レクサスが、最上級セダン「LS」の改良日本発売を発表しました。
フラッグシップセダンとしての魅力をアップしたレクサス新型LSについて、最新情報からスペックや価格などをご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】機能性UP!レクサス「新型LS」改良発売!
- レクサス新型LSの【変更点まとめ】
- 1071万円から!レクサス新型LSの価格は?
- より上質!レクサス新型LSの外装(エクステリア)デザインは?
- 最新装備!レクサス新型LSの内装(インテリア)デザインは?
- 走行&静粛性能UP!レクサス新型LSのパワートレインとスペックは?
- 「Lexus Teammate」採用!レクサス新型LSの安全性能は?
- 良好!レクサス新型LSの燃費は?
- 燃料電池車!レクサス新型LS-FC設定へ!
- レクサス新型LSのボディサイズは?
- いつ?レクサス新型LSの発売日は?
- レクサスLSを「おさらい」
【最新情報】機能性UP!レクサス「新型LS」改良発売!
レクサスが、ブランドの最上位セダン「LS」の改良日本発売を発表しました。
レクサスLSは、ブランドのフラッグシップセダンとして設定され、現行モデルは2021年4月に高度運転支援技術「Advanced Drive」搭載車が新設定されていました。
今回の改良では、標準装備の19インチタイヤをランフラットタイヤから新開発のノーマルタイヤに変更し、走りの上質感を更に高め、乗り心地と静粛性を向上。また、ランフラットタイヤもニーズに合わせて選択できるように、メーカーオプション設定されています。
安全システムでは、予防安全パッケージ「Lexus Safety System + A」の機能のひとつである「レーントレーシングアシスト[LTA]」で、システム制御の改良によりセンタートレース性を向上。
▼側方間隔確保機能作動イメージ
高度運転支援技術「Advanced Drive」搭載車では性能を向上し、周辺車両の動きへの配慮として、追い越しの際、側方間隔確保機能の作動条件をより積極的に作動するように変更することで、ドライバーの意志に寄り添った運転支援を実現。
さらに車線変更支援できる場面が拡大され、被合流区間から区間外へのレーンチェンジ時の支援に対応。
また、視認性向上を目的に背景色などメーターグラフィックを一部変更。
加えて、新たに左右・後方へ「LiDAR」を装着し、将来的な性能向上が可能に。
既に「Advanced Drive」搭載車を購入しているユーザーにも、無線通信を利用したソフトウェアアップデートにより同様の機能を提供するとともに、販売店での「LiDAR」の装着が予定されています。
その他、新型LSでは「マークレビンソン製リファレンス3Dサラウンドサウンドシステム」を“version L”に標準装備として追加設定。
全車に装着されている「ナノイー」を「ナノイーX」へと進化させ快適性をさらに向上し、リヤシートリマインダー機能を全車標準装備。
▼オレンジブレーキキャリパー
オレンジブレーキキャリパー(フロント・リヤLEXUSロゴ)を「F SPORT」にメーカーオプションとして新設定。
ハイブリッド車「LS500h」には、「アクセサリーコンセント(AC100V・1500W/非常時給電システム付)」が標準装備されています。
改良されたレクサス新型LSは2021年10月28日に発売。価格は1071万円~1792万円となっています。
▼レクサスLC
【レクサス新型LC】改良日本発売!最新情報、LC500/LC500h、燃費、価格は?
レクサス新型LSの【変更点まとめ】
▼レクサス新型LSの変更点
- 19インチタイヤをランフラットタイヤから新開発のノーマルタイヤに変更し乗り心地を高め、ランフラットタイヤをメーカーオプション設定
- 「レーントレーシングアシスト[LTA]」のセンタートレース性を向上
- 「Advanced Drive」搭載車の性能を向上し、左右・後方へ「LiDAR」を装着
- 「“マークレビンソン”リファレンス3Dサラウンドサウンドシステム」を「version L」に標準装備
- 「ナノイー」を「ナノイーX」にアップデート
- 「オレンジブレーキキャリパー」を「F SPORT」にメーカーオプション設定
- リヤシートリマインダー機能を全車標準設定
- 「LS500h」に「アクセサリーコンセント(AC100V・1500W/非常時給電システム付)」を標準装備
▽2021年4月の変更点
- 一部自動運転に対応した「Advanced Drive」搭載車を設定
1071万円から!レクサス新型LSの価格は?
