ホンダが、上級ミニバン「オデッセイ」のフルモデルチェンジに向け開発を進行しています。
新世代とされ魅力をアップする新型オデッセイハイブリッドやオデッセイアブソルートの改良点やスペック、価格などをご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】ホンダ「新型オデッセイ」にフルモデルチェンジ!
- 新型オデッセイの 【変更点まとめ】
- 上質!新型オデッセイの外装(エクステリア)デザイン
- 拡大!新型オデッセイのボディサイズは?
- 広々!新型オデッセイの内装(インテリア)デザイン
- 新世代!新型オデッセイのパワートレインとスペックは?
- 走り両立!新型オデッセイの燃費は?
- 新機能!新型オデッセイの安全装備は?
- 新型オデッセイの価格は?
- いつ?ホンダ新型オデッセイの発売日は?
- ホンダ・オデッセイを「おさらい」
【最新情報】ホンダ「新型オデッセイ」にフルモデルチェンジ!
ホンダが「オデッセイ」のフルモデルチェンジを計画しています。
ホンダ・オデッセイは、ブランドの上級ミニバンとして販売され、低燃費のオデッセイハイブリッドやスポーツモデルのオデッセイアブソルートがラインナップされていましたが、2021年末にホンダ狭山工場の閉鎖に伴い生産が終了されていました。
フルモデルチェンジする新型オデッセイでは、新世代のデザインやパワートレインを採用し、魅力をアップします。
新型オデッセイの 【変更点まとめ】
▼新型オデッセイの変更点まとめ
- エクステリア、インテリアに新世代のデザインを採用
- 全高を引き上げ、室内空間を拡大
- ガソリンエンジンのほか、オデッセイハイブリッドを設定
- 機能をアップした安全システム「Honda SENSING」を全タイプ標準装備
上質!新型オデッセイの外装(エクステリア)デザイン
新型オデッセイの外装は、バンパーやグリルに新世代のブランドデザインが採用され、力強い印象に仕上げられます。
グリルはよりワイドとし、サイドを強調したバンパーを組み合わせることで、上級ミニバンの存在感がつくられます。
リアは、最新のLEDランプを採用することで深みのあるデザインとされます。
ボディラインは前モデルで、ライバル車よりも低いルーフ高が特徴とされていましたが、室内空間を拡大するため高められ、より押し出し感のあるボディに設計されます。
拡大!新型オデッセイのボディサイズは?
▼ホンダ新型オデッセイのボディサイズ
- 全長×全幅×全高:4950×1820×1815mm
ホイールベース:2950mm - 参考
・オデッセイ(前モデル)
全長×全幅×全高:4840×1820×1685~1715mm
ホイールベース:2900mm
・ステップワゴン
ステップワゴンエアー:4800×1750×1840mm
ステップワゴンスパーダ:4830×1750×1845mm
ホイールベース:2890mm
ホンダ新型オデッセイのボディサイズは、前モデルから拡大されます。
前モデルは、ライバルのトヨタ・アルファード/ヴェルファイアより全長が110mm、全高が250mmほど小さく、スポーティな外観が特徴とされていました。
フルモデルチェンジする新型オデッセイでは、全長とホイールベースを延長することで室内空間の効率をアップ。
全高は前モデルのイメージを引き継ぎながらも、100mmほど高く仕上げられます。
広々!新型オデッセイの内装(インテリア)デザイン
新型オデッセイの内装は、ボディサイズの拡大により大きな空間がつくられ、より高い質感がつくられます。
2列目シートには前モデルで特徴になっていたプレミアムシートが設定され、低床設計とあわせることで、最上級セダン以上の高い乗り心地を味わうことができるようになります。
インテリアトリムには多彩なデザインが設定され、シートには本革素材を採用することで、プレミアムミニバンの魅力が表現されます。
装備されるインフォテイメントシステムも最新世代とされ、10インチのタッチ操作対応ディスプレイでApple CarPlayに対応することで、スマートフォンとの連携が強化されます。
新世代!新型オデッセイのパワートレインとスペックは?
▼ホンダ新型オデッセイのパワートレインとスペック
- 【ガソリン】
・直列4気筒2.4L
最高出力:175ps/6200rpm
最大トルク:23.0kgm/4000rpm
トランスミッション:CVT
駆動:FF or 4WD - 【オデッセイハイブリッド】
・直列4気筒2.0L+電気モーターハイブリッド「e:HEV」
エンジン最高出力:145ps/6200rpm
エンジン最大トルク:17.8kgm/4000rpm
モーター最高出力:184ps/5000-6000rpm
モーター最大トルク:32.1kgm/0-2000rpm
駆動:FF
ホンダ新型オデッセイには、2.4Lガソリンエンジンと2Lハイブリッド「e:HEV」が搭載されます。
ガソリンモデルでは、CVTに7速マニュアルモードも搭載することで、スポーティな走りを楽しむこともできるようになります。
▼ホンダe:HEV
ハイブリッドシステム「e:HEV」は、2つのモーターを搭載し、発電用と走行用のモーターを分けることで3つの走行モードが利用できるようになっており、1モーター式より高い環境性能を実現。
新型オデッセイハイブリッドでは、ユニットを小型化した最新モデルを採用することで室内空間の拡大に貢献するほか、燃費性能も高められます。
走り両立!新型オデッセイの燃費は?
