マツダが、スポーツクーペ「ロードスター」のマイナーチェンジ発売を発表しました。
改良により魅力をアップしたマツダ新型ロードスターについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】大幅進化!マツダ「新型ロードスター2024年MY」改良発売!
- マツダ新型ロードスターの【変更点まとめ】
- 289万円から!マツダ新型ロードスターの価格は?
- 新スタイル!マツダ新型ロードスターの外装(エクステリア)デザイン
- 機能性UP!マツダ新型ロードスターの内装(インテリア)デザイン
- 軽快!マツダ新型ロードスターのエンジンと走行性能は?
- 走り両立!マツダ新型ロードスターの燃費は?
- 充実!マツダ新型ロードスターの安全装備は?
- 2タイプ!マツダ新型ロードスターのサイズ、車体設計は?
- いつ?マツダ新型ロードスターの発売日は?
- マツダ・ロードスターを「おさらい」
【最新情報】大幅進化!マツダ「新型ロードスター2024年MY」改良発売!
▼マツダ新型ロードスターの画像
マツダが、オープンスポーツ「ロードスター」のマイナーチェンジ発売を発表しました。
マツダ・ロードスターは、コンパクトオープンスポーツとしてラインナップされ、海外でも「MX-5」のモデル名で多くのファンを獲得。現行モデルの「ND型」は2015年に発売されていました。
2024年モデルとしてマイナーチェンジしたマツダ新型ロードスターは、新しいライトデザインを採用し、すべてのランプをLED化するとともに、新デザインのホイールを装備。
ボディカラーには、「エアログレーメタリック」を追加。
また、インフォテインメントシステムは、これまでの第1世代マツダコネクトからコネクティッドサービスに対応する新世代マツダコネクトに変更。
7インチが採用されていたインフォテインメントディスプレイは、フレームレスとすることでエアバッグへの干渉を防ぎながら8.8インチに大型化。
走行性能では、加速・減速時のデファレンシャルギヤの差動制限力を変化させることで、リアタイヤの接地荷重変化に対してクルマの旋回挙動を安定させる、新しいLSDの技術コンセプトを採用した「ASYMMETRIC LIMITED SLIP DIFFERENTIAL(アシンメトリックLSD)」を、ロードスター「S」を除くMT車に採用。
アシンメトリックLSDでは、軽量・コンパクトで耐久性の高い円錐クラッチ型LSDにカム機構を追加し、減速時と加速時で異なるカム角を設定することで、それぞれに最適な差動制限力を実現。特に減速側の差動制限力を強めることで、後輪の接地荷重減少により車両挙動が不安定となりやすいターンインでの減速旋回時の安定性を向上。
さらに、ロードスターのエンジンやサスペンション、タイヤ特性に最適化したイニシャルトルクと差動制限特性のチューニングにより、これまで以上にスムーズでリニアな旋回特性を実現。街中ではさらに軽やかに、ワインディングでは旋回時の安定性が向上しています。
また、より軽やかで正確なステリングフィールを実現するため、ステアリングシステムも改良し、ステアリングラックの摩擦を低減しながら、モーターアシストの制御ロジックをより緻密に進化することで、自然ですっきりとしたフィードバック感を実現。
ハンドルを切り始めてから戻すまで、一貫してタイヤと路面のコンタクトが感じられ、まるでドライバーの操舵意図が直接ロードスターに伝わっているような、高い一体感を実現。
パワートレインも改良され、「SKYACTIV-G 1.5」では国内ハイオクガソリンに合わせた専用セッティングを施すことで更なる高効率化を実現。加速の伸び感を強化しながら、出力を4ps向上。
さらに、MT車には「SKYACTIV-G 2.0」も含めた駆動力制御に最新の制御ロジックを導入し、アクセル操作時のレスポンスを改善。アクセルを踏み込んで加速するシーンだけではなく、アクセルを緩めて減速するシーンにおいても、よりドライバーの意に沿った駆動力の応答性を追求。