▼レクサス新型LSの価格
▽LS500(ガソリン)
- LS500 “EXECUTIVE”
2WD(FR):1537万円、AWD:1578万円 - LS500 “version L”
2WD(FR):1372万円、AWD:1413万円 - LS500 “F SPORT”
2WD(FR):1234万円、AWD:1244万円 - LS500 “I package”
2WD(FR):1071万円、AWD:1112万円
▽LS500h(ハイブリッド)
- LS500h “EXECUTIVE”「Advanced Drive」
AWD:1792万円 - LS500h “version L”「Advanced Drive」
AWD:1630万円 - LS500h “EXECUTIVE”
2WD(FR):1690万円、AWD:1731万円 - LS500h “version L”
2WD(FR):1525万円、AWD:1564万円 - LS500h “F SPORT”
2WD(FR):1356万円、AWD:1397万円 - LS500h “I package”
2WD(FR):1222万円、AWD:1263万円
レクサス新型LSのスタート価格は、前モデルから2万円ダウンした1071万円からとなっています。
「“マークレビンソン”リファレンス3Dサラウンドサウンドシステム」が標準装備された「version L」では27万円のアップとなっており、ラグジュアリー性が高められています。
▼参考:レクサスLSの価格(前モデル)
▽LS500(ガソリン)
- LS500 “EXECUTIVE”
2WD(FR):1539万円、AWD:1580万円 - LS500 “version L”
2WD(FR):1345万円、AWD:1386万円 - LS500 “F SPORT”
2WD(FR):1234万円、AWD:1244万円 - LS500 “I package”
2WD(FR):1073万円、AWD:1114万円
▽LS500h(ハイブリッド)
- LS500h “EXECUTIVE”「Advanced Drive」
AWD:1794万円 - LS500h “version L”「Advanced Drive」
AWD:1632万円 - LS500h “EXECUTIVE”
2WD(FR):1687万円、AWD:1728万円 - LS500h “version L”
2WD(FR):1493万円、AWD:1534万円 - LS500h “F SPORT”
2WD(FR):1351万円、AWD:1392万円 - LS500h “I package”
2WD(FR):1219万円、AWD:1260万円
より上質!レクサス新型LSの外装(エクステリア)デザインは?
▼レクサス新型LS「銀影ラスター」の画像
新型レクサスLSの外装は、2020年の改良時に新しいデザインを採用することにより、ブランドの最上級モデルとしての先進性と高い質感が感じられるデザインとされています。
ボディカラーには、ハイライトの美しい輝きと奥行きを感じる深い陰影感を特徴とする新規開発したシルバー「銀影(ぎんえい)ラスター」を設定。
▼レクサス新型LSの画像
▼参考:レクサスLS(前モデル)
フロントデザインは、バンパーコーナー部に縦基調のキャラクターラインを配置することでスタンスの良さを表現。
また、フロントバンパー下端のメッキモールがサイドまで回り込む造形とすることで、伸びやかな印象に仕上げ。
スピンドルグリルのメッシュカラーをダークメタリックに変更し、よりフォーマルなシーンにも配慮した上品さがつくられています。
ヘッドライトは、新デザインとなった小型3眼ランプユニットとL字を際立たせたクリアランスランプの下に、「ブレードスキャンAHS」を搭載。
▼ブレードスキャン式AHS
「ブレードスキャン式AHS」は、光源であるLEDからの光を高速で回転するブレードミラーに照射。
ブレードミラーに反射した光がレンズを介して高速移動しながら前方を照らし、ブレードミラーの回転に同期させてLEDの光を適切なタイミングで点灯・消灯することで、配光を細かく制御することが可能に。
これにより、従来のAHSよりハイビームの照射範囲を広げ、対向車や先行車を眩惑することなく早く歩行者や標識を認識することができるようになっています。
リアでは、コンビネーションランプ内のメッキモールをピアノブラックに変更。
厚みを感じるランプ形状とし、ヘッドランプとの調和とともに存在感をアップしています。
▼レクサス新型LS「F SPORT」の画像
スポーティモデルの“F SPORT”では、サブラジエーターグリルのガーニッシュをサイドまで回り込ませることで、ワイドなスタンスを強調。
その他にも専用色のスピンドルグリル、20インチホイールなどのアイテムを採用し、高い走行性能が感じられるデザインに。
▼新型LS「モデリスタ」パーツ装着車
新型LSでは、よりスタイルを楽しむアイテムとして、モデリスタからカスタムパーツも設定されています。
最新装備!レクサス新型LSの内装(インテリア)デザインは?