▼ホンダ新型オデッセイの燃費
- ハイブリッド:21.5km/L
新型オデッセイの燃費は、ボディサイズを拡大しながら、新世代のパワートレインを採用することで高い燃費値が確保されます。
前モデルのオデッセイハイブリッドの燃費は、上級ミニバンながら前燃費規格JC08モード値26.0km/Lを達成。
新型オデッセイハイブリッドでは、より実燃費に近い新燃費規格WLTCモード値で21.5km/Lほどの数値が見込まれています。
▼参考:ホンダ・オデッセイの燃費(前モデル)
※JC08モード値
- オデッセイ(ガソリン)
FF:14.0km/L、4WD:13.0km/L - オデッセイハイブリッド
FF:26.0km/L
新機能!新型オデッセイの安全装備は?
新型オデッセイの安全装備には、先進システム「ホンダセンシング」が全車標準装着されます。
搭載されるホンダセンシングは、渋滞追従機能付アダプティブ・クルーズ・コントロールや前後誤発進抑制機能、オートハイビームの採用など、常にアップデートされており、最新の機能を利用することができます。
▼Honda SENSINGの機能
- 衝突軽減ブレーキ<CMBS>
- 誤発進抑制機能
- ACC<アダプティブ・クルーズ・コントロール>
- オートハイビーム
- LKAS<車線維持支援システム>
- 先行車発進お知らせ機能
- 歩行者事故低減ステアリング
- 路外逸脱抑制機能
- 標識認識機能
新型オデッセイの価格は?
▼新型オデッセイの価格
- 360万円~
ホンダ新型オデッセイの価格は、ボディサイズの拡大などによりアップします。
前モデルは298万円から用意され、ライバルのトヨタ・アルファード/ヴェルファイアよりスタート価格が37万円ほど低くなっていました。
新型オデッセイでは最新装備を採用しスタート価格を300万円台後半とすることで、より高い質感を求めるユーザーのニーズに対応していく考えです。
▼参考:ホンダ・オデッセイの価格(前モデル)
▽ガソリン車
- G・AERO Honda SENSING
FF:8人乗り 2,980,000円、7人乗り 3,066,400円
4WD:8人乗り 3,180,000円 - アブソルート Honda SENSING
FF:7人乗り 3,326,400円、8人乗り 3,240,000円
4WD:8人乗り 3,440,000円 - アブソルート・EX Honda SENSING
FF:7人乗り 3,540,000円
4WD:8人乗り 3,653,600円
▽オデッセイハイブリッド
- ハイブリッド Honda SENSING
FF:8人乗り 3,750,000円、7名 3,836,400円 - ハイブリッド アブソルート Honda SENSING
FF:8人乗り 3,850,000円、7名 3,936,400円 - ハイブリッド アブソルート・EX Honda SENSING
FF:7人乗り 4,150,000円
▽福祉車両
- G・AERO Honda SENSING サイドリフトアップシート車
FF:7人乗り 3,220,000円 - G・AERO Honda SENSING 助手席リフトアップシート車
FF:8人乗り 3,220,000円
4WD:8人乗り 3,410,000円
いつ?ホンダ新型オデッセイの発売日は?
フルモデルチェンジするホンダ新型オデッセイの発売日は、2023年が予定されています。
ホンダはステップワゴンに続き、オデッセイを新世代とすることで、ミニバンユーザーの要望に対応していく考えです。
ホンダ・オデッセイを「おさらい」
▼ホンダ・オデッセイ(初代)
▼ホンダ・オデッセイ(2代目)
ホンダ オデッセイ(Odyssey)は、初代が1994年に発売された上級ミニバンです。
ホンダが提唱した「クリエイティブ・ムーバー(生活創造車)」の第1弾として発売され、ミドルセダンのアコードのプラットフォームを使用した低ルーフのミニバンとして大人気になりました。
▼ホンダ・オデッセイ(3代目)
2003年に発売された3代目以降は、初代から続く特徴を「低床」「低重心」のキャッチコピーにあわせて進化させ、セダンより広い室内空間と気持ちがいい走りを両立しました。
▼ホンダ・オデッセイ(4代目)
▼ホンダ・オデッセイ(5代目)
4代目までは一般的なセダン型乗用車と同様に前ヒンジのドアを採用していましたが、2013年に発売された5代目では、最上級ミニバンとして販売されていたエリシオンと統合されたことにより、さらなる低床化と車高アップで室内空間を拡大し両側スライドドアが採用されました。
シリーズ通して、床下に収納可能な3列目シートが特徴となっており、8人が乗り込むことができる室内空間を確保しながら、必要なときにはワゴン以上のラゲッジスペースも利用できるようになっています。
新型ホンダ・オデッセイについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!