▼「DSC-TRACK」スイッチ(右上)
加えて、多くのユーザーにモータースポーツをより安全に楽しんでもらうため、サーキットでの走行に最適化したDSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロール)の新制御モードである「DSC-TRACK」をMT車に新しく追加。
「DSC-TRACK」では、スポーツ走行におけるドライバーの運転操作を最大限に尊重し、ドライバーがコントロールできないような危険なスピン挙動に陥った場合に限って制御が介入。愛車を傷つけるリスクを減少させます。
▼安全システム用センサー
その他、新型ロードスターでは、安全システムに「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール (MRCC)」、「スマート・ブレーキ・サポート/後進時左右接近物検知機能(SBS-RC)」を採用。
▼新型ロードスター「S Leather Package V Selection」の画像
新たな特別仕様車として「Leather Package」をベースとした「V SELECTION」を設定。
「V SELECTION」では、クラシックかつ上品な装いで、ゆったりとドライブや旅を楽しむことができるように、新たにスポーツタン内装とベージュ幌を設定。
この変更にあわせ、これまで特別仕様車として設定されていた「ロードスター990S」、「BROWN TOP」のほか、ソフトトップの「S Leather Package White Selection」、ハードトップの「VS White Selection」と「VS Terracotta Selection」の販売が終了されています。
マイナーチェンジしたマツダ新型ロードスターは、2023年10月5日に発表され、2024年1月中旬に発売。価格は2,898,500円~4,308,700円となっています。
▼マツダ3
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マツダ新型ロードスターの【変更点まとめ】
▼マツダ新型ロードスターの変更点
- 新しいライトデザインを採用し、すべてのランプをLED化
- 新デザインのホイールを採用
- ボディカラーに「エアログレーメタリック」を追加
- 新世代マツダコネクトを採用し、ディスプレイを8.8インチに大型化
- 「アシンメトリックLSD」を、ロードスター「S」を除くMT車に採用
- ステアリングラックの摩擦を低減しながら、モーターアシストの制御ロジックをより緻密化
- 「SKYACTIV-G 1.5」の出力を向上
- MT車の駆動力制御に最新の制御ロジックを導入し、アクセル操作時のレスポンスを改善
- DSCの新制御モード「DSC-TRACK」をMT車に追加
- 安全システムに「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール」、「スマート・ブレーキ・サポート/後進時左右接近物検知機能」を採用
- 特別仕様車「V SELECTION」を設定
- 「990S」、「BROWN TOP」、「S Leather Package White Selection」、「VS White Selection」、「VS Terracotta Selection」を廃止
▽2022年11月の変更点
- ボディカラーに「ジルコンサンドメタリック」を新設定。
「ポリメタルグレーメタリック」を廃止 - 期間限定車「BROWN TOP」を設定
▽2021年12月の変更点
- 「S」グレードをベースとした特別仕様車「990S」を設定
- 期間限定車「NAVY TOP」を設定
- 「RF VS Terracotta Selection」を新設定
- ボディカラーに、「プラチナクォーツメタリック」を追加
- 旋回時に内側リアのブレーキを制御し旋回性能をアップする走行システム「KPC」を新採用
289万円から!マツダ新型ロードスターの価格は?
