DSオートモビルズが、ミドルクラスSUV「DS3クロスバック」の新モデル日本発売を発表しました。
新モデルにより魅力をアップした新型DS3クロスバックについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】電気自動車!「新型DS3クロスバックE-Tense」日本発売!
- 新型DS3クロスバックの【変更点まとめ】
- ガソリンとEV!新型DS3クロスバックの価格は?
- 新型DS3クロスバックの外装(エクステリア)デザイン
- 新型DS3クロスバックのボディサイズは?
- 新型DS3クロスバックの内装(インテリア)デザイン
- 新型DS3クロスバックのパワートレインとスペックは?
- 新型DS3クロスバックを試乗動画でチェック!
- 新型DS3クロスバックの燃費は?
- 新型DS3クロスバックの安全装備は?
- 新型DS3クロスバックの発売日は?
- DS Automobilesを「おさらい」
【最新情報】電気自動車!「新型DS3クロスバックE-Tense」日本発売!
▼新型DS3クロスバックE-Tenseの画像
▼新型DS3クロスバックE-Tenseのスペック
- バッテリー容量:50kWh
- モーター出力:136ps/26.5kgm
- 最高速度:150km/h
- 航続可能距離
JC08モード:398km
欧州WLTPモード:320km - 充電時間
・コンセント型普通充電(3kW 15A 200V)
100%充電:約18時間 50km充電:約4時間弱
・ウォールボックス型普通充電(6kw / 200V)
100%充電:約9時間 50km充電:約2時間弱
・CHAdeMo急速充電
80%充電:約50分 - 0-100km/h加速:8.7秒
DS Automobiles(DSオートモビルズ)が、「DS3クロスバック」の電気自動車モデルとなる「DS3クロスバックE-Tense(Eテンス)」の日本発売を発表しました。
新型DS3クロスバックE-Tenseは、バッテリーを内燃エンジンモデルの燃料タンクの位置に配置することで、他モデルと同じ室内空間と350Lのラゲッジスペースを確保。
走行モードには、「NORMAL」と航続距離を最大化する「ECO」のほか、パワーとトルクを最大化する「SPORT」の3モードを設定。
その他、「フォーミュラE」からくる「NORMAL」と「BRAKE」の2つのエネルギー回生システムも搭載し、「NORMAL」では内燃機関のエンジンブレーキの挙動をシミュレーション、「BRAKE」では最大減速度約1.3m/sとすることでアクセル操作をメインとした運転が可能となっています。
装備には、車両のセッティング変更や状況確認が可能となる7インチタッチスクリーンを搭載。
「E-TENSE」専用のアクセントとして、サテンクロームのDSウィング、アンスラサイトグレーのグリルのほか、E-TENSEのマークを配置。
18インチアルミホイールや、E-TENSE専用ボディカラー「クリスタルパール」も設定されています。
また、スマートフォンアプリ「My DS」(iOS/Android)により、遠隔での充電予約やエアコン作動などに対応しています。
新型DS3クロスバックE-テンスは2020年7月29日に発売。価格は「So Chic」グレードが4,990,000円(受注生産)、「Grand Chic」グレードが5,340,000円。
アフターサービスとして、バッテリー保証(8年または16万km走行)、DSアシスタンス(年会費無料)、EV専用メンテナンスプログラム/延長保証プログラム、全国正規販売店での充電器配備、24時間365日のサポートが提供されます。
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新型DS3クロスバックの【変更点まとめ】
▼新型DS3クロスバックの変更点
- 電気自動車「DS 3 CROSSBACK E-TENSE」を設定
▽2020年5月の変更点
- エンジンマネジメントソフトウェアの改善により、WLTCモード燃費で15.9km/Lから18.2km/Lに改善
- 「Grand Chic」グレードに「グリップコントロール」を追加搭載。
バイトーンルーフカラーを「ノアール オニキス(ブラック)」から「ノアール ペルラネラ(パールブラック)」に変更 - 「Grand Chic」グレードに最上級インテリアオプション「OPERAインスピレーション」を設定。
ナッパレザーシート(運転席電動調整)などを装備
DSオートモビルズは、以前シトロエンの高級ラインとして販売されていましたが、2015年に独立し、プジョー・シトロエングループに属する上級ブランドとなっています。
2020年5月には日本仕様の改良が実施され、燃費性能を大幅に改善するなど、魅力をアップしています。
▼新型DS3クロスバックの動画
ガソリンとEV!新型DS3クロスバックの価格は?
