マツダが、フラッグシップモデル「マツダ6」の改良日本発売を発表しました。
改良により魅力をアップした新型マツダ6のスペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】20周年&機能UP!「新型マツダ6」マイナーチェンジ日本発売!
- 新型マツダ6の【変更点まとめ】
- 296万円から!新型マツダ6の価格は?
- 洗練!新型マツダ6の外装(エクステリア)デザイン
- 上質!新型マツダ6の内装(インテリア)デザイン
- 多彩!新型マツダ6のエンジンとスペックは?
- 新型マツダ6に「G-ベクタリングコントロールプラス(GVC Plus)」搭載!
- 新型マツダ6を試乗動画でチェック!
- 走り両立!新型マツダ6の燃費は?
- 充実!新型マツダ6の安全装備は?
- 2タイプ!新型マツダ6のボディサイズは?
- いつ?新型マツダ6の発売日は?
- アテンザ/マツダ6を「おさらい」
【最新情報】20周年&機能UP!「新型マツダ6」マイナーチェンジ日本発売!
マツダが、セダンとワゴンをラインナップする「MAZDA6(マツダ・シックス)」の改良日本発売を発表しました。
マツダ6は、マツダの乗用車ラインアップを牽引するフラッグシップとして設定され、上質な内外装デザインとこだわりの走りが人気になっています。
▼マツダ6「20th Anniversary Edition」の画像
改良された新型マツダ6では、モデル名変更前の「アテンザ」登場から20周年となるのにあわせ、20周年記念特別仕様車「20th Anniversary Edition」を設定。
記念車は2.2Lディーゼル車の「L Package」グレードをベースに、外装にフロントフェンダーバッジ(20th Anniversary専用オーナメント)、フロントグリル(シルバー塗装)、19インチアルミホイール(高輝度塗装)を採用。
インテリアには、フロントシートヘッドレスト(20th Anniversary専用エンボス加工)、インパネ/ドアトリム(レガーヌ(タン))、シート(ナッパレザー/レガーヌ(タン))、インパネ/ドアトリム加飾(マットブラウンヘアライン)を装備。
また、電動スライドガラスサンルーフ(チルトアップ機構付)を搭載。
▼「アーティザンレッドプレミアムメタリック」
ボディカラーには、マツダ独自の塗装技術「匠塗TAKUMINURI」の第4弾として開発された「熟成されたワインのような赤」の「アーティザンレッドプレミアムメタリック」が国内初設定されています。
▼新型マツダ6「L Package」の画像
また、新型マツダ6では2.2Lディーゼルエンジンを「CX-8」などに搭載されていた改良型に変更し、最高出力を200馬力に向上。アクセルペダル踏力の変更により走りのコントロール性をアップ。
さらに全機種でパワーステアリングのアシスト特性を変更、ステアリングの手ごたえを増し、操る楽しさを引き上げ。
運転支援機能には「クルージング&トラフィック・サポート」を新採用することで、追従走行とステアリングアシストにより渋滞時や長時間運転などの運転疲労を軽減。
内装では、「ワイヤレス充電(Qi)&ワイヤレス接続機能(Apple CarPlay対応)」を新採用。
「L Package」はシートカラーのバリエーションを変更し、ブラックナッパレザーを設定。
ボディカラーでは、「ロジウムホワイトプレミアムメタリック」と「プラチナクォーツメタリック」が追加設定され、「スノーフレークホワイトパールマイカ」、「チタニウムフラッシュマイカ」が廃止されています。
▼新型マツダ6「Sports Appearance」の画像
グレードには、これまで設定されていた「BLACK TONE EDITION」を進化させた「Sports Appearance」を設定。
「Sports Appearance」では、「Black Tone Edition」で採用していた専用内外装に加え、前後シグネチャーウィング、フロントバンパーロアガーニッシュ、ルーフレールをブラックに統一することで、よりスポーティさを強調。
その他、新型マツダ6では、ディーゼルモデルに設定されていた6速MTと、2.5Lガソリンターボエンジン車、中間グレード「PROACTIVE」が廃止されています。
新型マツダ6は、2022年12月9日に発表され、12月下旬に発売。価格は2,962,300円~4,662,900円となっています。
▼新型マツダ6の動画
▼マツダCX-8
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新型マツダ6の【変更点まとめ】
▼新型マツダ6の改良点
- 20周年記念特別仕様車「20th Anniversary Edition」を設定。
