ジャガーがEセグメント「XF」の2018年モデルの日本導入を発表しました。
ワゴンの新型XFスポーツブレイクなど、新モデルも追加された2018年モデルについて、スペックや価格、燃費などをご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】ジャガー新型XFにスポーツブレイク追加!ワゴンも選択可能に
- ジャガー新型XFの【主な変更点まとめ】
- ジャガー新型XFの外装(エクステリア)デザイン
- ジャガー新型XFの内装(インテリア)デザイン
- ジャガー新型XFのボディサイズは?
- ジャガー新型XFのエンジンとスペックは?
- ジャガー新型XFの走行システムは?
- ジャガー新型XFの走りを試乗動画でチェック!
- ジャガー新型XFの安全装備とセキュリティは?
- ジャガー新型XFの燃費は
- ジャガー新型XFの価格は?
- ジャガーXFを「おさらい」
【最新情報】ジャガー新型XFにスポーツブレイク追加!ワゴンも選択可能に
▼ジャガー新型XFスポーツブレイク
ジャガーは11月27日に、2018年モデルとなるEセグメント新型XFの日本発売を発表しました。
ジャガーXFは、2015年にセダンがフルモデルチェンジしていた主力モデルで、ジャガー・ランドローバーグループが開発したパワートレインやシャシーなど、最新の技術が搭載された人気モデルになっています。
発表されたマイナーチェンジモデルでは、さらにその性能や使い勝手が進化しました。
▼ジャガーXE
【ジャガー新型XE最新情報】マイナーチェンジ発表!サイズや価格、ディーゼル燃費は?
ジャガー新型XFの【主な変更点まとめ】
▼ジャガー新型XFの変更点
- エステート(ワゴン)モデルとなるXFスポーツブレイクを追加
- 3種類の出力設定を持つINGENIUM(インジニウム)ガソリンエンジンを新設定
- インフォテインメントシステム「InControl Touch Pro」にオプションで通信機能を新導入
- 歩行者検知対応の自動緊急ブレーキ(AEB)を標準装備
- フォワード・トラフィック・ディテクションやブラインド・スポット・アシストを新採用
ジャガー新型XFの外装(エクステリア)デザイン
▼新型XFスポーツブレイク
新型XFには、ワゴンモデルとなるXFスポーツブレイクが追加され、新しいスタイルが楽しめるようになりました。
デザインは、ワゴンとしての広い荷室空間を確保しながらもスポーティなものになっています。
▼新型XFセダン
XFセダンには、スポーツグレードとなるXF R-SPORTやXF Sも設定され、上級セダンとしての質感とジャガーらしい走りの楽しさが両立されています。
ボディカラーには、新色としてシリコンシルバーを追加。全12色から選択できるようになりました。
▼新型XFのボディカラー
- フジホワイト
- ナルヴィクブラック
- ロワールブルー
- ユーロンホワイト
- フィレンツェレッド
- コリスグレイ
- インダスシルバー
- サントリーニブラック
- シージアムブルー
- ロゼッロレッド
- カルパチアングレイ
- シリコンシルバー(新色)
ジャガー新型XFの内装(インテリア)デザイン
▼新型XF
新型XFの内装には、上質なレザーやカーボンファイバー、ウッドパネルフィニッシュなどが採用され質感がアップしています。
インフォテインメントシステムの「InControl Touch Pro」には、オプションで通信機能が新導入され、スマートフォンのアプリを利用して、車両から離れた場所でドアのロックや解除、エアコンの操作、走行履歴や車両状態を確認。
緊急時にはスマートロードサイドアシスタンスやSOS緊急コールに繋ぐことが可能になりました。
▼新型XFスポーツブレイク
後席は、現行型で前モデルからホイールベースを51mm延長したことで足元空間を拡大。
XFスポーツブレイクのラゲッジ容量は通常時でも565L、後席を折りたたむことで最大1700Lにも拡大し、長尺の荷物にも対応することができるようになっています。
ジャガー新型XFのボディサイズは?
▼XF(セダン)のボディサイズ
- 全長×全幅×全高:4965×1880×1455mm
- ホイールベース:2960mm
- 最低地上高:115mm
- 最小回転半径:5.7m
- 車重:1760kg
▼XFスポーツブレイクのボディサイズ
- 全長×全幅×全高:4955×1887×1496mm
- ホイールベース:2960mm
- 最低地上高:146mm
- 最小回転半径:5.8m
- 車重:1760kg
ジャガー新型XFのボディサイズは、セダンとスポーツブレイクでほぼ同サイズとなっており、荷室などの使い勝手の違いで選択できるようになっています。
ジャガー新型XFのエンジンとスペックは?
▼ジャガー・ランドローバー製直列4気筒2Lインジニウムガソリンターボエンジン
▼新型XFのパワートレインとスペック
- 直列4気筒2Lガソリンターボ「インジニウム」【新導入】
最高出力:200ps/最大トルク:32.6kgm
最高出力:250ps/最大トルク:37.2kgm
最高出力:300ps/最大トルク:40.8kgm - V型6気筒3Lスーパーチャージャー
最高出力:380ps/最大トルク:45.9kgm - 直列4気筒2Lディーゼルターボ「インジニウム」
最高出力:180ps/最大トルク:43.9kgm - トランスミッション:8速AT
- 駆動方式:FR or 4WD(スポーツブレイクはFRのみ)
新型XFのパワートレインには、ディーゼルエンジンに続き開発された、3種類の出力設定を持つ新世代ガソリンエンジン「インジニウム」が設定されました。
これにより、パワートレインは5種類から選択できるようになり、全車に8速ATを組み合わせ。
ワゴンの新型XFスポーツブレイクには、250psのガソリンと180psのディーゼルエンジンを設定。
駆動方式はガソリンエンジンとスポーツブレイクが全車FRとなり、セダンのディーゼルモデルには4WDも用意されています。
ジャガー新型XFの走行システムは?
