DSオートモビルズが、フラッグシップSUV「DS7クロスバック」の新モデル日本発売を発表しました。
新モデルにより魅力をアップした新型DS7クロスバックについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】プラグインハイブリッド!「新型DS7クロスバックE-TENSE 4x4」日本発売!
- 新型DS7クロスバックの【変更点まとめ】
- 520.3万円から!新型DS7クロスバックの価格は?
- 迫力!新型DS7クロスバックの外装(エクステリア)デザイン
- ワイド!新型DS7クロスバックのボディサイズは?
- 上質!新型DS7クロスバックの内装(インテリア)デザイン
- 力強く!新型DS7クロスバックのパワートレインとスペックは?
- 新型DS7クロスバックの走りを試乗動画でチェック!
- 走り両立!新型DS7クロスバックの燃費は?
- 最新システム!新型DS7クロスバックの安全装備は?
- 新型DS7クロスバックの発売日は?
- DS Automobilesを「おさらい」
【最新情報】プラグインハイブリッド!「新型DS7クロスバックE-TENSE 4x4」日本発売!
▼新型DS7クロスバックE-TENSE 4x4の画像
DS Automobiles(DSオートモビルズ)が、SUV「DS7 CROSSBACK」のプラグインハイブリッドモデルとなる「DS7 CROSSBACK E-TENSE 4x4」の日本発売を発表しました。
DS7クロスバックは、2018月7月に日本で発売されたDSオートモビルズの新世代モデル第1弾となり、ブランドのフラッグシップ車として質感が高められています。
新設定されたDS7クロスバックE-TENSE 4x4は、直列4気筒1.6Lターボエンジンに前後1基ずつの電気モーターを組み合わせ、システム合計で300ps/53.0kgmの出力を発揮。
これにより、0-100km/h加速タイムはガソリン車の8.2秒から5.9秒まで短縮されています。
また、容量13.2kWhのリチウムイオンバッテリーをリアシート下に配置することで前後重量配分を適正化し、EV航続距離はWLTCモード値で56kmを実現。
充電時間は、コンセント型普通充電(3kW/15A 200V)で100%充電に約5時間。ウォールボックス型普通充電(6kw/200V)では、100%充電に約2.5時間となっています。
新型DS7クロスバックE-TENSE 4x4の価格は732万円となっています。
▼新型DS7クロスバックの動画
▼DS9
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新型DS7クロスバックの【変更点まとめ】
▼新型DS7クロスバックの変更点
- プラグインハイブリッドモデル「E-TENSE 4x4」を設定
▽2020年11月の変更点
- ディーゼルエンジンを搭載したスポーティモデル「パフォーマンスラインBlueHDi」を設定
▽DS7クロスバック新設定時の特徴
- DSブランドのフラッグシップSUVとしてラインナップ
- パワートレインに新世代の1.6Lガソリン、2Lディーゼルと8速ATの組み合わせを採用
- 同格SUVで世界初となる、カメラによる路面の凹凸検知により常時調整する「DSアクティブスキャンサスペンション」、車線内の位置調整に対応したレーン維持機能を持つ「DSコネクテッドパイロット」、赤外線カメラにより捉えた障害物を表示する「DSナイトビジョン」、ドライバーの疲労などを赤外線カメラにより直接的に監視、警告する「DSドライバーアテンションモニタリング」を搭載
520.3万円から!新型DS7クロスバックの価格は?
▼新型DS7クロスバックの価格
- BASTILLE BlueHDi(2Lディーゼルターボ):5,203,000円
- RIVOLI(1.6Lガソリンターボ):6,079,000円
- RIVOLI BlueHDi(2Lディーゼルターボ):6,279,000円
- OPERA(1.6Lガソリンターボ):6,685,000円
- OPERA BlueHDi(2Lディーゼルターボ):6,885,000円
- E-TENSE 4x4(1.6LガソリンPHEV):7,320,000円
- 【特別仕様車】
・PERFORMANCE Line BlueHDi(2Lディーゼルターボ)
6,090,000円
・PERFORMANCE Line E-TENSE 4x4(1.6LガソリンPHEV)
7,270,000円
新型DS7クロスバックの価格は、520万3000円からとされています。
内燃機関搭載グレードには、「BASTILLE(バスティーユ)」「RIVOLI(リヴォリ)」「OPERA(オペラ)」の3モデルが設定され、ニーズにあわせた選択に対応しています。
迫力!新型DS7クロスバックの外装(エクステリア)デザイン
新型DS7クロスバックの外装は、フランスならではのデザイン性と装飾技法を取り入れた独創的な仕上げになっています。
フロントには、立体的にデザインされたDSウィンググリルを採用するとともに、左右に伸びるLEDヘッドライトユニットによって繊細な表情を表現。
また、フロントフェンダーは20インチホイールを包む、力強い面にデザインとされています。
テールランプは斜め格子模様をモチーフに、3Dエフェクトを与えることにより個性が表現されています。
▼新型DS7クロスバック「E-TENSE 4x4」の画像
プラグインハイブリッドモデルとなるDS7クロスバックE-TENSE 4x4は、専用のエクステリアアクセントにより、上質に仕上げられています。
ワイド!新型DS7クロスバックのボディサイズは?
