スズキが、SUV「SX4Sクロス」の改良発売を予定しています。
改良により魅力をアップするスズキ新型SX4Sクロスについて、スペックや価格、発売日などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】新パワートレイン!新型「SX4Sクロス」にマイナーチェンジ!
- スズキ新型SX4Sクロスの【主な変更点まとめ】
- 迫力!スズキ新型SX4Sクロスの外装(エクステリア)デザイン
- 上質!スズキ新型SX4Sクロスの内装(インテリア)デザイン
- 新世代!スズキ新型SX4Sクロスのパワートレインとスペックは?
- 悪路走破!スズキ新型SX4Sクロスの走行システムは?
- 大幅改善!スズキ新型SX4Sクロスの燃費は?
- 多彩な機能!スズキ新型SX4Sクロスの安全装備は?
- ブランド最大!スズキ新型SX4Sクロスのボディサイズは?
- アップ!スズキ新型SX4Sクロスの価格は?
- いつ?スズキ新型SX4Sクロスの発売日は?
- スズキSX4を「おさらい」
【最新情報】新パワートレイン!新型「SX4Sクロス」にマイナーチェンジ!
スズキが、SUV「SX4 Sクロス」のマイナーチェンジを予定しています。
スズキSX4 Sクロスはブランドの上級クロスオーバーSUVとしてラインナップされ、質感の高いつくりや力強い走りが評価されています。
改良される新型SX4Sクロスでは、新開発したハイブリッドパワートレインを搭載することが公式にコメントされており、走りと燃費性能を強化した最新モデルとなります。
▼スズキ・エスクード
【スズキ新型エスクード】マイナーチェンジ!最新情報、マイルドハイブリッド、燃費、発売日や価格は?
スズキ新型SX4Sクロスの【主な変更点まとめ】
▼スズキ新型SX4Sクロスの変更点
- 1.4Lターボエンジンに48Vマイルドハイブリッドを組み合わせた新開発パワートレインを搭載。
車重増加を抑え、走行性能と燃費を向上
▽2019年4月改良時の変更点
- ミリ波レーダー方式の衝突被害軽減ブレーキ「レーダーブレーキサポートII」を標準搭載
- フロントシートSRSサイドエアバッグ、SRSカーテンエアバッグを採用
- アダプティブクルーズコントロール(作動速度域は約40km/h~)を標準装備
- 助手席シートベルトリマインダー、エマージェンシーストップシグナルを装備
- フロント2トゥイーター&リア2スピーカーを採用
迫力!スズキ新型SX4Sクロスの外装(エクステリア)デザイン
スズキ新型SX4Sクロスの外装は、2017年の改良時により質感の高いデザインに変更されています。
フロントグリルには縦のラインがプラスされ、バンパーも起伏を持つことで迫力をアップ。
ヘッドランプとリヤコンビランプにはLEDが採用されています。
また、新デザインの17インチホイールと大径タイヤを採用することで車高をあげ、力強い外観と高い走破性能が実現されています。
上質!スズキ新型SX4Sクロスの内装(インテリア)デザイン
スズキ新型SX4Sクロスの内装は、ブランドの上級SUVとして質感が高められています。
2019年の改良では、フロント2トゥイーター&リア2スピーカーを新採用。
インテリアは、エアコンルーバーガーニッシュにサテンメッキ加飾、インパネセンターガーニッシュにピアノブラック塗装を使うことでデザイン性をアップ。
ステアリングは上下のほか前後への移動に対応し、最適なドライビングポジションをつくることができるように。
運転席と助手席の間には前後にスライドできるアームレストも装備され、快適性が高められています。
室内空間はブランド最大のボディサイズを使用し拡大され、前後シート間の距離は814mmを確保。
ラゲッジスペースはリアシートを使用する状態でも余裕持つことで、高い使い勝手がつくられています。
新世代!スズキ新型SX4Sクロスのパワートレインとスペックは?
