ!
▼新型フリードのスクープ画像
何の新車だろう pic.twitter.com/WopGyeuXd2
— K (@K_BOMA_SCOTT) March 7, 2024
ホンダが「フリード」のフルモデルチェンジ発売を予定しています。
ホンダ・フリードは、ブランドのコンパクトミニバンとして販売され、「フィット」からくるセンタータンクレイアウトや4WDも選べるハイブリッドシステムなど、高い使い勝手が人気になっています。
フルモデルチェンジする新型フリードでは、新世代のデザインを採用し、ボディサイズを拡大することで使い勝手を向上。
最新パワートレインにより走行性能を大幅にアップするほか、電動パーキングレーキや、トラフィックジャムアシスト、近距離衝突軽減ブレーキを追加した安全システムを採用するなど、新世代の性能を追求。
モデルタイプには、「ステップワゴン」にも設定されていたベースグレード「フリードAIR」と、継続設定されるクロスオーバー「フリードクロスター」がラインナップされ、3列シートのほか、「フリードクロスター」で2列シートが選択できるようになります。
新型フリードは2024年6月の発売が予定されています。
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ホンダ新型フリードの【変更点まとめ】
▼ホンダ新型フリードの変更点
- 外装、内装を新世代デザインに変更
- ボディサイズを拡大
- 「フリードAIR」と「フリードクロスター」を設定
- 1.5L 2モーター式ハイブリッドシステム「e:HEV」を新搭載
- 電動パーキングレーキを採用
- 先進安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」に、トラフィックジャムアシスト、近距離衝突軽減ブレーキを追加し、全タイプで標準装備
- Honda車専用車載通信モジュール「Honda CONNECT(ホンダ コネクト)」を搭載。
スマートフォンによるリモート操作やトラブルサポート、Honda ALSOK駆けつけサービスなどを提供する「Honda Total Care プレミアム(ホンダ トータル ケア プレミアム)」を展開
上質!ホンダ新型フリードの外装(エクステリア)デザイン
▼参考:フリード(現行モデル)
ホンダ新型フリードの外装は、新しいデザインを採用することにより質感が高められます。
「フリードAIR」として設定されるベースモデルは、フロントに新世代のLEDライトを採用し、グリルの存在感をアップすることで上質なスタイルに仕上げ。
バックドアは、開口部を拡大することで3列シートと2列シートそれぞれで使い勝手を向上。
▼参考:フリードクロスター(現行モデル)
モデルタイプには、専用のアンダーガードなどにより力強いデザインとされるクロスオーバーモデル「フリードクロスター」も設定されます。
拡大!ホンダ新型フリードのボディサイズは?
▼ホンダ新型フリードのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4310×1695×1750mm
- ホイールベース:2740mm
- 参考
・フリード(前モデル)
全長×全幅×全高:4265×1695×1710mm
ホイールベース:2740mm
・ホンダ フィット
全長×全幅×全高:3995×1695×1515mm
ホイールベース:2530mm
ホンダ新型フリードのボディサイズは、前モデルから全幅を維持し5ナンバーサイズとしながら、全長、全高を拡大することでさらなる使い勝手が追求されます。
室内空間は、空間効率をあげるホンダ独自のセンタータンクレイアウトにより余裕を持ち、前モデル以上の快適性が確保されます。
開放感UP!ホンダ新型フリードの内装(インテリア)デザイン
ホンダ新型フリードの内装は、全面改良により基礎から構造を見直すことで効率をあげ、より快適な室内空間が確保されます。
フロントピラーは従来と異なる断面構造にするとともに、万が一の衝突時にはボディーへ荷重を流す構造を採用することで、十分な衝突安全性能とワイドで優れた視認性を両立。
またインテリアパネルは水平・直線基調のデザインにするとともに、車内からはワイパーを見えにくくすることで、運転時の心地よい視界が実現されます。
センターコンソールは、パーキングブレーキの電動化により、カバンや上着をすぐ手の届く位置におけるテーブルコンソールを配置。
手や足が触れるところにはソフトパッドを使用するなど、質感が高められます。
室内の使い勝手は、3列シート仕様と2列シートで大きく変更され、3列シートのフリードは7人乗りと6人乗りから選択することが可能に。
2列シートでは、ラゲッジを2段にわけて大きく使えるようになり、2列目シートをフラットに収納することで車中泊も可能な空間が確保されます。
パワフル!ホンダ新型フリードのパワートレインとスペックは?
▼新型フリードのパワートレインとスペック
- 直列4気筒1.5L
出力:131ps/15.8kgm - 【フリードハイブリッド】
直列4気筒1.5L+2モーター「e:HEV」ハイブリッド
エンジン出力:98ps/13.0kgm
モーター出力:109ps/25.8kgm - 駆動方式:FF or 4WD
ホンダ新型フリードのパワートレインには、2モーター式ハイブリッド「e:HEV」と、直列4気筒1.5Lエンジンが搭載されます。
▼参考:ホンダ・フリードのスペック(前モデル)
- 直列4気筒1.5L
・出力:131ps/15.8kgm - 直列4気筒1.5L i-VTEC+i-DCDハイブリッド
・エンジン出力:110ps/13.7kgm
・モーター出力:29.5ps/16.3kgm
フリードハイブリッドは前モデルで、1.5Lエンジンと1つの電気モーター、デュアルクラッチトランスミッションを組み合わせたシステムが搭載されていました。
しかし、新型フリードハイブリッドでは全面改良された「フィット」に採用されている2モーター式に変更されます。
▼ホンダ「e:HEV」
2モーターハイブリッドシステムのホンダ「e:HEV」は、発電用と走行用のモーターを分けることで3つの走行モードが利用できるようになり、1モーター式より高い環境性能を実現。
ハイブリッドシステムは、駆動用バッテリーや制御用ECU、冷却システムなどを組み合わせたIPU(インテリジェントパワーユニット)も一新し、新型リチウムイオンバッテリーは最高出力を62%高め、IPU全体の重量と容積を約25%削減。
従来はラゲッジスペースの床下に配置していたPCU(パワーコントロールユニット)も、小型化と高効率化を追求しエンジンルーム内に移設。
エンジンよりも高出力なモーターを搭載することにより、高速道路のクルージング走行時のようなシーンを除き、日常走行のほとんどをモーターにより走行することで、燃費性能も高められます。
改善!ホンダ新型フリードの燃費は?