匠塗第4弾「アーティザンレッドプレミアムメタリック」を採用 - 2.2Lディーゼルエンジンを改良し、最高出力を向上。
アクセルペダル踏力変更により走りのコントロール性をアップ - 全機種のパワーステアリングのアシスト特性を変更し、手ごたえを向上
- 運転支援機能「クルージング&トラフィック・サポート」を新採用
- 「ワイヤレス充電(Qi)&ワイヤレス接続機能(Apple CarPlay対応)」を新採用
- 新たに「Sports Appearance」を設定し、「BLACK TONE EDITION」を廃止
- ボディカラーに「ロジウムホワイトプレミアムメタリック」と「プラチナクォーツメタリック」を追加設定、「スノーフレークホワイトパールマイカ」、「チタニウムフラッシュマイカ」を廃止
- ディーゼルモデルの6速MT車、2.5Lガソリンターボエンジン車を廃止
- 中間グレード「PROACTIVE」を廃止
▽2020年12月の変更点
- ブラックの専用エクステリアアクセントを採用する特別仕様車「BLACK TONE EDITION(ブラックトーンエディション)」を設定
- ボディカラーに「ポリメタルグレーメタリック」を採用
- 「100周年特別記念車」に「2.5Lガソリンターボエンジン」を追加設定
▽2019年8月の変更点
- 直列4気筒2.5Lガソリンターボエンジン「SKYAVTIV-G2.5T」を新設定。
2.5T搭載モデルに加速重視で選択したファイナルギア比や17インチ大径フロントブレーキを採用し、スポーティさを演出するブラック塗装のホイールとブラックレザーインテリアを専用設定 - 最新車両制御技術「G-ベクタリング コントロール プラス」を採用
- 「Apple car play」「Android Auto」に対応
- IRカットガラスを設定
296万円から!新型マツダ6の価格は?
▼新型マツダ6の価格(セダン/ワゴン同価格)
▽2Lガソリン
- 20S
6速AT FF:2,962,300円
▽2.5Lガソリン
- 25S SPORTS APPEARANCE
6速AT FF:3,517,800円 - 25S L Package
6速AT FF:3,858,800円
▽2.2Lディーゼル
- XD
6速AT FF:3,382,500円、4WD:3,622,300円 - XD SPORTS APPEARANCE
6速AT FF:3,898,400円、4WD:4,138,200円 - XD L Package
6速AT FF:4,277,900円、4WD:4,518,800円 - 【特別仕様車/新設定】
20th Anniversary Edition
6速AT FF:4,422,000円、4WD:4,662,900円
新型マツダ6の価格は、改良と原材料価格の高騰によりアップしています。
アップ幅は、エントリーグレードで6万9300円に。
ラインナップは、2.2Lディーゼル車の最上級グレード「L Package」をベースに、20周年記念車を新設定。
グレードでは、「BLACK TONE EDITION」に代えて「SPORTS APPEARANCE」を設定。
改良にあわせ、ディーゼル車の6速MTと、2.5Lガソリンターボエンジン車、中間グレードとして設定されていた「PROACTIVE」が廃止されています。
▼参考:マツダ6(前モデル)の価格(セダン/ワゴン同価格)
▽2Lガソリン
- 20S
FF:6速AT 2,893,000円 - 20S PROACTIVE
FF:6速AT 3,091,000円 - 20S BLACK TONE EDITION
FF:6速AT 3,283,500円
▽2.5Lガソリン
- 25S L Package
FF:6速AT 3,635,500円
▽2.2Lディーゼル
- XD
FF:6速AT 3,311,000円
4WD:6速AT 3,553,000円 - XD PROACTIVE
FF:6速AT 3,509,000円、6速MT 3,564,000円
4WD:6速AT 3,751,000円、6速MT 3,806,000円 - XD L Package
FF:6速AT 4,053,500円、6速MT 4,053,500円
4WD:6速AT 4,295,500円、6速MT 4,295,500円 - XD BLACK TONE EDITION
FF:6速AT 3,701,500円、6速MT 3,701,500円
4WD:6速AT 3,943,500円、6速MT 3,943,500円
▽2.5Lガソリンターボ
- 25T S Package
FF:6速AT 4,317,500円 - 25T BLACK TONE EDITION
FF:6速AT 3,888,500円
洗練!新型マツダ6の外装(エクステリア)デザイン