▼新型XFスポーツブレイクのセルフレベリング機能付リアエアサスペンション
ジャガー新型XFの走行システムには、大容量の空間に荷物を積み込めるスポーツブレイクにセルフレベリング機能付リアエアサスペンションが採用されました。
セルフレベリング機能付リアエアサスペンションは、荷物をフルに載せた場合でも、エアスプリングに自動で空気を送り込むことでリアの車高をあげてシャシーを水平に。快適性と正確なハンドリングを維持するシステムになっています。
その他、スポーツクーペF-TYPEから受け継いだコンフィギュラブルダイナミクスをXF Sに標準装備し、その他のモデルにもオプション設定。スロットルマッピング、シフトポイント、ステアリングなどの設定を、ドライビングスタイルに合わせてカスタマイズすることができます。
JaguarDriveコントロールでは、「標準」「エコ」「ダイナミック」「ウィンター」の各モードが選択できるようになっています。
ジャガー新型XFの走りを試乗動画でチェック!
ジャガー新型XFは、試乗動画も公開されています。
軽快な走りと高い使い勝手が高評価を受けています。
ジャガー新型XFの安全装備とセキュリティは?
新型XFの安全装備には、360度を確認できるサラウンドカメラシステムや自動緊急ブレーキ、駐車や後退時のアシスト機能が採用されています。
2018年モデルでは、歩行者検知機能が付いた自動緊急ブレーキが標準装備化され、車のサラウンド・カメラシステムを強化したフォワード・トラフィック・ディテクションや車線変更時の衝突回避をサポートするブラインド・スポット・アシストが新採用に。
XFスポーツブレイクにはセキュリティ機能として、完全防水で耐衝撃性にも優れることから、スポーツを楽しむ場合にも常に装着することが可能なアクティビティキーがオプション設定されています。
▼XFスポーツブレイクのアクティビティキー
ジャガー新型XFの燃費は
▼ジャガー新型XFの燃費
- 180ps 2Lディーゼル:16.7km/L
- 380ps 3Lガソリンスーパーチャージャー:10.6km/L
ジャガー新型XFの燃費は、2Lディーゼルモデルで16.7km/Lと発表されており、380馬力を出力する上位モデルXF Sでも10.6km/Lとなっています。
他モデルについても、国土交通省の審査値が決定次第発表される予定です。
ジャガー新型XFの価格は?
▼新型XF(セダン)の価格
- ガソリンモデル
・XF PURE
200ps/FR:6,050,000円
250ps/FR:6,680,000円
・XF PRESTIGE
200ps/FR:6,720,000円
250ps/FR:7,320,000円
・XF R-SPORT
300ps/FR:8,200,000円
・XF PORTFOLIO
300ps/FR:8,990,000円
・XF S
380ps/FR:11,470,000円 - ディーゼルモデル(全車出力は180ps)
・XF PURE
FR:6,150,000円、4WD:6,400,000円
・XF PRESTIGE
FR:6,980,000円、4WD:7,230,000円
▼新型XFスポーツブレイクの価格
- ガソリンモデル
・XF SPORTBRAKE PRESTIGE
250ps/FR:7,560,000円 - ディーゼルモデル
・XF SPORTBRAKE PRESTIGE
180ps/FR:7,220,000円
新型XFのグレード展開は、出力違いのガソリンエンジンと4WDディーゼルモデルが用意されるセダンが豊富になっています。
セダンとワゴンの価格差は24万円となっており、同じEセグメントでライバルになるBMW5シリーズの33万円差、メルセデス・ベンツEクラスの37万円差より小さく、選びやすくなっています。
ジャガーXFを「おさらい」
▼ジャガーXF(初代)
ジャガー・XFは、初代が2007年に登場したEセグメントモデルです。
▼ジャガーSタイプ
前モデルとなるジャガーSタイプから大きく変更したスポーツスタイルを採用することで、当時ジャガーで問題になっていたユーザーの高年齢化を解決するモデルとして製作されました。
最上級グレードとなる「XFR」に510馬力を発揮する5Lのスーパーチャージャー付きエンジンを搭載することで、ブランド力をあげ人気モデルに。
2015年に登場した現行モデルの2代目では、エクステリアデザインをキープコンセプトとしましたが、前モデルから全長を10mm短く、全高を5mm低くしてスポーツスタイルを進化させながら、ホイールベースを50mm延長して室内空間を拡大。
新開発されたプラットフォームによりアルミニウムの使用比率をボディ全体の75%に引き上げ最大190kgの軽量化を実現し、ねじり剛性も最大28%向上。
ジャガー・ランドローバーグループの新世代エンジン「INGENIUM(インジニウム)」も搭載され評判をアップしました。