▼マツダ新型ロードスターの価格
▽ロードスター(ソフトトップ)
- ロードスターS
6速MT:2,898,500円 - ロードスターS Special Package
6速MT:3,087,700円、6速AT:3,203,200円 - ロードスターS Leather Package
6速MT:3,498,000円、6速AT:3,613,500円 - ロードスターS Leather Package V Selection【新設定】
6速MT:3,553,000円、6速AT:3,668,500円 - ロードスターRS
6速MT:3,679,500円 - ロードスターNR-A(モータースポーツベース車)
6速MT:3,064,600円
▽ロードスターRF(ハードトップ)
- ロードスターRF S
6速MT:3,796,100円、6速AT:3,823,600円 - ロードスターRF VS
6速MT:4,154,700円、6速AT:4,182,200円 - ロードスターRF RS
6速MT:4,308,700円
マツダ新型ロードスターの価格は、最新装備の採用によりアップしています。
アップ幅は、エントリーグレードで20万9000円に。
また、ラインナップでは、これまで特別仕様車として設定されていた「ロードスター990S」、「BROWN TOP」のほか、ソフトトップの「S Leather Package White Selection」、ハードトップの「VS White Selection」と「VS Terracotta Selection」の販売が終了されています。
▼マツダ・ロードスター(前モデル)の価格
▽ロードスター(ソフトトップ)
- ロードスターS
6速MT:2,689,500円 - ロードスターS Special Package
6速MT:2,906,200円、6速AT:3,021,700円 - ロードスターS Leather Package
6速MT:3,257,100円、6速AT:3,372,600円 - ロードスターS Leather Package White Selection
6速MT:3,297,800円、6速AT:3,413,300円 - ロードスターRS
6速MT:3,422,100円 - ロードスター990S
6速MT:2,959,000円 - ロードスターBrown TOP
6速MT:3,257,100円、6速AT:3,372,600円 - ロードスターNR-A(モータースポーツベース車)
6速MT:2,843,500円
▽ロードスターRF(ハードトップ)
- ロードスターRF S
6速MT:3,527,700円、6速AT:3,555,200円 - ロードスターRF VS
6速MT:3,823,600円、6速AT:3,851,100円 - VS White Selection
6速MT:3,864,300円、6速AT:3,891,800円 - VS Terracotta Selection
6速MT:3,864,300円、6速AT:3,891,800円 - ロードスターRF RS
6速MT:3,988,600円
新スタイル!マツダ新型ロードスターの外装(エクステリア)デザイン
▼マツダ新型ロードスターの画像
▼参考:マツダ・ロードスター(前モデル)
マツダ新型ロードスターの外装は、新しいライトデザインを採用することでリフレッシュされています。
▼マツダ新型ロードスターの画像
▼参考:マツダ・ロードスター(前モデル)
ヘッドライトは、従来バンパーにあったデイタイムランニングライトを内部に組み込み、生き物の瞳のような表情を維持しつつ、スピード感やライトウエイトスポーツカーらしさを表現。
▼マツダ新型ロードスターの画像
▼参考:マツダ・ロードスター(前モデル)
リアコンビランプは、歴代のロードスターに共通して採用されている「円形+楕円」のモチーフをより鮮明にし、ジェットエンジンのアフターバーナーからインスピレーションを得たスタイルに。
さらに、ヘッド、リア、ターンランプなどを含め、すべてのランプがLED化されています。
マツダ ロードスターのルーフには、ソフトトップのほか、電動開閉機能を備えたハードトップ「ロードスターRF」が設定され、スタイルや使い勝手を選ぶことができるように。
▼16インチホイール
▼17インチホイール
足元には、軽やかさと機能美を表現した新たなホイールが設定され、ホイール中央から周辺へまっすぐに伸びたスポークが、車軸からタイヤに動力を確実に伝えているようなデザインとすることで、スポーツカーとしての性能の高さや強さ、精緻さが表現されています。
機能性UP!マツダ新型ロードスターの内装(インテリア)デザイン
▼マツダ新型ロードスターの画像
▼参考:マツダ・ロードスター(前モデル)
マツダ新型ロードスターの内装は、新しい装備を採用することにより質感が高められています。
改良ではインフォテインメントシステムを、これまでの第1世代マツダコネクトから新世代マツダコネクトに変更。
7インチが採用されていたインフォテインメントディスプレイは、フレームレスとすることでエアバッグへの干渉を防ぎながら8.8インチに大型化。
これにより動作速度や解像度がアップされています。
軽快!マツダ新型ロードスターのエンジンと走行性能は?
