トヨタが、スポーツクーペ「MR2」のフルモデルチェンジ発売を予定しています。
新世代モデルとして復活するトヨタ新型MR2について、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】新世代!トヨタ「新型MR2」フルモデルチェンジ復活へ!
- トヨタ新型MR2の【変更点まとめ】
- 軽快に!トヨタ新型MR2の外装(エクステリア)デザインは?
- ドライブ空間!トヨタ新型MR2の内装(インテリア)デザイン
- パワフル!トヨタ新型MR2のパワートレインとスペックは?
- 改善!トヨタ新型MR2の燃費は?
- 走り重視!トヨタ新型MR2のボディサイズは?
- アップ!トヨタ新型MR2の価格は?
- いつ?トヨタ新型MR2の発売日は?
- トヨタ・MR2/MR-Sを「おさらい」
【最新情報】新世代!トヨタ「新型MR2」フルモデルチェンジ復活へ!
▼トヨタMR2
トヨタが新型MR2のフルモデルチェンジに向け、開発を進行しています。
トヨタMR2は、日本の自動車メーカー初のミッドシップスポーツとして制作され、後継モデルの「MR-S」は2007年まで販売されていました。
新型MR2は、2024年5月に新開発が発表されていた新世代エンジンを採用。
搭載される直列4気筒2Lターボエンジンは、これまで採用されていた直列4気筒2.4Lターボエンジンより体積を10%、全高を10%低減することで効率的なパワートレインの配置が可能とされ、エンジンフードの位置をダウンした新世代のエクステリアデザインにより空力性能をアップ。
また、燃焼効率を高めることで2028年以降に欧州で導入が予定されている厳しい排ガス規制「ユーロ7」にも対応する環境性能を確保しながら、既存エンジンより出力を向上。
最新のパワートレインや技術によりパフォーマンスを大幅にアップすることで、高い走行性能を楽しむことができるようになります。
▼トヨタ・MR-S
▼トヨタ86
▼トヨタ・スープラ
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トヨタ新型MR2の【変更点まとめ】
▼トヨタ新型MR2の変更点
- 最新高出力パワートレインを搭載
- 外装、内装を新世代デザインにアップデート
- より低重心とすることで、走行性能を向上
軽快に!トヨタ新型MR2の外装(エクステリア)デザインは?
トヨタ新型MR2の外装は、新世代のデザインとされます。
フロントは低く設計され、スポーツモデルとしての軽快さと、アップするパフォーマンスを感じることができるデザインとなり、空力性能も向上。
パワートレインを搭載するリアは、ワイドなスタンスとすることで走行安定性をアップ。
車体後端には、スポイラーを採用することで高速度域にも対応できる空力性能が確保されます。
ドライブ空間!トヨタ新型MR2の内装(インテリア)デザイン
トヨタ新型MR2の内装は、スポーツドライビングを優先しながらも、前世代から拡大される車体により余裕をもった空間が確保されます。
シートはキャビン後部にエンジンを搭載することで2シーターとされ、ピュアスポーツモデルとしての理想的なレイアウトがつくられます。
パワフル!トヨタ新型MR2のパワートレインとスペックは?
▼トヨタ新型MR2のエンジンとスペック
- 直列4気筒2Lガソリンターボ
- 出力:400ps/56.1kgm
- トランスミッション:6速MT or 8速AT
- 駆動方式:MR
トヨタ新型MR2のエンジンには、新世代の2Lガソリンターボエンジンが採用されます。
▼参考:トヨタ・MR2/MR-Sのスペック(前モデル)
- MR-2
直列4気筒2Lターボ
出力:245ps(ノンターボモデル:180ps) - MR-S
直列4気筒1.8L
出力:140ps
以前のMR2は最高出力245psとされていましたが、新型MR2では2024年5月に新開発が発表されていた新世代エンジンにより、パワートレインの体積と全高を抑えながら、出力を向上。
大きなトルクとMRレイアウトならではのトラクション性能の良さにより加速力をアップ。
同時に環境性能にも優れたパワートレインとされます。
改善!トヨタ新型MR2の燃費は?
▼トヨタ新型MR2の燃費
- 16km/L
トヨタ新型MR2の燃費は、最新パワートレインを搭載することにより改善されます。
以前のMR2は12.4km/L、コンパクトクラスとされたMR-Sでは14.8km/Lでしたが、新型MR2では16km/Lほどが見込まれています。
▼参考:トヨタMR2/MR-Sの燃費
- MR2:12.4km/L
- MR-S:14.8km/L
走り重視!トヨタ新型MR2のボディサイズは?
