メルセデス・ベンツが4ドアクーペモデルとして人気のCLAクラスのフルモデルチェンジを発表しました。
新世代モデルとして進化する新型CLAクラスについて、スペックや価格、発売日などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】メルセデスベンツ新型CLAクラスにフルモデルチェンジ発表!
- メルセデスベンツ新型CLAクラスの【主な変更点まとめ】
- メルセデスベンツ新型CLAクラスの外装(エクステリア)デザインは?
- メルセデスベンツ新型CLAシューティングブレークも設定!
- メルセデスベンツ新型CLAクラスのボディサイズは?
- メルセデスベンツ新型CLAクラスの内装(インテリア)デザイン
- メルセデスベンツ新型CLAクラスのエンジンとスペックは?
- メルセデスベンツ新型CLAクラスにはプラグインハイブリッドも!
- ハイパフォーマンス!メルセデスAMG新型CLA45も設定!
- メルセデスベンツ新型CLAクラスの燃費は?
- メルセデスベンツ新型CLAクラスの安全装備は?
- メルセデスベンツ新型CLAクラスの価格は?
- メルセデスベンツ新型CLAクラスの発売日は?
- メルセデスベンツCLAクラスを「おさらい」
【最新情報】メルセデスベンツ新型CLAクラスにフルモデルチェンジ発表!
▼メルセデス・ベンツ新型CLAクラスの画像
メルセデスベンツが、「CLAクラス」のフルモデルチェンジを発表しました。
メルセデス・ベンツCLAクラスは、ブランドのエントリーモデル「Aクラス」をベースに滑らかなボディラインを持つ4ドアクーペとして制作され、ワゴンのCLAシューティングブレークとあわせ人気モデルになっています。
フルモデルチェンジした新型CLAクラスは、先に新世代になっているコンパクトハッチバック「Aクラス」をベースとし、最新のパワートレインや先進技術が採用されています。
▼メルセデス・ベンツ新型CLAクラスの動画
▼メルセデス・ベンツ新型Aクラス
【メルセデスベンツ新型Aクラス最新情報】フルモデルチェンジ!日本発売日や価格、燃費は?
メルセデスベンツ新型CLAクラスの【主な変更点まとめ】
▼メルセデスベンツ新型CLAクラスの変更点
- 「Sクラス」などで採用された新型安全システムを採用
- 現行型「CLAクラス」に設定しているハイパフォーマンスモデル「AMG A45 4MATIC」を、次期型でさらにパワーアップ
- エステートバージョンとなるCLAシューティングブレークを設定
メルセデスベンツ新型CLAクラスの外装(エクステリア)デザインは?
▼メルセデス・ベンツ新型CLAクラス・ファーストエディションの画像
メルセデス・ベンツ新型CLAクラスの外装は、これまでよりさらにスポーティなスタイルに仕上げられました。
発売記念モデルとなる1stエディションには、オレンジのラインが入った前後バンパーとホイールが採用されています。
ヘッドライトには最新のLEDライトが採用され薄型化されました。
ボディタイプはこれまで同様に4ドアクーペとなりますが、リアはトランクを想像させた「ノッチ(折れ)」をなだらかなラインに変更。
これにより、Cd値(空気抵抗係数)は0.23に抑えられています。
▼メルセデスAMG GT4ドアクーペ
この変更は、メルセデスAMGの最上級サルーンとして登場したメルセデスAMG GT4ドアクーペのデザインコンセプトを採用したものになっています。
▼AMG GT 4ドア
【新型メルセデスAMG GT4ドアクーペ最新情報】サルーン版発表!発売日やスペック、価格は?
新型CLAクラスの外装を前モデルと比較!
▼メルセデス・ベンツCLAクラス(前モデル)
新型CLAクラスのデザインを前モデルと比較すると、大型だったライトが細く変化していることがわかります。
リアウィンドウは新型CLAクラスでより傾斜がゆるやかになっており、ラグジュアリーなリアスタイルを強調。
ドアのプレスラインも、直線的にすることでより上級をイメージするものになっています。
メルセデスベンツ新型CLAシューティングブレークも設定!
メルセデス・ベンツ新型CLAクラスには、エステートバージョンとなるCLAシューティングブレークが設定されます。
新型CLAシューティングブレークは、以前は狩猟(シューティング)に使用されたスポーティなリアスタイルを採用することで、4ドアクーペスタイルを採用するCLAクラスのバリエーションとなります。
メルセデス・ベンツはCLAシューティングブレークの発売について正式にコメントしており、ベースモデルの発表後追って公開される見込みです。
メルセデスベンツ新型CLAクラスのボディサイズは?
