トヨタが、ハイエースのフルモデルチェンジとなる「300系」の発売を予定しています。
新世代となり魅力をアップする新型300系ハイエースのデザインやスペックと価格、燃費などをご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】新世代!トヨタ「新型ハイエース300系」フルモデルチェンジ発売!
- トヨタ新型ハイエースの【変更点まとめ】
- 新スタイル!新型ハイエース300系の外装(エクステリア)デザイン
- 使いやすく!トヨタ新型ハイエース 300系のボディサイズは?
- 広く!トヨタ新型ハイエース300系の内装(インテリア)デザイン
- パワフル!トヨタ新型ハイエース300系のエンジンとスペックは?
- 改善!トヨタ新型ハイエース300系の燃費は?
- 充実!トヨタ新型ハイエース 300系の安全装備は?
- 維持!トヨタ新型ハイエースの価格は?
- いつ?トヨタ新型ハイエース300系の発売日は?
- トヨタ・ハイエースを「おさらい」
【最新情報】新世代!トヨタ「新型ハイエース300系」フルモデルチェンジ発売!
▼トヨタ新型ハイエース300系の画像(海外仕様)
トヨタが、「ハイエース」のフルモデルチェンジ発売を予定しています。
トヨタ・ハイエースは、商用バンをメインとしながら、そのスタイルの人気からワゴンモデルも好調な販売を記録する主力モデルになっています。
ハイエースは、海外で2019年2月にフルモデルチェンジが発表され新世代に。
海外仕様に続きフルモデルチェンジする日本仕様の新型ハイエースは、国内の使用環境にあわせ最適化され、高い使い勝手を持つモデルに仕上げられます。
フルモデルチェンジするトヨタ新型ハイエースは、2025年8月の発売が予定されています。
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トヨタ新型ハイエースの【変更点まとめ】
▼トヨタ新型ハイエースの変更点
- ボディスタイルをキャブオーバーからセミボンネットに変更
- 3.5Lガソリン、2.8Lディーゼルエンジン搭載モデルを設定
- 4ナンバーボディに対応するボディタイプを継続設定
- 先進システムにより、高い安全性能を確保
- TNGAプラットフォームを採用した完全新設計ボディを採用し、乗り心地、静粛性、安全性能を大きく向上
- PHEVモデル、電気自動車の設定を予定
新スタイル!新型ハイエース300系の外装(エクステリア)デザイン
via:Spyder7
▼海外仕様ハイエースの画像
新型ハイエースの外装は、先に発表された海外仕様と同じく、乗員や歩行者の安全性を高める目的でセミキャブオーバーに変更、乗り心地も改善します。
▼参考:トヨタ ハイエース(現行モデル)
現行ハイエースはキャブオーバー型とされ、エンジンを運転席の下に配置するため荷室空間を大きくとることができていますが、乗員が車体の前面に位置するため衝突安全性を高めるのは難しいレイアウトになっています。
対して、新型ハイエースに採用されるセミキャブオーバーは、エンジンを車体前側に移動し、運転席がエンジンをやや覆うようにレイアウト。
現在主流のミニバンと同じく小さなボンネットを備え、衝突の際はエンジンルームをクッションとして使用することで高い安全性が確保されます。
加えて、エンジンが運転席から離れて配置されることで、フロントシートに伝わる振動やノイズを低減し乗り心地をアップします。
日本仕様では、現行モデルのデザインが人気になっているためボンネットが海外仕様より短く設計され、印象の変化が抑えられます。
使いやすく!トヨタ新型ハイエース 300系のボディサイズは?
▼新型ハイエースのボディサイズと比較
- 全長
4695~5915mm - 全幅
1695~1950mm - 全高
1985~2280mm - ※参考
▽ハイエース200系(200系/国内現行モデル)
・ロングバン:4695×1695×1985mm
・スーパーロング&ワイドボディ:5380×1880×2285mm
新型ハイエースのボディサイズは、現行モデルと同じく、複数の全長、全幅、全高の組み合わせから選択ができるようになります。
また、4ナンバーボディが国内で重要視されているため、全長4700mm以下×全幅1700mm以下×全高2000mm以下に適合するボディタイプが継続設定されます。
広く!トヨタ新型ハイエース300系の内装(インテリア)デザイン
トヨタ新型ハイエース300系では、後部スペースの設計を大幅に見直し、使い勝手がアップされます。
室内空間は、エンジンが運転席下から車体前に移動することでフロアが低くなり、乗員の乗り降りや荷物の積み下ろしのしやすさをアップ。
また、新型ハイエースでは、最大17人乗りに対応するスペースを確保。
運転席のレイアウト自由度も高め、ワゴンモデルを選択するユーザーの使い勝手も向上します。
▼参考:トヨタ・ハイエース200系
パワフル!トヨタ新型ハイエース300系のエンジンとスペックは?