▼マツダ新型ロードスターのパワートレインとスペック
- ロードスター(ソフトトップ)【改良】
エンジン:直列4気筒 1.5L「SKYACTIV-G 1.5」
出力:136ps/15.5kgm - ロードスターRF(ハードトップ)
エンジン:直列4気筒 2L「SKYACTIV-G 2.0」
出力:184ps/20.9kgm - トランスミッション:6速MT or 6速AT
- 駆動方式:FR
マツダ新型ロードスターは、改良により走る楽しさがアップされています。
「SKYACTIV-G 1.5」では国内ハイオクガソリンに合わせた専用セッティングを施すことで更なる高効率化を実現。加速の伸び感を強化しながら、出力を4ps向上。
さらに、MT車には「SKYACTIV-G 2.0」も含めた駆動力制御に最新の制御ロジックを導入し、アクセル操作時のレスポンスを改善。
アクセルを踏み込んで加速するシーンだけではなく、アクセルを緩めて減速するシーンにおいても、よりドライバーの意に沿った駆動力の応答性が追求されています。
走り両立!マツダ新型ロードスターの燃費は?
▼マツダ新型ロードスターの燃費(WLTCモード値)
- ロードスター(ソフトトップ&1.5Lエンジン)
17.2km/L - ロードスターRF(ハードトップ&2Lエンジン)
15.8km/L
マツダ新型ロードスターの燃費は、ソフトトップで17.2km/Lとなっています。
ハードトップで2Lエンジンを搭載するロードスターRFでもWLTCモード値15.8km/Lとされ、燃費の低下が抑えられています。
充実!マツダ新型ロードスターの安全装備は?
マツダ新型ロードスターには、最新の安全システムが採用されています。
改良では新たに、「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール (MRCC)」と「スマート・ブレーキ・サポート/後進時左右接近物検知機能(SBS-RC)」を採用。
MRCCは、フロントグリル左側に配置されたレーダーセンサーが先行車を検知することで、定速走行や追従走行を支援。
SBS-RCは、約15km/h以下で後退中にクルマの左右や後方に接近してきた車両を検知し、ブレーキ制御を支援することで衝突時の被害が軽減されます。
2タイプ!マツダ新型ロードスターのサイズ、車体設計は?
▼マツダ新型ロードスターのボディサイズ
- 全長×全幅×全高
ロードスター:3915×1735×1235mm
ロードスターRF:3915×1735×1245mm - ホイールベース:2310mm
- 車重
ソフトトップ:1010kg
ハードトップ:1110kg
マツダ新型ロードスターのボディサイズは、ハードトップモデルとなるロードスターRFが全高+10mmとなっています。
ロードスターRFは電動のルーフ開閉機構を備えながら、ルーフ上部のみを収納する新しいスタイルにより軽量化することで1110kgと、車重が抑えられています。
いつ?マツダ新型ロードスターの発売日は?
ビッグマイナーチェンジをうけたマツダ新型ロードスターは、2023年10月5日に発表され、2024年1月中旬にに発売されます。
マツダは2015年に登場した現行モデルをリフレッシュすることで新世代技術を搭載し、さらなるユーザーにアピールしていく予定です。
マツダ・ロードスターを「おさらい」
▼マツダ・ロードスター(ボディカラー:クラシックレッド)
マツダ・ロードスター(Roadster)は、マツダが製造・販売するオープンタイプのスポーツカーです。
初代NA型は1989年5月にアメリカで発売され、日本国内でも同年8月に先行予約を開始し、9月1日に発売。
当初は、マツダの5チャンネル販売体制から「ユーノス・ロードスター」 の名称で販売されていました。
1998年1月に初のフルモデルチェンジを受け2代目のNB型に変更。日本での販売名称が「マツダ・ロードスター」に変更されました。
2000年には生産累計53万1,890台を達成し、「世界で最も多く生産された2人乗り小型オープンスポーツカー」としてギネスブックにも認定。
2005年に登場した3代目NC型では新たに電動格納式ハードトップをラインナップし、現在のロードスターRFにつながるモデルになりました。
2015年には約10年ぶりのフルモデルチェンジで現行型の4代目ND型が登場。増加し続けていた車重が1トン未満まで軽量化されたことで評判になりました。
海外ではマツダMX-5のモデル名で販売され、ライトウェイトオープンスポーツカーの代名詞的存在になっています。
新型マツダ・ロードスターについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!