DSオートモビルズが、ミドルクラスSUV「DS3」のマイナーチェンジを発表しました。
改良により魅力をアップした新型DS3について、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】リフレッシュ!「新型DS3」マイナーチェンジ!
- 新型DS3の【変更点まとめ】
- 先進的!新型DS3の外装(エクステリア)デザイン
- 機能UP!新型DS3の内装(インテリア)デザイン
- パワフル!新型DS3のパワートレインとスペックは?
- 性能UP!電気自動車「新型DS3E-Tense」も設定!
- 走り両立!新型DS3の燃費は?
- 充実!新型DS3の安全装備は?
- ワイド&ロー!新型DS3のボディサイズは?
- アップ!新型DS3の価格は?
- いつ?新型DS3の発売日は?
- DS Automobilesを「おさらい」
【最新情報】リフレッシュ!「新型DS3」マイナーチェンジ!
▼新型DS3の画像
DS Automobiles(DSオートモビルズ)が、「DS3」のマイナーチェンジを発表しました。
DSオートモビルズは、以前シトロエンの高級ラインとして販売されていましたが2015年に独立し、プジョー・シトロエングループとフィアット・クライスラーが合併したステランティスに属する上級ブランドとなっています。
改良では、モデル名をこれまでの「DS3クロスバック」から、クーペSUV「DS4」と同じくシンプルな「DS3」に変更。
エクステリアには、ブランドの最新デザインを採用することで質感を向上。
内装では、最新のインフォテインメントシステムを採用することにより機能性をアップ。
電気自動車「DS3 E-Tense」は、モーターの最高出力も20psアップしたほか、バッテリー容量を50kWhから54kWhに拡大し、航続距離を延長しています。
新型DS3は2022年9月27日に発表され、欧州で受注を開始。価格は3万100ユーロ(約420万円)からとなっています。
▼DS4
▼DS7クロスバック
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新型DS3の【変更点まとめ】
▼新型DS3の変更点
- 新しいエクステリアデザインを採用
- 最新インフォテインメントシステムを装備
- 電気自動車「DS3 E-Tense」の出力とバッテリー容量をアップし、航続距離を延長
▽2022年5月の変更点
- ディーゼルモデル「DS3BlueHDi」を設定
▽2021年1月の変更点
- エンジン出力をアップした特別仕様車「DS3パフォーマンスライン」を設定
▽2020年7月の変更点
- 電気自動車「DS 3 CROSSBACK E-TENSE」を設定
先進的!新型DS3の外装(エクステリア)デザイン
▼新型DS3の画像
▼参考:DS3(前モデル)
新型DS3の外装は、ブランドの最新デザインを採用することで先進的なスタイルとされています。
フロントは、クーペクロスオーバーとして新設定されていた「DS4」からくる、2本のラインで構成されるバンパーサイドのデイタイムライトを採用。
▼新型DS3の画像
▼参考:DS3(前モデル)
リアでは、テールランプの周囲のラインをブラックアウト。
足元には新デザインのホイールを採用することで質感が高められています。
機能UP!新型DS3の内装(インテリア)デザイン
新型DS3の内装は、最新の装備を採用することにより機能性が高められています。
ディスプレイには、デジタルメーターやヘッドアップディスプレイのほか、最新のDS IRISインフォテインメントシステムを搭載する10.3インチディスプレイを採用。
インフォテインメントシステムは、最新の音声認識機能により、多彩な機能のコントロールが可能となっています。
新型DS3ではその他、デザイン性を高めるため、ステアリングホイールはフラットボトム、エアベントはダイヤモンド形とされ、オーディオには12スピーカーのフォーカル製を設定。
センターコンソールのトグルスイッチには、高級機械式腕時計の文字盤加工として用いられるギョシェ彫り模様をヒントにしたデザインを採用。
室内空間は厚みのあるフロントガラスや窓ガラス、ドアなどを採用することで、ノイズの侵入が抑えられています。
パワフル!新型DS3のパワートレインとスペックは?
▼新型DS3のパワートレインとスペック
- 【ガソリン】
直列3気筒1.2Lガソリンターボ
・出力(2種)
ベースモデル:130ps/23.5kgm
パフォーマンスライン:155ps/24.5kgm - 【ディーゼル】
直列4気筒1.5Lディーゼルターボ
出力:130ps/30.6kgm - トランスミッション:8速AT
- 駆動方式:FF
新型DS3のパワートレインには、1.2Lガソリンと1.5Lディーゼルの新世代ターボエンジンが採用されています。
ガソリンエンジンは、ベースモデルで130psのパワーと23.5kgmの最大トルクにより、DS3を軽快に加速。
専用エンジンを搭載する「パフォーマンスライン」では、出力を155ps/24.5kgmまでアップすることで、さらなる走行性能を楽しむことができるようになっています。
トランスミッションには、「DS7クロスバック」で初採用されたアイシンAWと共同開発した8速オートマチック「EAT8」を採用。
オイルポンプを小型化するとともに配置を工夫することで、ケース自体の全長は従来の6速AT同等に抑えられ、容積を小さくすると同時に樹脂やアルミへの素材変更により軽量化。
また、走行中でもアクセルOFF時にクラッチを切るフリーホイール制御を行なうエコモードも採用されています。
性能UP!電気自動車「新型DS3E-Tense」も設定!