レクサス新型LSの内装は、2020年の改良時に新しいデザインや装備を採用することにより質感がアップされています。
オーナメントには「西陣&箔」を「EXECUTIVE」グレードにオプション設定し、西陣織の銀糸やプラチナ箔の輝きにより、月明りに照らされた波の揺らぎによる「月の道」が表現されています。
その他、新型LSでは、シート表皮の縫い位置をより深い位置に変更するとともに、ウレタンパッドに低反発素材を新採用することで、振動吸収と柔らかな座り心地により、快適性が向上しています。
マルチメディアシステムは、新たに12.3インチタッチディスプレイを採用し、「SmartDeviceLink」「Apple CarPlay」「Android Auto」に対応することでスマートフォンとの連携を強化。
ハンドルとセンターコンソールはスイッチ類を黒で統一され、視認性を向上させるとともに端正な印象を付与。
また使用頻度の高いシートヒーター、ステアリングヒーターの操作画面を表示させるスイッチをセンターコンソールに追加することで、操作性がアップされています。
▼レクサス新型LSのインテリアカラー
走行&静粛性能UP!レクサス新型LSのパワートレインとスペックは?
▼レクサス新型LSのパワートレインとスペック
- 【LS500】
エンジン:V型6気筒 3.5L ツインターボ
最高出力:422ps/5200-6000rpm
最大トルク:61.2kgm/1600-4800rpm
トランスミッション:10速AT - 【LS500h】
V型6気筒 3.5L + 新設計軽量モーター×2「マルチステージハイブリッド」
システム最高出力:359ps
エンジン出力:299ps/6600rpm、36.3kgm/5100rpm
モーター出力:180ps
トランスミッション:CVT - 駆動方式:FR or 4WD
レクサス新型LSのパワートレインには、ガソリン仕様の「LS500」、ハイブリッドの「LS500h」が設定されています。
2020年11月の改良では、ハイブリッド車「LS500h」で、使用頻度の多い走行領域における加速時のバッテリーアシスト量を増加させることで、より余裕のある加速を実現。
加えて発進加速時のエンジン最高回転数を低下させ、静粛性も向上。
ガソリン車の「LS500」では、使用頻度の多い走行領域でのエンジントルクの立ち上がりを向上させ、車両の加速レスポンスを向上。
また、シフトスケジュールを変更し、各ギヤ段で加速できる領域を拡げることで加速時のシフトダウン頻度が低減されています。
その他、新型LSでは、ハイブリッド車、ガソリン車ともに「Active Noise Control(ANC)」「Engine Sound Enhancement(ESE)」のチューニングを変更し静粛性を向上。
AVSソレノイドを新規開発し減衰力を低減するとともに、ランフラットタイヤの縦バネ剛性とスタビライザーバーの剛性を最適化。
またエンジンマウント内のオリフィスを変更することで減衰特性の変更を行い、室内に伝わる振動が低減されています。
「Lexus Teammate」採用!レクサス新型LSの安全性能は?