▼ホンダ新型フリードの燃費
- 1.5Lガソリン
WLTCモード:20.5km/L
JC08モード:23.0km/L - 1.5Lハイブリッド
WLTCモード:24.5km/L
JC08モード:31.5km/L
ホンダ新型フリードの燃費は、2モーターハイブリッドシステムの採用により前モデルからアップします。
前モデルではフリードハイブリッドで、JC08モード値28.0km/Lの低燃費に仕上げられていました。
しかし新型フリードでは、最新ハイブリッドシステムによりJC08モードの値を更新するとともに、より実燃費に近いWLTCモード値も優れた数値となります。
▼参考:ホンダ・フリードの燃費(前モデル)
※JC08モード値
- ガソリンモデル
フリード(6人/7人乗り)&フリードプラス:FF 19.0km/L、4WD 16.4km/L - ハイブリッドモデル
フリード(6人乗り)&フリードプラス:FF 28.0km/L、4WD 26.0km/L
フリード(7人乗り):FF 27.4km/L
機能追加!ホンダ新型フリードの安全装備は?
ホンダ新型フリードの安全装備には、機能をアップした「ホンダセンシング」が全車標準装着されます。
搭載されるホンダセンシングは、前方を広角に検知するフロントワイドビューカメラを新採用。
車両前後に装着された計8つのソナーセンサーとの組み合わせにより、従来機能を拡充するとともに、トラフィックジャムアシストや近距離衝突軽減ブレーキが追加されます。
アップ!ホンダ新型フリードの価格は?
▼ホンダ新型フリードの価格
- グレード
フリードAIR(7人乗り or 6人乗り)
フリードAIR EX(7人乗り or 6人乗り)
フリードクロスター(6人乗り or 5人乗り) - ガソリン:240万円~
- ハイブリッド:280万円~
ホンダ新型フリードの価格は、最新装備の採用などにより5万ほどのアップとなります。
フリードハイブリッドはコストをダウンした2モーターシステムを搭載しますが、装備の充実とあわせ10万円ほど高価とされます。
ラインナップでは「フリードクロスター」に2列シート5人乗りを設定、その他のシートラインナップは3列シートの6人乗りもしくは7人乗りとなります。
▼参考:ホンダ・フリードの価格(前モデル)
▽フリード(3列シート)
- G Honda SENSING
7人乗り/FF:2,352,900円、6人乗り/FF:2,330,900円
7人乗り/4WD:2,517,900円、6人乗り/4WD:2,495,900円 - CROSSTAR Honda SENSING
6人乗り/FF:2,627,900円、6人乗り/4WD:2,792,900円 - HYBRID G Honda SENSING
7人乗り/FF:2,710,400円、6人乗り/FF:2,688,400円
6人乗り/4WD:2,853,400円 - HYBRID CROSSTAR Honda SENSING
6人乗り/FF:2,957,900円、6人乗り/4WD:3,122,900円
▽フリード+(2列シート)
- G Honda SENSING
5人乗り/FF:2,424,400円、5人乗り/4WD:2,589,400円 - CROSSTAR Honda SENSING
5人乗り/FF:2,644,400円、5人乗り/4WD:2,809,400円 - HYBRID G Honda SENSING
5人乗り/FF:2,710,400円、5人乗り/4WD:2,875,400円 - HYBRID CROSSTAR Honda SENSING
5人乗り/FF:2,974,400円、5人乗り/4WD:3,139,400円
▽フリードモデューロX
- Modulo X Honda SENSING
7人乗り:3,027,200円、6人乗り:3,005,200円 - HYBRID Modulo X Honda SENSING
7人乗り:3,333,000円、6人乗り:3,311,000円
いつ?ホンダ新型フリードの発売日は?
フルモデルチェンジするホンダ新型フリードは、2024年6月の発売が予定されています。
ホンダは新世代のコンパクトミニバンを投入することで、「フィット」や「ヴェゼル」との相乗効果をアップしていきたい考えです。
ホンダフリードを「おさらい」
▼ホンダ・フリード(初代)
ホンダ・フリード(Freed)は、初代が2008年に登場したコンパクトミニバンです。
以前販売されていた「モビリオ」の後継車として開発され、ミドルサイズミニバンでは大きいと感じるユーザーに向けて製作。初代のキャッチフレーズには「This is サイコーに ちょうどいい Honda!」が採用されました。
パワートレインにはコンパクトカーの「フィット」と基礎を共有していることでハイブリッドモデルも用意されたほか、広い室内をアクティブに使いたいユーザーにむけて5人乗り仕様のフリードスパイクも設定されました。
2016年に登場した現行モデルの2代目では、「知るほど!乗るほど!フリード!」をキャッチフレーズに、最新のパワートレインや大幅に剛性をあげたボディにより乗り心地や環境性能をアップ。
「フリードスパイク」は、人気軽自動車になったN-BOX+にあわせて、「フリード+」という新しいモデル名を採用。
2列目シートをフルフラットに収納できるようにすることで、セミダブルサイズのマットレスを敷き、快適に車中泊を行うことも可能となりました。
新型ホンダ・フリードについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!