▼新型DS3 E-Tenseのスペック
- バッテリー容量:54kWh
- モーター出力:156ps/26.5kgm
- 最高速度:150km/h
- 航続可能距離
欧州WLTPモード:402km - 充電時間
100kW充電器:0~80%まで25分
11kWウォールボックス:5時間(満充電)
新型DS3には、電気自動車モデルとなる「DS3E-Tense(Eテンス)」が設定されています。
▼参考:DS3クロスバックE-Tense(前モデル)のスペック
- バッテリー容量:50kWh
- モーター出力:136ps/26.5kgm
- 航続可能距離
JC08モード:398km
欧州WLTPモード:320km
新型DS3E-Tenseは、バッテリーを内燃エンジンモデルの燃料タンクの位置に配置することで、他モデルと同じ室内空間とラゲッジスペースを確保。
走行モードには、「NORMAL」と航続距離を最大化する「ECO」のほか、パワーとトルクを最大化する「SPORT」の3モードを設定。
改良では、バッテリー容量を50kWhから54kWhとしたほか、モーターの最高出力も20psアップした156psに。
航続距離は、欧州値で402kmまで延長。
また、スマートフォンアプリ「My DS」(iOS/Android)により、遠隔での充電予約やエアコン作動などに対応しています。
走り両立!新型DS3の燃費は?
▼新型DS3の燃費
- 1.2Lガソリン
WLTCモード:18.2km/L
JC08モードで:20.9km/L - 1.5Lディーゼル
WLTCモード:21.0km/L
新型DS3の燃費は、2020年5月改良時のエンジンマネジメントソフトウェアの改善によりガソリン車で大幅にアップしています。
前モデルは実燃費に近い新燃費規格WLTCモード値で15.9km/Lとなっていましたが、新型DS3では18.2km/Lと使いやすくなっています。
▼参考:DS3(前モデル)の燃費
- 1.2Lガソリン
WLTCモード:15.9km/L
JC08モード:16.9km/L
充実!新型DS3の安全装備は?
新型DS3には、フラッグシップモデル「DS7クロスバック」からくる夜間歩行者検知機能付き衝突回避支援ブレーキなど、最新のアクティブ・セーフティシステムが採用されています。
システムには「DSコネクテッドパイロット」が装備され、マルチパーパスカメラとミリ波レーダーを使って同一車線において加減速とステアリング操作をサポート。
車線内でドライバー任意のポジションを保持する世界初のレーンポジショニングアシスト機能を採用することで、二輪車のすり抜けなどでどちらかに寄って走行したい場合などにも対応します。
さらに、渋滞時に一旦停止した際でも先行車両が3秒以内に再発進すればアクセル操作なしで追従することができるトラックフィックジャムアシスト機能が採用されています。
ワイド&ロー!新型DS3のボディサイズは?
▼新型DS3のボディサイズ
- 全長×全幅×全高:4120×1790×1550mm
- ホイールベース:2560mm
- 参考
・DS7クロスバック
全長×全幅×全高:4590×1895×1635mm
新型DS3のボディサイズは全長が4120mmとされ、フラッグシップモデルの「DS7クロスバック」から470mm短縮されています。
しかし、プレミアムSUVとしてのデザイン性と走行性能を確保するため全幅は1790mmとワイドに設計され、全高を1550mmとすることでワイド&ローを際立たせた上質なスタイルを作っています。
アップ!新型DS3の価格は?
▼DS3クロスバックの価格
▽1.2Lガソリンターボ
- DS 3 CROSSBACK BASTILLE PureTech:4,084,000円
- DS 3 CROSSBACK RIVOLI PureTech:4,425,000円
- DS 3 CROSSBACK OPERA PureTech:4,730,000円
- 【特別仕様車】
DS 3 CROSSBACK PERFORMANCE Line:4,614,000円
▽1.5Lディーゼルターボ
- DS 3 CROSSBACK OPERA BlueHDi:4,897,000円
▽EV
- DS 3 CROSSBACK E-TENSE:5,420,000 円
- 【特別仕様車】
DS 3 CROSSBACK PERFORMANCE Line E-TENSE:5,420,000 円
新型DS3の価格は、改良によりアップします。
アップ幅は10万円ほどが見込まれ、プレミアムブランドとしての高い質感がアピールされます。
いつ?新型DS3の発売日は?
改良された新型DS3は、2022年9月27日に発表され、欧州での受注が開始されました。
DSオートモビルズはミドルクラスSUVとして人気のDS3を改良することで、さらなるユーザーにアピールしていく予定です。
DS Automobilesを「おさらい」
DSオートモビルズ (DS Automobiles) は、プジョー・シトロエングループとフィアット・クライスラーが合併した「ステランティス」に属する上級ブランドです。
2009年にシトロエン内の高級サブブランドとして発足し、2015年にシトロエンから独立することで、単独のブランドとされました。
▼シトロエンDS
ブランド名の「DS」は、シトロエンが1955年に発表した上級車「シトロエンDS」からとなっており、公式発表はありませんが「Different Spirit(異なる精神)」や「Desiree Speciale(特別への憧れ)」が語源と言われています。
シトロエンのサブブランド「DS」時代は、シトロエンの「C3」や「C4」をベースとした上級ラインとして「DS3」「DS4」などがラインナップされ、専用のパーツを採用することで質感や走行性能がアップされていました。
DSオートモビルズとして独立後は、それまでラインナップしていたモデルをフェイスリフト(マイナーチェンジ)し、シトロエンのブランドデザイン「ダブルシェブロングリル」を廃止。代わってDSウインググリルとDSのエンブレムが採用されました。
▼フランス・マクロン新大統領就任パレードの動画
新世代車第1弾となったDS7クロスバックはブランド独立後初の独自モデルとして制作され、フランスのマクロン新大統領の就任パレードでも使用。
DSオートモビルズはモータースポーツにも力を入れており、ブランドの魅力をアピールしています。
新型DS3については今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!