▼新型DS7クロスバックのボディサイズ
- 全長×全幅×全高:4590×1895×1635mm
- ホイールベース:2730mm
- 車重
1.6Lガソリン:1570kg
2Lディーゼル:1670kg
1.6L PHEV:1940kg - 乗員:5人乗り
新型DS7クロスバックのボディサイズは、全長4590mmとされ、2L級エンジンを搭載する他のミドルクラスSUVと競合する設計とされています。
しかし、プレミアムSUVとしてのデザイン性と走行性能を確保するため、全幅は1895mmまで拡大。
全高は1635mmとすることで、ワイド&ローを際立たせた上質なスタイルを作っています。
上質!新型DS7クロスバックの内装(インテリア)デザイン
新型DS7クロスバックの内装は、オートクチュールを連想させるような細部にわたるパリらしいこだわりのあつらえと、最新テクノロジーの融合による新しいラグジュアリーが表現されています。
センターコンソールのトグルスイッチなどには、高級機械式腕時計の文字盤加工として用いられるギョシェ彫り模様をヒントにしたデザインを採用。
ナッパレザー仕様では、シートに加えダッシュボードやドアトリム部に「パールトップステッチ」と呼ばれる小さな真珠が並んだような繊細なステッチを施してエレガンスを表現。
インストルメントパネルには12.3インチの液晶スクリーンを使用し、パーソナライズされたメーターなどの走行情報やDSナイトビジョンの映像を表示させることができるようになっています。
また、センターコンソール上の8インチHDスクリーンはApple CarPlay、Android Autoに対応し、ワイヤレス給電「Qi(チー)」も可能とすることで、スマートフォンとの連携を強化。
サウンドシステムには、フランスのハイエンドオーディオブランド「FOCAL」と開発した専用モデルが装備されています。
▼DS7クロスバック「オペラ」インテリア
▼DS7クロスバック「リヴォリ」インテリア
▼DS7クロスバック「バスティーユ」インテリア
インテリアデザインは、グレードにあわせ「オペラ」「リヴォリ」「バスティーユ」を設定。
「オペラ」内装では、歴代DSの最上級グレードに採用されてきたウォッチブレスレットをモチーフとしたパーフォレーテッド加工のナッパレザーシートに加え、アートフィニッシュレザーをダッシュボードに採用。
「リヴォリ」内装では、シートにブラックレザーを、ダッシュボードやドアトリムには滑らかな質感を持つナッパレザーを使用。
「バスティーユ」内装では、独特なブロンズ色を織り交ぜたファブリックシートに、ブロンズをモチーフとしたテップレザーのダッシュボード&ドアトリムがコーディネートされています。
力強く!新型DS7クロスバックのパワートレインとスペックは?
▼新型DS7クロスバックのパワートレインとスペック
- 直列4気筒2Lディーゼルターボ
出力:177ps/40.8kgm - 直列4気筒1.6Lガソリンターボ
出力:225ps/30.6kgm - 【E-Tense 4×4プラグインハイブリッド】
直列4気筒1.6Lガソリンターボ+電気モーター×2
システム合計出力:300ps/53.0kgm
EV航続距離:56km
0-100km/h加速:5.9秒 - トランスミッション:8速AT
- 駆動方式:FF or 4WD(E-Tense 4×4に設定)
新型DS7クロスバックのパワートレインには、2Lディーゼルと1.6Lガソリンの新世代ターボエンジンが採用されています。
ガソリンエンジンはハイパフォーマンスモデル「DS 3 PERFORMANCE」に搭載された208psバージョンをさらに進化させたものとなっており、排気エギゾーストバルブにも可変タイミング機構を採り入れるとともに、フリクションのさらなる低減と過給圧安定のため排気ウェイストゲートバルブを電動化。
3L自然吸気エンジンなみのトルクを持ちながらも、微粒子フィルタを備えることで、世界で最も厳しい基準の1つである欧州排気ガス浄化基準6.2がクリアされています。
トランスミッションは、PSAグループで初となるアイシン・エィ・ダブリュと共同開発した8速オートマチック「EAT8」を採用。
オイルポンプを小型化するとともに配置を工夫することで、ケース自体の全長は従来の6速AT同等に抑えられ、容積を小さくすると同時に樹脂やアルミへの素材変更により軽量化。
また、走行中でもアクセルOFF時にクラッチを切るフリーホイール制御を行なうエコモードを装備されています。
ドライブモードはバランスの取れた「ノーマル」、エンジンサウンドをスピーカーで増幅させるとともにダイナミックな走りを楽しめる「スポーツ」、燃費性能を重視した「エコ」、DS Automobilesならではの走り味を追求した「コンフォート」の4モードから選択できるようになっています。
プラグインハイブリッドモデルとなる「E-Tense4×4」は、前後に搭載する電気モーターによりシステム出力を300ps/53.0kgmに高めながら、EV航続距離56kmを実現。
高い環境性能と走りを楽しむことができるようになっています。
DS7クロスバックの足回りには、同クラスで世界初となる「DSアクティブスキャンサスペンション」を日本導入モデルに全車標準装備。
フロントガラス上部のマルチパーパスカメラが前方25mまでの路面を常時ハイスピードでスキャニングし、10mm以上の凹凸を検知して四輪それぞれのダンピングを調整することで究極のフラットライドが実現されています。
新型DS7クロスバックの走りを試乗動画でチェック!