▼スズキ製1.4Lターボ「ブースタージェット」エンジン
▼スズキ新型SX4Sクロスのエンジンとスペック
- 【1.4Lターボマイルドハイブリッド】【新設定】
エンジン:直列4気筒1.4Lターボ+48Vマイルドハイブリッド
最高出力:136ps/5500rpm
最大トルク:21.4kgm/2100-4000rpm - 【1.6Lガソリン】
直列4気筒1.6L
出力:117ps/15.4kgfm - トランスミッション:パドルシフト付き6速AT
- 駆動方式:FF or 4WD
スズキ新型SX4Sクロスには、新たに最新のマイルドハイブリッドシステムを組み合わせた1.4Lターボエンジンが搭載されます。
搭載されるマイルドハイブリッドシステムは、世界標準のWLTP検査値で最大20%ものCO2排出を削減し、エンジンをモーターがアシストすることでトルクを増加、15%の燃費向上を実現すると発表されています。
システムは48Vのリチウムイオンバッテリー、スタータージェネレーター(ISG)、48V-12Vコンバーターで構成され、バッテリーとコンバーターは重量配分を改善するためにフロントシート下に配置。
16km/h未満の速度で充電した電力のみを使用した走行も可能となり、都市部での燃費性能も大幅に改善されます。
この最新マイルドハイブリッドパワートレインは軽量化にも配慮し設計され、重量増を15kg未満に抑えることで効率をアップします。
トランスミッションにはパドルシフト付きの6速ATが採用され、ダイレクト感ある走りを実現。
駆動方式はFFと4WDから選択することができるようになります。
悪路走破!スズキ新型SX4Sクロスの走行システムは?
スズキ新型SX4Sクロスには、4WDシステムに「ALLGRIP」が採用されます。
「ALLGRIP」には、「AUTO」「SPORT」「SNOW」「LOCK」の4つのモードを用意。
▼スズキ「ALLGRIP」の走行モード
- 「AUTO」
走行状況にあわせ、燃費を重視したFFから4WDへ自動で変更 - 「SPORT」
4WDとエンジンの高回転を積極的に使用し、気持ちのいい加速やコーナリングを実現 - 「SNOW」
雪道やアイスバーンなどでグリップ力を重視し、トラクションコントロールや後輪へのトルク配分を制御し、走行安定性を向上 - 「LOCK」
ぬかるみや雪でスタックした時の緊急脱出時に、空転している車輪にブレーキをかけ、駆動輪を直結に近い状態で固定、前後輪へ最大限の駆動力を伝達
4WD制御と電動パワーステアリングを協調制御し、前後輪への最適なトルク配分とハンドル操舵トルクアシストにより、コーナリング中のアンダーステア傾向やオーバーステア傾向(車両横滑り傾向)を抑制して運転操作がアシストされます。
ブレーキには4輪ディスクブレーキが採用され、急なカーブや下り坂でも安定した制動力を発揮することができるようになります。
大幅改善!スズキ新型SX4Sクロスの燃費は?
▼スズキ新型SX4Sクロスの燃費
- 48Vマイルドハイブリッド:19.0km/L
スズキ新型SX4Sクロスの燃費は、マイルドハイブリッドシステムを採用することで大幅に改善します。
前モデルはFF車で16.2km/Lとされていましたが、新型SX4Sクロスでは19.0km/Lが見込まれ、低速で電力のみを使用した走行も可能とすることで内燃機関搭載車が課題とする市街地での燃費性能も改善します。
▼参考:スズキSX4Sクロスの燃費(現行モデル)
- 1.6Lガソリン
FF車:16.2km/L
4WD車:15.2km/L
多彩な機能!スズキ新型SX4Sクロスの安全装備は?
