韓国の自動車メーカー「ヒョンデ(現代)」が、電気自動車「アイオニック5」のマイナーチェンジ日本発売を2024年11月8日に発表しました。
改良により大幅に性能をアップした新型アイオニック5について、スペックや価格などを詳しくご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】大幅進化!ヒョンデ「新型アイオニック5」改良日本発売!
- ヒョンデ新型アイオニック5の【変更点まとめ】
- 先進的!ヒョンデ新型アイオニック5の外装(エクステリア)デザイン
- 広く!ヒョンデ新型アイオニック5のボディサイズは?
- 最新装備!ヒョンデ新型アイオニック5の内装(インテリア)デザイン
- 最高峰!「新型アイオニック5N」も設定!
- パワフル!新型アイオニック5のスペック、航続距離は?
- 523万円からにアップ!ヒョンデ新型アイオニック5の価格は?
- いつ?ヒョンデ新型アイオニック5の日本発売日は?
【最新情報】大幅進化!ヒョンデ「新型アイオニック5」改良日本発売!
▼ヒョンデ新型アイオニック5の画像
ヒョンデ(Hyundai/現代)は、以前2001年から2009年まで日本市場に参入、2022年に12年ぶりの再参入を決定。これにあわせカタカナ表記は「ヒュンダイ」から、より本来の発音に近い「ヒョンデ」に変更。電気自動車の「IONIQ5」は第1弾モデルとして日本に導入され、2024年6月にはハイパフォーマンスモデル「IONIQ5 N」も設定されていました。
改良された新型アイオニック5では、エクステリアに新デザインを採用したほか、800V電源システムに対応する新しいバッテリーを搭載し、バッテリー容量を前モデルの72.6kWhから84kWhに拡大。エネルギー密度の高い第四世代バッテリーセルを採用することで、航続距離は最長703kmを獲得。
また、モーターの出力もアップし高速域での加速感も向上。ドライブモードには従来モデルに採用されていた「ECO」「NORMAL」「SPORT」に加えて、「MY DRIVE」を設定。モード選択により全く異なるキャラクターのドライビング体験ができるようになっています。
その他、新型アイオニック5では、モーター制御の改善やリヤモーターの遮音性を高めることで室内の静粛性を向上。
ワイヤレススマートフォンプロジェクション機能により、設定済みのスマートフォンを持ち込むだけで、Apple CarPlay、Android Autoのワイヤレスでの使用に対応。
スマートフォンのワイヤレス充電は、手の届きやすいセンターコンソール上部に配置。併せてシートベンチレーション・シートヒーターなどのボタンもドライバーが操作しやすいセンターコンソールに配置することで、快適で直感的に操作できるようになっています。
また、「Lounge」、「Lounge AWD」グレードには、ビルトインフロントカメラとリヤビューカメラを活用したドライブレコーダー機能が搭載され、映像と共に音声、位置情報の記録に対応。
車両前方の映像をセンターのインフォテインメント画面に映し、ルート案内に重ねて表示するARナビを搭載することで、ナビゲーションはより直感的でわかりやすく進化。
スマートフォンやスマートウォッチが車のキーとして解錠・施錠、車両の始動に使えるデジタルキー機能も採用することで、家族や友人とも対面することなくキーをシェアできるようになっています。
▼新型アイオニック5の主な新装備
- インテリジェントIFSヘッドランプ(Lounge/Lounge AWD)
- リヤワイパー
- RSPA2
- 駐車距離警報 - 前方/側方/後方
- 駐車衝突防止補助–前方/側方/後方
- ドライブモードセレクト/MY DRIVE
- Rear Occupant Alarm (w/Sensor)
- デジタルセンターミラー(Lounge/Lounge AWD)
