マクラーレンが、ブランドの最上位モデルとなる新型ハイパーカー「マクラーレン セナ」を発表しました。
伝説のドライバーの名前を冠したマクラーレン新型セナについて、スペックや価格、販売台数など詳細情報をご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】新型マクラーレン・セナ日本初公開!導入台数は10台以上に
- 新型マクラーレン・セナの【特徴まとめ】
- 新型マクラーレン・セナの外装(エクステリア)デザイン
- 新型マクラーレン・セナ・カーボンシーン発表!オプション価格4400万円!
- 新型マクラーレン・セナGTRも発売!サーキット専用モデルに!
- 新型マクラーレン・セナの内装(インテリア)デザイン
- 新型マクラーレン・セナのエンジンとスペックは?
- 新型マクラーレン・セナの走行システムは?
- 新型マクラーレン・セナの走りを試乗動画でチェック!
- 新型マクラーレン・セナの価格は?
- 新型マクラーレン・セナの発売日・生産台数は?
- 新型マクラーレン・セナのライバルは?
- 新型マクラーレン・セナの次モデルBP23も2019年に発売!
【最新情報】新型マクラーレン・セナ日本初公開!導入台数は10台以上に
▼マクラーレン・セナ日本発表会動画
マクラーレンは、ブランドの新たなハイパーカーとなる「マクラーレン・セナ」を日本で公開しました。
マクラーレン セナは、スポーツシリーズ、スーパーシリーズとラインナップするマクラーレンブランドで最上位のラインとなるアルティメットシリーズのマシンで、販売を終了していた「マクラーレンP1」に続く最新モデルです。
マクラーレン・セナのモデル名は、”音速の貴公子”と言われた伝説のF1ドライバー「アイルトン・セナ」をリスペクトし採用されました。
限定台数すべてのオーナーがすでに決まっていますが、日本にも10台以上が導入される予定です。
▼マクラーレン・セナの動画
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新型マクラーレン・セナの【特徴まとめ】
▼新型マクラーレン・セナの特徴
- マクラーレン・アルティメットシリーズの最新モデル
- 前モデルに採用されていたハイブリッドシステムを非搭載としながら、800馬力を出力
- カーボンボディにより車重を1198kgまで軽量化することで、サーキット史上最速のマクラーレンのロードカー(公道走行可能車)に
新型マクラーレン・セナの外装(エクステリア)デザイン
新型マクラーレン・セナの外装は、コクピットを囲うフレームに最新世代の「カーボンファイバーモノケージ3」が採用されるほか、すべてのボディパネルがカーボンファイバーで製作されています。
これにより車重は1990年代に販売された「マクラーレンF1」以来、最も軽量となる1198kgに仕上げられました。
車体は空気抵抗を減らしながら、800kgにもなる強力なダウンフォースを獲得するために最適化。
リアの高い位置に配置されたウイングは、ドライブモードの選択により最大20度動き、ブレーキング時には抵抗を増やすことで減速力を強化します。
ウィングは巨大ですが、重量はわずか4.8kgになっています。
ストレートを高速度で走行するために空気抵抗を極限まで小さくする「DRSモード」も搭載され、異次元の加速力を発揮することもできるようになっています。
▼マクラーレン・セナの動画
新型マクラーレン・セナ・カーボンシーン発表!オプション価格4400万円!
▼新型マクラーレン・セナ・カーボンシーンの画像
マクラーレンは、「マクラーレン・セナ」の新テーマとなる「セナ・カーボンシーン(Carbon Theme)」を2018年3月に公開しました。
公開された「マクラーレン・セナ・カーボンシーン」は、特注部門「McLaren Special Operations(MSO)」が開発。「MSOが開発する5つのテーマのうちの1つ」と発表されました。
このオプションは、車両価格に加え30万ポンド(約4400万円)の別料金が必要になります。
車体には、生産に1000時間もの時間がかかる67の専用カーボンパーツが装備されています。
ホイールは、MSO製の新しい7スポークハイブリッドカーボンファイバーホイールとされ、標準装備のホイールより約10%軽く、タイヤ装着なしで約7.5kg。
回転慣性が約10-15%減少し、加速、制動およびステアリング応答を改善するとされました。
新型マクラーレン・セナGTRも発売!サーキット専用モデルに!