▼新型マツダ6セダンの画像
新型マツダ6の外装は、2018年の改良時に「Mature Elegance」をコンセプトに上質さを磨き上げた「大人の落ち着きを感じさせるデザイン」が採用されています。
▼新型マツダ6ワゴンの画像
セダン、ワゴンともに、フロントグリルにはより質感の高い新パターンを採用。
ヘッドライトやバンパーも新しいデザインとなっており、外観がリフレッシュされています。
足元でも19インチと17インチアルミホイールを新デザインとすることで、大径感と立体感が強くなっています。
上質!新型マツダ6の内装(インテリア)デザイン
▼新型マツダ6の画像
新型マツダ6の内装は、インストルメントパネルとドアトリムのデザインが2018年の改良時に大きく変更され、ワイド感とスピード感、マツダ6ならではのエレガンスがより質感高く表現されています。
シートはデザインを一新し、シートベンチレーション機能をマツダ初採用。リアセンターアームレストには小物入れスペースと充電用USB端子が設定されています。
HMI(ヒューマンマシンインターフェイス)は、さまざまな情報をメーター中央に表示する高精細な7インチTFT液晶が採用されているほか、アクティブ・ドライビング・ディスプレイの表示方式にフロントウインドウ照射タイプを採用。
2019年の改良では、新たに「Apple car play」「Android Auto」に対応することで、スマートフォンとの連携が強化されています。
▼本杢パネル
▼ウルトラスエードヌー素材
革内装の上級機種「L Package」では、日本の伝統と先端技術により生まれた新素材「Ultrasuede nu(ウルトラスエードヌー)」を量産車として世界初採用し、艶となめらかな風合いを併せもつ新しい質感になっています。
また、栓(セン)の木を使用した本杢(ホンモク)パネルやナッパレザーなど、本物の素材にこだわりつつ、日本の伝統美に通ずる色合いに。
室内空間は次世代車両構造技術の考え方に基づき、カウルクロスメンバーの板厚を上げるなど、環状構造のつながりを改善することでボディ剛性を効果的に高め、乗り心地と静粛性を大幅進化し、「声が透る洗練された空間」をコンセプトに製作されています。
室内サイズは、ワゴンのボディサイズがセダンより小型とされていることから30mm室内長が短縮されていますが、ラゲッジスペースは高さのある空間が確保されています。
▼新型マツダ6の室内サイズ
- セダン
室内長×室内幅×室内高:1960×1550×1170mm - ワゴン
室内長×室内幅×室内高:1930×1550×1170mm
多彩!新型マツダ6のエンジンとスペックは?
▼新型マツダ6のエンジンラインナップとスペック
- 直列4気筒2L「SKYAVTIV-G2.0」
最高出力:156ps/6000rpm
最大トルク:20.3kgm/4000rpm - 直列4気筒2.5L「SKYAVTIV-G2.5」
最高出力:190ps/6000rpm
最大トルク:25.7kgm/4000rpm - 直列4気筒2.2Lディーゼルターボ「SKYAVTIV-D2.2」【改良】
最高出力:200ps/4000rpm
最大トルク:45.9kgm/2000rpm - トランスミッション:6速AT or 6速MT【廃止】
- 駆動:FF or 4WD
▽廃止
- 直列4気筒2.5Lターボ「SKYAVTIV-G2.5T」
最高出力:230ps/4250rpm
最大トルク:42.8kgm/2000rpm
新型マツダ6のパワートレインには、改良された2.2Lディーゼルエンジンが採用されています。
改良型2.2Lディーゼルエンジンは、最高出力を前モデルの190psから200psにアップし、発生回転数も4500rpmから4000rpmにダウンすることで操作性を向上。
また、エンジンとトランスミッションの制御技術をアップデートすることで、アクセル操作に対する応答性をより高め、ドライバーの意図に応じた軽快な走りを実現。
新型マツダ6ではあわせて、ディーゼルエンジン車に設定されていた6速MTと、2019年に採用されていた2.5Lガソリンターボエンジン車が廃止されています。
その他、新型マツダ6には2018年に改良されていた最新エンジンをラインナップ。
2.5LガソリンエンジンのSKYACTIV-G2.5に気筒休止システムが採用され、これまで追求してきた高次元の走行フィーリングに高い燃費性能をプラス。
加えて新型マツダ6では、ステアリングコラムをリジッドマウントすることで剛性感をアップ。
サスペンションジオメトリーの変更、シャシーブレースの追加によるボディ剛性向上により、よりニュートラルな特性のコーナリングフィールに仕上げられています。
新型マツダ6に「G-ベクタリングコントロールプラス(GVC Plus)」搭載!