- ワイヤレス スマートフォンプロジェクション(Apple CarPlay, Android Auto)
- Controller OTA
- デジタルキー(Lounge/Lounge AWD)
- USB Type-C
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ヒョンデ新型アイオニック5の【変更点まとめ】
▼ヒョンデ新型アイオニック5の変更点
▽最新の変更点
- 新デザインを採用
- バッテリー容量を拡大し、航続距離を延長
- ドライブモードに「MY DRIVE」を追加
- モーター制御の改善やリヤモーターの遮音性向上により、静粛性をアップ
- ワイヤレスでのApple CarPlay、Android Autoに対応
- 「Lounge」、「Lounge AWD」グレードにドライブレコーダー機能を搭載
- ARナビを搭載
- デジタルキー機能を採用
▽2024年6月の変更点
- ハイパフォーマンスモデル「アイオニック5N」を設定
▽2023年5月の変更点
- 「Voyage」グレードにAWDを追加
- 充電前にあらかじめバッテリ温度を高める「バッテリ・プロコンディショニング機能」を追加
- 初期充電出力を一時的に高める「ブースト・チャージングプログラム」を新採用
- 限定車「Lounge AWD Limited Edition」を設定
▽2022年5月新導入時の特徴
- 新世代電動パワートレインを搭載
- 航続距離618kmを獲得
- 12.3インチのデジタルメーターとインフォテインメントシステムを採用
先進的!ヒョンデ新型アイオニック5の外装(エクステリア)デザイン
▼新型アイオニック5の画像
▼参考:アイオニック5(前モデル)
ヒョンデ新型アイオニック5の外装は、最新のデザインを採用することにより、先進的な印象に仕上げられています。
▼新型アイオニック5の画像
▼参考:アイオニック5(前モデル)
改良では、前後バンパーを新設計することで全長を+20mmとし、リアスポイラーも50mm延長することでより洗練されたスタイルに。
▼新型アイオニック5 N Lineの画像
海外では新たにスポーティモデル「アイオニック5 N Line」も設定され、アグレッシブなデザインを楽しむことができるようになっています。
広く!ヒョンデ新型アイオニック5のボディサイズは?
▼ヒョンデ新型アイオニック5のボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4655×1890×1645mm
- ホイールベース:3000mm
- ※参考
・日産リーフ
全長×全幅×全高:4480×1790×1540mm
ホイールベース:2700mm
ヒョンデ新型アイオニック5のボディサイズは、同じくハッチバックスタイルを採用し日産が販売する電気自動車「リーフ」より一回り大きく設計されています。
あわせてホイールベースも3000mmまで拡大することで、効率よく広い室内空間がつくられています。
最新装備!ヒョンデ新型アイオニック5の内装(インテリア)デザイン
▼新型アイオニック5の画像
▼参考:アイオニック5(前モデル)
ヒョンデ新型アイオニック5の内装は、新しいデザインを採用することで使い勝手が高められています。
改良では、使用頻度の高い機能をより直感的に利用できるように、新たに物理スイッチを追加。
ステアリングホイールには、音声認識などに反応し点灯するピクセルライトを採用することでデザイン性がアップされています。
その他、新型アイオニック5では、新世代電動パワートレインの採用により拡大された室内空間により、後席を倒すことで527L、フロントボンネット下にも57L(4WDモデルは24L)の荷物を積み込むことができるようになっており、使い勝手が高められています。
最高峰!「新型アイオニック5N」も設定!