スズキ新型SX4Sクロスの安全装備は、2019年の改良時にミリ波レーダー方式の衝突被害軽減ブレーキ「レーダーブレーキサポートII」が標準装備され、安全性が高められました。
改良ではその他、「フロントシートSRSサイドエアバッグ」「SRSカーテンエアバッグ」「アダプティブクルーズコントロール」などが新たに標準装備され、安全機能が充実しています。
ブランド最大!スズキ新型SX4Sクロスのボディサイズは?
▼スズキ新型SX4Sクロスのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4300×1785×1595mm
- ホイールベース:2600mm
- 最低地上高:185mm
- 車重:1150kg
- ※参考
・スズキ エスクード
全長×全幅×全高:4175×1775×1610mm
ホイールベース:2500mm
最低地上高:185mm
車重:1220kg
スズキ新型SX4Sクロスのボディサイズは、価格が50万円ほど高価に設定されているエスクードと比較して大きく設計されており、ブランドのSUVで最大となっています。
SX4 Sクロスは都市部で使うユーザーが重視されていますが、2017年の改良時には17インチホイールと大径タイヤを採用することで最低地上高が20mm高い185mmとされ、オフロードでの走行性能もアップしています。
アップ!スズキ新型SX4Sクロスの価格は?
▼スズキ新型SX4Sクロスの価格
- 1.4Lターボ+マイルドハイブリッド:240万円~
- 1.6Lガソリン:220万円~
スズキ新型SX4Sクロスの価格は、最新のマイルドハイブリッドパワートレインを搭載し上位グレードでアップします。
アップ幅は20万円ほどが見込まれていますが、大幅に走行性能と燃費を伸ばすことでアピールされます。
▼参考:スズキSX4Sクロスの価格
- 【1.6Lガソリン】
FF:218万200円
4WD:240万200円
いつ?スズキ新型SX4Sクロスの発売日は?
改良されるスズキ新型SX4Sクロスは、2020年4月の発売が予定されています。
生産はハンガリーの子会社マジャールスズキで生産され、日本では輸入車として販売されます。
スズキはブランドの上位SUVモデルであるSX4Sクロスに最新のパワートレインを搭載することで、魅力をアピールしていきたい考えです。
スズキSX4を「おさらい」
▼スズキSX4(初代)
▼参考:フィアット・セディチ
スズキSX4(エスエックスフォー)は、初代が2006年に登場したクロスオーバーSUVです。
車名の由来は、「S」がSPORT、「X」がクロスオーバー、「4」は4WDと4SEASONS(四季)からとされました。
初代はフィアットとの共同開発車として制作され、スズキ「スイフト」のプラットフォームやエンジンを使用し製造。
デザインはジョルジェット・ジウジアーロ率いるイタルデザインが担当し、「X-OVERREVOLUTION(クロスオーバーレヴォリューション)」を開発コンセプトとし、スポーティーコンパクトカーとSUVを融合させたモデルとして開発。
フィアットでは「セディチ」のモデル名で販売されました。
2007年にはセダンも発表され、それまで販売されていた「エリオセダン」の後継モデルとなりました。
▼スズキ・SX4Sクロス(現行世代/前期型)
2代目の現行モデルは2013年に登場し、正式発表前に公開されていたコンセプトカー「S-Cross」をモデル名に加えた「SX4 S-Cross」に変更。
ボディサイズは初代ユーザーからの要望に応え拡大され、車格を欧州BセグメントからCセグメントにアップ。
ボディタイプは4ドアセダンを新モデルの「シアズ」に引き継いだことで、ハッチバック型のSUVのみとされました。
4WDシステムには、それまでの「i-AWD」から進化した新開発の「ALLGRIP」が採用され、車両の挙動変化後の対応だけでなく、挙動変化を予測して車両が不安定になる前に対処するフィードフォワード制御が搭載されました。
エンジンには日本にも導入されるスズキ製1.6Lガソリンのほか、欧州ではフィアット製の1.6Lディーゼルターボと6速MTの組み合わせがラインナップされています。
新型スズキ・SX4Sクロスについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!