フランスのスポーツカーメーカー「アルピーヌ」が、「アルピーヌA110」の新モデル日本発売を発表しました。
新モデルにより魅力をアップしたアルピーヌ新型A110について、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】世界限定車!アルピーヌ「新型A110リネージGT2021」日本発売!
- アルピーヌ新型A110の【変更点まとめ】
- クラシカル!アルピーヌ新型A110の外装(エクステリア)デザイン
- 軽快!アルピーヌ新型A110のボディサイズは?
- 上質!アルピーヌ新型A110の内装(インテリア)デザイン
- 上位スポーツ!アルピーヌ新型A110S設定!
- 高効率!アルピーヌ新型A110のエンジンとスペックは?
- アルピーヌ新型A110を試乗動画でチェック!
- 走り両立!アルピーヌ新型A110の燃費は?
- アルピーヌ新型A110の価格は?
- いつ?アルピーヌ新型A110の発売日は?
- アルピーヌA110を「おさらい」
【最新情報】世界限定車!アルピーヌ「新型A110リネージGT2021」日本発売!
▼アルピーヌ新型A110「リネージGT2021」の画像
アルピーヌが、スポーツカー「アルピーヌA110」の限定モデルとなる「A110リネージGT2021」の日本発売を発表しました。
アルピーヌA110は、1960年代に販売された名車「A110ベルリネッタ」の現代バージョンとして製作され、長らく市販車をもっていなかったアルピーヌがプレミアムスポーツカーブランドとして復活したモデルです。
新モデルとなる新型A110リネージGT2021はエクステリアに、専用ボディカラーの「アルジャン メルキュール マット」、新デザインのグランプリホイール、ゴールドキャリパーを採用したほか、ペールゴールドのロゴとエンブレム、クリアタイプのリアLEDランプを装備。
インテリアには、アンバーブラウンのサベルト製レザーシートとドアトリム、チタンブラック内装、ブリリアントカーボン(銅色アウトライン入)、マイクロファイバールーフトリムを使用することで、高い質感をもった室内空間に。
エンジンには、ハイスペックモデル「A110S」からくる292ps/32.6kgmの1.8Lターボエンジンが搭載されています。
新型A110リネージGT2021は世界限定300台を販売。日本では2021年6月10日から7月18日までオーダーを受け付け。
価格は、9,410,000円となっています。
アルピーヌ新型A110の【変更点まとめ】
▼アルピーヌ新型A110の変更点
- 世界300台限定モデル「A110リネージGT2021」を設定
▽2019年10月の変更点
- ハイスペックモデルとなる「A110S」を設定。
出力をアップしたエンジンを搭載し、カーボンルーフや軽量ホイール、専用サスペンションなどを採用
▽現行モデル登場時の特徴
- アルミ製のプラットフォームやサスペンション、軽量スポーツシートなどにより1110kgまで軽量化
- 252馬力を出力する1.8Lターボエンジンをミッドシップに搭載することで、高い走行性能を実現
- 世界初の電動パーキングブレーキ内蔵ブレンボ製ブレーキキャリパーやFuchs製18インチ鍛造ホイール、ミシュラン「パイロットスポーツ4」などを採用
クラシカル!アルピーヌ新型A110の外装(エクステリア)デザイン
▼アルピーヌ・A110ベルリネッタ(左)、新型A110(右)
アルピーヌ新型A110は、丸型の4つのライトをもっていた前モデルA110ベルリネッタをモチーフにしたフロントスタイルが採用されています。
エクステリアのアクセントには、アルピーヌの地元フランスの国旗のカラーとしたパーツを装備。
リアも前モデル同様のなだらかなスタイルになっていますが、ライトは細いラインのLEDとすることで先進性をプラス。
フラットなアンダーボディやリアディフューザーにより、大きなダウンフォースを獲得しながらCd値(空気抵抗係数)は0.32と抑えられています。
ホイールからは、アルピーヌのブランドカラーである鮮やかなブルーのブレンボ製ブレーキキャリパーを覗く仕上がりとなっています。
フロントにはアルミモノブロック対向4ピストン、リアにはアルミシングルピストンを採用することで、足回りの軽快さとストッピングパワーが確保されています。
軽快!アルピーヌ新型A110のボディサイズは?
▼アルピーヌ新型A110のボディサイズ
- 全長×全幅×全高:4205×1800×1250mm
- ホイールベース:2420mm
- 車重:1110kg
- タイヤサイズ:F 205/40 ZR18、R 235/40 ZR18
- 前後重量配分:F 44%:R 56%
- 乗員:2人乗り
アルピーヌ新型A110のボディサイズは、全長約4.2mとコンパクトながら、全幅は1800mmと広く、走行性能を重視した設計となっています。
車体にはアルミニウムやカーボンなどの軽量素材により制作することで、高いボディ剛性を確保しながら車重は1110kgと軽く仕上げられています。
上質!アルピーヌ新型A110の内装(インテリア)デザイン
新型アルピーヌA110の内装は、2シーターのストイックなスポーツカーながら、プレミアムブランドとしてフランス車らしい優雅さもプラスされています。
メーターは最先端の高画質デジタルディスプレイとされ、リアルタイムにエンジン出力やトルク、過給圧、クラッチとトランスミッションのオイル温度などを表示することができるように。
センターコンソールは上下2段にわけられ、上部にはドライブレンジを選択するスイッチのほか、ウィンドウの開閉、エンジンのスタートボタンを配置。
足元やドアシルプレートはメタルとすることで空間の印象を引き締め。
ドアパネルには、エクステリアと同じくフランス国旗をイメージするアクセントパーツが装備されています。
エンジンをリア側に搭載するミッドシップスポーツに制作されていますが、小さめの荷物を積み込むことができるトランクも用意されています。
上位スポーツ!アルピーヌ新型A110S設定!