新型マツダ6の走行システムには、次世代車両構造技術「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE」が取り入れられています。
「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE」は、フロントダンパーやフロントスタビライザー、コイルスプリングの改良とともに、「G-ベクタリングコントロール」制御、電動パワーステアリング制御などを繊細にチューニング。
2019年の改良では、「スカイアクティブ ビークル ダイナミクス(SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS)」の第二弾として、「CX-5」に採用されていた新開発「G-ベクタリング コントロール プラス (G-Vectoring Control Plus)」を搭載。
「SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS」の第一弾である「G-ベクタリング コントロール(GVC)」は、ドライバーのハンドル操作に応じてエンジンの駆動トルクを変化させることで、車両の横方向と前後方向の加速度(G)を統合的にコントロールし、四輪への接地荷重を最適化してスムーズで効率的な車両挙動を実現する世界初の制御技術となっていました。
第二弾となる「GVC Plus」では、新たにブレーキによる車両姿勢安定化制御(直接ヨーモーメント制御)を追加することで、より高い安定化効果を実現。
旋回中のドライバーのハンドル戻し操作に応じて外輪をわずかに制動し、車両を直進状態へ戻すための復元モーメントを与えることで安定性を向上。
ヨー、ロール、ピッチの各回転運動のつながりを高い旋回Gの領域まで一貫させ、素早いハンドル操作に対する車両の追従性を高めるとともに、挙動の収束性を大幅に改善しています。
これにより、緊急時の危険回避能力を高めるとともに、高速走行時の車線変更や、雪道など滑りやすい路面環境においても、人間にとって制御しやすく、より安心感の高い動きに仕上げ。
車両の姿勢変化をさらに滑らかにすることで、ドライバーがより安心して思った通りに操縦できる、意のままの操縦性能が追求されています。
新型マツダ6を試乗動画でチェック!
走り両立!新型マツダ6の燃費は?
▼新型マツダ6の燃費(セダンとワゴン同値)
- 直列4気筒2L「SKYAVTIV-G2.0」
・WLTCモード:15.0km/L - 直列4気筒2.5L「SKYAVTIV-G2.5」
・WLTCモード:14.2km/L - 直列4気筒2.2Lディーゼルターボ「SKYAVTIV-D2.2」
・WLTCモード:17.8km/L - 直列4気筒2.5Lターボ「SKYAVTIV-G2.5T」【廃止】
・WLTCモード:12.4km/L
新型マツダ6の燃費はセダンとワゴンが同値となり、より実燃費に近い新燃費規格のWLTCモードでディーゼルが17.8km/Lとなっています。
ハイスペックな2.5L自然吸気エンジンも気筒休止システムを搭載することで14.8km/Lとされ、走行性能と環境性能が両立されています。
充実!新型マツダ6の安全装備は?
新型マツダ6の安全装備には、先進安全システム「i-ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)」が採用されています。
i-ACTIVSENSEは、「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)」や360°ビューモニターなどの機能により安全性が高められています。
2タイプ!新型マツダ6のボディサイズは?
▼新型マツダ6のボディサイズと比較
- マツダ6セダン
全長×全幅×全高:4865×1840×1450mm
ホイールベース:2830mm
車重:1510kg - マツダ6ワゴン
全長×全幅×全高:4805×1840×1480mm
ホイールベース:2750mm
車重:1530kg - ※参考
・マツダ3セダン
全長×全幅×全高:4660×1795×1445mm
ホイールベース:2725mm
車重:1320kg
新型マツダ6のボディサイズは、ワゴンの全長がセダンと比較して-60mmとされコンパクトになっています。
ボディにあわせてホイールベースも変更されており、最小回転半径もワゴンが0.1m小さい5.5mに仕上げられています。
いつ?新型マツダ6の発売日は?
改良された新型マツダ6は、2022年12月9日発表、12月下旬に発売されます。
マツダはフラッグシップモデルであるマツダ6を改良することで、さらなるユーザーにアピールしていく予定です。
アテンザ/マツダ6を「おさらい」
▼マツダ・アテンザ(初代)
マツダ・アテンザ(ATENZA)/マツダ6は、マツダが製造するDセグメントのセダンです。
初代のGG型は2002年に発売し、2.3Lターボエンジンと4WDを搭載したスポーツモデルのマツダスピード アテンザも販売されました。
▼マツダ・アテンザ(2代目)
▼マツダ・アテンザ(3代目)
3代目で現行モデルのGJ型は2012年に発売され、マツダのブランドデザイン「魂動」を採用し登場。
新世代エンジンの「SKYACTIV-G」や「SKYACTIV-D」を搭載。2014年次RJCカーオブザイヤーも受賞。
2019年の改良時には日本でのモデル名が、海外と同じ「マツダ6」に変更されています。
新型マツダ6については今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!