マツダが、コンパクトSUVとして販売しているCX-3のマイナーチェンジを予定しています。
マイナーチェンジにより性能を伸ばす新型CX-3のスペックや燃費などについて、最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】マツダ新型CX-3にマイナーチェンジ!
- マツダ新型CX-3の【主な変更点まとめ】
- マツダ新型CX-3の外装(エクステリア)デザインは?
- マツダ新型CX-3のボディサイズは?
- マツダ新型CX-3の内装(インテリア)デザイン
- マツダ新型CX-3のエンジンとスペックは?
- マツダ新型CX-3に「G-ベクタリングコントロールプラス(GVC Plus)」搭載!
- マツダ新型CX-3の走りを試乗動画でチェック!
- マツダ新型CX-3の燃費は?
- マツダ新型CX-3の安全装備は?
- マツダ新型CX-3に最上級特別仕様車「Exclusive Mods」設定!
- マツダ新型CX-3の価格は?
- マツダ新型CX-3の発売日は?
- マツダCX-3を「おさらい」
【最新情報】マツダ新型CX-3にマイナーチェンジ!
▼マツダ新型CX-3の画像
マツダが、「CX-3」のマイナーチェンジを予定しています。
マツダCX-3は、ブランドのコンパクトSUVとしてラインナップされており、走行性能と取り回しの良さが人気になっています。
マイナーチェンジする新型CX-3では、最新の車両制御システムや安全装備を採用することで魅力をアップします。
▼マツダ新型CX-30
【マツダ新型CX-30最新情報】新型SUV発売へ!SKYACTIV-Xやディーゼル、ロータリーEV、ボディサイズ、燃費、価格、発売日は?
マツダ新型CX-3の【主な変更点まとめ】
▼マツダ新型CX-3の改良点
- マツダの新世代車両運動制御技術「スカイアクティブ ビークル ダイナミクス(SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS)」第2弾となる「G-ベクタリング コントロール プラス(G-Vectoring Control Plus)」を採用
- インフォテイメントシステム「マツダ コネクト」を「Android Auto」と「Apple CarPlay」に対応
- 全車標準搭載する先進安全技術「i-ACTIVSENSE」のアドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)が「夜間歩行者検知」に対応
▽2018年5月改良
- 外装や内装に新デザインを採用しリフレッシュ
- 新開発した1.8Lディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 1.8」を搭載
- 安全装備に、夜間の歩行者認識精度を向上させた「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)夜間歩行者検知機能付」をマツダ車で初採用
- 次世代車両構造技術「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE」の一部を取り入れ、サスペンションや「G-ベクタリングコントロール」制御などに繊細なチューニングを施し、車両の姿勢変化をさらに滑らかに
- ディープレッドの専用ナッパレザーシートを採用した特別仕様車「Exclusive Mods(エクスクルーシブ モッズ)」を設定
▼マツダ新型CX-3の変更点解説動画
マツダ新型CX-3の外装(エクステリア)デザインは?
▼マツダ新型CX-3の画像
マツダ新型CX-3の外装は、“Exquisite&Edge(気品ある美しさと先鋭さ)”をテーマに、ブランドデザインである「魂動」をアップデートされています。
ラジエーターグリルやLEDリアコンビネーションランプ、アルミホイールなどのデザインを磨き上げ、グロスブラックのフォグランプベゼルやピラーガーニッシュ、サイドガーニッシュモールを採用することで、車格感が一段と引き上げられました。
マツダ新型CX-3を前モデルと比較!
▼CX-3の画像(前モデル)
マツダ新型CX-3を前モデルと比較すると、フロントグリルとリアランプの違いがわかりやすい特徴になります。
フロントグリルは新型CX-3でも横ラインになっていますが、すべて均等だったライン間の幅は2本のペアに変更され、より上質さが表現されています。
リアランプは、前モデルの角をもったランプ内の造形から、丸型の奥行きが感じられるスタイルに変更されました。
マツダ新型CX-3のボディサイズは?