▼メルセデス・ベンツ新型CLAクラスのボディサイズ
- 全長×全幅×全高:4688×1830×1430mm
- ホイールベース:2729mm
- ※参考
・CLAクラス(前モデル)
全長×全幅×全高:4670×1780×1430mm
ホイールベース:2700mm
新型CLAクラスのボディサイズは、前モデルから全長と全幅を拡大することでより流麗なボディラインが追求されています。
あわせてホイールベースも延長することで、室内空間も大きくとられました。
メルセデスベンツ新型CLAクラスの内装(インテリア)デザイン
新型CLAクラスの内装は、フルモデルチェンジを受けているAクラスからくる最新のデザインに仕上げられました。
▼メルセデス・ベンツMBUXインフォテインメントシステム
インフォテインメントシステムには、最新の「MBUX(メルセデスベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)」が採用されています。
MBUXコネクティビティシステムは、ボイスコントロールやAR(拡張現実)ナビゲーションに対応し、「ヘイ・メルセデス」から会話をするように自然に話すことで各機能を簡単に使用できるようになっています。
システムはデジタルメーターもあわせ、2つの高精細ワイドディスプレイが採用され、1枚に見えるようにガラスで覆われます。
表示形式は、クラシック、スポーツ、ディスクリートの3種類のテーマから選択できるようになっています。
ディスプレイは、メーター上部を覆うカバーを廃止することで浮かんでいるような先進的なスタイルに仕上げられました。
エアコンの吹き出し口はタービンをイメージしたデザインとし、センターコンソールにはタッチパッド、ドアにはシート調整スイッチなどが使いやすくまとめられました。
ラゲッジスペースは、460Lと十分な容量確保されました。
▼新型CLAクラス・1stエディションの画像
発売記念モデルとなるファーストエディションでは、外装と同じくオレンジのラインがプラスされています。
メルセデスベンツ新型CLAクラスのエンジンとスペックは?
▼新型CLAクラスのパワートレイン
- 【CLA200】
直列4気筒1.4Lガソリンターボ【ルノー日産共同開発】
最高出力:162ps
最大トルク:25.4kgm - 【CLA250】
直列4気筒2Lガソリンターボ
最高出力:224ps
最大トルク:35.7kgm - 【AMG CLA35 4MATIC】
直列4気筒2Lガソリンターボ
出力:306ps/40.8kgm - 【CLA180d】
直列4気筒1.5Lディーゼルターボ【ルノー日産製】
最高出力:115ps
最大トルク:26.5kgm - トランスミッション:7速DCT or 6速MT
- 駆動:FF or 4WD
新型CLAクラスのパワートレインには、ガソリンモデルに1.4Lと2Lのターボエンジンが用意され、ディーゼルモデルには新開発された1.5Lターボエンジンが採用されます。
1.4Lターボエンジンはルノー日産と共同開発され、前モデルの1.6Lから排気量を縮小しながら最大トルク25.5kgmと11%強化。7速DCT車は気筒休止にも対応することで燃費を改善。
トランスミッションは、前モデルから7速デュアルクラッチ式が引き継がれ、新開発の9速デュアルクラッチが後から追加される予定です。
駆動方式はFFをベースとしながら、ハイパワーにも対応できる4WDを用意。
サスペンションにはオプションで可変ダンパーも設定されます。
メルセデスベンツ新型CLAクラスにはプラグインハイブリッドも!
▼メルセデスベンツ新型CLAクラスPHEVのパワートレインとスペック
- パワートレイン:直列4気筒1.4Lガソリンターボ+電気モーター
- 【CLA220e】
エンジン出力:138ps
モーター出力:90ps - 【CLA250e】
エンジン出力:165ps
モーター出力:90ps
新型CLAクラスには、ベースモデルとなるAクラスのインテリア画像のメーター部分からEV航続距離の表示が発見されたことから、後にプラグインハイブリッドモデルがラインナップされることが判明しています。
PHVモデルは、画像でEV航続距離が36kmとなっていることが確認できますが、電力が約25%減った状態であることから最大EV航続距離は50kmまで伸びると考えられています。
パワートレインはベースモデルにも採用されたルノー日産との共同開発1.4Lガソリンエンジンと電気モーターの組み合わせとなり、エンジン出力に違いをもった2モデルが用意されます。
電気モーターの低速トルクにより発進加速にも優れるCLAクラスプラグインハイブリッドは、走りと環境性能の両立を求めるユーザーに向けてアピールされます。
ハイパフォーマンス!メルセデスAMG新型CLA45も設定!
