BMWが、クロスオーバーSUV「X3」の新モデルを発表しました。
新モデルにより魅力をアップする新型X3について、スペック、価格、発売日などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】最上位!BMW新型X3Mを日本発売!
- BMW新型X3の【主な変更点】
- BMW新型X3の外装(エクステリア)デザイン
- 高スペック!BMW新型X3MとX3Mコンペティション設定!
- BMW新型X3のボディサイズは?
- BMW新型X3の内装(インテリア)デザイン
- BMW新型X3のパワートレインとスペックは?
- BMW新型X3を試乗動画でチェック!
- PHEV!BMW新型X3 xDrive30e発表!
- BMW新型X3の燃費は?
- BMW新型X3の安全装備は?
- BMW新型X3の価格は?
- BMW新型X3の日本発売日は?
- BMW・X3を「おさらい」
【最新情報】最上位!BMW新型X3Mを日本発売!
▼BMW新型X3Mの画像
BMWが、クロスオーバーSUVとして販売しているX3の新モデル「X3M」の日本発売を発表しました。
BMW X3はブランドのミドルクラスSUVとしてラインナップされ、クーペSUVスタイルを持つ「X4」、電気自動車「iX3」のベースモデルになっています。
新設定された新型X3Mは、最上位スポーツモデルとなり、ハイパフォーマンスなエンジンや駆動システムを搭載。
さらなる上位モデルとして「X3Mコンペティション」も用意されています。
▼BMW新型X3Mの動画
▼BMW X4
▼BMW iX3
【BMW新型iX3最新情報】電気自動車SUV公開!発売日やサイズ、スペック、価格は?
BMW新型X3の【主な変更点】
▼BMW新型X3の変更点
- 480馬力を出力するハイパフォーマンスモデル「X3M」を設定。
上位モデルとして510馬力の「X3Mコンペティション」をラインナップ - プラグインハイブリッドモデルとなる「X3 xDrive30e」を設定。
2L PHEVにより、EV航続距離50kmを実現 - X3 M40dを設定。
326馬力を出力するディーゼルエンジンを搭載し、Mスポーツ・ディファレンシャルを採用。
フェリック・グレーで統一したキドニーグリル、エア・インテーク、ミラーキャップ、さらにブラック・クローム仕上げのデュアル・エキゾースト・テールパイプと「M40d」のリヤバッチを装備
BMW新型X3の外装(エクステリア)デザイン
BMW新型X3の外装には、グリルを大型化し迫力を増したBMWの最新SUVデザインが採用されています。
ライトはLEDを使用した最新デザインとすることで、先進性が表現されています。
全体のスタイルはオーソドックスなSUVとしながらも、大径ホイールやエクステリアアクセントにより、都市部にもあうデザインに仕上げられています。
高スペック!BMW新型X3MとX3Mコンペティション設定!
▼BMW新型X3Mコンペティションの画像
BMWは、新型X3に設定するハイパフォーマンスモデル「X3 M」と「X3 Mコンペティション」を発表しました。
新型X3 Mは、BMW Mが手がける他モデルでも人気の最上級スポーツグレードとなりますが、前モデルでは用意されていませんでした。
新型X3Mでは、X4 M40iにも搭載されていた直列6気筒3Lターボエンジンのチューニングをさらにすすめ、最高出力を360psから480psにまであげて搭載。
さらなるパフォーマンスを持つモデルとして、510psのエンジンを搭載するX3Mコンペティションも用意されました。
X3Mは走行性能をアップするパーツとして、専用のサスペンションやハードなアンチロールバーを採用。
ボディは、フロントストラットタワーブレースとリアブレース、専用のリアアクスルコントロールアームにより、剛性がアップされています。
駆動システムには、アクティブMディファレンシャル、アダプティブMサスペンション、可変比率のMサーボトロニックステアリングシステムを搭載。
ブレーキには、フロント395mm、リア370mmの大容量システムが採用されています。
エクステリアには、専用ブラックグリルや大型のエアインテークを装備。
エアロダイナミックミラーキャップ、リアディフューザー、4テールパイプエキゾーストやスポイラー、オービットグレー仕上げの20インチホイールも採用されます。
上位グレードとなるX3M Competitionではベースモデルに加え、高光沢ブラックのアクセント、21インチホイール、ブラッククロームテールパイプを装備。
X3Mの室内には、Vernascaレザースポーツシートやレザースポーツステアリングホイール、専用のインストルメントクラスターやシフトレバーが採用され、より走りを楽しむことができるようになっています。
BMW新型X3のボディサイズは?