▼新型マクラーレン・セナGTRの画像
マクラーレンは、「マクラーレン・セナ」のサーキット専用モデルとなる「セナGTR」を公開しました。
「マクラーレン・セナGTR」は、サーキット専用モデルとすることでエアロダイナミクス性能を追求し、大型のフロントスポイラーやリアディフューザーなどを装備することで最大1000kgのダウンフォースを獲得。
搭載されるV型8気筒4Lツインターボエンジンも強化され、出力はベースモデルの800psから825ps以上となります。
その他、サーキット専用トランスミッションや専用ダブルウィシュボーン式サスペンション、ピレリ製スリックタイヤを装着しながら、車重はベース車両から維持。
マクラーレンは、「F1マシンを除けば、サーキットでマクラーレン史上最速を記録する」とコメントし、75台を限定販売するとしています。
新型マクラーレン・セナの内装(インテリア)デザイン
新型マクラーレン・セナの内装は、大きく開くバタフライドアの採用により、シート上のルーフパネルを気にすることなく乗り込むことができるようになっています。
ドアは下部もガラスとした特徴的なデザインとなり、ドアからスイッチを完全に排除。
運転席周りはとてもシンプルになっており、レーシングカーのようにドライバーの正面には速度とドライブレンジ、タコメーターのみを配置。
細かな車両情報はセンターのディスプレイに集約。
エンジンスタートやレースモードの選択、ロック、窓の開閉スイッチなどは、フロントウィンドウの上部に。
センターコンソールには、ドライブレンジ選択やローンチモード、ハザードなどが、コンパクトにまとめられています。
積み込むことができる荷物の量についてマクラーレンは、サーキットをメインターゲットにしていることから「2つのヘルメット、2着のドライビングスーツ、それとサンドイッチ」とコメントしています。
しかし、公道走行可能なロードカーであることから、パーキングセンサーやリアビューカメラ、Bowers&Wilkins製オーディオシステムも装備され、これらの重量は合計で7.32kgに抑えられています。
新型マクラーレン・セナのエンジンとスペックは?
▼新型マクラーレン・セナのエンジンとスペック
- 全長×全幅×全高:4744×2153×1229mm
- エンジン:V型8気筒4Lツインターボ
- 最高出力:800ps(セナGTRは825ps以上を予定)
- 最大トルク:81.6kgm
- トランスミッション:7速デュアルクラッチ式
- 駆動方式:MR
- 車重:1198kg
- パワーウェイトレシオ:1.49kg/ps
- 0-100km/h加速:2.8秒
- 0-200km/h加速:6.8秒
- 最高速度:340km/h
新型マクラーレン・セナには、前モデルとなるマクラーレンP1から200cc排気量をアップした、V型8気筒4Lツインターボエンジンが搭載されています。
▼参考:マクラーレンP1のスペック
- パワートレイン:V型8気筒 3.8L ツインターボ+モーター
- 最高出力:916ps
- 最大トルク:91.8kgm
- ミッション:7速デュアルクラッチ
- 車重:1395kg
- 0-100km/h加速:2.8秒
- 最高速度:350km/h
しかし、ハイブリッドスーパーカーとして製作されていたP1と違い、電気モーターを搭載しないことで出力は低下。
かわりにカーボンや軽量ガラスなどを使うことで、200kgも軽い1198kgの車重を手に入れ、0-100km/h加速は同じ2.8秒に。
軽さと高い動力性能により、マクラーレンは「サーキット史上最速のマクラーレン・ロードカー(公道走行可能車)」であると発表しています。
▼マクラーレン・P1
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新型マクラーレン・セナの走行システムは?