▼マツダCX-3のボディサイズ
- 全長×全幅×全高:4275×1765×1550mm
- ホイールベース:2570mm
- 最低地上高:160mm
- 車重:1230kg(ディーゼル車は1270kg)
- 参考
・CX-5
全長×全幅×全高:4545×1840×1690mm
ホイールベース:2700mm
最低地上高:210mm
車重:1510kg
・CX-8
全長×全幅×全高:4900×1840×1730mm
ホイールベース:2930mm
最低地上高:200mm
車重:1780kg
マツダ新型CX-3のボディサイズは、上位モデルのCX-5から全長-270mm、全幅-75mmとすることで都市部でも扱いやすい設計になっています。
全高も-140mmと、CX-5とCX-8の差-40mmから大きく変更することで、コンパクトクロスオーバーのスポーティなスタイルをつくっています。
▼マツダCX-5
【マツダ新型CX-5最新情報】マイナーチェンジ2018年11月22日発売!2.5Lターボや6速MT、ハイブリッド、価格、燃費は?
▼マツダCX-8
【マツダ新型CX-8最新情報】予定の10倍を販売!価格や燃費、ボディサイズ、スペックは?
マツダ新型CX-3の内装(インテリア)デザイン
▼新型CX-3の画像
マツダ新型CX-3は内装もエクステリア同様に気品と先鋭さがコンセプトとされ、前モデルから質感が向上しています。
予定される改良では、インフォテイメントシステムの「マツダ コネクト」が「Android Auto」と「Apple CarPlay」に対応することで、スマートフォンとの連携を強化します。
▼参考:CX-3(前モデル)
ホワイトのシートは、前モデルで中央部分がブラックの2トーンとされていましたが、新型CX-3ではホワイトに統一されています。
フロントシート座面クッションには、ハイエンドモデル「CX-8」と同様に、振動軽減と減衰性に優れた高減衰ウレタンを採用することで、座り心地と乗り心地が向上しています。
また、新しく電動パーキングブレーキが採用されており、開放されたスペースを利用しセンターアームレストを追加することで、操作性や快適性を向上。
リアシートにも、カップホルダー付アームレストが装備されています。
室内空間はフロントとリアドアのアウターパネルの板厚の向上に加え、リアドアガラスの板厚をフロントドアと同じ4㎜に向上し、ドアシールの遮音性とルーフ部の吸音性をあわせてアップすることで室内に入り込む騒音を減少。
新開発タイヤが路面からの振動を抑制することで、不快なロードノイズも低減されています。
▼マツダ新型CX-3の室内サイズ
- 室内長×室内幅×室内高:1810×1435×1210mm
- 乗員:5人乗り
マツダ新型CX-3のエンジンとスペックは?
▼マツダ新型CX-3のエンジンとスペック
- エンジン
・直列4気筒2Lガソリン「SKYAVTIV-G2.0」【改良】
出力:150ps/19.9kgm
・直列4気筒1.8Lディーゼルターボ「SKYACTIV-D1.8」【新開発】
出力:116ps/27.5kgm - トランスミッション:6速AT or 6速MT
- 駆動:FF or 4WD
新型CX-3には、改良された2Lガソリンエンジンと、新開発された1.8Lディーゼルエンジンが搭載されています。
▼参考:マツダCX-3(前モデル)のスペック
- 直列4気筒2L「SKYAVTIV-G2.0」
出力:148ps/19.6kgm - 直列4気筒1.5Lディーゼルターボ「SKYACTIV-D1.5」
出力:105ps/27.5kgm
これまでCX-3のディーゼルモデルには、1.5Lエンジンが採用されていましたがマイナーチェンジでは1.8Lに排気量を拡大し、他にラインナップする2.2Lディーゼルエンジンと大きかった排気量差を近づけることでより走行性能をアップしています。
2Lガソリンエンジンは、上位のCX-5でも採用されていた改良モデルとなり、出力と環境性能を向上しています。
▼「SKYACTIV-G 2.0」の改良内容
- 耐ノック性を向上させるため、ピストンのエッジカット形状の変更や排気ポート形状の見直しを実施。高負荷状態での実用燃費やトルクの改善に貢献。
- ピストンスカート部の形状を最適化した「低抵抗ピストン」を採用することで機械抵抗を低減。実用燃費の改善と静粛性の向上に貢献。
- 冷却水の流量を適切に制御することでシリンダーからの熱逃げを削減。冬季を中心に暖気性が向上し、日常使用されるシーンにおける実用燃費の改善に貢献。
- 噴霧を改善するため、新ノズル付き拡散インジェクターを採用。理想的な高拡散噴霧により燃料がシリンダー壁面に付着する前に確実に気化することで効率的で無駄の少ない燃焼を実現。また、より正確な燃料噴射制御が行える新PCM(Powertrain Control Module)を採用することで、排出ガス中の粒子状物質(PM)を低減し、さらに優れた環境性能も実現
マツダ新型CX-3に「G-ベクタリングコントロールプラス(GVC Plus)」搭載!