▼メルセデスAMG新型CLA45のスクープ画像
新型CLAクラスには、人気のハイパフォーマンスモデルとしてAMGが手がける新型CLA45が設定されます。
しかし、現在用意されているCLA45以外にも、CLA35という新モデルが設定される予定となっており、スペック差が大きかったベースラインとA45の中間モデルになります。
新型AMG CLA45は現在381馬力のスペックを400馬力を超え、中間モデルとして設定されるA35の306馬力とのバランスがとられることになります。
メルセデスベンツ新型CLAクラスの燃費は?
メルセデス・ベンツ新型CLAクラスの燃費は、燃費を世代交代されたAクラス同様に改善されます。
Aクラスでは1.5Lディーゼルで24.4km/Lまで燃費が伸び、選びやすくなっています。
▼参考:メルセデス・ベンツ新型Aクラスの燃費(欧州値)
- 1.4Lガソリン:5.1L/100km(約19.6km/L)
- 2Lガソリン:6.0L/100km(約16.7km/L)
- 1.5Lディーゼル:4.1L/100 km(約24.4km/L)
メルセデスベンツ新型CLAクラスの安全装備は?
メルセデス・ベンツ新型CLAクラスには、2017年に発表された「Sクラス」同等とされる安全運転支援システムが搭載されます。
システムは、先行車との車間距離のほか、周囲の交通状況(車両、車線、ガードレールなど平行な物体)を常に監視して、従来よりもステアリングアシストが作動する状況が大幅に拡大。
車線が不明瞭または表示されていない場合には先行車を追従するようになっています。
また、システム起動時に高速道路上で自動停止した場合、30秒以内(一般道は3秒以内)であれば自動再発進が可能となり、渋滞時のドライバーの疲労を低減。
そのほか、ドライバーがウインカーを点滅させた場合、行き先の車線に車両がいないことを確認して自動で車線を変更する「アクティブレーンチェンジングアシスト」、走行中にドライバーが気を失うといった万が一の場合には、自動的に車線を維持しながら緩やかに減速・停止する「アクティブエマージェンシーストップアシスト」も搭載されます。
▼新型Aクラス「レーダーセーフティパッケージ」の機能
- アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック (自動再発進機能付)、アクティブステアリングアシスト
- 渋滞時緊急ブレーキ機能
- アクティブレーンチェンジングアシスト
- アクティブエマージェンシーストップアシスト
- アクティブブレーキアシスト(歩行者/飛び出し検知機能付)
- 緊急回避補助システム
- トラフィックサインアシスト
- アクティブレーンキーピングアシスト
- アクティブブラインドスポットアシスト(降車時警告機能付)
- PRE-SAFEプラス(被害軽減ブレーキ付後方衝突警告システム)
- PRE-SAFEサウンド
メルセデスベンツ新型CLAクラスの価格は?
メルセデス・ベンツ新型CLAクラスの価格は、最新装備や上級モデルを意識した設定により、現行モデルからアップすると考えられます。
現在CLAクラスはエントリーモデルが404万円からとなっていますが、420万円を中心とした価格設定になるとみられています。
メルセデスベンツ新型CLAクラスの発売日は?
フルモデルチェンジしたメルセデス・ベンツ新型CLAクラスは、2019年1月8日に開幕したCES2019で公開されました。
発売日は欧州で2019年後半が予定され、日本発売日は2020年前半になるとみられています。
先にフルモデルチェンジしたAクラスには新しいボディタイプとしてセダンが用意されましたが、新型CLAクラスはよりラグジュアリーなモデルとしてセールスされます。
ワゴンバージョンとなる新型CLAシューティングブレークの設定も正式に発表されており、2019年後半の発表が予定されています。
メルセデスベンツCLAクラスを「おさらい」
▼CLAシューティングブレーク
メルセデス・ベンツ・CLAクラス(Mercedes-Benz CLA-Class)は、初代となる現行モデルが2013年に登場した乗用車です。
メルセデス・ベンツのコンパクトカーとして販売されているAクラス、Bクラスと基礎を共有し製作。
ボディタイプには、4ドアハードトップ(サッシュレス)セダンとステーションワゴンが用意され、メルセデス・ベンツではそれぞれを「4ドアクーペ」「シューティングブレーク」と表現。
上位車で人気になっている、流麗なボディラインが魅力のモデルになっています。
新型CLAクラスについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!