新型マクラーレン・セナの走行システムは、サーキットタイムを極限まで短縮するために最適化されています。
超大型リアウイングとフロントスポイラーはともに可動式とされ、走行抵抗を減らしストレートスピードを伸ばす「DRSモード」が使用できるほか、ブレーキングでは抵抗を増やすことで減速距離を短縮。
前後左右のサスペンションは油圧で接続され、くわえてアンチロールバー用となる油圧システムも装備。
足回りは「レースアクティブ・シャシーコントロールII(RCCII)」システムで統合制御され、最高峰のスペックを最高の状態で発揮することができるようになっています。
タイヤには、サーキット走行をメインとするマクラーレン・セナのために特注され、公道走行も可能なピレリ製「P Zero Trofeo R」が装着されています。
新型マクラーレン・セナの走りを試乗動画でチェック!
新型マクラーレン・セナは、アイルトン・セナの甥にあたる元F1ドライバーのブルーノ・セナがドライブした動画が公開されています。
動画では高いパフォーマンスを存分に活かしたコーナリングなどをみることができるほか、ドリフト走行なども披露されています。
新型マクラーレン・セナの価格は?
▼マクラーレン・セナの価格
- マクラーレン・セナ:75万ポンド(約1億500万円)
- オプション
・セナ「カーボン・シーン」
価格:30万ポンド(約4400万円) - マクラーレン・セナGTR(サーキット専用モデル)
100万ポンド(約1億5500万円)
ブランドの新しい最上位モデルとなるマクラーレン・セナの価格は75万ポンドとされ、為替により価格が変化しますが日本円で約1億1500万円となります。
しかし、さまざまなカスタムに対応するほか、前モデルのマクラーレンP1にも用意されたサーキット専用モデル「GTR」なども製作されることからあくまでベース価格となっており、オプションテーマ「カーボンシーン」では約4400万円の追加料金が発生します。
▼マクラーレンP1限定モデル
ニュル最速!1000馬力 公道走行可能!マクラーレン P1 GT LM 限定5台 発表
新型マクラーレン・セナの発売日・生産台数は?
新型マクラーレン・セナは、2018年3月に開催されたジュネーブモーターショーでのワールドプレミア後、世界限定500台の製造が開始され、2018年末に1号車が納車される予定です。
しかし、ワールドプレミア前の顧客へのセールスにより1台を残し販売。
そして最後の1台もチャリティオークションに出品され、3億3000万で落札されたことで完売となりました。
サーキット専用モデルのマクラーレン・セナGTRは、限定75台が2019年から納車される予定です。
新型マクラーレン・セナのライバルは?
▼ブガッティ シロン
新型マクラーレン・セナのライバルは、ブガッティの新型ハイパーカー「シロン」です。
ブガッティシロンは、W型16気筒8Lクワッドターボエンジンを搭載し最高出力1500psと、軽量さが特徴のマクラーレン・セナとは真逆のコンセプトで仕上げられています。
▼ブガッティ シロン
1500馬力 最高420km/h 価格3億円!ブガッティ 新型 シロン 試乗動画
▼メルセデスAMG「Project One」
その他、メルセデスAMGが2017年9月に発表した「AMG プロジェクト・ワン」は、F1マシンのエンジンとハイブリッドシステムを搭載。
▼AMGプロジェクト・ワン
F1エンジンで1000馬力超!メルセデスAMG「Project One」公開 価格約3億円
▼アストンマーティン ヴァルキリー
アストンマーティン「ヴァルキリー」は、F1に参戦するレッドブルレーシングと共同で開発し1800kg以上のダウンフォースを発生、サーキットをメインターゲットとしています。
▼アストンマーティン ヴァルキリー
ダウンフォース1800kg以上!アストンマーティン「ヴァルキリー」公開 価格3億5000万円
新型マクラーレン・セナの次モデルBP23も2019年に発売!
▼マクラーレンBP23のイメージ画像
マクラーレンは、新型車となるマクラーレン・セナの発表にあわせ、以前イメージ画像を公開していた「BP23」についてもコメントしました。
コメントでは、マクラーレンBP23は名車として語られる「マクラーレンF1」の正当な後継車となり、2019年に発売予定とされました。
2018年後半のマクラーレン・セナの納車開始後は、次なるアルティメットシリーズとなるマクラーレンBP23も話題になりそうです。
▼マクラーレンBP23の詳細
3シート復活!マクラーレン「F1」引き継ぐ最強のハイパーカー2019年発売
新型マクラーレン・セナについては今後も情報を追加していきます。お楽しみに!