▼BMW新型X3のボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4720×1890×1675mm
- ホイールベース:2865mm
- 参考
・BMW X4
全長×全幅×全高:4760×1920×1620mm
ホイールベース:2865mm
BMW新型X3のボディサイズは、クーペSUVスタイルを持つX4と比較して、全長-40mm、全幅-30mmとされています。
しかし、全高は+55mmとすることで高さのある室内空間がつくられています。
BMW新型X3の内装(インテリア)デザイン
BMW新型X3の内装は運転席周りの設計が見直され、インストルメントパネルを低く、座席の位置を高くすることで前方の視界が広くなっています。
インフォテインメントシステムには10.25インチのタッチスクリーンを採用し、75%表示面積を拡大したヘッドアップディスプレイも設定。
操作はジェスチャーとボイスコントロールに対応し、機能を快適に使用することができるようになっています。
ラゲッジ容量は、クーペSUVのX4から通常時で+25Lの550L、後席を倒すことで+170Lの1600Lとなっています。
▼BMW新型X3の室内サイズ
- トランク容量(通常時):550L
- トランク容量(リアシート収納時):1600L
BMW新型X3のパワートレインとスペックは?
▼BMW直列4気筒2Lターボエンジン
▼BMW新型X3のパワートレインラインナップとスペック
- 【X3 xDrive20i】
エンジン:直列4気筒2Lガソリンターボ
出力:184ps/29.6kgm - 【X3 xDrive20d】
エンジン:直列4気筒2Lディーゼルターボ
出力:190ps/40.8kgm - 【X3 M40d】
エンジン:直列6気筒3Lディーゼルツインターボ
出力:326ps/69.3kgm - 【X3M】
エンジン:直列6気筒3Lガソリンターボ
出力:480ps/61.0kgm
0-100km/h加速:4.1秒 - 【X3Mコンペティション】
エンジン:直列6気筒3Lガソリンターボ
出力:510ps/61.0kgm
0-100km/h加速:4.0秒 - トランスミッション:パドルシフト付き8速AT
- 駆動:4WD「xDrive」
BMW新型X3には、直列4気筒2Lのガソリンとディーゼルのほか、3Lのディーゼルターボエンジン、最上位モデルのX3Mには3Lガソリンエンジンがラインナップされています。
2Lディーゼルエンジンは最高出力と最大トルクのどちらでも2Lガソリンエンジンを上回る仕上げとなっており、高いパフォーマンスを楽しむことができるようになっています。
M PerformanceモデルとなるX3 M40dでは、直列6気筒3Lディーゼルターボエンジンを搭載することで、最高出力は326馬力、最大トルクは7Lガソリン自然吸気エンジンに迫る69.3kgmを出力。
その大トルクを地面に伝えるためMスポーツ・ディファレンシャルが装備され、正確なトラクションコントロールとコーナリングが可能とされています。
新設定された最上位モデルのX3Mでは、兄弟モデルのX4にラインナップされていた3Lガソリンエンジンをベースにチューニングを行い、標準モデルで480ps、X3Mコンペティションでは510psを出力。
0-100km/h加速は4.0秒と、SUVトップクラスの性能に仕上げられています。
BMW新型X3を試乗動画でチェック!
BMW新型X3シリーズは、試乗動画が公開されています。
新世代となりあがった基礎性能やパフォーマンスが高い評価を受けています。
PHEV!BMW新型X3 xDrive30e発表!