▼直列4気筒2.8Lクリーンディーゼルエンジン
▼トヨタ新型ハイエースのエンジンとスペック
- 直列4気筒2Lガソリンエンジン
出力:136ps/18.6kgm - 直列4気筒2.8Lディーゼルエンジン「1GD」
出力:177ps/45.9kgm - V型6気筒3.5Lガソリン「7GR」
出力:280ps/37.2kgm - トランスミッション:6速AT
トヨタ新型ハイエースには、4ナンバーボディに対応する2Lガソリンエンジンのほか、3.5Lガソリン、2.8Lディーゼルエンジンが搭載されます。
2.8Lディーゼルエンジンは、優れた走行性能と環境性能を両立。
ガソリンエンジンは低中速域がトルクフルなセッティングとされ、車重がある新型ハイエースも軽快に加速。
新型ハイエースではその他、2Lエンジンに電気モーターを組み合わせたPHEVモデルや、完全電気自動車の設定が予定され、環境性能が高められます。
改善!トヨタ新型ハイエース300系の燃費は?
▼トヨタ新型ハイエースの燃費
- 2Lガソリン:10.0km/L
- 2.8Lディーゼル:13.5km/L
新型ハイエースの燃費は、エンジンが車体前に移動し冷却が効率化されることで、改善します。
最も燃費に優れるディーゼルエンジンでは13.5km/Lほどとされ、よりコストパフォーマンスに優れたモデルとなります。
▼参考:ハイエース(現行モデル)の燃費
- 2.8Lディーゼル
JC08モード:14.0km/L
WLTCモード:12.5km/L - 2Lガソリン
JC08モード:10.7km/L
WLTCモード:9.3km/L - 2.7Lガソリン
JC08モード:9.6km/L
WLTCモード:8.8km/L
※数値は全ボディタイプ中の最高値
充実!トヨタ新型ハイエース 300系の安全装備は?
新型ハイエースの安全装備には、トヨタの安全システム「トヨタセーフティセンス」が装備されます。
さらに、車両の安定性を確保するVSC&TRCや急な坂道での発進時に車両のずり落ちを一定時間抑えるヒルスタートアシストコントロールのほか、盗難防止に貢献するオートアラームが全車標準装備とされ、高い安全性が確保されます。
維持!トヨタ新型ハイエースの価格は?
▼新型ハイエースの価格
- 250万円~440万円
新型ハイエースの価格は、コストによりシェアが変化しやすい商用モデルのため、小幅の変更となります。
グレード展開もディーゼルやワイド、ロングボディと多彩なラインナップが維持され、幅広いユーザーのニーズに対応します。
▼参考:トヨタ・ハイエースの価格(現行モデル)
- バン: 2,439,500円~4,200,600円
【特別仕様車】
スーパーGL“DARK PRIME II”:3,290,600円 - ワゴン:2,946,600円~4,050,200円
いつ?トヨタ新型ハイエース300系の発売日は?
フルモデルチェンジする日本仕様トヨタ新型ハイエースは、2025年8月の発売が予定されています。
海外仕様は、フィリピンをはじめとした新興国で2020年から販売が開始されています。
トヨタは主力商用車であるハイエースを新世代とすることで、日本国内と新興国のそれぞれのユーザーニーズにこたえ、ブランド力をアップしていきたい考えです。
トヨタ・ハイエースを「おさらい」
トヨタ・ハイエース(HIACE)は、トヨタの子会社で商用車などの製造を担当するトヨタ車体が製作するワンボックスカーで、1967年に初代のH10系が発売され、現行型は5代目のH200系になっています。
ハイエースの車名の由来は、英語で「高級な」「より優れた」という意味の「High」に、以前販売されていた「トヨエース」からくる「エース」をあわせたものとなっています。
当初は、小型トラック「トヨエース」の小型バージョンとして企画されたことでトラックやショートホイールベース仕様も用意されていましたが、現行モデルはロング、スーパーロング、ワゴン、コミューター(マイクロバス)に集約。
ファミリーカーやアウトドアにも活用され、特にキャンピングカーへのカスタムにはトヨタもちからを入れています。
過去には兄弟車としてネッツ店で販売される「レジアスエース」も用意されていましたが、販売がバンタイプのみとなる以外は同じ仕様となっていました。
新型トヨタ・ハイエースについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!