▼アルピーヌ新型A110Sの画像
アルピーヌA110には、ハイスペックモデルとなる「A110S」が設定されています。
新型A110Sは、搭載するエンジンの出力を292psにアップすることで、走行性能を向上。
足回りは、ベースモデルから50%ハードなスプリング、専用ダンパー、100%堅いアンチロールバー、4mmダウンした車高により切れ味鋭い走りに仕上げ。
ホイールにはダーク塗装の軽量18インチホイールを装備し、Michelin Pilot Sport 4タイヤを組み合わせ。
320mmのBrembo製ブレーキシステムは、オレンジのキャリパーとされています。
外観は、ベースモデルでフランス国旗のカラーになっていたバッジを、A110Sのイメージカラーであるブラックとオレンジに変更。
ルーフには、1.9kg軽量なカーボンファイバールーフが採用されています。
インテリアも、外観とあわせブラックとオレンジのステッチでコーディネートし、カーボンファイバートリムやアルミペダル、Focalオーディオシステムが装備することで、ベースモデルと差別化されています。
高効率!アルピーヌ新型A110のエンジンとスペックは?
▼アルピーヌ新型A110のボディサイズとスペック
- エンジン:ルノー・スポール製 直列4気筒1.8Lターボ
- 出力
A110:252ps/32.6kgm
A110S:292ps/32.6kgm - トランスミッション:7速デュアルクラッチ式
- 駆動:MR
- 0-100km/h加速
A110:4.5秒
A110S:4.4秒 - 最高速度
A110:250km/h
A110S:260km/h
アルピーヌ新型A110のエンジンには、親会社ルノーのモータースポーツ部門ルノー・スポールが手がけた直列4気筒1.8Lターボエンジンが搭載されています。
ベースモデルで252ps/32.6kgmの出力を持つエンジンには、7速デュアルクラッチトランスミッションが組み合わせられ短時間で変速を完了。
車重が軽いことで、パワーウェイトレシオは4.4kg/PSを実現。
0-100km/h加速タイムは4.5秒となっており、ライバルで300馬力を出力するポルシェ・718ケイマンの5.1秒、350馬力の上位グレード718ケイマンSの4.6秒よりも短時間で加速。
ハイスペックモデルとなるA110Sは最高出力を292psまでアップすることで、パワーウェイトレシオは3.8kg/PS、0-100km/h加速4.4秒、最高速度260km/hに走行性能を向上しています。
また、アルピーヌA110では走行モードとして「ノーマル」「スポーツ」「トラック」の3種類を設定し、ステアリングにあるボタンでモード選択を行なうとスロットルレスポンス、ステアリングのアシスト、ギヤシフトスピード、ESCの設定、フルカラーTFTメーターの表示の変更が可能。
発進加速性能を高めるローンチコントロール機能も装備されています。
アルピーヌ新型A110を試乗動画でチェック!
アルピーヌ新型A110は、注目度の高さから多くの試乗動画が公開されています。
ライトウェイトスポーツながらパワフルなエンジンと、ミッドシップレイアウトならではの切れ味鋭い走りが高評価を受けています。
走り両立!アルピーヌ新型A110の燃費は?
▼新型アルピーヌA110の燃費
- 14.0km/L
アルピーヌ新型A110の燃費は、WLTCモード値で14.0km/Lと発表されています。
高い動力性能を持つスポーツカーですが、軽量な車体に小型のエンジンを組み合わせることで、良好な数値に仕上げられています。
アルピーヌ新型A110の価格は?
▼アルピーヌ新型A110の価格
- A110ピュア:7,990,000円
- A110リネージ:8,490,000円
- A110S:8,640,000円
- 【世界300台限定】
A110リネージ GT 2021:9,410,000円
アルピーヌ新型A110の日本価格は799万円からとされています。
ハイスペックモデルのA110Sは864万円となり、上位グレードとして設定されているA110リネージと比較しやすくなっています。
いつ?アルピーヌ新型A110の発売日は?
アルピーヌA110に新設定された「リネージGT2021」は、2021年6月10日から7月18日まで日本でオーダーを受け付け、世界限定300台が販売されます。
アルピーヌは新モデルを設定することで、さらなるユーザーにアピールしていく考えです。
アルピーヌA110を「おさらい」
▼アルピーヌA110ベルリネッタ(左)と新型A110(右)
アルピーヌ・A110は、フランスの自動車メーカーであるアルピーヌが1963年に発売したスポーツカーです。
車体の中心に”背骨”を配置しパワートレインを取り付けるバックボーンタイプとされ、FRPモノコックボディを組み合わせることで730kgと軽量に製作されました。
搭載されるエンジンは1000ccから、1100cc、1300cc、1500ccと排気量が拡大されていき、1969年にはシリーズ最大排気量の1600ccのエンジンが搭載され、最高速度は210km/hまでアップ。
モータースポーツではラリーに参戦し、RR(リアエンジン・リア駆動)による圧倒的トラクション性能と軽い車重で活躍。
1973年にはアルピーヌ・ルノーを初代WRCマニファクチャラー・チャンピオンにしました。
新モデルでは、駆動方式がより車体バランスがよいミッドシップレイアウトに変更されていますが、現在でもファンが多いデザイン、ライトウェイトスポーツならではの楽しさを引き継いだマシンに製作されています。
新型アルピーヌA110については今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!