▼新型DS3クロスバックの価格
▽1.2Lガソリンターボ
- DS 3 クロスバック So Chic:3,636,000円
- DS 3 クロスバック Grand Chic:4,160,000円
▽EV
- DS3クロスバックE-テンス So Chic:4,990,000円(受注生産)
- DS3クロスバックE-テンス Grand Chic:5,340,000円
新型DS3クロスバックの価格は、1.2Lガソリンモデルが363万6000円から、EVの「E-テンス」が499万円からとなっています。
ガソリンとEVモデルの価格差は135万4000円となっています。
新型DS3クロスバックの外装(エクステリア)デザイン
新型DS3クロスバックの外装は、フランスならではのデザイン性と装飾技法を取り入れた独創的な仕上げになっています。
フロントは、DSマトリクスLEDビジョンヘッドライトと垂直に配置されたLEDデイタイムランニングライトによって、ブランドの特徴となる”彫刻的なスタイリング”を表現。
ドアハンドルは、クルマがロックされているときはドア面とフラットな状態になっており、ロックが解除されたとき自動的に展開されるようになっています。
その他にも魅力あるスタイルとするため、サイドウインドウとフレームの間のラバーが見えないように作り込まれています。
グリルは斜め格子模様をモチーフに、3Dエフェクトを与えることにより個性をプラス。
ボディカラーにはルーフ色を変更した2トーンも用意され、オーナーの好みにあわせて選択することができるようになっています。
新型DS3クロスバックのボディサイズは?
▼新型DS3クロスバックのボディサイズ
- 全長×全幅×全高:4120×1790×1550mm
- ホイールベース:2560mm
- 参考
・DS7クロスバック
全長×全幅×全高:4590×1895×1635mm
新型DS3クロスバックのボディサイズは全長が4120mmとされ、フラッグシップモデルの「DS7クロスバック」から470mm短縮されています。
しかし、プレミアムSUVとしてのデザイン性と走行性能を確保するため全幅は1790mmとワイドに設計され、全高を1550mmとすることでワイド&ローを際立たせた上質なスタイルを作っています。
新型DS3クロスバックの内装(インテリア)デザイン
新型DS3クロスバックの内装は、オートクチュールを連想させるような細部にわたるパリらしいこだわりのあつらえと最新テクノロジーの融合により、新しいラグジュアリーが表現されています。
ドライバーには、デジタルメーターやヘッドアップディスプレイ、10.3インチのインフォテイメントシステムから多くの情報が提供されます。
デザイン性を高めるため、ステアリングホイールはフラットボトム、エアベントはダイヤモンド形とされ、オーディオには12スピーカーのフォーカル製を装備。
センターコンソールのトグルスイッチには、高級機械式腕時計の文字盤加工として用いられるギョシェ彫り模様をヒントにしたデザインを採用。
ラゲッジスペースは352Lが確保され、SUVとしての使いやすさが高められています。
室内空間は厚みのあるフロントガラスや窓ガラス、ドアなどを採用することで、ノイズの侵入が抑えられています。
新型DS3クロスバックのパワートレインとスペックは?
