
スバルが、SUV「フォレスター」のフルモデルチェンジ日本発売を2025年4月17日に発表しました。価格は404万8000円~459万8000円となっています。
新世代となり魅力をアップした新型フォレスターについて、スペックや価格などを詳しくご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】6代目!「新型フォレスター」フルモデルチェンジ日本発売!
- スバル新型フォレスターの【変更点まとめ】
- 404万円からにUP!スバル新型フォレスターの価格は?
- 先進的!スバル新型フォレスターの外装(エクステリア)デザインは?
- 広く!スバル新型フォレスターのサイズ、車体設計は?
- 最新装備!新型フォレスターの内装(インテリア)デザイン
- よりタフな悪路仕様!新型フォレスターウィルダネスも!
- 新世代HEV!スバル新型フォレスターのパワートレインとスペックは?
- 18.8km/Lまで改善!スバル新型フォレスターの燃費は?
- 最新システム!スバル新型フォレスターの安全装備は?
- いつ?スバル新型フォレスターの発売日は?
- スバル・フォレスターを「おさらい」
【最新情報】6代目!「新型フォレスター」フルモデルチェンジ日本発売!
▼スバル新型フォレスターの画像

スバル・フォレスターは、「シンメトリカルAWD」の走りを本格SUVスタイルで楽しむことができるモデルとして人気になっています。
フルモデルチェンジした新型フォレスターは、「レヴォーグ」や「レガシィアウトバック」などで採用されていたフルインナーフレーム構造を使用することにより、高剛性と軽量化を両立。

安全システム「アイサイト」では新しくトリプルカメラを使用することで性能を向上。
ハンズオフが可能となる「アイサイトX」も搭載し、運転支援機能を充実。
加えて、新型フォレスターでは改良された4WDシステムや、足先のジェスチャーに対応した「ハンズフリーパワーリアゲート」、2ピニオン方式の電動パワーステアリングなどを採用することで機能性を向上。
パワートレインには1.8Lターボエンジンのほか、「クロストレック」で初設定されていた新世代ストロングハイブリッドシステム「S:HEV」をラインナップ。
「S:HEV」は、2Lエンジンのアシストをメインとしていた以前のマイルドハイブリッド「e-BOXER」システムから、海外仕様に採用されている2.5Lエンジンにトヨタから提供されるハイブリッドシステム「THS」の技術を組み合わせ、大幅に走行性能を強化しながら燃費は18.8km/Lまで改善されています。
スバル新型フォレスターを試乗動画でチェック!
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スバル新型フォレスターの【変更点まとめ】
▼スバル新型フォレスターの変更点
- 新しいエクステリアデザインを採用
- フルインナーフレーム構造を採用し、高剛性と軽量化を両立
- 安全システム「アイサイト」にトリプルカメラ、ハンズオフが可能となる「アイサイトX」を採用
- 2ピニオン方式の電動パワーステアリングを搭載
- 足先のジェスチャーに対応した「ハンズフリーパワーリアゲート」を採用
- 新システム「S:HEV」を搭載するハイブリッド車を設定
404万円からにUP!スバル新型フォレスターの価格は?
▼スバル新型フォレスターのグレード、価格
(全車4WD)
▽1.8Lガソリンターボ
- SPORT:404万8000円
- SPORT EX(アイサイトX装着車):419万1000円
▽装備内容
ウルトラスエード/合成皮革シート(ブラック/グレー ブラウンステッチ)
18インチホイール(ブロンズ)
超飽和バルブ付ダンパー
12.3インチフル液晶メーター(SPORT EXグレード)
ブロンズ加飾付本革巻シフトレバー
▽S:HEVハイブリッド
- X-BREAK S:HEV:420万2000円
- X-BREAK S:HEV EX(アイサイトX装着車):447万7000円
▽装備内容
撥水ポリウレタン/合成皮革シート(ブラック/グレー グリーンステッチ)
18インチホイール(ダークメタリック)
撥水カーゴフロアボード(ラゲッジスムーザー機能付)
12.3インチフル液晶メーター(パワーメーター付き)
ルーフレール(ラダータイプ) - Premium S:HEV:448万8000円
- Premium S:HEV EX(アイサイトX装着車):459万8000円
▽装備内容
撥水ファブリック/撥水トリコットシート(グレー/プラチナ ブルーステッチ)
19インチホイール(ダークグレー+切削光輝)
キックセンサー式ハンズフリーパワーリヤゲート
12.3インチフル液晶メーター(パワーメーター付き)
スバル新型フォレスターの価格は、最新の装備を採用することによりアップしています。
ラインナップは、パワートレインに1.8Lターボエンジンと2.5Lハイブリッド「S:HEV」を設定し、各グレードにハンズオフに対応する「アイサイトX」を装備した「EX」仕様も設定。
前モデルは2Lハイブリッド「e-BOXER」で306万9000円から、1.8Lターボエンジンで346万5000円からと、他のミドルSUVモデルと比較して抑えた価格も魅力とされていましたが、新型フォレスターでは1.8Lガソリンターボモデルで404万8000円からにアップ。
「S:HEV」モデルでは、先に「S:HEV」が設定されていた「クロストレック」の383万3500円から420万2000円にスタート価格をアップし、余裕のある室内空間がアピールされています。
▼参考:スバル・フォレスター(前モデル)の価格
- 【2Lエンジン + e-BOXER】
Touring:306万9000円
X-BREAK:330万円
Advance:339万9000円 - 【1.8Lターボエンジン】
SPORT:346万5000円
STI SPORT:374万円
先進的!スバル新型フォレスターの外装(エクステリア)デザインは?
▼スバル新型フォレスター「Premium」グレードの画像