新型DS7クロスバックは、注目度の高さから多数の試乗動画が公開されています。
独自の内外装デザインのほか、高い使い勝手や上質な走行フィーリングが高い評価を受けています。
走り両立!新型DS7クロスバックの燃費は?
▼新型DS7クロスバックの燃費
- 2Lディーゼル:16.4km/L
- 1.6Lガソリン:14.7km/L
- 1.6Lプラグインハイブリッド
ハイブリッド燃費:14.0km/L
EV航続距離:56km
新型DS7クロスバックの燃費は、8速ATを組み合わせたパワートレインにより2Lディーゼルで16.4km/Lまで高められています。
ガソリンエンジンでも14.7km/Lとされており、走行フィールの好みで選択することができるようになっています。
1.6L PHEVモデルはハイブリッド燃費で14.0km/Lとされ、充電した電力を使用することで、実燃費を高めることができるようになっています。
最新システム!新型DS7クロスバックの安全装備は?
新型DS7クロスバックには、同クラスで世界初となる「DSコネクテッドパイロット」、「DSナイトビジョン」、「DSドライバーアテンションモニタリング」を含む、最新の安全システムが採用されています。
「DSコネクテッドパイロット」は、マルチパーパスカメラとミリ波レーダーを使って同一車線において加減速とステアリング操作をサポートし、車線内でドライバー任意のポジションを保持する世界初のレーンポジショニングアシスト機能を採用することで、二輪車のすり抜けなどでどちらかに寄って走行したい場合などにも対応しています。
さらに、渋滞時に一旦停止した際でも先行車両が3秒以内に再発進すればアクセル操作なしで追従することができるトラックフィックジャムアシスト機能が、PSAグループで初採用されています。
「DSナイトビジョン」は、フロントグリル内の赤外線カメラでとらえた約300m先までの映像を、ドライバー正面のインストルメントパネルにグレースケールで表示。
この中で約150mの範囲に存在する歩行者や自転車あるいは動物が自車の進路と交錯する可能性が高い場合には、赤くハイライトしてドライバーにアラートで警告されます。
「DSドライバーアテンションモニタリング」は、ステアリングコラムの上に設置された赤外線カメラがドライバーの視線や顔の動き、瞬きを常時モニターし、わき見の頻度が高まったり、疲労による居眠りの兆候が見られた時にインジケーター点灯とともにアラート。
4度目のアラートでは音が大きくなり、同時にメッセージで休憩を提案。
ドライバーの疲労を直接検知する画期的なシステムになっています。
新型DS7クロスバックの発売日は?
新型DS7クロスバックのPHEVモデルとなる「E-TENSE 4x4」は、日本で2021年3月10日に発売されました。
DSオートモビルズは、ブランドを牽引する新世代SUVのラインナップを強化することで、ユーザーにアピールしていきたい考えです。
DS Automobilesを「おさらい」
DSオートモビルズ (DS Automobiles) は、フランスの「グループPSA(旧社名PSA・プジョー・シトロエン)」に属する高級車ブランドです。
2009年にシトロエン内の高級サブブランドとして発足し、2015年にシトロエンから独立することで、単独のブランドとされました。
▼シトロエンDS
ブランド名の「DS」は、シトロエンが1955年に発表した上級車「シトロエンDS」からとなっており、公式発表はありませんが「Different Spirit(異なる精神)」や「Desiree Speciale(特別への憧れ)」が語源と言われています。
シトロエンのサブブランド「DS」時代は、シトロエンの「C3」や「C4」をベースとした上級ラインとして「DS3」「DS4」などがラインナップされ、専用のパーツを採用することで質感や走行性能がアップされていました。
DSオートモビルズとして独立後は、それまでラインナップしていたモデルをフェイスリフト(マイナーチェンジ)し、シトロエンのブランドデザイン「ダブルシェブロングリル」を廃止。代わってDSウインググリルとDSのエンブレムが採用されました。
▼フランス・マクロン新大統領就任パレードの動画
新型車となるDS7クロスバックは独立後初の独自モデルとして制作され、フランスのマクロン新大統領の就任パレードでも使用。
DSオートモビルズはモータースポーツにも力を入れており、欧州で人気が高まっている「フォーミュラE」レースにも参戦。チームランキング上位につけるなど活躍しています。
新型DS7クロスバックについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!