▼トヨタ新型MR2のボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4400×1850×1235mm
- ホイールベース:2550mm
- ※参考
▼MR2(前モデル)&MR-Sのボディサイズ
▽全長×全幅×全高
MR2:4170×1695×1235mm
MR-S:3895×1695×1235mm
▽ホイールベース
MR2:2400mm
MR-S:2450mm
▽車重
MR2:1210kg
MR-S:970kg
トヨタ新型MR2のボディサイズは、前モデルと同じくミドルクラスの2ドアクーペとされます。
前世代のトヨタMRシリーズとなるMR-Sでは、前のMR2より全長が短縮されコンパクトスポーツとされていましたが、新型MR2では全長を4400mmまで延長することで走行安定性を向上。
あわせて、以前は5ナンバーボディとするために1700mm以下に抑えられていた全幅も1850mmまで拡大することで、ワイド&ローなスポーツスタイルがつくられます。
アップ!トヨタ新型MR2の価格は?
▼トヨタ新型MR2の価格
- 800万円~
トヨタ新型MR2の価格は、より上級を意識した作りや高出力なエンジンの搭載によりアップします。
以前のMR2とMR-Sでは200万円台を中心とした設定とされていましたが、新型MR2はミッドシップレイアウトのプレミアムスポーツとされ、800万円台となります。
▼参考:トヨタMR2/MR-2の価格
- MR2:215万円~
- MR-S:207万9000円~
いつ?トヨタ新型MR2の発売日は?
フルモデルチェンジし復活するトヨタ新型MR2の発売日は、2026年が計画されています。
新型MR2は、「GR86」や「GRスープラ」と並ぶトヨタの主力スポーツモデルとすることで、ブランド力がアップされます。
トヨタ・MR2/MR-Sを「おさらい」
▼トヨタMR2(初代)
トヨタMR2は、初代が1984年に登場したミッドシップスポーツカーです。
日本の自動車メーカーでは、初の市販ミッドシップ車として販売されました。
「MR2」の車名の由来は「Midship Runabout 2seater」の頭文字からとなっています。
初代MR2の開発は、当時のトヨタ社長である豊田英二氏が「トヨタには将来、常識では考えられないひと味違ったクルマがあってもいいのではないか」と主査たちに語ったことから着手。
低コストと量産性を追求し幅広いユーザーが楽しめるミッドシップカーを目指し、足回り、エンジン、トランスアクスルは「E80型カローラ」から流用。
発売当初エンジンには直列4気筒1.5Lと1.6Lを搭載し最高130psを出力。後に1.6Lスーパーチャージャー仕様が設定され145psに。
1984年度の日本カーオブザイヤーも受賞しました。
▼トヨタMR2(2代目)
2代目は1989年にフルモデルチェンジし、ベース車をカローラからセリカに変更。
エンジンは2Lターボに変更され225ps(後期型では245ps)を出力。2Lノンターボモデルでは180psとされました。
また当時世界初の試みとして、ステアリングの切れ角に応じて光軸が左右に可動するステアリング連動フォグランプも採用されていました。
しかし、車重が前世代から200kgほどアップしていたことから足回りとブレーキの貧弱さが指摘され、1991年のマイナーチェンジ時にタイヤを14インチから15インチに大型化し、ブレーキやサスペンション性能も強化されました。
▼トヨタMR-S
MR2の後継モデルとなるMR-Sは1999年に登場し、パワーを上げた結果ピーキーな挙動と評価されたMR2から、パワーと車重を抑えたライトウェイトスポーツカーに変更。
車重はMR2の1210kgから970kgまで軽量化され、直列4気筒1.8Lエンジンにより140psを出力。
車名の「MR-S」の由来は「Midship Runabout Sports opencar(ミッドシップ・ランアバウト・スポーツオープンカー)」からとなっています。
海外でも当初車名を「MR-S」に変更する予定でしたが、英語圏では「Mrs.(ミセス)」に誤認されることから「MR2」のモデル名を継続使用。
米国ではオープンカーとなったことを明確にするため、「MR2スパイダー」として販売されました。
新型トヨタMR2については今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!