▼スバル新型フォレスター「X-BREAK」グレードの画像

▼スバル新型フォレスター「SPORT」グレードの画像

▼参考:フォレスター(前モデル)

スバル新型フォレスターの外装は最新のデザインを採用することで、より先進的なスタイルに仕上げられています。
エクステリアは、グレードごとにアクセントカラーが設定され、「Premium」はシルバーのアクセントカラーを採用し、19インチアルミホイールはダークグレー塗装+切削光輝に。
「X-BRAKE」は黒を基調にエナジーグリーンのアクセントカラーを採用。装着する18インチアルミホイールにはダークメタリック塗装を採用。
「SPORT」はアクセントにブロンズカラーを採用し、18インチアルミホイールもブロンズのカラーとなっています。




新型フォレスターではフロントグリルを拡大し、ヘッドライトと接続するラインを採用することでワイドな印象をアップ。





リアもフロントにあわせ、左右のテールランプをつないだデザインとされ、デザインの重心を高めることで力強い印象に。


前輪後部にあるエアアウトレットは、フロント部分の揚力を軽減して走行安定性を向上。



サイドのガード、ルーフレールも採用することで、タフなスタイルとされています。
▼スバル新型フォレスター カスタムパーツの画像、動画



また、専用のアクセサリーパーツも設定され、好みにあわせたデザインを楽しむことができるようになっています。
広く!スバル新型フォレスターのサイズ、車体設計は?
▼新型フォレスター

▼参考:フォレスター(前モデル)
▼スバル新型フォレスターのボディサイズ
- 全長×全幅×全高:4655×1830×1730mm
- ホイールベース:2670mm
- 最低地上高:220mm
- 最小回転半径:5.4m
- 車重
SPORT(1.8Lターボ):1640~1660kg
X-BREAK(2.5Lハイブリッド):1730~1770kg
Premium(2.5Lハイブリッド):1750~1780kg - ※参考
・フォレスター(前モデル)
全長×全幅×全高:4625×1815×1715mm
ホイールベース:2670mm
・アセント
全長×全幅×全高:4998×1930×1819mm
ホイールベース:2890mm
スバル新型フォレスターのボディサイズは、前モデルから全長と全高を拡大することで、より広い室内空間が確保されています。
車体には、インナーフレームのみをアンダーボディに溶接で取り付け、その後アウターパネルを溶接するフルインナーフレーム構造を採用。
インナーとアウター側を溶接したうえでアンダーボディに取り付ける従来の製造方法より部品点数を減らし、ボルトによる骨格同士の接合をスポット溶接に置き換えることで10%高剛性化。
静粛性も高められ、高速道路などでも車内に入り込む音も低減。
加えて、新型フォレスターでは、モーターアシスト軸と、ドライバーのステアリング操作軸を別軸とした2ピニオン方式の電動パワーステアリングも採用することで、滑らかで応答遅れのないスポーティなステアリングフィールが実現されています。
最新装備!新型フォレスターの内装(インテリア)デザイン
▼スバル新型フォレスター「Premium」グレードの画像