▼新型X3 xDrive30eのスペック
- 直列4気筒2Lターボ+電気モーター
- システム出力:292ps/42.8kgm
- 0-100km/h加速:6.1秒
- EV航続距離:55km
- 充電時間:3時間30分
- 駆動方式:4WD
BMW新型X3には、プラグインハイブリッドモデルとなる「X3 xDrive30e」が発表されています。
BMW新型X3 xDrive30eは直列4気筒ガソリンターボエンジンと電気モーターの組み合わせにより最高出力292psを発生。
これにより0-100km/h加速は6.1秒、電気のみで55kmの距離を走ることができます。
リチウムイオン・バッテリーは後部座席の下に搭載されているため、荷室容量は450Lと他モデルとの変更がないこともアピールされています。
BMW新型X3の燃費は?
▼BMW新型X3の燃費
- xDrive20i(2Lガソリン):13.5km/L
- xDrive20d(2Lディーゼル):17.0km/L
- M40d(3Lディーゼル):14.9km/L
- xDrive30e(2Lプラグインハイブリッド):41.7km/L(欧州値)
BMW新型X3の燃費は、2Lガソリンモデルで13.5km/Lとなっています。
2Lディーゼルモデルは高いトルクを活かし17.0km/Lとされ、走行性能を重視するプレミアムSUVながら低燃費に仕上げられています。
上位モデルとして3Lディーゼルエンジンを搭載するX3 M40dでも、14.9km/Lと燃費の低下が抑えられています。
追加設定が予定されている2Lプラグインハイブリッドモデルは欧州値で41.7km/Lと発表され、クラストップレベルの燃費でX3を楽しむことができるようになっています。
BMW新型X3の安全装備は?
BMW新型X3の安全装備には、ルームミラー内にステレオカメラを内蔵し、ミリ波レーダーセンサーを前方に3基、後方に2基装備する先進システムが採用されています。
安全システムは、日常走行域での急停止や飛び出しなどを瞬時に判断して警告するとともに、夜間や悪天候下の性能も確保。
「ステアリング&レーン・コントロール・アシスト」「ACC/アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)」「レーン・チェンジ・ウォーニング」など、高速走行時や渋滞時に走行をサポートする機能を備え、安全性と利便性が向上しています。
BMW新型X3の価格は?
▼BMW新型X3の価格
- X3 xDrive20i:6,540,000円
- X3 xDrive20i xLine:6,990,000円
- X3 xDrive20i M Sport:7,020,000円
- X3 xDrive20d:6,790,000円
- X3 xDrive20d xLine:7,240,000円
- X3 xDrive20d M Sport:7,270,000円
- X3 M40d:8,750,000円
- X3M:12,920,000円
- X3Mコンペティション:13,940,000円
BMW新型X3の価格は、日本で654万円からに設定されています。
新設定されたX3Mは最上級モデルとなり、1292万円からに設定されました。
BMW新型X3の日本発売日は?
新設定されたハイパフォーマンスモデルの「X3M」は、2019年6月23日に日本で発売されました。
プラグインハイブリッドモデルの「X3 xDrive30e」は、2019年春にサウスカロライナの工場で製造が開始され、2019年後半に北米で発売される予定です。
日本発売日は2020年になるとみられています。
BMWはX3に新モデルをラインナップすることで、ミドルクラスSUVのブランド力をアップしていきたい考えです。
BMW・X3を「おさらい」
▼BMW・X3(初代)
BMW X3(エックススリー)は、初代が2004年に登場したクロスオーバーSUVです。
1999年に登場し大ヒットした上位モデル「X5」の成功から、ダウンサイズした3シリーズ版のクロスオーバーとして企画されました。
X5が5シリーズと多くのパーツを共有したように、X3も3シリーズと基礎を共有し、駆動方式にフルタイム4WDが組み合わせられました。
▼BMW・X3(2代目)
2011年に登場した前モデルの2代目では、より洗練されたデザインとすることで都市部のユーザーを意識。
3年後の2014年にはクーペSUVモデルとなる「X4」が新しくラインナップされ、上位モデルのX5、X6と同じくスタイルを選ぶことができるようになりました。
現行モデルとなる3代目は2017年に発売され、アルミ使用比率を増やしたボディにより前モデルから最大55kg軽量化し環境性能が高められました。
新型BMW X3については今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!