トヨタが、軽商用車ピクシスバンのマイナーチェンジを発表しました。
改良により魅力をアップする新型ピクシスバンの変更内容や価格などについてご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】トヨタ新型ピクシスバンにマイナーチェンジ!
- 新型ピクシスバンの【主な変更点まとめ】
- 新型ピクシスバンの外装(エクステリア)デザイン
- 新型ピクシスバンのボディサイズは?
- 新型ピクシスバンの内装(インテリア)デザイン
- 新型ピクシスバンのエンジンとスペックは?
- 新型ピクシスバンの燃費は?
- 新型ピクシスバンの安全装備は?
- 新型ピクシスバンの価格は?
- 新型ピクシスバンの発売日は?
- トヨタ・ピクシスバンを「おさらい」
【最新情報】トヨタ新型ピクシスバンにマイナーチェンジ!
▼トヨタ新型ピクシスバンの画像
トヨタが、ピクシスバンのマイナーチェンジを発表しました。
トヨタ・ピクシスバンは、ダイハツ・ハイゼットカーゴのOEM軽商用バンとして販売され、大きな室内空間と後輪駆動レイアウトによる力強い走りが魅力のモデルとなっています。
マイナーチェンジでは装備が強化され、より快適に使うことができるようになっています。
新型ピクシスバンの【主な変更点まとめ】
▼トヨタ新型ピクシスバンの変更点
- 歩行者認識にも対応した衝突回避支援システム「スマートアシストIII」を、従来のAT車に加えてMT車にも標準装備(スペシャル、デラックスを除く)
- スマートアシストIII搭載車に、左右後方の障害物を検知して警告音で知らせるコーナーセンサー(リア)やVSC&TRC、エマージェンシーストップシグナルなどの安全装備、IRカットガラス(フロントウィンドウ)、トップシェイドガラス(ブルー)などの快適装備を採用
▽2017年11月マイナーチェンジ時の変更点
- アイドリングストップ機能の追加などにより燃費を向上
- 内装と外装に新デザインを採用
- ステレオカメラを用いた衝突回避支援システム「スマートアシストⅢ」をAT車に採用し、歩行者も認識し作動する衝突回避支援ブレーキやオートハイビームなどを搭載したことで、高い安全性能を実現
- LEDヘッドランプを採用
新型ピクシスバンの外装(エクステリア)デザイン
▼トヨタ新型ピクシスバンの画像
新型ピクシスバンの外装はマイナーチェンジ時に、傷がついても手軽に交換可能なサイドカバー付きの新デザインフロントバンパーとリヤバンパーが採用されています。
ライトも新しくなり、リアをLEDリヤコンビランプとすることでデザイン性が向上しました。
新型ピクシスバンのボディサイズは?
▼新型ピクシスバンのボディサイズ
- 全長×全幅×全高:3395×1475×1765(標準ルーフ)~1875mm(ハイルーフ)
- ホイールベース:2450mm
- 車重:1000kg
トヨタ新型ピクシスバンのボディサイズは、全長と全幅が軽自動車規格をいっぱいまでつかった設計となっています。
全高はボディタイプにより変更され、ハイルーフは標準ルーフより110mm大きく、より広い空間を使うことができるようになっています。
新型ピクシスバンの内装(インテリア)デザイン
新型ピクシスバンの内装は、ブラック基調とすることで質感がアップされています。
改良では安全システムのスマートアシスト3搭載車に、IRカットガラス(フロントウィンドウ)、トップシェイドガラス(ブルー)などの快適装備が新たに採用されています。
インパネは前の改良時に新しいデザインとなり、マルチインフォメーションディスプレイ付メーターが採用されています。
新型ピクシスバンのエンジンとスペックは?
▼新型ピクシスバンのエンジンとスペック
- エンジン:直列3気筒660ccターボ
・最高出力:64ps5700rpm
・最大トルク:9.3kgm/2800rpm - 【クルーズターボ】
エンジン:直列3気筒660cc
・最高出力:46ps/5700rpm
・最大トルク:6.1kgm/4000rpm - トランスミッション:5速MT or 4速AT
- 駆動方式:FR or 4WD
新型ピクシスバンのパワートレインにはアイドリングストップ機能が追加され、電動パワーステアリングを採用することで環境性能がアップされました。
エンジンは以前と同じく自然吸気とターボンが設定され、5速MTもしくは4速ATを組み合わせ。
駆動方式はFR駆動をベースにしていることで、荷物を積み込んだときの加速でも大きな駆動力が確保できるようになっています。
新型ピクシスバンの燃費は?