▼スバル新型フォレスター「X-BREAK」グレードの画像

▼スバル新型フォレスター「SPORT」グレードの画像

▼参考:フォレスター(前モデル)
スバル新型フォレスターの内装には、質感や使い勝手をアップしたデザインや新世代システムが採用されています。
インテリアは、エクステリアと同じくグレードごとにアクセントカラーが変更され、それぞれの世界観を創出。
インフォテイメントシステムには、11.6インチの縦長フルHDタッチディスプレイ採用し、ナビやオーディオのほか、多彩な機能を直感的に使用できるように。
メーターにも12.3インチのフル液晶メーターが採用されています。


また、新型フォレスターでは設計を見直すことで後席の快適性をアップ。






パワーリアゲートは、足先のジェスチャーによる開閉に対応。
ラゲッジスペースはハイブリッドモデルで485L、ガソリンモデルで512Lが確保され、1250mmの広い開口部とスクエアな形状により積載性をアップし、さまざまなアクセサリーに対応するねじ込み式の取り付けポイントが採用されています。
よりタフな悪路仕様!新型フォレスターウィルダネスも!
▼新型フォレスターウィルダネスの画像


新型フォレスターには米国で、悪路走破性能を強化した「フォレスター Wilderness(ウィルダネス)」が発表されています。


新型フォレスターウィルダネスは、最低地上高を236mmまでアップする専用サスペンションを採用するほか、駆動力を高めるファイナルギヤ、トランスミッションクーラーを装備することにより、3500ポンド(約1588kg)の牽引に対応。






加えて、17インチのヨコハマGEOLANDARオールテレーンタイヤ、専用ホイール、800ポンド(約363kg)の荷重に耐えるルーフレール、専用デザインのエクステリア、インテリアを採用。
パワートレインには、2.5L水平対向エンジンが設定されています。
新世代HEV!スバル新型フォレスターのパワートレインとスペックは?

