スバルのフラッグシップスポーツ「WRX STI」と、フォルクスワーゲン「ゴルフ」のハイパフォーマンスモデル「ゴルフ R」のドラッグレース比較映像
スペック差をひっくり返す装備?
2Lターボ 4WDバトル!フォルクスワーゲン ゴルフRとスバル WRX STIの差はミッションに
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排気量が同じ2Lターボエンジンを積みながら、280ps/38.7kgmの「ゴルフR」に対し、308ps/43.0kgmと少し有利な「WRX STI」
最大トルク発生回転数は、WRX STIが4400rpm、ゴルフRが1800rpmと差があるけれど、WRX STIもゴルフRの最大トルクとほぼ同じトルクを2200rpmで出すので、大きな違いはない
車重もWRX STIのほうが20kg軽い1480kgとなっているが、気になるのは同じ6速ミッションながら、ゴルフRは変速時間が短いデュアルクラッチ式という点だね
レースを見ると、スタートではWRX STIが若干リード
ここは車重と最大トルクの差がでているのかも
しかし、すぐにゴルフRが抜き返し、中盤どんどん差を広げる
レース終盤は若干差が縮まってきたかな?という気がするけれど、ゴルフRが大きなリードをもったままゴール
スペックの差をひっくり返した
この差がついた理由は、フォルクスワーゲンが長年煮詰めてきたデュアルクラッチミッションにありそう
ターボマシンでの素早い変速はターボラグを抑えることにもなるし、変速時間を短縮するだけではないメリットがある
WRX STIも変速時間を短くするため、シフトレバーを短くしたり、回転数をあわせるシンクロを多重化しているけれど、先に回転数をあわせておき、”クラッチをつなぎ替えるだけ”のデュアルクラッチ式とは差がでるようだ
デュアルクラッチ式 解説動画:DCTの構造を解説動画で
ラリーマシンとして使われることも多いWRX STIでは、構造がシンプルなマニュアルミッションのメリットはあるけれど、速さを追求したデュアルクラッチも魅力的
日本だとスポーツマシンに自動変速ミッションの組み合わせはあまり人気がないけれど、各社次世代ミッションの開発は進めているし、今後もう少し採用車が増えていくのかも