レクサス新型LSには、2020年の改良時に新開発された安全システム「Lexus Teammate」が採用されています。
Lexus Teammateは、「Perceptive(高い認識性能)」、「Intelligent(知能化)」、「Interactive(ドライバーとクルマの対話)」、「Reliable(信頼性)」、「Upgradable(ソフトウェアアップデート)」の5つを特徴とし開発。
「Advanced Drive」搭載車では、最新の高度運転支援技術により、高速道路などの自動車専用道路において、ドライバー監視のもと実際の交通状況に応じて車載システムが適切に認知、判断、操作を支援。
車両が、車線と車間の維持、分岐、レーンチェンジ、追い越しなどをすることが可能となり、ドライバーはアクセル、ブレーキ、ステアリング操作もすることなく、ロングドライブでの疲労軽減が可能に。
「Advanced Park」では、アクセル、ブレーキ、シフトチェンジを全て車両が自動制御し、直感的なスイッチ操作での高度駐車支援を行うことで安全性を高めたほか、人に安心感を与える駐車感覚に仕上げ。
その他、Lexus Teammateではソフトウェアアップデートを活用し、機能の追加、性能向上を続けることが可能となっています。
加えて、新型レクサスLSではこれまで搭載していた「Lexus Safety System +A」を進化し、「プリクラッシュセーフティ」の対応領域を拡大することで、交差点右折時に前方から来る対向直進車や、右左折時に前方から来る横断歩行者も検知可能に。
また、低速時の衝突回避または被害軽減をサポートする低速時加速抑制などの機能を追加、カメラで主要な道路標識を読み取りメーター内に表示する「ロードサインアシスト(RSA)」において、最高速度120km/hまで表示することができるようになっています。
良好!レクサス新型LSの燃費は?
▼レクサス新型LSの燃費
- LS500(3.5Lガソリン):10.2km/L
- LS500h(3.5Lハイブリッド):16.4km/L
レクサス新型LSの燃費は、フラッグシップセダンとしての快適性を追求しながら、3.5Lハイブリッドモデルで16.4km/Lの低燃費となっています。
ガソリン車でも燃費の低下が抑えられ、軽快な走りを楽しむことができるようになっています。
燃料電池車!レクサス新型LS-FC設定へ!
▼レクサス新型LS-FCのスクープ画像
レクサス新型LSには、燃料電池車となるLS-FCの設定が予定されています。
新型LS-FCは、トヨタ「ミライ」に搭載されたシステムを進化させた最新の燃料電池パワートレインを搭載。
外装もベースモデルとは差別化され、新しいグリルやライトデザインが採用されます。
レクサス新型LSのボディサイズは?
▼レクサス新型LSのボディサイズ
- 全長×全幅×全高:5235×1900×1450mm
ホイールベース:3125mm - 参考
・レクサスLC
全長×全幅×全高:4770×1920×1345mm
ホイールベース:2870mm
レクサス新型LSのボディサイズは、最上級クーペのLCから全長が大きく延長され、高い快適性が追求されています。
プラットフォームには最新世代の「GA-Lプラットフォーム」を採用することで、高いねじり剛性を実現するとともに、室内空間が最大限拡大されています。
いつ?レクサス新型LSの発売日は?
改良されたレクサス新型LSは、2021年10月28日に発売されました。
レクサスは最上級セダンのLSに最新技術を搭載することで、ブランド力をアップしていきたい考えです。
レクサスLSを「おさらい」
▼レクサスLS(初代)
レクサスLSは、初代が1989年に登場したレクサスのフラッグシップセダンです。
モデル名は、「Luxury Sedan(ラグジュアリーセダン)」が由来になっています。
米国でレクサスが高級車ブランドとして立ち上げられた1989年から、ミドルクラスのレクサスESとともに販売が継続されています。
初代から3代目までは日本でトヨタ・セルシオのモデル名で販売されていましたが、2006年発売の4代目からはレクサスが日本展開を始めたため、レクサスLSの名前で販売。
現行モデルは5代目となり2017年から販売を開始。980万円からスタートする価格設定ながら、発売1か月で月販目標台数の15倍以上となる約9500台の受注を国内で獲得。
前モデルからスマートになったデザインや、新世代技術などが人気になっています。
レクサス新型LSについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!