▼新型DS3クロスバックのパワートレインとスペック
- 【ガソリン】【日本導入】
直列3気筒1.2Lガソリンターボ
出力:130ps/23.5kgm - 【ディーゼル】【欧州仕様】
直列4気筒1.5Lディーゼルターボ
最高出力:100ps、130ps - トランスミッション:8速AT
- 駆動方式:FF
新型DS3クロスバックの日本仕様パワートレインには、1.2Lガソリンの新世代ターボエンジンが採用されています。
ガソリンエンジンは、最高130psのパワーと23.5kgmの最大トルクにより、DS3クロスバックを軽快に加速。
トランスミッションには、「DS7クロスバック」でPSAグループ初採用されたアイシンAWと共同開発した8速オートマチック「EAT8」を採用。
オイルポンプを小型化するとともに配置を工夫することで、ケース自体の全長は従来の6速AT同等に抑えられ、容積を小さくすると同時に樹脂やアルミへの素材変更により軽量化。
また、走行中でもアクセルOFF時にクラッチを切るフリーホイール制御を行なうエコモードを採用されています。
新型DS3クロスバックを試乗動画でチェック!
新型DS3クロスバックは試乗動画が公開されています。
ブランドの独自性をもった質感の高い仕上げが評価されています。
新型DS3クロスバックの燃費は?
▼新型DS3クロスバックの燃費
- 1.2Lガソリン
WLTCモード:18.2km/L
JC08モードで:20.9km/L
新型DS3クロスバックの燃費は、エンジンマネジメントソフトウェアの改善により大幅にアップしています。
前モデルは実燃費に近い新燃費規格WLTCモード値で15.9km/Lとなっていましたが、新型DS3クロスバックでは18.2km/Lと使いやすくなっています。
▼参考:DS3クロスバック(前モデル)の燃費
- 1.2Lガソリン
WLTCモード:15.9km/L
JC08モード:16.9km/L
新型DS3クロスバックの安全装備は?
新型DS3クロスバックには、DS7クロスバックからくる夜間歩行者検知機能付き衝突回避支援ブレーキなど、最新のアクティブ・セーフティシステムが採用されています。
システムには「DSコネクテッドパイロット」が装備され、マルチパーパスカメラとミリ波レーダーを使って同一車線において加減速とステアリング操作をサポート。
車線内でドライバー任意のポジションを保持する世界初のレーンポジショニングアシスト機能を採用することで、二輪車のすり抜けなどでどちらかに寄って走行したい場合などにも対応しています。
さらに、渋滞時に一旦停止した際でも先行車両が3秒以内に再発進すればアクセル操作なしで追従することができるトラックフィックジャムアシスト機能が採用されています。
新型DS3クロスバックの発売日は?
改良された新型DS3クロスバックは2020年5月14日に日本で発売。追加設定された電気自動車「E-テンス」は、2020年7月29日に発売されました。
DSオートモビルズは、ミドルクラスSUVの質感を高め、ラインナップを充実することで、ユーザーにアピールしていく予定です。
DS Automobilesを「おさらい」
DSオートモビルズ (DS Automobiles) は、フランスの「グループPSA(旧社名PSA・プジョー・シトロエン)」に属する高級車ブランドです。
2009年にシトロエン内の高級サブブランドとして発足し、2015年にシトロエンから独立することで、単独のブランドとされました。
▼シトロエンDS
ブランド名の「DS」は、シトロエンが1955年に発表した上級車「シトロエンDS」からとなっており、公式発表はありませんが「Different Spirit(異なる精神)」や「Desiree Speciale(特別への憧れ)」が語源と言われています。
シトロエンのサブブランド「DS」時代は、シトロエンの「C3」や「C4」をベースとした上級ラインとして「DS3」「DS4」などがラインナップされ、専用のパーツを採用することで質感や走行性能がアップされていました。
DSオートモビルズとして独立後は、それまでラインナップしていたモデルをフェイスリフト(マイナーチェンジ)し、シトロエンのブランドデザイン「ダブルシェブロングリル」を廃止。代わってDSウインググリルとDSのエンブレムが採用されました。
▼フランス・マクロン新大統領就任パレードの動画
新世代車第1弾となったDS7クロスバックはブランド独立後初の独自モデルとして制作され、フランスのマクロン新大統領の就任パレードでも使用。
DSオートモビルズはモータースポーツにも力を入れており、欧州で人気が高まっている「フォーミュラE」レースにも参戦。チームランキング上位につけるなど活躍しています。
新型DS3クロスバックについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!