マツダ新型CX-3の走行システムには、次世代車両構造技術「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE」の一部が取り入れられます。
「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE」は、フロントダンパーやフロントスタビライザー、コイルスプリングの改良とともに、「G-ベクタリングコントロール」制御、電動パワーステアリング制御などを繊細にチューニング。
改良では、「スカイアクティブ ビークル ダイナミクス(SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS)」の第二弾として、上位モデルの「CX-5」に搭載された新開発「G-ベクタリング コントロール プラス (G-Vectoring Control Plus)」が搭載されます。
「SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS」の第一弾である「G-ベクタリング コントロール(GVC)」は、ドライバーのハンドル操作に応じてエンジンの駆動トルクを変化させることで、車両の横方向と前後方向の加速度(G)を統合的にコントロールし、四輪への接地荷重を最適化してスムーズで効率的な車両挙動を実現する世界初の制御技術となっていました。
第二弾となる「GVC Plus」では、新たにブレーキによる車両姿勢安定化制御(直接ヨーモーメント制御)を追加することで、より高い安定化効果を実現。
旋回中のドライバーのハンドル戻し操作に応じて外輪をわずかに制動し、車両を直進状態へ戻すための復元モーメントを与えることで安定性を向上。
ヨー、ロール、ピッチの各回転運動のつながりを高い旋回Gの領域まで一貫させ、素早いハンドル操作に対する車両の追従性を高めるとともに、挙動の収束性を大幅に改善しています。
これにより、緊急時の危険回避能力を高めるとともに、高速走行時の車線変更や、雪道など滑りやすい路面環境においても、人間にとって制御しやすく、より安心感の高い動きに仕上げられています。
車両の姿勢変化をさらに滑らかにすることで、ドライバーがより安心して思った通りに操縦できる、意のままの操縦性能が追求されています。
サスペンションは応答性の向上にあわせて、タイヤの地面に接地するトレッド部分の構造とゴム部材の最適化とともに、サイドウォール部分の縦バネ剛性も最適化した新開発18インチタイヤを採用することで、路面からのさまざまな衝撃を柔軟に吸収。
路面の継ぎ目を乗り越える際の衝撃や乗り越えた後の振動も大幅に低減させることで、乗り心地が向上します。
マツダ新型CX-3の走りを試乗動画でチェック!
マツダ新型CX-3は試乗動画も公開されています。
細かなチューニングの積み重ねが高評価を受けています。
マツダ新型CX-3の燃費は?
▼マツダ新型CX-3の燃費(WLTCモード値)
- 1.8Lディーゼル
FF:複合23.2km/L、市街地21.3km/L、郊外23.5km/L、高速道路24.4km/L
4WD:複合21.2km/L、市街地19.7km/L、郊外21.6km/L、高速道路22.0km/L - 2Lガソリン
FF:複合16.2km/L、市街地11.9km/L、郊外15.9km/L、高速道路17.9km/L
4WD:複合15.2km/L、市街地11.9km/L、郊外15.9km/L、高速道路17.2km/L
新型CX-3の燃費は、世界標準のテスト形式を取り入れることで実燃費に近い新燃費モード「WLTC」の数値が公開されており、排気量をアップしたディーゼルモデルでも23.2km/Lの低燃費が確保されています。
2Lガソリンモデルは冷却水への熱逃げを削減することで、冬季を中心に実燃費が改善しています。
マツダ新型CX-3の安全装備は?
マツダCX-3の安全装備には、夜間の歩行者認識精度が向上した「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)夜間歩行者検知機能付」がマツダ車で初採用されています。
また、全車速追従機能付「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)」を新採用し、作動下限速度を0㎞/hまで拡大することで安全性を向上。
その他、「360°ビュー・モニター」を全車にメーカーオプション設定、「自動防眩ルームミラー」を全車に標準装備することで、より快適に運転を楽しむことができるようになっています。
▼新型CX-3の安全装備
- マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)
- アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート
- 360°ビュー・モニター
- AT誤発進抑制機能(前進/後退)
- アダプティブ・LED・ヘッドライト
- ハイ・ビーム・コントロールシステム
- 車線逸脱警報システム
- スマート・シティ・ブレーキ・サポート
- ブラインド・スポット・モニタリング
- リア・クロス・トラフィック・アラート
- リアパーキングセンサー(センター/コーナー)
マツダ新型CX-3に最上級特別仕様車「Exclusive Mods」設定!