▼新型アイオニック5Nの画像
ヒョンデ IONIQ5には、ハイパフォーマンスモデルとなる「IONIQ 5 N」が設定されています。
アイオニック5Nは、前後に搭載される電気モーターにより4輪を駆動。これにより通常時で609ps/75.5kgm、10秒間利用できるブースト時には650ps/78.5kgmの高出力を発揮。
0-100km/h加速3.4秒、最高速度260km/hのハイパフォーマンスと、561kmの航続距離が実現されています。
ボディは、サイズが標準モデルから全幅+50mmとされ、42か所追加された溶接ポイント、2.1m延長された接着剤によりボディ剛性をアップするとともに、ステアリングコラムも強化。
専用のリアスポイラー、デュフューザーなどにより空力性能を向上。
足元には21インチ鍛造アルミホイールと275/35ピレリPゼロタイヤ、ブレーキシステムには、フロント4ピストンキャリパー&400mmディスク、リア1ピストン&360mmディスクが装備されています。
走行システムには「Nペダル」システムを採用し、スロットルレスポンスのアップ、電子制御LSDによるコーナリングでの鋭いターンイン、前後トルク配分11レベルの調整に対応。
「Nドリフト オプティマイザー」では、ドリフト角を維持するほか、内燃機関搭載車のクラッチキック動作によるドリフトを再現する機能も搭載。
インテリアには、操作性を高めるバケットシートやニーパッドに加え、モーターのトルクを制御することで内燃機関搭載車の8速デュアルクラッチトランスミッションの動作を楽しむことができる金属製パドルシフトを採用。
また、高揚感ある走行音をシミュレートするサウンドシステムも搭載されています。
▼新型アイオニック5Nの動画
パワフル!新型アイオニック5のスペック、航続距離は?
▼ヒョンデ新型アイオニック5のパワートレインとスペック
- 【RWDモデル】【改良】
電気モーター×1基
出力:229ps/35.6kgm - 【4WDモデル】【改良】
電気モーター×2基
フロント出力:100ps/26.0kgm
リア出力:224ps/35.6kgm - バッテリー容量:84.0kWh【改良】
- 航続距離
84.0kWhバッテリー:703km【改良】
▽ハイパフォーマンスモデル
- 【IONIQ5 N】
電気モーター×2基
出力:609ps/75.5kgm(ブースト時650ps/78.5kgm)
バッテリー容量:84kWh
0-100km/h加速:3.4秒
最高速度:260km/h
新型アイオニック5には、改良された電動パワートレインが採用されています。
▽参考:アイオニック5【前モデル】のスペック
- 【RWDモデル】
電気モーター×1基
出力:170ps/35.7kgm - 【4WDモデル】
電気モーター×2基
出力:305ps/61.7kgm - バッテリー容量:58kWh or 72.6kWh
- 航続距離
58kWhバッテリー:498km
72.6kWhバッテリー:618km(4WDモデル:577km)
新型アイオニック5では、出力を高めたモーターを搭載することで走行性能を高めながら、制御を見直すことで高い静粛性も実現。
搭載するバッテリーは前モデルで58kWhと72.6kWhの2タイプが設定されていましたが、新型アイオニック5では大容量化した84.0kWhに統一し、航続距離も最長703kmに延長されています。
523万円からにアップ!ヒョンデ新型アイオニック5の価格は?
▼ヒョンデ新型アイオニック5の価格
- Voyage RWDモデル:5,236,000円
- Voyage AWDモデル:5,544,000円
- Lounge RWDモデル:5,742,000円
- Lounge AWDモデル:6,138,000円
- IONIQ5 N:858万円
ヒョンデ新型アイオニック5の価格は、改良によりアップしています。
前モデルにはバッテリー容量を58kWhに抑えることで479万円からとされていたベースグレードが用意されていましたが、新型アイオニック5では84kWhの大容量バッテリーに統一することで5,236,000円からに。
新たにエントリーグレードとなった「Voyage RWD」の前モデルとの比較では、46,000円のアップと、価格変更幅が抑えられています。
▼参考:アイオニック5【前モデル】の価格
- IONIQ 5(58kWh/RWD):479万円
- IONIQ 5 Voyage(72.6kWh/RWD):519万円
- IONIQ5 Voyage AWD(72.6kWh/4WD):549万円
- IONIQ 5 Lounge(72.6kWh/RWD):559万円
- IONIQ 5 Lounge AWD(72.6kWh/4WD):599万円
いつ?ヒョンデ新型アイオニック5の日本発売日は?
改良されたヒョンデ・アイオニック5は、2024年11月8日に日本で発売されました。
ヒョンデは、新世代電動車のアイオニック5を改良することで、さらなるユーザーにアピールしていく予定です。
新型アイオニック5については今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!