▼スバル新型フォレスターのパワートレインとスペック
- 水平対向4気筒1.8Lガソリンターボ【日本仕様】
出力:177ps/30.6kgm - 【フォレスターS:HEVハイブリッド】【日本仕様】
水平対向4気筒2.5Lガソリン+電気モーター
エンジン出力:160ps/21.3kgm
モーター出力:119.6ps/27.5kgm - 水平対向4気筒2.5L【海外仕様】
出力:183ps/24.6kgm - 駆動方式:4WD「シンメトリカルAWD」
スバル新型フォレスターには、最新の水平対向4気筒エンジンが採用されています。
組み合わせる4WDシステムはレスポンスを高め、アクティブトルクベクタリングを採用。走破性能を高める「X-MODE」も搭載。
▼参考:フォレスター「e-BOXER」(前モデル)のスペック
- 水平対向4気筒2L「FB20」+「e-BOXER」ハイブリッド
エンジン出力:145ps/19.2kgm
モーター出力:13.6ps/6.6kgm
新型フォレスターでは加えて、協力関係にあるトヨタのハイブリッドシステム「THS」からくる新システム「S:HEV」を設定。
これまで採用されていた「e-BOXER」ハイブリッドは、13.6ps/6.6kgmの出力を持つモーターによる低速トルクのアップがメインのマイルドハイブリッドとされていましたが、「S:HEV」ストロングハイブリッドシステムではEV走行範囲を拡大。
ハイブリッド車専用に開発された2.5L水平対向エンジンとあわせることにより燃費を改善するほか、瞬時に駆動力を配分することができるモーターにより4WDシステムの性能を向上。
オンロードでのコーナリング性能や、悪路での走破力が高められています。
18.8km/Lまで改善!スバル新型フォレスターの燃費は?
▼スバル新型フォレスターの燃費(WLTCモード値)
- 1.8Lターボ
SPORTグレード:13.6km/L - 2.5Lハイブリッド「S:HEV」
X-BREAKグレード:18.8km/L
Premiumグレード:18.4km/L
スバル新型フォレスターの燃費は、新世代ハイブリッドシステムを採用することにより改善しています。
前モデルは、1.8Lターボエンジンと2Lハイブリッド「e-BOXER」の燃費差がWLTCモード値で0.4km/Lとなっていましたが、新世代フォレスターハイブリッドではモーターによる走行範囲を拡大することで1.8Lターボエンジン+5.2km/Lとなる18.8km/Lまでアップしています。
▼参考:フォレスター(前モデル)の燃費
- 1.8Lターボ
・WLTCモード:13.6km/L - 2Lハイブリッド「e-BOXER」
・WLTCモード:14.0km/L
最新システム!スバル新型フォレスターの安全装備は?
スバル新型フォレスターには、ブランドの最新システムが採用されています。
最新のアイサイトでは、トリプルカメラとすることで、これまで搭載していたステレオカメラから画角を約2倍に拡大。
画像認識ソフトや制御ソフトを改良することで、より広く遠い範囲まで認識できるようにするほか、フロントガラス取り付け式に変更するとともに、レンズフードを採用することで、レンズに誤って触れることがないように。
加えて、低速での走行時に新型ステレオカメラよりも広角で、二輪車/歩行者を認識できる単眼カメラも採用することで、プリクラッシュブレーキで対応できるシチュエーションを拡大しています。
また「アイサイトX」では、3D高精度地図やGPS、準天頂衛星「みちびき」により自車位置を正確に特定。
カーブ前減速のほか、渋滞時(0km/h~約50km/h)に一定条件を満たした場合、自動車専用道路でハンズオフ走行が可能となります。
いつ?スバル新型フォレスターの発売日は?
フルモデルチェンジしたスバル新型フォレスターは、ロサンゼルスモーターショー2023にあわせ、2023年11月17日にワールドプレミアされ、2025年モデルとして米国で2024年春に発売。
日本では、前モデルの販売を2025年3月17日に終了し、新世代ハイブリッドモデル「S:HEV」を加え、2025年4月3日に日本仕様を公開、2025年4月17日に発売されました。
スバルは主力モデルのフォレスターを新世代とすることで、さらなるユーザーにアピールしていく予定です。
スバル・フォレスターを「おさらい」
▼スバル・フォレスター(初代)
▼スバル・フォレスター(2代目)
スバル・フォレスター(Forester)は、1997年に初代が登場したクロスオーバーSUVです。
フォレスターの車名の由来は、英語の「森をはぐくむ者」からとなっており、世界共通で使用されています。
インプレッサのワゴンにオフロード装備を搭載した「インプレッサ グラベルEX」の後継モデルとなり、初代と2代目はタフな外観を持つクロスオーバーワゴンのスタイルを採用。
WRCに参戦していたインプレッサをイメージするSTIモデルも設定されました。
▼スバル・フォレスター(3代目)
2007年に登場した3代目からはボディラインが大きく変更され、現行モデル同様のSUVデザインに。
▼スバル・フォレスター(4代目)
2012年に登場した4代目では、走行システムに「X-MODE」を新搭載し、ボタンでエンジン・トランスミッション・AWD・VDCの統合制御を行い悪路走破性を高めることができるようになりました。
▼スバル・フォレスター(5代目/前モデル)
2018年に登場した前モデルの5代目では、ガソリン車の排気量を2Lから2.5Lに拡大し、ハイブリッド「e-BOXER」も設定。
2020年の改良時には、2.5Lガソリンエンジンが新世代の1.8Lターボエンジンに変更され、環境性能がアップされました。
新型フォレスターについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!