▼マツダ新型CX-3 Exclusive Modsの画像
マツダ新型CX-3には、最上級モデルとなる特別仕様車「Exclusive Mods(エクスクルーシブモッズ)」が設定されています。
CX-3エクスクルーシブモッズは、素材と配色に注力することにより、先鋭さとモダンさが表現されています。
インテリアは専用にコーディネートされ、ディープレッドナッパレザーシート、インパネデコレーションパネルを採用。
高輝度ダーク塗装の18インチアルミホイール、スーパーUVカットガラス&IRカットガラス(フロントガラス・フロントドアガラス)も装備されています。
マツダ新型CX-3の価格は?
新型CX-3の価格は、現行モデルから維持されるとみられています。
現行モデルは前の改良時に、装備の追加などによりガソリン車で2万円ほどの価格アップになっていました。
排気量をアップしたディーゼル車は前モデルと3万円差に抑えられており、大きなイメージの変化なく選択できるようになっています。
▼マツダ新型CX-3の価格
▽ガソリンモデル
- 20S
6AT・6MT/FF:2,127,600円、6AT/4WD:2,353,600円 - 20S PROACTIVE
6AT・6MT/FF:2,332,800円、6AT/4WD:2,558,800円 - 20S PROACTIVE S Package
6AT・6MT/FF:2,430,000円、6AT/4WD:2,656,000円 - 20S L Package
6AT・6MT/FF:2,566,080円、6AT/4WD:2,792,080円 - 20S Exclusive Mods
6AT・6MT/FF:2,598,480円、6AT/4WD:2,824,480円
▽ディーゼルモデル
- XD
6AT・6MT/FF:2,436,480円、6AT・6MT/4WD:2,662,480円 - XD PROACTIVE
6AT・6MT/FF:2,630,880円、6AT・6MT/4WD:2,856,880円 - 20S PROACTIVE S Package
6AT・6MT/FF:2,728,080円、6AT・6MT/4WD:2,954,080円 - XD L Package
6AT・6MT/FF:2,836,080円、6AT・6MT/4WD:3,062,080円 - 20S Exclusive Mods
6AT/FF:2,868,480円、6AT/4WD:3,094,480円
マツダ新型CX-3の発売日は?
マイナーチェンジするマツダ新型CX-3は、2019年10月の発売が予定されています。
マツダは発売から3年を迎えたCX-3をリフレッシュし、全面改良を受けたCX-5、新しくラインナップされた3列シートSUVのCX-8と、販売好調な2台との相乗効果をアップしたい考えです。
マツダはCX-3の改良内容を取り入れた新型デミオの発売も計画しています。
▼マツダ・デミオ
【マツダ新型デミオ最新情報】マイナーチェンジ発売日は2018年8月!スペック、価格、ディーゼル燃費は?
▼次期型CX-3
【マツダ新型CX-3最新情報】フルモデルチェンジ!SKYACTIV-Xやディーゼル、ボディサイズ、燃費、価格、発売日は?
マツダCX-3を「おさらい」
▼マツダCX-3
マツダ・CX-3(シーエックススリー)は、2015年に初代となる現行モデルが日本で発売されたクロスオーバーSUVです。
「SKYACTIV TECHNOLOGY」とデザインテーマ「魂動-Soul of Motion」を全面採用した新世代車種の第5弾として投入され、CX-5の下位に位置するコンパクトSUVとされました。
エンジンは当初1.5Lディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 1.5」のみが設定され、2017年に海外で販売されていた「SKYACTIV-G 2.0」仕様が設定されるまでは、日本国内の乗用車で唯一のディーゼルエンジン専用車種でした。
SUVながら、マツダの他モデルからくる上質な内外装のデザインや、6速マニュアルトランスミッションを採用していることから、ディーゼルエンジンによる高い走行性能を楽しみたいユーザーに人気のモデルになっています。
新型CX-3については今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!