▼新型ピクシスバンの燃費
- 自然吸気エンジン:17.8km/L(FRと4WD同値)
- ターボエンジン:18.8km/L(4WDモデルは17.8km/L)
※いずれも標準ルーフとハイルーフは同値
新型ピクシスバンの燃費は、アイドリングストップ機能と電動パワーステアリングの採用により、前モデルから改善しています。
改善幅は公表値で0.6km/Lとされていますが、実燃費の向上が特に大きくなっています。
新型ピクシスバンの安全装備は?
新型ピクシスバンの安全装備には、新しくダイハツの先進安全システムのスマートアシスト3が採用されました。
改良では、以前搭載されていたAT車のほか、マニュアルトランスミッション車にも採用が拡大されました。
▼スマートアシスト3の機能
- 衝突回避支援ブレーキ機能(対車両・対歩行者)
- 車線逸脱警報機能
- AT誤発進抑制制御機能(前方誤発進・後方誤発進)
- 先行車発進お知らせ機能
- ハイビームアシスト
これにより、自動ブレーキ機能が歩行者にも対応しています。
その他にも、改良では下記の装備が追加されています。
- VSC(ビークルスタビリティコントロール)
- リヤコーナーセンサー
- エマージェンシーストップシグナル
横滑り防止機能のVSC、リアの障害物検知するリアコーナーセンサーなどにより、安全性能が大幅にアップしています。
新型ピクシスバンの価格は?
トヨタ新型ピクシスバンは、安全装備のスマートアシスト3装着車と非装着車が用意され、価格差は6万5000円となっています。
最上位にはターボエンジンを搭載するクルーズターボも設定され、高い走行性能を使うこともできるようになっています。
▼トヨタ新型ピクシスバンのグレードと価格
- スペシャル
FR:5速MT 934,200円、4速AT 999,000円
4WD:5速MT 1,069,200円、4速AT 1,134,000円 - スペシャル“SA III”
FR:5速MT 999,000円、4速AT 1,063,800円
4WD:5速MT 1,134,000円、4速AT 1,198,800円 - スペシャルクリーンバージョン
FR:4速AT 1,020,600円
4WD:4速AT 1,155,600円 - スペシャルクリーンバージョン “SA III”
FR:4速AT 1,085,400円
4WD:4速AT 1,220,400円 - デラックス
FR:5速MT 1,026,000円、4速AT 1,090,800円
4WD:5速MT 1,161,000円、4速AT 1,225,800円 - デラックス“SA III”
FR:5速MT 1,090,800円、4速AT 1,155,600円
4WD:5速MT 1,225,800円、4速AT 1,290,600円 - クルーズ“SA III”
FR:5速MT 1,177,200円、4速AT 1,242,000円
4WD:5速MT 1,312,200円、4速AT 1,377,000円 - クルーズターボ“SA III”
FR:5速MT 1,296,000円、4速AT 1,360,800円
4WD:5速MT 1,431,000円、4速AT 1,495,800円
新型ピクシスバンの発売日は?
マイナーチェンジしたトヨタ新型ピクシスバンは、2018年12月10日に発売されました。
トヨタは商用車へも安全装備の搭載を拡大しており、ダイハツからのOEMモデルとなるピクシスバンでも高い安全性能をアピールしていく予定です。
▼トヨタ・ピクシストラック
【トヨタ新型ピクシストラック最新情報】スマアシ3t搭載マイナーチェンジ!燃費や価格は?
トヨタ・ピクシスバンを「おさらい」
▼トヨタ・ピクシスバン
トヨタ ピクシスバン(PIXIS VAN)は、初代が2011年に登場した軽貨物車です。
トヨタが販売する他の軽自動車と同じくダイハツからのOEMモデルとなっており、トヨタの軽自動車シリーズ「ピクシス」のモデル名が使用されています。
取扱販売店はトヨタカローラ店、ネッツ店が基本とされていますが、軽自動車比率が高い地域のうち取扱希望のあった青森県、秋田県、鳥取県、島根県、四国地区、福岡県を除く九州・沖縄地区では、トヨタ店・トヨペット店を含めたすべてのトヨタの販売店での取扱とされています。
2012年4月には、スバルのサンバーバンがハイゼットカーゴのOEMに切り替わったため3兄弟の車種となり、デッキバンなどの特装車がピクシスバンには設定されていないなど違いがありますが、価格や装備は同じになっています。
キャッチコピーは販売開始当初、初代ピクシストラックと共通で「働くわたしのピクシス バン」でしたが、2017年11月のマイナーチェンジ以降「働きモノのトヨタの軽です。」に変更されました。
新型トヨタ・ピクシスバンについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!